※この作品はR-18です。

クズ夜叉   作:nenenene

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復活の犬夜叉

 おぼろげな意識の中、誰かの声が聞こえる。

 

「犬夜叉……」

 

 挑発的な響き。犬夜叉と呼ばれたその少年は、疑問に思う。

誰の声だ? どこかで聞いたことのある声。声の高さから、女の声であることは分かる。だけど思い出せない。目を開ける。しかし、靄がかかっている。女の顔を見ることが出来ない。

 そんな犬夜叉に、声の主は話を続ける。

 

「……お前はホントに屑だな。もういっそ、クズ夜叉とでも名乗ったらどうだ?」

 

 誰だよこいつ。エラそうに!

 犬夜叉はイラつく。

 

「……うっせえよ。良いだろ、別に? あいつは村を襲おうとした悪い妖怪だ。そいつを使ってちょっとばかり“楽しんだ”ところでよぉ?」

 

 そんな犬夜叉の反論に、女は呆れた様子を見せる。

 

「良いわけがあるまい、犬夜叉よ。相手が悪い妖怪でも、女子(おなご)は女子だ。散々に強姦して殺してしまうなどとは……酷いとは思わんのか?」

 

 そんな女の声に、犬夜叉のイラつきが高まる。

 

「うっせえ! 俺は村を救ってやったんだぞ?! お前だろうが! そうしてくれと俺に頼んだのはっ!」

 

 そこで一瞬、犬夜叉は戸惑いを覚える。

こいつが頼んだ? 村を救ってくれと? 誰だ? こいつ? 面識があるのか?

 

「まあ……その点には感謝しておる。……だが、やり方が問題なのだ。私はその女妖怪の死体を見た。可哀想に……。四肢を切断され、胸を食い千切られ、大粒の石が挿入された腹は妊婦のように膨れていた。なぜ、あんなムゴイことを……」

 

 女の声。その不愉快な内容に、先程の疑問はたちどころに吹き飛ぶ。

 

「ケッ! それがどうした! どうせその女妖怪だって、面白半分で人間を殺してるようなクソ野郎だろ! それとも何か! 黙って見てればよかったのかよ! 村人が殺されるのを!」

 

 犬夜叉の叫び。

 

「……はあ。私はそんなことを言いたいのではない。あそこまでやる必要があるのかと言っておるのだ」

 

「うっせえええええええええええ!!!」

 

 絶叫を上げる。

 

 

 そして、気が付く。

 

 視界がはっきりしている。先ほどまでの靄は、いずこかへと綺麗さっぱり消滅。今、犬夜叉がいるは森の中。

 

 そして、目の前には女。何でか知らないが、犬夜叉の耳をニギニギと触っている。その珍妙な格好をしている女はなぜだかビックリしている様子。

 

 と、そこで、犬夜叉はその理由に気付く。そうか、俺がさっき叫び声をあげたからだな。

 

 しかしこの女? どこかで見たことがあるような? 犬夜叉は疑問に思う。

 

 クンクン。

 

 匂いにも覚えがある。だが、誰なのか思い出せない。

 

「誰だ? お前?」

 

「え? 私? 日暮かごめ」

 

 答えはすぐに帰ってきた。

 

「何やってたんだ?」

 

 続いての問い。

 

「それは……その、本物の耳なのかなって……」

 

 女の答え。

 

「なんだ? お前? 獣耳なんて珍しいもんでもないだろ?」

 

「珍しいわよ! 人間の身体に獣耳なんて! 変じゃない!」

 

 女の答え。これに犬夜叉はイラッと来た。人間風情が俺を馬鹿にしやがって!

 

 殺そう。

 

 何の躊躇もなく犬夜叉はその結論へと至った。だが、村の者には手を出せない。あいつの約束だからだ。そして、犬夜叉は自分の思考の奇妙さに気付く。何でだ? なぜ村に手を出せない? あいつが誰なのかも分からないのに……。

 

「お前、あの村の住民か?」

 

 犬夜叉の問い。

 

「へ? 村って何のこと?」

 

 女の答え。これで明らかになった。この女はあの村の住民ではない。だから殺しても問題ない。

 犬夜叉は女へと手を伸ばそうとする。そして、気付く。自分の身体に矢が刺さり、木に縫い付けられていることを。

 

「なんだこれ? 女、お前がしたのか?」

 

「冤罪よ! え・ん・ざ・い! 私は何もしてないわよ! 最初からそうなってたわよ! 私があんたを見つけたときには!」

 

 女の答え。何だか妙に焦っているようだ。怪しい。犬夜叉は勘ぐる。ぜってぇーこいつが犯人だ。間違いない。殺そう。

 そして犬夜叉は、矢を抜こうとする。

 だが……

 

「抜けねぇー! どうなってんだ?」

 

 どれほど犬夜叉が力を入れても、矢はビクともしない。

 

「え? そんなに深く刺さってるようには見えないんだけど?」

 

 そう言って女が横から手を出してくる。

 

 サクッ。 軽い音と共にあっさりと抜ける矢。

 

「お! 抜けた」

 

「抜けたわね……」

 

 気まずい沈黙。

 

「取り敢えず……」

 

 犬夜叉の呟き。

 

「取り敢えず?」

 

 かごめの問い。

 

「殺すか」

 

 犬夜叉の宣告。

 犬夜叉はかごめへと手を伸ばすと、その右腕を掴む。

 

 ボキッ!

