「・・・・・・」
ある場所
そこでは
芳人が窪田 恵美と書かれた
一枚の封筒を炉にくべた
そこに
「・・・・ここにいたのね」
彩奈が現れる
「・・・仲直りできたみたいだね・・・」
「・・・・ええ、あなたのおかげよ
見捨てられたと思ってたけど
ちゃんと私のこと考えてて
くれてたなんて・・・
これほどうれしいことはないわ」
「そっか・・・
それはよかった」
と話し込む
「ねえ・・・
君はこれからどうする?
復讐は続けていくつもり?」
「ええもちろん・・・
許せないやつはまだいるからね・・・
でも今後は慎重にいかないと・・・
結子や恵美を巻き込むわけにはいかないから」
「そっか・・・
次の復讐の相手は
もう決まっている
いくつか準備が必要だから
それまでは友達と過ごしてらっしゃい」
「そう じゃあ
お言葉に甘えさせてもらうわ」
とその場を去っていく彩奈
「・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
その後結子の両親は
しばらく拘留されることになった
だが娘と面会して
更生することを約束し
しばらくは芳人の家に
お世話になることになる結子であった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
教室
「そういえばさ!
結子ってさ
あの後破軍のところに
お世話になってたんだよね・・
彼のこと、どう思ってんの?」
「ええ!?」
「いいじゃない、変なことされたわけでもないんだし」
とガールズトークを繰り広げるのは
彩奈、結子、恵美の三人
「べ、別に・・・
そういう風な関係じゃ・・・」
「ええ~、だって破軍って
すっごく顔もいいし、モテモテだよ
私もかっこいいって思ってるけどな
ま、私の彼氏には負けるけどね~・・」
「ふうん・・・・え?」
「「ええええええええ!?」」
「恵美彼氏できたの!?」
「私も知らなかった!!」
「おほほほ
すごいでしょ?」
「「はあ・・」」
それを聞いてなんだか落ち込む二人
「彼ねお料理が趣味でね
いっつも作って
持ってきてくれるんだ
ほら、今日のこれも
彼の手作りなんだよ
わざわざ家まで届けてくれて」
「いいな~」
「うらやましい」
恵美の告白にがっくりと肩を下す結子と彩奈であった
この様子をよくお思わないように
見ている人影
「くそ・・
彩奈の奴
結子と恵美が
よりを戻してきたからって
調子づきやがって・・」
3年3組 出席番号12番
渋谷 真央
彼女であった
「でも厄介ね・・・
あの三人の関係が
元に戻ったせいで
うかつに手出しできなくなって・・・」
「問題ねえよ
それよりもむかつくのは
あの破軍の奴だ
絶対にこの手で地獄に叩き落してやる」
と苛立ちを見せる
「・・・・・・」
「どうした詩織?」
「・・・ううん、なんでも
とにかく今はおとなしく
しているしかないわね」
「ちっ」
と身を引いていく二人であった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
そのころ
芳人はある場所を
歩いていると
「あれ?
破軍?
破軍だよな?
ほら・・・・
中学の時一緒だった・・・・」
一人の男子が合流する
「巨門・・・」
「やっぱりだ
久しぶりだな破軍
あの後会えなかったから
すっごく久しぶりだ」
と抱き合う二人
その後・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
ファミレス
「しかし久しぶりだよな
最後にあったのって
あいつの起こした火事の後
お前が入院した時、みんなで
見舞いに行った時だよな
そういや聞いたか?
貪狼の奴
なんかあったって・・・・」
「ああ・・・
聞いた・・・」
そこでドリンクバーを飲んでいる二人
「しっかし驚いたよな
まさかあんなことしてたなんてさ・・・・」
「そうだな・・・」
「俺たちも気を付けていこうぜ
まあ俺たちはやましいことなんて何もしてないんだしな」
「何にも・・・か・・・」
じっとにらみつける芳人
「ど、どうしたんだよ・・・・?
