※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

34 / 40
現在、7人と二人

奥井 詩織
        神藤 栞
北浦 亮
        破軍 芳人(ほくと せいじ)
渋谷 真央
        ・・
滝嶋 結子

塚本 美穂(死)

野村 藍

藤沢 彩菜

結城 真莉

・・・・・・・ 


×人目・・・・・・・、×人目・・

「見てごらん、真莉

 真央ちゃんに詩織ちゃん

 

 これがお父さんが

 作った電子製品

 

 TVや

 パソコン・・

 

 みんなの持ってる

 スマートフォンにも

 入ってるんだぞ」

 

と三人の少女は持っているスマホに目をやる

 

「すごいな真莉ちゃん!

 

 スマホもう持ってたのか

 

 うちの真央なんて

 ついこの間やっと買えたばかりなのに・・」

 

「そうなんだ

 子供にスマホなんて

 贅沢かな?」

 

「いや・・・・親父さんは

 もっと贅沢しても

 いいっすよ・・・・」

 

「そうです!

 こんな下請に

 甘んじてないで

 もっとどかん! と・・・・」

 

「利益や効率を

 重視すればこの品質は

 維持できない

 

 私は家族同然のみんなと

 一歩ずつ前進

 したいんだ

 

 な?

 

 岸君

 森岡君」

 

・・・・・・・ ・・

 

「どういう

 ことだ・・!?」

 

「わ わかりません・・・・

 

 机の上にこれが」

 

「岸君 森岡君と

 連絡がつかない!?

 

 あの二人が

 いなければ

 仕事にならない!」

 

「社長・・・・きっと

 藤沢です!」

 

「何・・?」

 

「藤沢グループが

 あの二人を引き抜いたんですよ!!」

 

その会話を真莉や

真央、詩織は三人で聞いていた

 

・・・・・・・ ・・

 

燃え盛っているこの学校は

黒枯中学校

 

そこでは二人の少女が

対峙をしていた

 

「はあ・・

 

 はあ・・」

 

白咲高校 元3年3組 出席番号28番

 

結城 真莉

 

「ふう・・・

 

 ふう・・・」

 

同じく元3組 出席番号16番

 

滝嶋 結子

 

それぞれナイフと刺又をもって

挑んでいる

 

「あと少し・・

 

 あと少しで

 あの女に・・

 

 あの男への復讐を遂げられるのに・・

 

 こんなところでおまえらに邪魔されてたまるかあああ!!」

 

「何が復讐よ!

 

 あなたのそのくだらないわがままで

 彩奈の人生を狂わせて・・・

 

 そんなことしてあなたのお父さんが

 喜ぶと思ってるの!?」

 

「っ・・」

 

・・・・・・・ ・・

 

「お父・・・さん・・

 

 お花・・

 

 積んできたよ・・」

 

工場が倒産し

請求書や通告

 

それらが机に広げられている

 

「だってお父さん

 言ってた・・

 

 毎日・・

 お花を・・って

 

 だから私・・!」

 

すると

 

「・・・・・

 

 真莉・・」

 

真莉の父は優しく真莉を包み込む

 

「どうかお前は

 きれいな心のまま・・

 

 幸せに・・」

 

そう告げる

 

・・・・・・・ ・・

 

父と母の写真の前に

座っている真莉

 

その彼女の後ろに立っている

真央と詩織

 

「悔しくねーの真莉・・

 

 親父さんもおふくろさんも

 「藤沢」に殺された

 ようなもんだろ

 

 奴らにすべて

 奪われて・・

 何も知らないやつらに

 好き放題

 言われて・・」

 

真央が言う

 

「・・・やめて・・

 

 もういやなの・・

 

 これ以上悲しみや

 憎しみ、恨み・・

 

 そんな感情を抱きながら

 生きていきたくない

 

 それにね・・」

 

真莉は二人のほうに向く

 

「私のこと娘として

 引き取ってくれるってところが

 見つかったの・・

 

