※この作品はR-18です。

貧乳派団長とリンゴちゃん R   作:やーなん

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前回の続きです。
まさか散々待たせといてエロなしとか許されざるでしょう? でも実用性は保証しません。
ちゃんと、前回を台無しにしますよ!!



その男、ケダモノにつき

「なぁリンゴちゃん、やっぱりものすごく惜しいことしたよな、俺」

「ものすごく惜しいことをしましたね、団長さん」

 あくる日、執務室で二人はそんなことを言い合っていた。

 

 話題は勿論、先日サクラを襲うのを踏みとどまったことだった。

 

「あれはあれで正解だと思うのよ。

 だけど、据え膳食わねば男の恥っていうし。

 あの場はとりあえず食っちゃっといて、あとから適当に誤魔化しとけば良かったんじゃないのか?」

 なんて最低なことを呟く団長。

 

「私は正直、そこで踏みとどまったのはサクラさん的にも可哀そうだったのでは? と思います。

 だって元の体じゃ抱けないって態度で示してしまったわけですし」

「だよなぁ」

 執務机の上に崩れ落ちる団長。

 人生どんな選択をしても後悔が付きまとうというが、まさにこれがそれだった。

 

「でもサクラに失望されたくなかったし。

 サクラに嫌われるとか、それはもう害虫くらいだろ?」

「それはショックですね……」

 それでもこうして体面より性欲が勝つあたりがこの男のダメなところである。

 

 

「なあ、つまり今のサクラを抱ければ、あのロリボディを抱けるということだよな?」

 この男、この期に及んでまだ諦めていなかった。

 前回で終わっておけばいい感じの話で終わったモノを。

 

「だいぶ拡大解釈の気もしますが、脈は有ったんですよね?」

「多分な。どうせ大人の体を抱けないんでしょ? みたいなニュアンスは感じなかった」

「じゃあどうにか考えてみましょう!!」

「うむ」

 とは言え、この筋金入りのロリコンがそう簡単に行くわけも無く。

 結局謹慎が解けるまで答えは出なかった。

 

 

 

 §§§

 

 

「どっかーん!! ですぅ」

 ロータスレイク出身の花騎士リムナンテスのバズーカ砲が火を噴いた。

 砲弾は弧を描いて害虫の密集地帯を吹き飛ばす。

 

「着弾観測しました!! 見事命中ですよ!!」

 望遠鏡で観測手をしていたリシアンサスが声を挙げる。

 

「いよーし、作戦成功!!

 あとはだんちょ達が上手くやるでしょ。

 みんなー、帰るよー」

 作戦の成功を確認したランタナは、周囲を警戒している仲間を招集する。

 

「いやぁ、遠距離攻撃できる仲間が居ると出来ることが増えるね!!

 砲兵による支援砲撃とか、戦局を左右するし。

 リムちゃんが我が分隊に来てくれて大助かりだよ」

「お褒めに預かり光栄ですぅ。

 でもリムちゃんはまだどっかんしたりないですぅ」

「私ももうちょっと数減らせると思うけど、こういうのって一回攻撃したら移動しなきゃだしね。

 この砲撃をしたのは誰だぁ!! ふッ、残像だ、って感じで華麗に移動するよ!!」

「オッケーですぅ!!」

 けっこう波長の合う二人だった。

 

 

「最近私、遊撃隊なのにあんまり戦えて無い……。

 もしかして私、要らない子なのかな、必要じゃないのかな……」

「何言っているんですか!! 支援砲撃中の無防備な仲間を護衛するのは重要な仕事ですよ!!!

 至近距離の対応が難しいリムちゃんをカバーするわけですし!!」

「あ、そっか、そうだよね!!

 護衛の仕事は大事だもんね!!」

 落ち込むキウイを励ますリシアンサス。

 キウイは思ったことをすぐに出す為に頭が悪そうに見えるが、冷静になれば細かいことによく気付く。

 

 そこにムードメーカーの二人としっかり者のペポが加わり、ランタナ分隊はなかなかの結束力を見せていた。

 

 

「ふひぃ、一仕事終えたら腹減った!!

 ペポぉ、お菓子ちょうだい!!」

「ランタナちゃんったら、もう、しょうがないなぁ」

 ペポは武器にもしているカバンからお菓子を取り出して、ランタナに手渡した。

 

 そんな皆の様子を、リムナンテスはぽわぽわとしながら見守っていた。

 

 

 

 §§§

 

 

「団長ちゃん、団長ちゃん!!

