※この作品はR-18です。

歪に甘く   作:卵白

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二人だけの秘密

 

 

 

 

僕「」ブランコギコギコ

 

 

 

 

翔鶴「」ブランコギコギコ

 

 

 

 

僕「…」ギコギコ

 

 

 

 

 

翔鶴「夕焼け綺麗ですね」ギコギコ

 

 

 

 

 

僕「うん…」ギコギコ

 

 

 

 

 

翔鶴「いつもここに?」ギッコギッコ

 

 

 

 

 

僕「うん…」ギコギコ

 

 

 

 

 

翔鶴「何年生ですか?」ギココギコ

 

 

 

 

 

僕「小学5年生…です」ギコ…

 

 

 

 

 

 

翔鶴「背の順では?」ギココ

 

 

 

 

 

僕「…」ギッ…

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…」ギコ…

 

 

 

 

 

 

僕「前から数えた方が早い…です」シュン…

 

 

 

 

 

 

翔鶴「」キュン

 

 

 

 

 

 

僕「…」ギコギコ

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…」ギコギコ

 

 

 

 

 

 

僕「…翔鶴お姉ちゃんは…」ギコギコ

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…?」ギコギコ

 

 

 

 

 

 

僕「…近くに住んでるんですか?」ギコ

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…ふふ」ニコリ

 

 

 

 

 

僕「?」

 

 

 

 

 

翔鶴「お姉ちゃんはね…」

 

 

 

 

 

僕「うん」

 

 

 

 

 

翔鶴「『艦娘』なんですよ?」

 

 

 

 

 

 

僕「かん…むす?」

 

 

 

 

 

僕「ちょ、ちょっと待っ…」ランドセル ガサゴソ

 

 

 

 

 

翔鶴「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

僕「か、かんむすって、

この歴史の教科書に

載ってる…この子達?」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴(これ…歴史の教科書で…

この白黒の写真に写ってるのって…初代の艦娘達?)

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…ええ、そうですよ♪」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「今は普通の私服だけど、出撃する時は

ちゃんと艤装も装備するんですよ?」

 

 

 

 

 

 

僕「!」ドキドキ

 

 

 

 

 

翔鶴「艦娘に会うのは初めてですか?」

 

 

 

 

 

 

僕「うん!」

 

 

 

 

 

僕(すごい!すごいすごい!!)

 

 

 

 

僕(僕、今かんむすのお姉ちゃんとお話ししてるんだ!!)

 

 

 

 

僕「ね、ねぇ!!翔鶴お姉ちゃん!!もっと、もっと教えて!

ち、鎮守府とか!提督さんの事とか!」

 

 

 

 

 

翔鶴「」クスクス

 

 

 

 

 

翔鶴「ええ、良いですよ?もっとお話ししましょうか?」

 

 

 

 

 

 

僕「うん!!」

 

 

 

 

 

 

 

僕「ねぇねぇ!お姉ちゃんの艦種って!?」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「それはですね―」

 

 

 

…

 

 

 

…

 

 

 

 

翔鶴「―それで、あのときは

さすがに疲れましたね

空母のヲ級ていうのがいるんですけどね」

 

 

 

 

 

 

僕「うん、それで!?」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「妹に瑞鶴っているんですけど、

なんだか目が離せなくって…

おてんばで、提督にいつも迷惑をかけて

ちょっと自分勝手で…」

 

 

 

 

 

 

僕「うん」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「でも…可愛い可愛い妹なんですよね」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「私がヲ級にやられそうになったときに瑞鶴が助けてくれたんです」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「たった一人で無理に突っ込んできて…助けてくれて」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「手前味噌ですけど、お姉ちゃん想いでとっても良い子なんです♪」

 

 

 

 

 

僕「ふんふん…」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「その後で二人仲良く入渠ですよ?