 私決めた・・

 

 人生をやり直すんだって・・

 

 それで幸せになって

 天国にいるお父さんを安心させてあげるんだって・・

 

 だから二人も・・

 

 離れ離れになっちゃうけど・・

 

 絶対幸せになってね・・

 

 そうしたら・・

 

 また会っていっぱいおしゃべりしよ?」

 

・・・・・・・ ・・

 

「・・・結子・・

 

 私もね・・

 

 何もはじめっから

 復讐なんて考えたわけじゃないわ・・」

 

「え?」

 

真莉は急に落ち着いたように

話をした

 

「怒り、憎しみ、悲しみ・・

 

 そんな感情なんて忘れて・・

 

 平穏に生きていきたい・・

 

 そう思ったわ・・

 

 でもね・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現実はそうはいかないのよ・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・ ・・

 

真莉が中学生のころ

 

真莉は結城家に養子として

もらわれた日

 

リビングに行くと

そこには

 

「お誕生日おめでとう!」

 

「おめでとう!」

 

「ありがとう、お父さん、お母さん」

 

実子である妹の誕生日を祝う

養父母の姿が

 

「おめでとう」

 

真莉も思い切ってお祝いの言葉をかけた

 

だが

 

「あ、何いたの?

 

 黙っててくれる?

 

 今お父さんとお母さんから

 祝いの言葉かけてもらってるんだから」

 

「そうだぞ真莉

 

 今日はめでたい日なんだ」

 

「邪魔しないで!」

 

ひどい言われようだった

 

実子が生まれてから家に

真莉の居場所はなかった

 

・・・・・・・ ・・

 

学校ににいても何も変わらなかった

 

「まったく

 

 どうしてお前は

 いつもいつも問題ばかり起こすんだ・・・・」

 

「すいません・・」

 

職員室で頭を下げる真莉

 

周りの教師たちも

またかと言わんばかりに

 

その光景を見ていた

 

その様子を愉快に見ているのは

 

何と真莉の妹だった

 

そう

 

妹は自分の起こした問題を

真莉に押し付けていたのだ

 

理由は・・・・・・・・ ・・

 

「あ、真莉

 

 丁度良かったわ

 

 お金貸してよ」

 

「そんな

 

 だって今お金・・」

 

「そこにあるじゃないのよ!」

 

「これは学費で・・」

 

「知らないわよ

 とっとと渡しなさいよ!

 

 それとも・・

 

 路頭に迷いたい?

 

 それでもいいなら

 別にいいけど?」

 

「・・・ひっ・・」

 

身寄りのない真莉は

仕方なく言うことを聞くしかなかった

 

「じゃあ、行こっか?」

 

「ねえ、いいのこんなことして?

 

 お姉ちゃんなんでしょ?」

 

「そんなわけないじゃん

 

 私は実子であいつは養子・・・・

 

 どっちが上かなんて

 言うまでもないでしょ?

 

 それにね知ってる?

 

 あいつの本当の父親はね

 遊ぶ金欲しさに借金した挙句に

 それを踏み倒した・・・・

 

 人間のクズよ?

 

 クズの娘だって

 クズに決まってるでしょ?」

 

「うわ、マジで

 さいってー」

 

毎日がこうである

 

真莉は居場所すらも

奪われて行った

 

・・・・・・・ ・・

 

「・・・・・」

 

片手にお花を持っている真莉

 

だがそこに

 

「おい!」

 

「え・・」

 

怪しげな男たちに囲まれる

 

「いや!

 

 離して!!」

 

「お前の自称妹に訊いたぜ?

 

 お前の本当の父親は

 借金しまくった挙句に

 自殺して踏み倒したドロボー野郎だ!」

 

「うっわまじ!?