 分隊の皆ってやっぱり付き合ってるんですぅ?」

「いきなり何言ってるんだこのスイーツ脳は」

 害虫討伐を終えて騎士団支部に帰ってくるなり、執務室に突撃してきたリムナンテスはそんなことを言った。

 

「ランタナちゃんとかペポちゃんとか、キウイちゃんとかリシアンサスちゃんとか、妙に親密ですぅ!!

 これは怪しいですぅ!! 絶対付き合ってるですぅ!!」

 この見た目は淑女然としている花騎士は、ちょっと偏った恋愛脳をしていた。

 

「ほう、じゃあ俺はさっきチューリップ団長とメシ食ったが、俺らは付き合ってるってことでいいのか?」

「あ、リムちゃんは男同士の関係は興味ないです」

「真顔になるな、あと語尾忘れるな」

「団長ちゃんはリムちゃんの趣味を理解してくれるですから、当然皆の関係も把握してるですぅ?」

「そりゃあな。でも世の中そんなにおおっぴらに同性愛をひけらかす人間は居ないさ。

 勿論、それを想像するのは楽しいが」

 そう言ってにやにやする団長。

 

「例えば、うちのクロユリとゼラニウムちゃんとかな」

「あ、そう言えばあの二人、この間二人きりで会っていたですぅ!!

 団長ちゃんに報告しようと思ったんですけど、丁度任務が入ったので忘れてたですぅ」

「ほう、あの二人が?」

「でもでも、クロユリちゃんと団長ちゃんは特別な関係だって皆言ってました。

 むむむ、これはとても複雑な展開になってきたですぅ……」

 リムナンテスはぽわぽわになりながらそう言った。

 

「それはそれで俺は面白いからいいがな」

「へッ? 団長ちゃんはクロユリちゃんが他の女の子と付き合ってても良いんですぅ?」

「俺には他人の不貞を咎める権利は無いからな。

 俺に愛想が尽きたなら、いつでも関係を断ってもいい」

「団長ちゃんのそういう淡白なところ、女の子が傷つくんだと思うんですぅ」

 と、リムナンテスは不満を述べた。

 

「ところで、付き合ってるって断言するなら、キスぐらいしてたんだろうな?」

「えーと、そこまでは……」

「だがあの二人が付き合うとなると、面白いな。

 ……やはりクロユリは自分に無い物を求めるのだろうか」

 当人が聞いたらぶん殴られそうなことを平然と言う団長だった。

 

「それともあれだろうか、男の固い体より女の柔らかい体の方がいいんだ、みたいな?

 やべ、想像したら興奮してきたぞ!!」

「だ、だ、だ、団長ちゃん!!

 臆面なくそういう事口にしないで欲しいですぅ!!」

 意外と初心なリムナンテスが真っ赤になった顔を両手で隠すのを、団長は笑って見ていた。

 

 

 

 §§§

 

 

「ってな話をしてな。

 よくよく考えてみれば、女の子同士が絡む想像はしても実物は見たことなかった。

 今度イヌタデあたりでも誘ってリンゴちゃんも一緒にフィーバーしようと思うんだが」

「むはッ、私もその発想は有りませんでした。

 で、でも、そんな、良いんでしょうか、私とでなんかで」

「なに言ってるんだリンゴちゃん。

 君は十分魅力的だって、もっと自信を持つんだ!!」

 てな感じで、いつものように猥談を繰り広げる二人だったが、その時リンゴの脳裏に稲妻走る!!

 

「っだ、団長さん!! 今、クロユリさんとゼラニウムさんの絡みで興奮できるって言いましたよね!!」

「うん? まあな。

 だってあの胸にクロユリの顔がうずまるとか想像してみ」

「ぶはッ、っとと、そうじゃなくてですね!!

 それって、巨乳の人相手でも興奮できてませんか!!」

 鼻から出るリンゴジュースを抑え、彼女は興奮気味にそう言った。

 

「あ、確かに……なるほど、主観の問題か。

 サクラをメインディッシュではなく、デザートとして見ればよかったのか」

 それは団長には無い発想だった。

 

「サクラを巨乳の女ではなく、別のジャンルとして扱えば……行けるかもしれん!!

