重巡である高雄は自分だけの部屋が与えられている。いや、激戦を生き抜く艦娘なら自室は持ってもよいのだが、駆逐艦や軽巡は同室を望む者も多い。
高雄は自分の密かな趣味のためにも自室を必要としていた。
それは、自慰行為だった。いつぞや曙を呼び出そうとした時に、部屋の扉が開いていたので、悪いとは思いながらも中を覗いてしまった。すると中には下半身を裸にした曙が腰を上下に揺り動かしていた。
それを見て
それを見てからしばらくの間、高雄はその光景が頭から離れなかった。
ーーどうしてお尻なんかであの子はあんなに気持ちよくなれているんだろうか。
そんな考えが頭の中をぐるぐると回っていた。さすがに曙に尋ねるわけにはいかなかった。しかし風の噂で大井がある艦娘の尻を犯しているという情報を聞いた。
大井が抱く相手は一人しかいない。だが大井は現在提督とケッコンしている。
頭の中に?マークが浮かびながらも、興味は尽きなかった。
、興味は尽きなかった。
だが肛門性交のことを聞くためだけに、迂闊に北上に近づくわけにはいかない。
葛藤と逡巡の後、高雄は自分なりに夕張に頼んだ。
「曙が使っているのと同じものをお願いします」
それを納めた箱が今、高雄の目の前にあった。
夕張に頼んだものの、高雄はそれを長い間使おうと言う気にはなれなかった。というのも、以前練習として、部屋に鍵をつけて指を菊座に刺して出し入れしたことがあった。
た。
だが思ったほど気持ちよくはなれず、きちんと拭いた筈だったが肛門から固形物の感触がした。
指を抜いて臭いを嗅ぐとよく知っている独特の刺激臭がした。
それ以来、肛門を使った自慰とは距離を置こうとした。
だが、高雄は曙の肛悦にあえぐ声を聞いた。
すべての束縛から解放されきった喜びの声。
忘れようとすればするほど、曙の声は高雄の耳に幻聴として反響していくばかりだった。そして愛宕と提督のただれきった関係を見せつけられた今、心の自制の鍵は音を立てて落ちた。
宕と提督のただれきった関係を見せつけられた今、心の自制の鍵は音を立てて落ちた。
「こ、これは中身を確認するためですから」
プラグはカモフラージュのために白木の箱に収められている。高雄は息を吸ってそれを開けた。
「うそっ、何これぇっ!」
箱を落として中身がこぼれ出た。
あわてて周囲を見渡したが幸い誰もいないようだった。
しゃがみ込んだ高雄は改めてそれを見て震えた。
現像作業で使
現像作業で使うエアクリーナー状のポンプと、おそらくはそのポンプで送り込まれた空気が入る男性器状のゴムディルドーがそこにあった。そしてもう一つ、人間の人差し指と中指が絡み合うシリコン製のディルドーが入っていた。しかもローションと簡単な説明書が入っていた。
しばらくそれらを眺めていた高雄だったが、やがて我に返ってため息を吐いた。
ーーバカらしい。曙は曙。私は私。いくらなんでも。
言葉とは裏腹に高雄の手
が説明書に伸びた。