「はぁ。はあ、はァ」
結羅の息づかい。絶頂の影響が抜けていないのか、その瞳は虚ろ。なにも捉えていない。
自慰を終えた少女はゆっくりと、生殖器から右腕を引き抜く。
「あん」
可愛らしい悲鳴。腕を抜く際、生殖器に痛みが走ったのだ。心地の良い痛み。自分が生きているんだと感じる。
少女にとって、自慰は日課だった。気持ちが良いからだ。自慰の楽しさに気付いたのはいつだったか? 少女は霞んだ意識の中で自問する。
……最早、覚えていない。気が付いたら、少女はオナニーをしていた。毎日、毎日。来る日も、来る日も。暇さえあれば、自慰行為に耽っていた。
もちろん、自慰だけではない。少女は、性交経験も豊富だ。少女は、マンコにチンコを入れるのも大好きだった。だから、沢山の男を引っ掻けてきた。露出の大きい格好をしているのはそのためだ。
幸い、少女は可愛らしかった。それに巨乳。そんな美少女が卑猥な格好をして男を誘っているんだから、男に困ったことはない。
SEXが終わると、少女は男を殺していた。裸になり、無防備な姿をさらす男を殺す。それもまた、少女にとって快感だった。そうして、男を殺すと、また別の男を探して、また殺す。男など、いくらでもいる。いくら殺しても、いなくなることはない。そんな訳で少女は、いつもいつも性交して、相手を殺した後は自慰行為に耽っていた。
「次はどんな男が良いかしら?」
結羅の呟き。少女はつい昨日、“満天”という男妖怪に出会い、その間抜けと交尾をし、その日のうちに殺したばかりだった。だから、今はフリー。次の相手を探していた。
と、
「え?」
下腹部に、微かな違和感。自慰の際、調子に乗って大きな傷をつけただろうか? 少女が慌てて下を向く。
そこにあったのは木の枝。足元の大木から伸びた枝の一本が、少女のミニスカの中へと侵入していた。慌てて、ミニスカをめくり中の様子を確認する。そこにあるのは、脇に寄せられ性器を隠すという本来の役割をはたしていない、ぐっちょり濡れたパンティー。
そして、女性器。そこには、木の枝が突き刺さっていた。
一体何が!?
少女は慌てて、木の枝を性器から引抜こうとする。だが、そんな少女へと、四本の木の枝が迫る。枝たちは、少女の両手足に巻きつき、拘束。身動きが取れないようにする。
「なっ!?」
どうなってるの? 捕まった? 木の枝に?
動揺し、絶句する美少女。その可愛らしい顔が驚愕に染まる。
少女は体をよじって拘束を解こうとする。だが、木の枝はよほど頑丈にできているのか、ビクともしない。
「くっ!」
美少女は、指に巻いている髪を操作。髪を使って、木の枝を切断しようとする。
だが、妖木の反応は早かった。少女が髪を操るよりも早く、少女の股間へと挿入していた枝を激しく上下運動させる。
「ああああああああああああああああああああああああああ!!」
結羅が絶叫を上げる。凄まじい刺激。先程まで自慰行為に耽り、感じやすくなっていた少女に耐えられるはずもない。股間から伝わる快感に脳を支配され、まともに体を動かすことも出来なくなる。当然、髪を操ることなど出来ず、拘束されるがママになる。
そんな少女の膣の中へ、第二第三の枝が侵入。少女の腹部を、内部から圧迫。さらに、三本の枝全てが激しくピストン運動する。猛烈な速度。木の枝や葉っぱが、膣壁に擦り付けられる。余りの刺激。少女は耐えられない。
「あああああああああああああああああああああああああぁんんんんん!!!」
またも絶叫する。さらに、絶叫に負けぬとばかりに、少女の股間からは愛液が噴出。銀色にきらめく愛液は、糸を引きながら妖木をみだらに濡らす。
ポワン、ポワン
愛液を浴びた妖木は、嬉しそうに明滅を繰り返す。一通り少女の精液を楽しんだ妖木は、更なる愛液を浴びるべく、なおも少女を責め立てる。
一本の枝が素早く近づき、美少女の可愛らしいお尻に突き刺さる。その枝は尻に入れるには大きすぎた。
グサッ!