 だが、女の子同士の絡みじゃ抱いたことにはならんのでは?」

「そこはほら、興奮できればもうこっちのものですよ!!

 サクラさんで興奮できたことには違いないんですし!!」

「よし、行ける、行けるぞ、リンゴちゃん!!」

 がたっ、と立ち上がり、団長は拳をぐっと握りしめた。

 

 

 

 

 §§§

 

 

「団長さん、お話とはなんでしょうか」

 早速、夜に団長はサクラを呼び出した。

 

「来たか、サクラ……」

 しかし、この団長。いざサクラの顔を見てみると、踏ん切りがつかなくなった。

 

「まあ、なんだ、上がれよ」

「はい、分かりました」

 サクラはこの時点で団長の微妙な雰囲気で察していたが、口には出さすに部屋に上がった。

 

 

「その、なんだ、サクラ」

「はい」

 ちゃぶ台を挟んで座る二人。

 団長の言葉は歯切れが悪い。

 

「俺はそれなりの人数の花騎士を見てきたと思う。

 その中でもとびきりにお前は優秀だ。十年に一度の、いや、俺の団長稼業で一度の逸材だろう。

 お前に教える時間は短かったが、俺はお前を教え子だと思っている」

「私にとっても団長は得難い教官でした」

「ありがとう。俺にって、お前は何事にも代えがたい誇りだ。

 だから俺の元でお前が得るだろう栄光を曇らせることになるかと思うと、それだけが恐ろしかった」

「何を仰るんですか団長さん。

 団長さんが上げる戦果は比類ない物です。

 私こそ、団長さんの教え子であることが誇らしいです」

 長々と前置きが重なっていく。

 僅かに俯きながら話す団長に、サクラは真剣な表情で受け答えしていく。

 

 

「私に栄光栄達は必要ありません。

 私はそんな評価を受ける人間じゃありませんから。ただ周りが評価してくれるだけです。

 ですから団長さん。貴方だけはそう言ったモノを取り払って見てくれて私は嬉しいんですよ」

「そうか……」

 団長はその言葉を聞いて、ゆっくりと頷いて心を決めた。

 

「だからこそ、俺はお前を抱きたいと思ったのかもしれない」

「はい」

 サクラは変わらず相槌を打つ。

 

 

「……これ以上の言葉は不要だな。

 サクラ、お前はこのまま出て行っても良い。

 愛の無い行為を強いるつもりはない。

 たとえここに残っても、俺はお前を縛るつもりはない。

 好きな男が出来ればいつでも祝福しよう」

「ふふ、団長さん、私はこれ以上なく愛されていますよ。

 だから、そんなこと言わないでください。これからすることが、間違いなはずないじゃないですか」

 サクラは彼に微笑んでそう言った。

 

 その発言を割と後悔するのは割とすぐだった。

 

 

 

 §§§

 

 

「あの、団長さん。これって話が違うんじゃないでしょうか……」

 サクラはちょっと困惑気味にそう言った。

 現在、彼女は布団の上で後ろに回ったリンゴに服を脱がされている最中だった。

 

「どこがだ? リンゴちゃんは俺の半身。

 つまり、俺の体の延長だ。何もおかしいことはない」

 その様子をチーズの盛り合わせを摘まみながら赤ワインを飲んで鑑賞している団長。

 

「いえ、その、私はてっきり二人きりでするものかと」

「あ、大丈夫ですよサクラさん!!

 私は準備をするだけなので、お二人の邪魔はしませんから!!」

 興奮で今にも鼻から吹き出しそうなリンゴはハイテンション気味にそう言った。

 

「はふぅ、サクラさん、本当に美しいです……」

 薄暗く小さな光源しかない室内で、リンゴはサクラの背中に見蕩(と)れていた。

 

「サクラさん、この三つ編み解いても良いでしょうか!!」

「ええ、構わないけれど……」

「むはッ、それじゃあ失礼して」

 しゅるり、とリンゴはサクラの髪の三つ編みを解いた。

 

「おお、サクラがストレートってのは新鮮だな」

「ですよね!! お風呂の時もまとめちゃうんで、これは実際レアですよ!!」

 リンゴは幸せそうにサクラの髪の毛をかき抱く。

 