 

 サイテー!!」

 

「ドロボーの娘のくせに

 何で学校なんか通ってんだよ!」

 

「クズの子供も

 クズなんだよ!!」

 

「犯罪者の子供が

 何されようが

 文句言う資格なんてねえんだよ

 

 あははは!!!」

 

「や・・

 

 やめ・・

 

 助け・・」

 

するとそこに

一人の人物が現れる

 

「あ、なんだお前・・・」

 

「真莉から離れなさい・・・」

 

その人物は黒いコートに身をまとい

フードで顔を隠している

 

「ああん?

 

 こんなクズの娘を

 守ろうなんて言うのか?」

 

「クズがあんたたちのほうでしょ?

 

 このクズ!」

 

「ガキが

 

 なめてんじゃねえええ!!!」

 

と一人の男性がとびかかっていくが

 

その人物はその男を蹴りをくわえてねじ伏せた

 

「なめてんじゃねえええ!!!」

 

男たちは次々と

向かっていくもその人物に

 

次々と打ちのめされていくのであった

 

「あ・・・ああ・・」

 

その人物はゆっくりと

真莉に歩み寄っていく

 

「大丈夫真莉?」

 

「え・・?」

 

フードを脱ぐと

その素顔は

 

詩織だった

 

「久しぶりだね、真莉・・・」

 

「詩織、ぐす

 

 あああ!!」

 

彼女に抱き着いて泣き叫ぶ真莉

 

「詩織・・

 

 詩織・・

 

 何で・・

 

 何で私はこんな目に合うの・・

 

 私はただ幸せになりたかっただけなのに・・

 

 お父さんの分まで・・

 

 私がいったい・・

 

 何をしたっていうの・・」

 

ぐずる真莉

 

「ううん

 

 真莉は何も悪くない・・・

 

 悪いのは藤沢だ」

 

「え・・・?」

 

と真莉の両頬に手を添える詩織

 

「ねえ、真莉・・・

 

 一緒に復讐しよ?

 

 あの男に・・・

 

 この世界に・・・

 

 私や真央と一緒に」

 

「真央・・

 

 真央もいるの!?」

 

「もう大丈夫・・・

 

 真莉は一人じゃないよ・・・

 

 私や真央がいる・・・

 

 だから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一緒に復讐しよう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・ ・・

 

「・・・私は悟った

 

 今のままじゃ幸せになんて

 絶対になれない・・

 

 だから決めたのよ・・

 

 あの女、あの男に復讐をするってね!」

 

「・・・あなたにそんな過去が・・」

 

結子はそれを聞いて

手に持っていた刺又を無意識に

降ろしてしまう

 

「があああ!!」

 

「むぐ!」

 

真莉はそこに

とびかかり

 

結子を押さえつける

 

「私は間違っていたのよ

 

 復讐を果たさなければ

 幸せになんてなれないってね

 

 あんたも不幸よね

 

 彩奈や破軍の奴に合わなければ

 こんな目に合うこともなかったのに・・」

 

「ぐう・・・」

 

「あの女はあんたや

 藍、美穂のことも使い捨てにした

 

 まさにあの男そっくり・・

 

 でも私は違うわ・・

 

 私は真央や詩織のこと

 仲間だって思ってるもの・・

 

 あの女とは違う!」

 

「そうね・・・

 

 あなたと彩奈は違うわ・・・

 

 自分のしていることの自覚のある彩奈と

 自分のしていることを正当化しようとしてるあなたとは

 

 まったく違う!」

 

「うるさい!」

 

首を絞める真莉

 

「私があの地獄の中で

 何度死にたいって思ったのよ!

 

 でもそれだって間違いよ

 

 私が命を絶ったところで

 何にも変わらない・・

 

 私の正しさを証明する・・

 

 絶対にね!

 

 これは正義の鉄槌よ!!」

 

「何が正義よ!

 

 復讐したいなら

 こんな回りくどいことじゃなくって

 堂々としなさいよ!!

 

 この卑怯者!!!」

 

「黙れえええ!!

 

 私は正しい!

 

 私は間違ってない!!