なんか怖いぜ」
「・・・何でもない・・・」
「・・・そ、そうだな
それよりも飲もうぜ!
久しぶりの再会だからな」
「おやじかよ」
「細かいことはいいんだよ・・・
ほら、飲もうぜ」
とこちらはボーイズトークをしているのであった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
そして・・・・・・・・
「来たわよ
準備ができたんですって?」
「うん・・・」
芳人に呼び出された彩奈
そして一枚の写真を付けた
封筒を見せる
「巨門 和仁・・・
大板高校 3年7組
出席番号 9番
父親に巨門 清太郎を持ってる」
「巨門 清太郎?」
「警察の大物だ
現在、証拠品横領の疑いが
かかっている」
「へえ・・・」
「彩奈ちゃんってニュース見ないでしょ?」
「ほっといて」
そんなことを言う二人
「こいつは見た目は人がよさそうだが
裏では父親が警察関係者であることを
いいことに、強盗、恐喝、窃盗、詐欺・・・
いろんな犯罪に手を染めてる」
「人間のクズね・・・」
と封筒の裏を見てみると
そこに映っている写真を見て驚愕する
そう、それは・・・・・・・・
「恵美・・・!?」
そう
彩奈と再び
よりを戻した
窪田 恵美だったのだ
「こいつは売春グループともつながってて
目を付けた女と交際、あるいは交流を持って
あるものを渡す・・・
それは・・・」
「そ、それは・・・?」
「麻薬だ・・・」
「麻薬・・・!?」
「こいつは何らかの方法で
麻薬を相手に吸わせて
ボロボロにしていって
抵抗できなくしたところを
男連中に売る
すでに何人かが犠牲になってる・・・」
「まさか・・・
次は恵美!?」
「可能性は高い
女子校生なんて
体を売るには絶好の相手だからな・・・」
封筒を握りしめる彩菜
「何てこと・・・
恵美に伝えないと!」
「無理だよ
恵美自身は真剣だ
あいつから自白でも
引き出さない限りは
信じてくれないだろう」
「そんな・・・」
ぎゅっと拳を作る彩奈
すると
「許せない
私の友達を
麻薬付けにしようとするなんて・・・
芳人、お願い・・・
こいつは私にやらせて!」
「そのためには
君もそれなりの覚悟が
必要になる」
「覚悟・・・?」
「巨門の親は警察の大物だ
下手に突き返せば君も君の家族も
ただでは済まなくなる・・・
万が一奴の悪事を暴けられても
何らかの手段で逃げられる可能性もある
もしかしたら君と恵美ちゃんは離れ離れに
なるかもしれない・・・
そうなったら真莉グループや不良グループが
また君に手を出してくるかもしれない・・・
それでもいいって覚悟、持てる?」
すると
「・・・・地獄なんてずっと
味わってきたわ・・・
今更尻込みなんてするものですか・・・」
と決意を示す彩奈であった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
その翌日
「あら恵美?
今日も彼氏のお弁当?」
「うん
今日はサンドイッチ
じゃ~ん」
と見せびらかす恵美
すると
「わあ~
おいしそうだね
ねえ、一ついいかな?」
「うん、いいよ」
とサンドイッチを一つ
芳人に与える恵美
「それじゃあ、さっそくいただくね」
とサンドイッチを持って
外に出る芳人
「どこに行くんだろ?」
「さ、さあね・・・」
するとファーと生あくびをする恵美
「どうしたの?」
「うん、ちょっとあくびが
ここ最近出るようになっちゃって
なんでだろ、別に眠くないのに・・」
「・・・・・・・」
彩奈は不安そうに見つめている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
校舎裏
そこでサンドイッチを
少しちぎって
何かの液体につける
すると色が青色に代わる
「・・・・なるほど・・・」
とそこに
「何やってんだよ破軍~?」
二人の女子が現れる
「君たちは・・・」
「へへへ・・」
「誰?」
「渋谷真央だよ!