「こんなつやつやでふわふわな髪の毛、私他に知りません……絶対手入れ大変ですよね」

「そうなのよねぇ、でもここまで伸ばしちゃうと切るのがもったいなくなっちゃって。

 ウメちゃんはこういう所で女らしさを魅せたいって言うんだけれど」

「私ももっと伸ばしたいんですけど、癖っ毛で……」

「気にする必要ないわよ、リンゴちゃんも伸ばしてみたら?」

「そ、そうですか? どうしましょう団長さん」

「俺は肩に掛かるぐらいがベストだと思うぜ」

「じゃ、じゃあ、もうちょっと伸ばしてみようかな」

 と言った女子トークをしながらも、リンゴは手を休めない。

 すっかりサクラの上半身は下着も取り払われ、彼女は羞恥からその豊満な胸をその腕で隠している。

 

「む、むっはッ、団長さん、手ブラですよ、手ブラ!!」

「うむ、手ブラは良いな。尊い」

「もう……」

 サクラはこちらの一挙一動に反応するこの二人に何だか気恥ずかしくなってしまった。

 

「そ、それでは、失礼して……」

 リンゴが緊張した面持ちでサクラの正面に移動し、その腕に手を掛ける。

 彼女の腕は抵抗も無く解かれた。ぽろん、と形のいい胸が露わになる。

 

「む、むしゃぶりつきたいです……」

「リンゴちゃんはいつも団長さんと一緒に女の子にこういうことしているの?」

「え、いえ、実はここまで任されたのは初めてで、イヌタデちゃんと顔を舐め合ったりスキンシップするくらいで私は……」

「なるほどねぇ、二人がすごく仲良い理由が分かったわ。んッ」

 リンゴの細い指がサクラの両胸を持ち上げるように触れた。

 

「ほわぁ、団長さんすごいです、リンゴちゃんは昇天しそうなほどの触り心地です」

「うむ、実に耽美(たんび)な光景だ。裸婦画を愛でるのはこういう気分なのかもな」

「マシュマロのように柔らかくてハリが有って、もう辛抱堪りません!!」

 揉みしだくだけでは飽き足らず、リンゴはサクラの胸に顔をうずめた。

 

「もう、リンゴちゃんったら」

「おーい、リンゴちゃん。これはこれで良い物だが、これでは母親に甘える子供の図だ。もっと艶めかしい感じで頼む」

「はッ、そうでした。

 サクラさん、横になってもらえますか?」

 とリンゴは言ったモノの、行動でそれを促した。

 サクラは彼女の雰囲気が変わったのを感じて、何も言えずにされるがままに従った。

 

 その上に、半裸のリンゴが覆いかぶさる。

 彼女は首筋に顔をうずめ、舌を這わせる。

 

 あうッ、とその刺激にサクラが反応する。

 同時に胸を先ほどと違って官能的に揉みしだかれ、薄桃色の突起を重点的に責められる。

 

 傍から見れば仲の良い姉妹にも見えるが、その絡み合いは性的だった。

 

 

 その光景を、団長はワインを飲んで楽しそうに見守っていた。

 

 

 

 

「うーん、なんか違うな。

 おい、サクラ。お前も責められるばかりじゃなくてリンゴちゃんにお返しをしてみろよ」

 数分ほどその光景を見ていた団長は、ふと口を開いた。

 

「そ、そんな、やっぱり団長さん、主旨が違って……」

「俺は真剣だ。俺はお前に興奮したいんだよ」

 そう言われては、仮にも性交渉に応じた側としては受け入れざるを得なかった。

 

「……リンゴちゃん、嫌だったら言ってね」

 サクラはそう言うと、リンゴの頬に優しく唇を落とした。

 そして、リンゴを抱きしめると、その体をまさぐり始めた。

 

「ふぁぁ……」

 今まで一方的に責めていたリンゴは、サクラの愛撫によってあっさりと昇り詰めてしまった。

 

「なかなか上手じゃないか。

 あれか? お前も学生時代に後輩に、お姉さまぁ~、とか慕われて、一緒にベッドに入ったりしたのか?」

「そういうのじゃ、んちゅ、ありませんって……」

 二人の体が絡み合い、お互いの胸が圧迫されて形を変える。

 サクラはリンゴの顔中にキスを落として、気持ちいいところを探り、触れていく。

 

「いや、いい。実に良い光景だ」

 まるで妖精が戯れているような光景に団長は満面の笑みだった。

 しかし、それは見ていて楽しいとか、美しいとか、そう言う性的欲求に直結するものではなかった。

 

「うーむ、これはこれで良いのだがなぁ。

 よし、こうなったら追加だ。おい、行け」

 団長が合図を出すと、クローゼットの扉がバンと開いた。

 

「わん!!」

 なんとそこから、全裸に首輪だけを付けたイヌタデが興奮した様子で飛び出してきたのだ!!