 

 それを証明してやる!!!

 

 うがあああ!!」

 

と首を絞める力を強める真莉

 

とそこに・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめなさいよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐう・・!?」

 

「あ・・?」

 

そこに現れたのは

 

「結子を・・・

 

 離しなさい!」

 

と杖を振るって

真莉の体を殴りつけた

 

「きゃ!」

 

真莉は飛ばされ

結子の体から離れる

 

「結子大丈夫!?」

 

「彩奈・・・

 

 どうしてここに・・・」

 

すると

 

「があああ!!」

 

真莉はナイフをもって

彩奈に向かっていく

 

彩奈は杖を振るって

真莉の手を攻撃しナイフを

取り上げた

 

「美穂が死んだわ・・・」

 

「っ!?」

 

「もともと美穂は

 病気がちだった・・

 

 でもそれでも・・

 

 美穂は私のために

 行動してくれた・・

 

 でも私は・・

 

 そんな美穂を信じられなかった・・

 

 まったく・・

 

 怒りを通り越して滑稽よ・・」

 

すると

 

「何よそれ・・

 

 同情のつもり?

 

 あの女を黒幕だと

 思っていたくせにか!?」

 

「そうね・・・

 

 私は恵美や結子

 美穂のことを信じられなかった・・・

 

 挙句に私は三人とも

 私のせいで人生が滅茶苦茶にされて・・・

 

 でも私はこの業を

 背負う!」

 

すると

 

「背負うだと?」

 

「そうよ・・・

 

 だから私のけじめは

 私がつける・・・

 

 だからあんたとの決着は・・・

 

 私がつける!」

 

「ハハハ・・

 

 あははは・・

 

 あーっはっはっはっ!!

 

 笑わせんじゃねえええ!!」

 

と真莉は燃えている何かを

彩奈にけりつけてひるませ

 

またがり首を絞める

 

「決着はつくのよ!

 

 あんたは死に

 私が生きる・・

 

 それをもって

 私の復讐は完了する・・

 

 思い知らせてやる・・

 

 あの男に・・

 

 あんたの父親に

 味合わせてやる

 

 大切なものを失う

 その絶望をね!」

 

「ぐう・・・」

 

首を絞められる彩奈

 

だがそこに

 

「彩奈ぢゃあああん!!」

 

一人の人物が

飛び込んでいく

 

その人物は

 

「藍・・・!?」

 

「んな!?」

 

「彩奈ぢゃんがら離れろおおお!!」

 

元3年3組 出席番号21番

 

野村 藍

 

彼女は真莉の体に

刃物を突き刺す

 

だが真莉はそれに

早く反応したので

 

片腕を負傷しただけに

すんだ

 

「こんな燃えた建物に

 突っ込んできた挙句に

 

 この私を刺そうとするなんてな・・

 

 お前なんかに私を殺せるかよ!」

 

「・・・・・」

 

そこに

 

「真莉!」

 

同じく元3組 出席番号12番

 

渋谷 真央

 

彼女も現れる

 

「真央・・

 

 遅いわよ!」

 

「わ、悪い・・

 

 それにしても

 これは・・」

 

「説明なんていらないわ

 

 手伝いなさい・・

 

 一緒にこの女を殺すの・・

 

 殺して思い知らせる・・

 

 あの男に私の苦しみをね」

 

真莉は腕を抑えながら

倒れている彩奈のほうを見る

 

すると

 

「残念ね・・・

 

 あなた達がやってきたことは

 みんな無駄よ」

 

「「あ?」」

 

「え・・・?」

 

彩奈は起き上がりながら言う

 

「お前なんか生まれてこなければよかった・・・

 

 お父さ、いいえ・・・

 

 あの男に面を向かって言われたわ

 

 何が言いたいかわかる?