 腕の骨が折れる、子気味良い音。それに、

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

女の絶叫が加わる。

 

「ギャアギャアうっせえよ、女」

 

 変な耳? ふざけやがって! 死ねよ! 許さん! この耳を馬鹿にするやつは!

 

 次は左腕の骨を折る。

 

「ぎいいいいいいいいいいいいいい!!!」

 

 女は悲鳴を上げながら、その場に倒れ込む。

 

 ジュワアアアアアア

 

 水の流れる音。見ると、女がお漏らししていた。地面へと水たまりを作っていく。

 

「ケッ! みっともねえ! お漏らしとはな!」

 

 犬夜叉はそう罵声を浴びせ、倒れ込んだ女の腹へと蹴りを入れる。

 

「ガハァ!!!」

 

 その一蹴りで吹っ飛んでいく女。

 

「ヒイイイイイイイイイイイイイイイ!!! やめて!!! やめて!!! お願いします!!! 何でもするから!!!」

 

 女が地面に頭をこすり付けながら、命乞いをする。

 

「ケッ! 死ねよ! 女!」

 

 だが、犬夜叉に慈悲の心などない。土下座をする女の頭に足をのせると、徐々に徐々に力を加えて行く。

 

 ギチギチ! ギチギチ!

 

 女の頭骸骨にヒビが入る奇怪な音。

 

「ぎゃああああああああああ! ぼえがい! たずけで! なんえもしまうがら!」

 

 女の命乞い。だが、犬夜叉がそれで力を緩めることなどない。

 

 ギチギチ! ギチギチ!

 

「いぎいいいいいいいいい! じぬ! じんじゃう! あだじ、じんじゃう!」

 

 ギチギチ! ギチギチ!

 

「こんあ! ごえんなざい! あやばるがら!」

 

 女の謝罪。だが、それは逆効果だ。

 犬夜叉のイラつきが高まる。ごめんなさいだと? 俺の耳を馬鹿にして! ふざけんな!

 

「うっせえ! さっさと死ね!」

 

 犬夜叉は力を入れる。

 

 グチャ!

 

 圧力に耐えられなくなったかごめの頭が破裂し、脳味噌が周囲に散らばる。

 

「ケッ! ザマアねえな!」

 

 俺の耳を侮辱した罰だ! 女め!

 

「んじゃ。頂くとするか」

 

 犬夜叉はそう宣言すると、その場にしゃがみ女の服を引き裂き始める。

 

「へえ。結構いい躰してんじゃねえか」

 

 裸にされたかごめの死体を見て、犬夜叉はそんな感想を漏らす。そして、かごめの乳房へと手を伸ばし、ブチっとオッパイを引き千切る。

 

「あーん」

 

 犬夜叉は大口を開け、オッパイを中へと入れる。むしゃむしゃ。犬夜叉一人だけの森の中。オッパイを咀嚼する音が響く。

 ごっくん。オッパイを嚥下する。

 

「ほー。なかなかの味だな」

 

 そう言うや犬夜叉は、もう一つある乳房を引き千切る。むしゃむしゃ。再び咀嚼。ごっくん。

 

「こんどはモツも食ってみるか」

 

 犬夜叉の呟き。犬夜叉は女の胴体をその長い爪で切裂くと、モツを取り出す。そして、咀嚼。むしゃむしゃ。ごっくん。

 

「ん? なんか異常に腹が減ってきたな?」

 

 犬夜叉が疑問の声を上げる。それもそのはず、犬夜叉は数十年という長期間、何も口にしていなかったのだ。ここにきてお肉を食べたことにより、お腹が燃料を要求し始めていた。

 

 むしゃむしゃ。ごっくん。

 犬夜叉は食欲の赴くまま、次々とかごめの肉体を食べていく。

 むしゃむしゃ。ごっくん。

 

「ん?」

 

 と、女の肉体お食べて行く内、犬夜叉は違和感に気付く。女の体から水晶玉の様なものが出てきたのだ。犬夜叉はそれが何なのかを知っていた。

 

 

「これは……? 四魂の玉?」

 

 なんでこんなところに? 犬夜叉の呟き。こいつはかなり厳重に管理されてるはず……。こんなチンチクリンな女の中から出てくるのは可笑しい。

 

「ま、いっか」

 

 犬夜叉は思考を放棄した。どうでも良いことだからだ。

 

「あーん」

 

 犬夜叉は四魂の玉を口の中にいれ、『ごっくん』と嚥下する。

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

 犬夜叉の叫び。

 

「スゲエエエエエエエエエ!!! 力がみなぎってくるぜ!!!」

 

 

 

 

 

 

 この日、犬夜叉は復活。さらに、四魂の玉を吸収したことにより、大妖怪へと変貌することになる。

 

 

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