 

「えッ、イヌタデちゃん!?」

 さしものサクラとて、彼女の乱入には驚いたようだった。

 

「ほれ、舐め回せ」

 団長の指示に、イヌタデは早速二人に飛びついた。

 彼女は二人の絡まった足を広げると、サクラの秘部に顔を寄せてペロペロと舐め始めた。

 

「ひゃ、ちょ、や、舐め、舐めないで!?」

 二人掛かりで責められて、流石のサクラもたじたじだった。

 

 団長はその痴態を肴にワインを煽るのだった。

 

 

 

 

「はぁはぁ。も、ゆるして……」

 リンゴとイヌタデによって、すっかりサクラは出来上がっていた。

 軽い接触による愛撫ばかりが続き、生殺し状態がずっと続いているのだ。

 

「……団長さん、お願いです、……逝かせてください」

 サクラはもう既に二人に何度も懇願したが、団長がそれを却下した。

 

「そろそろ良いだろう、二人ともありがとう」

 団長がそう言うと、色んなところを舐めていたリンゴと、膣に舌を入れていたイヌタデは顔を離して、サクラから離れた。

 残されたサクラは頬が赤く上気し、息が荒い。

 誰もが生唾を飲み込むだろう姿だった。

 

 団長は服を脱ぎ棄てると、布団に横たわるサクラの前に膝立ちになった。

 だが、やはり、彼の逸物は勃起しているとは程遠い状態だった。

 

「そんな……」

 それを見たサクラは切なそうな表情になった。

 

「なんだ、何が足りない。

 今のサクラはこれ以上ないくらいエロい筈だが」

 そう呟く団長の姿に、準備を担当した二人も顔を見合わせる。

 

「やっぱり胸が小さい子じゃないとダメなんでしょうか……」

 リンゴが難しい表情で首を傾げている。

 しかし、答えは意外なところから転がり出てきた。

 

 

「うーん、もしかしてご主人はサクラさんが処女じゃないからダメなんじゃないのかな」

「なに? サクラが非処女だって?」

「え、ご主人、知らなかったの?」

 ずっと秘部や膣を舐めていたイヌタデはそれを感じ取っていた。

 彼女は男は無条件で処女が好きという思い込みによってそう口にしたのだが、この男は違った。

 

「なんだサクラ、お前処女じゃないのか?」

「……え? はい、一応」

「相手は男か? 女じゃないだろうな?」

「当たり前じゃないですか……」

 切なそうな表情で、サクラは言葉を絞り出す。

 

 その時だった。

 殆ど萎えていた団長の逸物がそそり立ったのだ。

 

「むはッ、むっははは!!」

 団長は楽しそうに笑って、サクラに断りもせずに己の豪槍を突き立てた!!

 

「へッ、ひゃう!?」

「誰が相手だ? この胸でか? この胸で誘惑したのか?」

 軽い律動をしながら、団長は己が好まざる大きさのサクラの胸を揉みしだく。

 

「そ、それは、はぁ、あッ」

「いや、言わなくてもいい、相手なんて限られるからな。

 恐らくあいつだな? お前が前に所属してた騎士団の団長だろ? 違うか?」

「ッ――――」

 団長には答えを聞かずとも分かった。

 きゅう、とサクラの膣が収縮したからだ。

 

「ははは、前に抱かれた時のことを思い出したか?

 何回抱かれた? 言ってみろ」

「……ッ」

 サクラはぶんぶんと首を左右に振って質問に答えなかった。

 

「言えって」

「あ、うッ!?」

 ずん、と最奥に逸物を突き立てられ、サクラは喘いだ。

 

「ほら、何度だ?」

「しゃ、しゃんはい……」

「……へぇ、三回もか!! そりゃあいい」

 それから団長は色々な質問を投げかけ、嬉々としてサクラを責めたて始めた。

 

 

 二人の情事を横で見守るイヌタデとリンゴは、豹変した団長に唖然としていた。

 彼女たちは顔を見合わせる。

 