 

 あの男は私が死んだところで

 悲しみなんてしないわ・・・

 

 つまり仮にここで

 私を死に追いやっても・・・

 

 あなたの復讐は果たされない・・・

 

 つまりあなたがこれまでやってきたことは

 無駄になったってことよ」

 

「そんな・・

 

 娘を思わない父親なんて・・」

 

「あなたのお父さんと

 あの男を一緒にしないで!

 

 そもそもあいつが

 娘である私を大切に思ってくれてるなら

 

 私はきっと・・・

 

 復讐なんて・・・

 

 考えなかったかもしれないわよ・・・」

 

「彩奈・・・」

 

彩奈の言葉に

結子は言葉が出ない

 

「そんな・・

 

 じゃああたしたちが

 やってきたことは・・」

 

「嘘だ!

 

 嘘だ!!

 

 そんなの・・

 

 嘘だ嘘だ嘘だ

 嘘だあああ!!」

 

叫ぶ真莉

 

「だったらここで殺す

 

 あんたを・・

 

 そして証明する!

 

 どっちが正しいのかを!!

 

 あんたと破軍がやってきたことが

 どんなに許されないことか

 

 クラスを崩壊させて

 何人も死に追いやって・・

 

 あんたたちのせいでみんな死んだも同然じゃない!!!」

 

「弁解はしないわ・・

 

 でもあんただって

 真央や詩織を巻き込んで

 

 美穂を死なせた・・

 

 許されないっていうなら

 あなたも同じよ!」

 

「違う!

 

 違う!!

 

 私たちは仲間よ・・

 

 私はあなたと言う悪をこの手でねじ伏せる!!!

 

 それまで絶対にあきらめるものか!!!!」

 

「真莉・・」

 

真央は真莉にかける言葉が出てこない

 

「何もかも壊したお前や破軍とは違う!

 

 美穂が死んだのだって

 お前たちのせい・・

 

 お前らが死ねばいいんだあああ!!」

 

と叫ぶ

 

「悪いけど・・・

 

 私は死なない!」

 

「っ!?」

 

彩奈は言う

 

「殺しですべてを解決させようとした

 あなたや昔の私とは違う!

 

 私は生きて自分の罪を告白する

 

 死ぬよりも厳しい罰・・・

 

 生きてその罪を背負って生きていくの!

 

 許されない

 許されるわけもない

 

 だからそのまま苦しんで

 一生を終えるわ!」

 

「彩奈・・・」

 

彩奈の言葉に結子は彩奈の目を見る

生気は宿っていないが力強い目だ

 

「きれいごと並べて・・

 

 逃げるんじゃねえええ!!」

 

「逃げてるのはあなたよ!

 

 復讐をすれば幸せになる?

 

 そんなの夢幻よ!

 

 その夢幻を見て

 現実から逃げてるだけよ!!

 

「てめえの言うのことなんて・・

 

 わからねえよおおお!!」

 

と飛び込んでいくがそこに

 

「彩奈ぢゃんに手を出ずなあああ!!」

 

「があああ!!」

 

藍が突っ込んできた

 

すると

 

床が燃えて吹き抜け

そこから炎が飛び出していく

 

「ぎゃあああ!!」

 

「あああ!!」

 

藍はそのまま

炎の中に落ちていくが

 

真莉は床のふちをつかんで

這い上がろうとする

 

背中が燃えているのがわかる

 

「あああ・・」

 

「・・・・・・・」

 

そんな彼女を

見下ろすように彩奈は見る

 

「破滅するのよ・・・

 

 あんたたちも

 私たちもね・・・」

 

「彩奈あああ!!」

 

這い上がろうとするが左手を

負傷しているので力が入らない

 

「真莉!」

 

真央は急いで

真莉に駆け寄る

 

「私バ負ゲナイ!

 

 オ父ザンガ帰ッデ来ダノ!!