覚えろっての!!
何をこそこそとやってるのかって聞いてんだよ?」
真央は聞いてきた
「君たちには関係ないでしょ
ええっとそこの君は・・・」
「奥井 詩織
まあ、よろしく」
一緒にいたのは
真央と同じく3組 出席番号5番
奥井 詩織
彼女であった
「それで?
ここで僕をリンチにでも
するつもり?」
「それも考えたが
あんたは特別だ
彩奈と同じか
それ以上の苦しみを
味合わせてあげねーと
アタシの気が済まなくってね
それでつけてみたら
こそこそと何かやってるのが見えてね」
「ふうん・・・
で?
どうするつもり?」
「あなたを追い込むには
あなたの弱みを握った方が
効率がいいと考えたからよ
彩奈はもともと人づきあいが苦手なうえに
性格も暗いから、簡単に追い込めたけれど
あんたはどうにも簡単にいかないみたいでね」
「へえ・・・
それはどうぞ
頑張ってください
じゃ・・・」
と二人の間を
抜けて去っていく芳人
「・・・いい気にならないでよ・・・
あんたたちがかつて犯した罪・・・
私知ってるんだからね・・・」
「っ!?」
と不意に声をした方を見る芳人だが
そこに真央と詩織の姿はなかった・・・・・・・・
「今の発言・・・
いったいどういう・・・」
疑問に思いながらも
去っていく芳人であった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
ある場所
そこで芳人は
服を選んでいる
ただ女物が多く
どう考えても自分が着ていくものでは
ないことは明らかである
「何してるの?」
「見てわからない?
彩奈ちゃんの着る服を
選んでるんだよ」
「え?
何でよ?」
「なんでって
あいつ落とすなら
僕よりも女の子の方が
いいでしょ?
彩奈ちゃん、容姿はいいんだから
ちゃんとコーディネートすれば
きっとかわいくなるよ」
「容姿は、は余計よ
でもこれでどうにかできるの?」
「大丈夫
彩奈ちゃんはかわいいんだから
あいつもきっと食いつくよ」
「でも・・・
恵美の彼氏を取るなんて
恵美のためとはいえ
気が滅入るわね・・・
そ、それにさ・・・
私、似合うかな・・・
こんな上品なの・・・」
彩奈は少し赤くしていう
「大丈夫だよ
もっと自信を
持ちなさい
よし決まった・・・
あっちで着替えてらっしゃい」
「・・・・見ないでよ?」
「いいから着替えんしゃい!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
その翌日
「(さて・・・・
そろそろ次の女を
探すか・・・・)」
巨門 和仁は
あたりに目を伸ばす
「お・・・・」
そこに一人の女子に目を付けた
「あ、あのさ・・・・」
その女性は
さらりとしたウェーブのかかった
だれが見ても美少女と答えるであろう女子がいた
「何かしら?」
「ちょっ、ちょっとだけいいかな?」
食いついた巨門は
その美少女を誘った
「さっそくだけど
君の名前は?」
「藤奈 彩・・・
18歳よ」
「俺は巨門 和仁
18ってことは女子校生か
すっごいかわいいね」
「ううん、そんなことないわよ」
お互いにお互いに知られないように
目を走らせる双方
「君ってさ
彼氏いないの?」
「ええ、そういうのには
どうにも縁がなくって
そういう巨門さんのほうは?」
「俺?
うん、俺もいないんだ」
それを聞いて一瞬目つきを鋭くする
「これも何かの縁だし
これからもどっかに出かけていかない?」
「え、ええ・・・
私でよかったら」
と二人は約束をこじつけた
それを近くの席で見つめる芳人であった・・・・・・・・
「(うまく、証拠をつかんでくれれば・・・)」
すると
「あ、ちょっと待っててね・・・」
と携帯に出る巨門
その間に少女は
鞄の中身をチェックする
「(ああいうのは
どこかにリストのようなものが
あるはず
それを見つけられれば)」
すると
「(あった・・・
これをあっちにいる
芳人に届ければ・・・)」
とそこに
「・・・彩奈?」
「っ!?」
恵美が現れた
「どうしたのそんなにおしゃれして?