衝撃。
「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃ!!」
そして悲鳴。
結羅の尻穴が引き裂かれ、鮮血を撒き散らす。さらには、その衝撃で、膣からの蜜の噴出も強まる。それに気を良くしたのか、妖木はお尻に挿入した枝をも上下動させ、少女の身体を激しく揺さぶる。
「ゴバッッ!!! ギアアアアァ!!」
絶叫。またも、絶頂したのだ。美少女の愛蜜がさらに噴射される。
数本の枝が少女の豊満なオッパイに巻き付き、そのままギリギリと乳房を締め付ける。凄まじい力。オッパイを切り落とそうとするかのようだ。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
余りの痛みに少女が悲鳴を上げる。その少女の身体は撥ね、エビぞり状になる。当然、その股間からはますます多くの精液を吹き出す。精液をあびた妖木は激しく明滅し、更なる愛液を求める。四本目の枝が神聖な女性器に突き刺さり、猛烈な速度で上下に振れる。
「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃ!!!」
たまらず、絶叫。少女はまたも頂に達する。少女の可愛らしい顔が恐怖に歪む。宝石のように赤い瞳からは、涙が零れて行く。
こんな……そんな……
レイプ。それは結羅にとって初めての経験だった。自らの意思とは関係なしに、異物が体内に挿入され、絶頂する。少女の尊厳が踏みにじられる。
ちがう……こんなの……
「ああああああああああああああああああああああああああ!!」
さらに、絶頂する。余りの刺激にマンコが引き裂かれ、凄まじい量の鮮血が飛び散る。
少女は自慰が大好きだ。性交も大好きだ。でも、これは違う。今、このとき、少女は一人の女ではなく、性欲処理機としてのみ存在していた。
いや……やめて……
快感と痛みにおぼれ、朦朧とする意識の中、少女は願う。
だが、少女の懇願など、妖木にとってどうでも良いことだ。少女の中に入れていた枝を巧みに動かし、卵巣にまで到達させる。そして、卵巣を破る。
「いぎゃあああああああああああああああああ!!!」
少女の絶叫。さらに、その天使のような唇から、鮮血を撒き散らす。卵巣を破った枝が、少女の体内を荒らしまわっているのだ。肺が破られ、膵臓が破裂し、心臓に穴が開く。
こんあ……もうやめて……
これほどの重傷を負っても、少女は死ぬことはない。少女は、自分の魂を櫛へと移しているからだ。だから、その櫛が破壊されない限り、少女は不死身だ。この肉体は人形みたいなものだ。
「ふっごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
だが、痛覚はある。美味しいものも感じることが出来るし、冷たいものも冷たい。痛覚もある。魂を櫛に移しているからと言って、感覚までなくなっている訳ではないのだ。
「あああああああああああああああああああああああああああぁ!!!」
オッパイに巻き付いていた枝が、さらに力を強める。万力のようなそれは、ついに少女の乳房を引き千切る。
「ぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃ!!!」
余りの痛み。美少女の絶叫が響く。
少女には、このまま永遠に、責め苦が続くと思われた。
だが、終わりは唐突に訪れた。
枝が離れ、少女を開放したのだ。自由になった美少女はだが、しかし、このとき大木の頂上部にいた。当然、その華奢な体は重力に引かれる。
「え?」
少女の茫然とした呟き。みるみる地面が近づく。
ブチャ!
奇怪な音を発して、少女の肉体は地面と激突した。
+++++++++ +++++++++
「はぁ、はあ。はァ」
結羅は生きていた。無論、それはそうである。少女の本体は櫛。櫛が破壊されない限り、死ぬことはない。
だが、五体満足とは言い難かった。咄嗟に受け身を取ったとはいえ、高さが高さ。少女の足は潰れて、右腕はあらぬ方向を向いていた。少女はゴミ虫の様に、地面に這いつくばっていた。
「よくも……。よくも……」
ぞっとするほど恐ろしい声。憎悪の声だ。それは、少女のサクランボのように愛くるしい唇から紡ぎ出されていた。
「このあたしを……」
少女の紅い瞳。それは憤怒に染まっていた。憤怒の表情。可愛らしい顔が怒りに歪み、台無しになっていた。恐ろしい鬼の形相。
夜中にこんな少女に出会ったならば、ションベンを漏らしてしまうだろう。それ程の気迫。
……まあ、股間から漏れ出る愛液が、色々と台無しにしてしまってはいたが。
「妖木風情の……下級妖魔が!」
両足が潰れているにもかかわらず、怒りに任せ、少女は立ち上がる。
「ゆるさないんだからっ!」
無事な左腕を操作。無数の髪を、妖木へと巻き付ける。
「死ねぇ!」
一閃。少女は、懐から取り出した櫛を振るう。
ゴオオオオオオオオオオオ!!!
閃光。放熱。振るわれた櫛から、炎が飛び出す。炎の渦は髪を伝って妖木へと向かい、直撃!
爆発!
凄まじい高熱が妖木を覆う。
『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』
耳障りな音。金属で金属を引っ掻いたような声だ。炎に包まれた妖木が発したのだ。それは断末魔の悲鳴だった。
所詮、妖木は下級妖怪。奇襲に成功し、美少女をいたぶることに成功した。だが、少女の漏らす精液に興奮。枝を制御できなくなったのだ。そして、自由を得た少女からの反撃。妖木には、これほどの高熱から身を守るすべなどなかった。
一瞬のうちに火達磨になった妖木は、塵も残さず焼き潰され絶命した。