※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

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残るは、27人と14人


3人目,一人目

窪田家

 

そこでは

一人の女子が

 

ケータイのメールの返信を待っていた

 

「結子・・・返信

 来ないなぁー・・・

 

 もう寝ちゃった

 のかな?」

 

3年3組 出席番号9番

 

窪田 恵美

 

彼女は何が起こったのかがわからないまま

ただただ首をかしげていたのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・・許さない

 

 全員狩るまで

 

 -誰も・・・」

 

と結子のことが書かれていた封筒を

炉にくべると

 

そこに人影が現れる

 

「友達に復讐したんだ・・・

 

 どんな気分?」

 

「・・・・さあね

 

 どんな気分であれ

 何であれ貴方には関係ない」

 

「そんなこと言わないでよ

 

 これから僕たちは長い付き合いに

 なるんだからさ・・・ほら・・・」

 

とあるものを出してきた

 

「・・・・これって?」

 

「お弁当、作ってきてみたんだ」

 

「・・・・あなたが作ったの?」

 

「一人暮らしだからね、最低限の家事は

 一通りやっておかないと思ってね・・・

 

 それで?

 

 次の相手は?」

 

すると彩奈は封筒を芳人に差し出す

 

「彼は確か、えっと・・・」

 

「・・・・峰嶋貴志

 

 出席番号23番

 

 クラスの中でも最低最悪の卑怯者よ・・・」

 

「・・・どういう風に?」

 

「こいつはね、クラスのみんなに

 あることないこと人の悪口を吹いて

 回ることを趣味にしているの

 

 私へのじめが始まってからは

 私の悪口を散々言いふらしてきてね・・・」

 

「なるほど・・・

 

 狼少年ってことね・・・

 

 僕が一番大っ嫌いなタイプだ・・・」

 

「彼への復讐はすぐには移せないわ・・・

 

 移すとするなら四日後ね・・・」

 

「四日後?

 

 何か意味があるの?」

 

「実はね・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

結子への復讐から四日後

 

彼女の親友である恵美は

心配そうに携帯を見つめている

 

「結子・・・・もう

 四日も休んでるよね

 

 恵美 何か

 聞いてないの?」

 

「・・・・・

 

 ダメなの・・・メールは

 帰ってこないし

 電話も・・・

 

 家にも行ったんだけど

 インターフォン

 鳴らしても

 誰も出なくってさ

 

 先生は相変わらず

 「家の事情で」としか

 教えてくれないし・・

 私どうしたらー」

 

その会話を静かに聞いている

彩奈と芳人

 

次の復讐の鎖は

紡がれていく

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

1・2時間目は美術なので

美術室に集まっているクラスの面々

 

すると

 

「あれ・・

 

 私の絵具が

 ない」

 

出席番号12番

 

渋谷 真央

 

真莉グループの中心人物の一人が

自分の絵具がないことに気づく

 

「持ち帰ったん

 じゃなくて?」

 

「宿題でもねー

 のにんなわけ

 ないじゃん!」

 

とそこに声をかけてきたのは

 

「藤沢が

 盗んだんじゃ

 ねーの?」

 

出席番号 23番

 

峰嶋 貴志

 

にやにやした顔が不快な印象を見せる男子生徒だ

 

「渋谷のこと

 恨んでただろ?

 いつも悪口言ってるし」

 

「なっ・・・

 

 でたらめなこと

 言わないでよ・・・!」

 

必死に弁明する彩奈

 

だが、それもむなしく

 

「・・・彩奈 教室に戻って

 絵具を取ってきて

 

 休んでる優斗か

 結子のをさ」

 

「そ そんな・・・

 もう先生来ちゃうし

 

「知らねーよ

 早く行けっ!」

 

結局取りに行くことになってしまった彩奈であった

 

「はっ

 ざまあみろ」

 

そんな彼女をあざ笑う貴志

 

それを見てあきれている一人の人物

 

「(・・・なるほど・・・

 

  これは想像以上だ・・・)

 

 っ!」

 

と不意にある一色の絵具のチューブを見て

それをつらそうな表情でゴミ箱に捨てたのであった

 

「ごめんね・・・

 

 ・・・、・・・」

 

「っ!」

 

すると、彼の言ったその一言に

一人の女子が反応した

 

「どした・・?」

 

「う、うん・・・

 

 なんでもない・・・」

 

誰なのかはまだ語らない・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

3時間目 体育の時間

 

「きゃっ・・」

 

二人の生徒がぶつかった

 

一人は野村 藍

 

もう一人は

 

「あ・・・

 

 だ・・・・大丈夫・・・?

