翔鶴「―なんてね、冗談よ…」
翔鶴「艤装解除…」
パシュン
青葉「は…はは…」ジョワワ
衣笠「あ、青葉!翔鶴、あんたねぇ!悪ふざけも大概に…」
翔鶴「…」
提督「何やってるんだ翔鶴!!」
翔鶴「…」
提督「…瑞鶴を失って悲しいのは…お前だけじゃないんだよ…わかってくれよ!」ブルブル
翔鶴「…」
提督「俺だって…」
提督「本当は瑞鶴と―」
翔鶴「…黙ってよ」
翔鶴「…あなたの指示が…」
翔鶴「あなたの下手くそな指示が無かったら…」
翔鶴「…瑞鶴は生きてたかも知れないの…わかる?ねぇ?」
翔鶴「あなたのせいなのよ?…提督?」
提督「違うっ…イヤ、違うくは無いけど…俺は」
バシッ
翔鶴「…」
赤城「いい加減になさい!翔鶴!!提督に…提督になんて口をきくの!?」
翔鶴「…痛い」
翔鶴「痛いわぁ…瑞鶴ぅ…」グスッ
翔鶴「見て瑞鶴…赤城さんが私をいじめるの…」ケタケタケタ…
赤城「」ゾクッ
提督「…っ」
提督「…誰か…誰か翔鶴を…部屋に連れて行け…」
提督「…翔鶴はしばらく謹慎処分とする…瑞鶴の葬儀の日程は追って伝える…」
翔鶴「瑞鶴…痛いの、瑞鶴…頬…撫でてよ…瑞鶴…」ブツブツブツ…
翔鶴「逝かないで…瑞鶴ぅ…!」
…
…
…
お母さん
お母さん
大好きな人
いなくなっちゃった
遠い所に行っちゃった
…
瑞鶴
瑞鶴
大好きな人
沈んじゃった
遠い所に行っちゃった
…
-火葬場-
父「―じゃあ、あとは私が喪主で…」
父「―はい、手配…しておきますので…18時によろしくおねがいします」
父「―あ、もしもし、課長ですか…はい、私です
妻が交通事故で…あ、いえ、恐れ入ります…私は大丈夫ですが…子供が…まだ混乱しているようで…」
僕「…」
主婦1「あ、僕くん…気を落とさないでね、
お母さんならきっと天国で見守ってくれるわ」
僕「ハイ…ありがとうございます…」
主婦1「困ったことがあったら何でも言ってね」
僕「ハイ…ありがとうございます…」
主婦1「お腹空いてない?」
僕「空いてない」
主婦1「そ、そう」
主婦1「じゃ、じゃあおばさん、ちょっと向こうに行ってるわね」
僕「うん…」
僕「…」
僕「母さん…」
…
…
-遺品供養場-
提督「遺品だけど…何もしないよりマシだよな…」
衣笠「…遺品供養終わったみたいね」
提督「ああ」
提督「翔鶴?」
翔鶴「…」ブツブツブツ
提督「…お前はもう…帰ったほうが良いんじゃないか?」
提督「あとは…俺達がやっておくから」
翔鶴「…」ブツブツブツ
提督「…ッ…」
赤城「提督、翔鶴は私が面倒見ますから」
提督「頼むよ…」
翔鶴「…」ブツブツブツ
…
赤城「…」スタスタ
翔鶴「…」ヨタヨタ
赤城「…」スタスタ
翔鶴「…」ヨタヨタ
赤城「…」ピタッ
翔鶴「…っ」ドンッ
赤城「翔鶴、しっかりなさい
…身内を失っても私たちは
戦い続けなきゃいけないの、わかるでしょ?」
翔鶴「…」
赤城「あなたが、そんな状態じゃ瑞鶴だって心配するわ」
翔鶴「…」
赤城「瑞鶴の代わりはいないのよ?あなたが、瑞鶴の分まで―」
翔鶴「…代わり?」
赤城「…そう、瑞鶴に代わる何かが有るわけでもないでしょ?」
翔鶴「…」ボソッ
赤城「…?」
翔鶴「いるわ…代わりなら…いたのよ…そうよ…代わりなら、いるのよ」ニタァ
赤城「…」ゾワッ
赤城「…少し、外に出て風に当たりましょう?ね」
翔鶴「…はい」
…