ひょっとして彩奈にも彼氏ができたのかな?」
「(まずい・・・
今ここで恵美に
知られるわけには・・・)」
とどうにかしてこの場を切り抜けようとする
「ご、ごめんなさい・・
私行くね!」
「ああちょっと彩奈!?」
と走り去っていく彩奈
それと入れ替わるように
「んな!?
恵美!?」
巨門が戻ってきた
そして鉢合わせ
「こんなとこで何やってんの?」
「ああ、いやその・・・・」
そして
「お願い」
「危なかったね・・・
あとは任せて」
とリストの入ったチップのようなものを
芳人に手渡すのであった
「え、恵美こそ
こんなとこで何やって・・・・」
「うん、買い出しに行ってたの
そしたら偶然、和仁に会えたんだ
やっぱりこれって運命なのかな?」
と色気づいた会話をする恵美
「(くそ・・・・
せっかくのカモを
逃がした挙句に
こいつまで・・・・)」
「そうだ、せっかくだし
何か食べない?
たまには私もごちそうするよ」
と体を少し抑える恵美
「だ、大丈夫?」
「平気・・
ちょっと体が痛いだけ・・
でも最近多いんだよね
何でこんなに体が痛くなって・・」
とそこに
「生あくびや関節痛は
麻薬中毒者によくみられる副作用
中毒者が麻薬をやめられないのは
その快楽性とその激痛から逃れるためだって
言ってた・・・」
彩奈が現れる
「彩奈?」
「あ、彩さん!?」
「あなたは麻薬を仕込んだ手料理をふるまって
女の子を魅了した挙句に
麻薬まみれにして
挙句その女の体をを男連中に売ってる
あんたってホント最低よね」
と和仁を見つめて
下げずむように見つめる
「な、なに麻薬って・・
どういうこと!?」
「ふ、ふざけるなよ
証拠があるのかよ!?」
「証拠はあなたがトイレに行ってる間に
しっかり握らせてもらったわよ
きっと今頃芳人が警察に届けてるわ」
「よ、芳人って・・・・!?」
「破軍が?」
「ああ、それともう一つ
あなたのパパが
あなたがこれまで引き起こしてきた
犯罪の隠ぺいのほうも
今頃調べられてるはずだから・・・
パパに頼れると思わないことね」
「あ、ああ・・・
破軍・・・
何で・・・」
錯乱気味になる巨門
「彩奈・・
さっきの話本当なの?
じゃあ私の体には・・」
「ごめんね恵美・・・
あなたにはつらいことかもしれない・・・
でもあなたがボロボロになる前に
止められてよかった・・・
よかった・・・」
「彩奈ぁ・・」
と抱き合う二人であった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
警察前
「大丈夫恵美?」
「ちょっと怖いかも・・
でも知らなかったとはいえ
私が麻薬を摂取してたことに変わりないもん・・
だけど心配なのは彩奈のことだよ
私がいなくなったら
真莉や蓮達からのいじめに
耐えられる?」
「大丈夫よ
結子がいるし・・・
それに、恵美は
いなくなるわけでもないしね・・・」
「そっか、それじゃ・・
行くね・・」
「気を付けてね・・・」
「彩奈こそ・・」
と警察に向かう恵美であった
そこに連れられてきたのは巨門
「なんでだよ破軍
何で・・・
俺たち親友だったじゃねえか・・・
三年前のあの事件だって
俺のおやじのおかげでどうにかなったんじゃねえかよおおお!!!!」
「三年前?」
彩奈はその言葉を聞いて
疑問を浮かべるのであった
この出来事が
二人を大きく狂わせていく・・・・・・・・
残り 24人と12人
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・