 の・・・・野村さ・・・・ん・・・・・・・」

 

出席番号 29番

 

吉永 翔太

 

彼であった

 

すると

 

「どうした!?」

 

「吉永君と野村さんが

 ぶつかりました」

 

「おい立てるか

 野村?

 

 ちょっと保健室

 行ってくるから

 お前らは休憩だ」

 

と連れられる藍

 

それをじっと見つめる面々

 

「・・・・大丈夫かあれ」

 

「どんくさい女だな!

 

 そういや

 この前もさー・・・」

 

とお茶を注ぎ始める貴志

 

それを見つめる二人の視線

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

四時間目 理科

 

この時貴志は

腹痛を訴え

 

ぶつかった衝撃で

体調を悪くした藍も早退した

 

だがそれを仮病と疑う面々

 

だがこれですべてのピースは

おさまった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

教室

 

「腹も治ったし

 一時間得したぜ

 

 お前らは

 マジメに

 ごくろーさん!」

 

「・・・うざ・・・」

 

すると

 

「・・・あれ?

 

 私の財布がない・・・!?」

 

「えっ」

 

「結城もか・・

 

 俺の時計も

 なくなってる!」

 

みんなの持ちモノがなくなる事件が発生した

 

「みんな自分の鞄

 確かめた方が

 いいよ!」

 

「私のペンケースも

 なくなってる・・・」

 

騒ぎ出す教室

 

すると峰嶋は

自分の鞄が開いていることに

 

気が付いた

 

「!?」

 

自分の鞄を抱える貴志

 

すると

 

「・・・わかったわ

 みんな教室から出ないで

 

 一人一人鞄の中身を

 見せようじゃないの」

 

出席番号28番

 

結城 真莉

 

真莉グループの代表格である彼女が

声をかける

 

「え・・?」

 

「だ・か・ら!

 

 犯人捜しすんの!」

 

「そうだな

 

 ここで

 見つけなきゃ

 エスカレートしそう

 だしなぁ」

 

「別にいいでしょ

 何もなければほかのクラスってことに

 なるんだし・・・」

 

こっそりと鞄を持って

出ていこうとする峰嶋

 

すると

 

ダン!

 

「ひぃ!」

 

「どこに行くの?

 

 鞄なんか持ち出してさ・・・」

 

ドアのふちに足をかけて

彼の侵入を阻む芳人

 

「く、くそっ!

 

 どけよ!!」

 

「ほいっと」

 

突っ込んできた貴志の足を払う

すると鞄の中身が床にぶちまけられる

 

それは・・・・・・・・

 

「私の財布!」

 

「これ千鶴のペンケース!」

 

「・・・・俺の

 時計もある・・」

 

そう、盗難されたものであった

 

「な・・・・何かの

 間違いだ

 ・・・・そ そうだ!

 

 藤沢が俺のこと恨んで」

 

「またある事ないこと

 言ってごまかす気!?

 

 理科の間中トイレに

 こもっていたあんた以外に

 誰にできるのよ!」

 

「あ・・・・ああ・・・」

 

絶望する貴志

 

すると

 

「ウフフフ・・・」

 

「っ!」

 

傍らから笑い声が聞こえる

 

「な、なに笑ってんだよ・・・」

 

と貴志は芳人を見る

 

「ま、まさか・・・

 

 お前が・・・」

 

「さあね・・・

 

 ウフフフ・・・」

 

不気味に笑みを浮かべる芳人

 

「お前が俺の鞄に

 入れたのかよ!