 

 ダガラ負ゲナイ

 

 仇ヲ討ヅマデ

 

 オ前ヲ殺ズマデ

 

 オ父ザン

 

 見デデ・・

 

 私・・

 

 負ゲナイヨ・・

 

 絶対二・・

 

 ゼエエエッタイ二イイ!!!!!」

 

「真莉!」

 

真央が慌てて手を伸ばした

 

その時

 

その床から

炎が噴き出し

 

真央は思わず身を倒す

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オ父サアアアン!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真莉は炎の中に

落ちていくのであった・・・・・・・・ ・・

 

「真莉いいい!!」

 

真央は叫ぶものの

とても駆けつけることは

 

できそうにない

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

彩奈と結子は

その様子を見ていた

 

「彼女はどうして・・・

 

 復讐の道を選んでしまったのかしら・・・」

 

「・・・・おそらく

 

 真莉はもう

 壊れていたのよ・・・

 

 なんだろう・・・

 

 復讐は果たせたはずなのに・・・・このむなしさ・・・」

 

すると

 

「とにかく行くわよ

 

 まだ復讐するべき相手は

 まだ残ってる・・・」

 

「彩奈はまだ・・・

 

 続けるの?」

 

「この復讐はもともと

 私が始めた復讐

 

 私自身の手で終わらせるわ・・・

 

 それが私なりのけじめ・・・

 

 ごめんね結子・・・

 

 あなたのことまで巻き込んでしまって・・・

 

 美穂も死んでしまった・・・

 

 私のせいで・・・

 

 だからせめて・・・

 

 最後くらい私がけりをつけるわ」

 

と行こうとする彩奈

 

「待ちなさい!」

 

結子が彩奈を止める・・・・・・・・ ・・

 

「止めないけど・・・

 

 私も行くわ

 

 私も私なりのけじめ・・・

 

 つけさせてよ」

 

「結子・・・

 

 ありがとう・・・

 

 行きましょう!」

 

「ええ、行こう!

 

 彼はおそらく

 

 屋上で詩織と交戦しているはずよ!!」

 

「わかったわ!」

 

と二人は燃え盛る教室を後にする

 

「真莉・・

 

 真莉・・」

 

残された真央は

ぶつぶつと炎に

飲まれて死んでいった

 

親友の名をつぶやく

 

すると・・・・・・・ ・・

 

「彩奈・・

 

 何でお前が・・

 

 生きて・・

 

 真莉が・・

 

 真莉が・・

 

 お前が・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前が死ねばよかったのに・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・ ・・

 

黒枯中学校 屋上

 

「はあ・・・

 

 はあ・・・」

 

そこでは

破軍 芳人

 

否、北斗 誠二が

すでについていた

 

燃え盛る学校の屋上

 

そこに現れたのは

 

「ウフフフ・・・

 

 逃がさないわよ誠二・・・」

 

元3年3組 出席番号5番

 

奥井 詩織

 

すべての元凶である彼女であった

 

「しつこいやつだな・・・

 

 そんな風だと嫌われるぜ?」

 

「あなたのそばにいられないんじゃ

 嫌われたとしても一緒よ誠二・・・

 

 もうあきらめて

 私と一緒になりましょうよ?

 

 ウフフフ・・・

 

 あなたさえいればもう

 何もいらないわ・・・

 

 真莉も・・・

 

 真央も・・・

 

 あの女への復讐心も・・・

 

 何もかもね」

 

刀を構える詩織

 

「あいにくだけど・・・

 

 俺は元から

 何も望んでない・・・

 

 もう俺には何もないからな・・・

 

 なぜなら俺と言う存在は

 彼女が死んだあの日・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺もともに死んだんだ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破軍、いな誠二はそうつぶやくのであった・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結城 真莉

 

野村 藍 死亡

 

残り、五人と二人

 

・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         




現在 5人と二人

奥井 詩織
      神藤 栞
北浦 亮
      破軍 芳人
渋谷 真央
      ・・
滝嶋 結子

塚本 美穂(死)

野村 藍(死)

藤沢 彩菜

結城 真莉(死)

・・・・・ 
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