※この作品はR-18です。

工具箱(ネジおよび小物入れ)   作:ネジ

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まず初めはISからです。
某ロボットアニメのキャラを憑依させてみたりといった感じです。


アモンを宿したハーレム男

白式

 

それがこの機体の名前、どこまでも白く俺の為に作られたIS。

 

状況は最悪。

成り行きで発生したクラスの代表を決めるイギリス代表候補生、セシリア・オルコットとの対峙。

 

平和に安穏と生きていたかった筈なのにな……

戦いなんて痛くて、苦しくて辛いだけ

こんなの誰が好んでやるんだか

 

思い返せばきっかけはあの受験の日

迷い込んだ受験会場の体育館でISに触れたこと

そしてなぜか女性にしか扱えないISを動かせることがわかって

この学校に入学して

それからは本当に騒がしい毎日だ

 

「でも、こう空を飛ぶのは悪くない」

 

俺は空が好きだ。

誰にでも等しく広がっていて何よりも自由だから

 

でもそんなことより今は考えなきゃならないことがある。

他でもない目の前の戦闘のことだ。

戦いについて不安が無い訳じゃない。

ISに触れるのは勿論、身につけるなんてはじめてだ。

授業もまだそこまで進んでいないし勉強も真面目な方ではない。

だから千冬姉にいわれたフィッティングのやり方なんか解らない。

 

でも、それでも俺は勝たなきゃいけない。

 

それは純然たる決意

 

理由なんか簡単だ、アイツの強がって男と見ればその全てに噛み付く様子を俺は許せない。

アイツがあんな事を言った経緯は知らない。

 

だからこの憤りは俺の我が儘。

はた迷惑な独りよがり

 

でも、この我が儘を通さないで飲み込むのは嫌だ。

 

何度でも言うが俺は戦いが嫌いだ

 

でも、感情を飲み込み俺を殺すぐらいなら

 

俺は戦う

 

「よぅ」

 

「あら、随分遅かったですわね」

 

「ほっとけよ」

 

売り言葉に買い言葉、やはり言葉では分かり合えない。

 

「でも、逃げなかった事だけは褒めて差し上げましょう」

 

「言ってろ。勝つのは俺だ」

 

やる

 

やれる

 

俺は俺を通す

 

「おおぉぉお!」

 

俺はこのISの唯一の武装、雪平弐型を構えあいつへ吶喊する。

 

雪平弐型の形は日本刀

 

俺は剣道をやっていたこともあったがそれも過去の話だ。

あの時は親に男の子だからと無理やり行かされてたな

体が覚えた記憶を吐き出すだけ、勝てる要素は限りなく少ない、か

冷静になればなるほど泣けてくる。

 

 

 

「甘いですわよ!」

 

「ぐぅ……」

 

やはり、俺の何度目かの吶喊は届かない。

 

飛来する光条

 

それが俺の足を止める

あいつが手にしているのはビーム砲。

加えて全方位攻撃兵器まで展開してやがる

 

圧倒的不利

 

それが数分間戦い続けた感想だった。

こちらの武装は今手にしている日本刀、雪平弐型のみ。

対してあちらはロングレンジのビーム砲にオールレンジ攻撃可能なビット兵器。

相性は最悪だった。

だが、機動性ならスペックで上回っているらしいのでギリギリで致命的な一撃は避けれている。

しかしそれもエネルギーの続く限り

最早エネルギー残量は半分を割っている。

何より反撃の予定もなく避け続けるのが一番の問題だ

文字通りジリ貧、何か手がなければいけない

 

何か

 

何か

 

チャンスは?

 

負けたくない

 

勝つんだ

 

俺は

 

俺は!

 

「そこ!」

 

「!」

 

やられた

 

俺が焦れて安直な行動に出たのか、それとも相手が今までの動きから俺の次の行動を先読みしたのかは分からない。

高速移動から高速移動へと移る初動にあわせてアイツの攻撃が突き刺さった。

無理やりに体を捻り、動きを止めひとまずは難を逃れたが……

これは

 

「まず……」

 

動きの止まった俺へビット兵器が殺到する。

次々と被弾する体。

エネルギーは防御へと回され目に見えて減っていく

徐々に体を襲う衝撃は強くなっていき

遂に落下を始める俺の体。

落ちる相手には攻撃しないのか衝撃はなく

 

落ちる

 

落ちる

 

墜ちる

 

やがて、とうとう俺は地面へと叩きつけられる。

あまりの衝撃に二度ほど地面を跳ね

 

かっこわりぃ

 

そこで“俺”の意識は途切れた。

 

 

 

場は静まり返っていた。

あまりにも一方的な試合

男性を見下していたセシリア支持派は一夏をあざ笑い

一夏を支持していた者は落下の瞬間目を背けた。

 

その場に残るのはピクリとも動かない一夏と上空で佇むセシリアの姿だった。

そして遂に言葉が発せられる。

 

「織村先生、山田先生これで私の勝利です。クラス代表は私ということでよろしいでしょうか?」

 

セシリアの勝利宣言

 

それは結果を確定する一言

認めてしまえば覆らなくなってしまう絶対の意味を持った言葉。

しかし実姉を含めこの場にいた全員はもう認めるほかなかった。

そこには確かに織村一夏の敗北が存在していたのだ。

 

「ああ。この勝負セシリア・オルコットのsy……」

 

「……ざけんなよ」

 

勝利

その一言は紡ぎきれなかった

謎

まさに不測の事態

完全に白目を剥き意識を手放していた筈の一夏から声が上がった。

それは普段の彼らしからぬ乱暴なもの。

 

「なんだと?」

 

「ふざけんなって言ってんだよ。このやろう!」

 

訓練場に響き渡る怒声

それは

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