※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

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結末


終章 終わりの後
~人目


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤沢 彩奈

 

破軍 芳人

 

本名 北斗 誠二

 

二人の引き起こした出来事は

通称、復讐教室事件と呼ばれ

 

一か月たった現在でも

ワイドショーでも話題になっている

 

この事件をもって

彩奈のいじめにかかわっていた関係者

 

および当時の学校関係者は

それ相応の罰を受け

 

さらに三年前の黒枯中学にて起こった

例の事件も真実が公表され

 

真犯人とも呼べる七人のうち生存した

五人の男子生徒と

 

それに便上した女子生徒三人もまた

 

社会的制裁を受けることとなった

 

そんなニュースが

流れているのは復讐教室事件の

発端者たる二人のであったこの病院である

 

今この病院の集中治療室において

一人の少女が意識を失っている

 

この少女の名は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元白咲高校 元3年3組 出席番号23番

 

藤沢 彩菜

 

今回の事件の発端者の一人であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼女を見つめる

一人の少年

 

それは

 

「・・・・・」

 

同じく元白咲高校 元3年3組 出席番号19番

 

常盤 蓮

 

彼であった

 

「意識のほうは・・」

 

「・・戻りません・・

 

 ・・彼女がここに搬送されて

 以来 警察関係者のほかに

 面会に来たのは

 君だけだった

 

 ですが先ほど・・」

 

「・・・・・」

 

レンはそれを聞いて

病院の屋上に向かい

 

そこにいる一人の人物を訪ねた

 

「・・・よお」

 

「やあ」

 

同じく元白咲高校 元3年3組 出席番号27番

 

山瀬 裕也

 

レンと幼馴染の少年だ

 

「この一か月

 白咲の元3年3組の生徒だっていうだけで

 マスコミに付きまとわれたりしてね・・・

 

 外になかなか出られ

 なかった

 

 何より・・・

 ここに来る勇気が

 出なくてね」

 

「・・・無理もねえ

 

 お前が

 駆けつけた

 時にはもう・・」

 

「・・・僕よりも

 亮のほうが

 辛い・・

 

 僕たちのだれよりも

 あの燃え盛る黒枯中学について

 

 二人のそばにいたのに

 

 目の前で彼女が炎の中に落ちて・・・

 

 さらには建物が崩れ去る様を見せられたら・・・」

 

あの後黒枯中学は

再構作業がされており

 

現在在住の生徒たちはそれぞれ

別々の中学校に振り分けられている

 

かつて3年3組がそうしたように

 

「その後亮はどうした?」

 

「・・・出頭したよ

 

 彼女も自分の罪に

 まっすぐ向き合ったんだ

 

 自分も自分の犯した罪から逃げず

 向き合って償いたいってね・・・」

 

「・・・・・」

 

「そういえば辻村君が訪ねてきた

 

 阿部君の執行猶予が決まって

 話をしたそうだよ

 

 思えば阿部君のおかげで

 あの3年前の事件が再捜査されるきっかけに

 なったようなものだからね・・・

 

 阿部君は脅迫されたとはいえ

 若槻さんを強姦してしまったことは事実だし

 

 だからいつか離れてしまうけど

 

 それでもいつか三人が一緒になれる時を待つってね・・・

 

 レン・・・

 

 僕たちも僕たちで・・・

 

 亮の帰り、待とうね・・・」

 

裕也はレンに言う

 

「・・・さあ

 

 どうするかねえ・・

 

 暴行

 強姦

 障害

 

 俺だって立派な

 犯罪者だ

 

 それより黒枯中学で

 見つかったのは彩奈だけだったのか?」

 

「ああ・・・

 

 ほかに見つかったのは

 三つの焼け焦げた遺体

 

 三つとも女性の者だったらしい・・・」

 

「あの学校に入らなかった

 栞と

 

 遺体が焼け焦げなかった美穂

 

 焼け跡から

 奇跡的に発見された彩奈

 

 あの火事のどさくさで死んだのは

 結城 真莉と野村 藍

 そして奥井 詩織か・・

 

 見つかった遺体はそいつらのだろう・・

 

 とすると」

 

「そう・・・

 

 破軍、いや誠二と

 滝嶋さんはまだ生きている

 

 可能性があるということだね・・・

 

 もしもそうだったら・・・

 

 会いたいな・・・

 

 誠二・・・」

 

裕也は静かにつぶやく

 

「・・・ねえレン・・・

 

 覚えてる彼と初めて会ったときのこと」

 

「・・・ああ・・

 

 お前がいけた花を

 あいつが称賛したのがきっかけだったんだよな」

 

「あの時は楽しかったな

 そのあとで栞と彼女に出会い

 

 六人でよく一緒にいた

 

 彼が僕たちはまるで

 冬のダイヤモンドだって言って

 

 それから僕たち

 彼や絵理奈の星座の話を

 聞いてたんだよね

 

 レンは覚えてるかい?」

 

「・・・さあな・・」

 

「知ってる?

 

 絵理奈は三年前

 老島、ううん

 奥井 詩織によって

 屋上から投げ飛ばされた後

 

 この病院で入院していたんだ・・・」

 

「・・・っ!?」

 

それを聞いて

驚きを隠せないレン

 

「なんだと・・

 

 じゃあまさかアイツは・・」

 

「彼女のいた部屋は

 現在彩奈が眠っている部屋になっている

 

 じゃあ・・・

 

 彼女は死んだと思う?

 

 死んだとして

 彼女はどうなってると思う?」

 

すると

 

裕也はふいに

病院の入り口の上のほうを見る

 

レンもつられて

そこを見てみると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには一人の少女が

クロークを羽織ってマスクをし

 

杖のようなものを手に立っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「裕也・・

 

 やっぱりてめえ・・」

 

レンは少女のほうを見つつ

裕也に声をかけた

 

「まったくつまらなかったよ・・・

 

 何もかもが予想通りで

 本当に面白みがない

 

 だからちょっと老島 詩織を

 揺さぶってみたけど

 

 結局は予想通りだった・・・

 

 結城 真莉は

 藤沢を憎み・・・

 

 彩奈はそれに

 復讐で抵抗した・・・

 

 その結末がこれ・・・

 

 本当につまらない・・・」

 

「それが動機か・・」

 

裕也をにらみつけるレン

 

「君ももう調べがついてるんだろう?

 

 僕がこの事件の首謀者にして・・・

 

 彩奈の腹違いの兄妹だってことも・・・

 

 僕の母さんのこともね・・・

 

 でもレン・・・

 

 もう手遅れなんだよ・・・

 

 誠二や彩奈の犯した事件は

 また更なる唄を奏でていくだけ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 復讐の唄は・・・

 

 まだまだ紡がれていくんだよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




復讐教室事件

3年3組在住の藤沢 彩菜が
転校してきた破軍 芳人とともに
クラスメートに報復を開始

六人の生徒が死亡

発端となった藤沢 彩菜は
現在も意識不明となり

もう一人の発端者である
破軍 芳人は協力者であった
滝嶋 結子とともに現在行方不明である

なおこの事件がもとで
藤沢 彩菜のいじめに
かかわっていたもの達の大半は
保護観察処分を受け

当時の学校関係者は
すべて解雇された

三年前、黒枯中学校で起こった
事件は実は告発者である七人の男子生徒が
首謀者であったことが発覚

処罰された

なおこの事件の影響は
事件から一か月以上たった今でも

影響を及ぼしており
いじめられっ子がいじめっ子に報復
いじめっ子がいじめられっ子からの報復を恐れ
傷害を犯す事件が多発した

まるで呪いのように














 
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