「……ご主人、どうしちゃったの?」

「あ、もしかして、そういう……」

「どういうこと、リンゴちゃん?」

 処女が一般的な男性に好まれるというのは知っているイヌタデだが、それ以外には疎かった。

 

「以前、団長さんがゼラニウムさんにクロユリさんを取られたら興奮するって言ってたんです。

 それって百合展開に興奮するってことじゃなくて、自分のモノじゃなくなった人を奪い取られるって状況に燃えたんですよ……」

「あ、知ってる、寝取られとか寝取りとかいうあれだよね」

「多分これはちょっと違うと思いますが。サクラさんは厳密に団長さんのモノじゃないので。これは多分……」

 

 

「週に何回オナってるんだ?」

「や、やぁ、言えません、言えません!!」

「してないわけじゃないんだな?

 オカズはなんだ? やっぱり前にシた時だろう?」

「ッ、ッ!」

「お前は素直だな、サクラ!! はは、むはは!!」

 容赦のない言葉責めに、団長のボルテージは上がっていく。

 

「他人の手で開発された女性をよがらせて、独占欲を満たしたいんですよ」

 リンゴはその歪んだ情欲に、彼が以前付き合っていたある花騎士の蔭を感じた。

 

「ああでも、それってすごくそそります」

 結局、リンゴと団長はどこまで行っても似た者同士だった。

 

 

「処女破られた時、相手は優しかったか?

 それとも相手は童貞で、上手くいかなかったか?」

「ッ――――」

 最早団長の質問は情欲を煽るものではなく、己の嗜虐心や背徳感を得るものに変わっていた。

 サクラは必死に口を手で覆い、声を漏らさないように苦心している。

 

「はぁ、はぁ、可愛い、凄く可愛いぞ、サクラ」

 絶え間なく言葉責めしながら動いていたからか、団長の方も息が上がっている。

 終わりは近かった。

 

「明日から、今回のセックスを思い出しながらオナニーするんだぞ。

 それと、膣内に出すけど、良いよな? ダメなら声に出して言ってみろ」

「ぁ、だめ、なか、ダメで!!」

「悪い、もう無理だ。サクラの優秀な遺伝子に種付けするぞ!!」

 外出し? そんなのCG回収以外でするわけないじゃん、とばかりに容赦なく腰を打ちつける団長。

 

「んッ、んぅ~~!!」

 膣内に射精されて、絶頂させられるサクラ。

 喜色に満ちた表情で、団長は彼女の表情を見下ろしていた。

 

 

 

 §§§

 

 

「……団長さんのケダモノ」

 情事が終わり、我に返った団長の背にジト目を投げかけながらサクラはそう言った。

 いつも笑みを絶やさぬ彼女がそう言うのだから、相当御立腹の様子だった。

 

「ううぅ」

 全身から、やっちまったぁ、という雰囲気を出しながら、団長は部屋の隅っこで自己嫌悪で蹲(うずくま)ってリンゴたちに慰められていた。

 

「私はもう少し優しくして頂けると思ってたのですけど」

 彼の性生活が爛れていることくらいサクラも想像がついていたが、まさか別の女の子を使ったり、初回で言葉責めしまくってくるとか、誰が想像しようか。

 

「……」

「そんなに落ち込まないでください。

 一応、気持ち良かったですし」

「えッ、じゃあ今度はロリボディで……」

 そう言って振り返った団長だが、睨まれてしゅんとなった。

 

「実際に肌を重ねて、どうして団長さんがこれまで女性関係で問題を起こしたのかよく分かりました。

 これは私も心を鬼にする必要がありそうですね」

「へ?」

「団長さんはリンゴちゃんに感謝するべきです。

 彼女がいなかったら恐らくとっくに問題を起こしてたでしょうし」

「ううッ」

 痛いところを指摘され、やっぱり隅っこで小さくなる団長。

 

 

「ええと、具体的にはどうするんですか?」

 自己嫌悪に苛まれている団長に代わって、リンゴが問う。

 

 その答えは、あっさりと返ってきた。

 

 

「……は?」

 団長はようやく、自分が誰に手を出したのか思い知ったのであった。

 

 

 




次回。結成、リンゴ団長被害者の会……の予定。


それにしても物欲センサーの存在を実感しました。
なんでネリネちゃんとヨメナちゃんが出ないで、スイレンさんが来るんですかねぇ(血涙
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