 

 俺に罪を着せて

 何をしようとして・・・」

 

「証拠はあるのかい?」

 

「うえ・・・・証拠・・・?」

 

「だって僕は君に罪を着せる動機がないし

 何より証拠もないんだよ?

 

 僕はずっとクラスのみんなと

 一緒にいたし、盗む好機なんて

 どこにもないのに?」

 

「そ、そんなの・・・

 

 そんなのどうだっていい!

 

 とっとと白状しろよ!!」

 

と激しく揺らす貴志だが

 

「君さ・・・

 

 今自分がやってることが

 君自身を追い詰めてることに

 気づいてる?」

 

「え・・・」

 

すると

 

「あんた恥ずかしくないの!?

 

 証拠もないのに他人を疑うなんてさ!」

 

「このクズ野郎!」

 

「そんな・・・

 

 違う・・・

 

 こいつが・・・

 

 こいつが本当に」

 

と芳人を指さすが

彼をつかむ手を一人の生徒が

つかむ

 

「・・・見苦しい態度は

   いい加減にしなさい!

 

  あんたの鞄に出てきたみんなの私物が

 出てきたのが何よりの証拠でしょ!!」

 

「こ、こんなの・・・」

 

「はあ・・・

 

 もういい 話にならない

 

 先生呼んできて!」

 

「あ、ああ・・・

 

 ああああ!!!」

 

貴志の悲鳴があたりにこだまする

 

「・・・狼少年は最後に

   誰にも信じてもらえずに

 

  不幸になった・・・

 

 まったく滑稽だね・・・」

 

芳人は静かにそうつぶやくのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

数日前

 

「・・・・・・・」

 

一人の男子生徒が

机の仲をあさっていた

 

「何してるの?」

 

「ひぃ!」

 

声をかけられそっちの方に

顔を向けたその少年は

 

「君はえっと・・・

 

 まあいいや

 何やってんの?」

 

「あ、その・・・

 

 これは・・・」

 

と手にしているものを見て

慌てるのは吉永 翔太であった

 

「・・・へえ・・・

 

 こんなことしてるわけ?

 

 君って意外に悪い子だね」

 

「あ、ああ・・・」

 

「どうしてこんなことをするのか

 教えてもらえる?

 

 そんな顔をするんだから

 やむを得ない事情があるんでしょ?」

 

「そ、その・・・」

 

と訳を話していく

 

「・・・そうだったんだ・・・

 

 けなげだけど、同情はできないな

 

 もしもばれちゃったら君も君の家族も

 不幸になるだけだよ?

 

 そんなことも考えられないの?」

 

「わかってる・・・

 

 でも・・・」

 

すると

 

「だったら、僕が助けてあげるよ・・・

 

 君が今盗んだの全部出して?」

 

「え・・・?」

 

「何してるの!

 

 こんなこといつまでも

 続くと思わないでよ

 

 このままだと君も君の家族も

 不幸になっちゃう

 

 だからあとは僕に任せて!!」

 

「で、でも・・・」

 

「いいから!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

芳人がやったんだと叫びながら

先生に連れられる貴志

 

翔太はそれを見て

芳人を見つめている

 

「ふう・・・

 

 すっきりした」

 

芳人はそうつぶやくのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

ある場所

 

「まさか吉永翔太を丸め込むなんて

 思わなかったわね

 

 それで?

 

 彼はどうするの?」

 

「もうどうもしないよ

 

 彼はもう一線を越えてしまったんだ

 

 放っておいても結果は一緒・・・

 

 さて、次の計画は二週間以上後ってことだけど

 

 次は僕の番だね、せっかくだし手伝ってもらうよ・・・

 

 君にも、彼女にもね・・・」

 

「彼女って?

 

 野村 藍のこと?」

 

「ううん、もっと使える子さ・・・

 

 ウフフフ・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

ある家にて

 

一人の少女が

シャワーを浴びていた

 

その背中には

 

♌

 

このような模様のような傷がついており

周りの肌が水をはじいていく

 

「・・・・・・・」

 

さらなる復讐の唄が

紡がれんとしているのであった・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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