…あ、入渠ってわかりますか?」

 

 

 

 

僕「うぅん」フルフル

 

 

 

 

翔鶴「艦娘ってお風呂に入って戦闘の

傷や、疲れを癒すんですよ」

 

 

 

 

 

 

僕「へぇ~!」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「私たち、お風呂に入ると良く

お背中の流しっこするんですよ」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「今日あったこととか、次の休みは

何をしようかとか…でも最近ですね…」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「瑞鶴、提督の事しか話してくれないんですよね…」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「入渠したときにわかっちゃった

んです…」

 

 

 

 

僕「?」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「瑞鶴が提督の事好きだって…」

 

 

 

 

 

 

僕「ダンジョ ノ ナカ?」

 

 

 

 

 

翔鶴「ま、おマセさんですね♪」クスクス

 

 

 

 

 

僕「本で読んだことあるから」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「読書家なんですね、ええ、そうですよ?

妹はたぶん、今よりももっと

親密な関係になりたいと思ってるはずです…」

 

 

 

 

 

僕「翔鶴おねえちゃんは?」

 

 

 

 

 

翔鶴「?」

 

 

 

 

 

僕「提督さんの事は好きなの?」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「ええ、好きですよ?」

 

 

 

 

 

 

僕「ダンセイとして?」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「この『好き』はきっと、性別的なモノではなくて

尊敬とかそういうものの類だと思います」

 

 

 

 

 

僕「尊敬?」

 

 

 

 

 

翔鶴「はい♪指導者としても一級、

艦娘のカウンセリングも自らすすんで

行ってくださいますし、何よりも私たちを平等に人並みに扱ってくださいますので」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「尊敬でもありますし、憧れでも

ありますし…瑞鶴に好かれてる彼の事を

嫉妬の対象として見ているのかもしれません」

 

 

 

 

 

 

僕「しっと?」

 

 

 

 

 

翔鶴「わかる?嫉妬って?」

 

 

 

 

 

 

僕「前に本で読んだことあるけど、言葉だけ

知ってる」

 

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「あの人みたいになれたら良いな

あの人があんなに幸せなんてズルいとか…

そういう気持ちの事を『嫉妬』って言うんですよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

僕「覚えたよお姉ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「そう、僕くんは頭が良いんですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕「…」

 

 

 

 

 

 

 

僕「お姉ちゃんは―」

 

 

 

 

 

ピンポンパンポーン

 

 

マモナク ゴゴ 6ジ デス

 

ヨイコ ハ クラクナル マエニ カエリマショー

 

 

ピンポンパンポーン

 

 

 

 

 

 

翔鶴「そろそろ帰りましょうか?」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「お母さんが心配しますよ?」スタスタ

 

 

 

 

 

 

 

僕「あ…ぅ」

 

 

 

 

 

 

 

僕「お、お姉ちゃん!!」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「なぁに?」クルリ

 

 

 

 

僕「ね、ねぇ!あ…明日も!この時間にここに

来てよ!」

 

 

 

 

 

僕「もっとお姉ちゃんとお話ししたい!!」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…だめ」

 

 

 

 

 

 

 

 

僕「…ッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「私は…艦娘ですから…絶対くるなんて言えないんです、ごめんなさい」

 

 

 

 

 

 

僕「…そう…だよね…ごめんなさい…」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…でも」

 

 

 

 

 

 

 

僕「?」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「ねぇ僕くん?なにか書くものとノートとかあるかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

僕「ん、うん」

 

 

 

 

 

 

僕(書くものは…鉛筆で良いかな?

ノートは…)

 

 

 

 

ガサゴソ…

 

 

 

 

 

 

僕(この『連絡帳』で良っか)

 

 

 

 

 

 

僕「はい」スッ

 

 

 

 

 

 

翔鶴「ふふ、ありがと♪」サラサラ

 

 

 

 

 

 

翔鶴「…」カキカキ

 

 

 

 

 

翔鶴「はい」ヒョイ

 

 

 

 

 

 

僕「これは?」

 

 

 

 

 

僕(11桁の数字と…@の入ったアルファベットの羅列?)

 

 

 

 

 

 

翔鶴「ふふふ♪」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「お姉ちゃんの電話番号とめーるあどれすです♪」

 

 

 

 

 

 

 

僕「え…っえ!?」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「直接会うのはなかなか難しいと

思んですけどこれなら」

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴「お姉ちゃんは大丈夫ですよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

僕「め、メールしても良いの!?」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「はい♪」

 

 

 

 

 

 

翔鶴「でも…」

 

 

 

 

 

翔鶴「内緒ですよ?」ウィンク

 

 

 

 

 

 

僕「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

…

 

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