※この作品はR-18です。

クズ夜叉   作:nenenene

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飛天と結羅

 

 

 とある山中。地面が焼け焦げている場所のすぐ近く。そこに美少女がいた。ただし、全裸。少女の着ていた露出過剰の服は、妖木に強姦された際、引き千切られたのだ。

 

「いい気味……あたしをレイプした罰よ」

 

 少女の宣告。その表情は誇らしげだ。

それもそのはず、この少女。自分を不遜にも強姦した下級妖怪をたった今、処刑したところなのだ。

 まあ、両足が潰れ、右腕があらぬ方向を向き、オッパイがちぎれ、股間からは血に染まった粘液をゴボゴボと撒き散らし、全裸ではあったが……そこは見て見ぬ振りをして上げるのが紳士というものだろう。

 

「でも……このままじゃ不味いわね」

 

 少女の呟き。何せ全身ボロボロなのだ。いくら鬼でも、我慢できる痛みには限度がある。そこで、少女は髪の一本を巧みに操作。自分へと手繰り寄せる。その髪には、袋が一つ括りつけられていた。

 

 美少女は無造作にその袋を開けると、中から一粒の豆を取り出す。豆? そう、豆だ。どこにでもありそうな緑色の豆。

 

 ゴクン。

 

 少女は豆を嚥下。

 

 すると、たちまち、少女の傷が全快。全身の傷など、跡形もなくなる。

 少女が食べた豆。それは、“仙豆”と呼ばれるものだ。一粒でどんな傷も治す不思議な豆。不思議な塔に住む“カリン”という妖怪を殺し、少女が奪ったもの。

 

「うふふふふふ。すごいわね」

 

 あれだけの傷が一瞬で治ったことに、少女は自分でも驚愕する。どれだけ傷つけられても死ぬことのない不死身の肉体と、どんな傷でも回復する仙豆。最強の組み合わせだ。

 

「あたしは無敵ね……」

 

 少女の呟き。それと共に、仙豆の入った袋を離れたところへと、移動させる。大事なアイテムだからだ。

 

 仙豆と不死の肉体。これがあれば何でもできる。それこそ世界征服でも。世界征服し、全ての妖怪と人間を奴隷のように酷使し、気紛れに殺す。愉快な未来。そのことを考える少女は、恍惚とした表情を浮かべる。

 

 そして、またも股間へと手をやる。マンコ。傷が治ったとは言っても先程までの行為の影響は抜けていない。血と愛液で濡れたそこは、熱く火照っている。そこへ少女は、何の躊躇もなく右手を差し込む。

 

「う……ん!」

 

 気持ちいい。でも……物足りない。刺激が足りない。先程までの乱暴な強姦と比べて、圧倒的に刺激が不足している。

 

 何かないかしら?

 

 少女は周囲を見渡す。あった。木の枝だ。中中の太さ。少女の二の腕ほどもある。

 

クイ、クイ。

 

 少女は器用に髪を使い、枝を手繰り寄せる。膣へと押し当てたそれを、一気に挿入!

 

「くあああああああああああ!!」

 

 凄まじい刺激。快感だ。木の枝は膣を突破し、子宮にまで到達する。

 

「くふうぅぅ! 気持ちいいわぁ!」

 

 みだらな表情を浮かべた少女は、枝をピストン運動する。ついでに、腰も激しく振る。

 

「ああああああああああんんんん!」

 

 嬌声を上げる少女。放っておけば、いつまでも自慰に耽っていそうだ。

 

 だが、

 

「女!! テメエが“逆髪の結羅”だなっ!?」

 

そこに邪魔が入る。

 

 

 

 

 

 

 

「だれ? あんた?」

 

 少女の問い。美少女は、声を掛けてきた相手を観察する。男。中々の男前。男は空中に浮かんでいる。足元に滑車の様なモノがついていて、それで空中に立っている模様。手には槍。

 

「俺か? 俺は“飛天”!」

 

 男の宣言。聞いたことのない名前だ。少女には覚えがなかった。さて、そんな男の髪は、黒。腰まで伸ばしている三つ編みが一つ。キチンと手入れをしているらしく、枝毛はない。

 

「一応、集めておこうかしら。黒髪なんて珍しくもないけど……」

 

 少女の呟き。それは微かな物だった。だが、相手にも聞こええていた模様。男の表情が確信へと変わる。

 

「髪を集めてるだァ!? それにさっきの自慰!! 手前が結羅で間違いねぇな!!」

 

 そう言うや、男は少女へと斬りかかる。

 

「なっ!? 速いっ!?」

 

 結羅は驚愕に顔を歪める。確かにこの男は、飛行系の妖具を装着していた。だから、高速で移動できるだろうとは少女も予想していた。だが、男の高速。それは想定をはるかに上回っていた!

 

 少女も慌てて刀を構える。だが、

 

「遅い!」

 

 一閃。男の槍がきらめき、光の線が少女の視界を通過。

 

 激痛!

 

「くっ!」

 

 余りの痛みに、少女が悲鳴を漏らす。一拍おいて、ボトリと気の抜けた音。少女が音の方向を見やると、そこには少女の右腕が落ちていた。

 

「あたしの腕……」

 

 茫然とした呟き。刀を構えた右腕。それが余りにもたやすく切断され、地面に転がっていた。

 

「はっはーーー! あんがい弱っちいな!!! おんな!!」

 

 男の哄笑。その瞳には、侮蔑の色が混じっている。

 

「あんた! 女にはもっと優しくするもんよ!」

 

 少女は憤怒に顔を歪めると、残った左腕を振る。するとたちまち、無数の髪が蠢き男へと迫る。

 

「なんだ?」

 

 男は怪訝な表情を浮かべる。それもそのはず、男には髪が見えていないのだ。そんな男へと殺到した髪は、一瞬で距離を詰めると男へと巻き付き、その全身を拘束する。

 

「バカな男。あたしの髪は見えないのよ」

 

 今度は、少女が相手を侮辱する番だ。

 

クイ、クイ。

 

 左手の指を器用に動かし、髪を操作。男を地面まで引きずり降ろそうとする。

 

 だが、

 

「うっとぉしいわァーー!!」

 

 一喝。それと共に男の妖力が高まり、足元の妖具へと注がれる。発光。妖具が怪しげな光を放つ。髪の力にあがらって、再度空中へと浮上しようとしているのだ。

 

ギシギシ!

 

 異様な音。余りの圧力に、結羅の髪が悲鳴を上げているのだ。

 

「そんな! あたしの髪が!」

 

 美少女は驚愕に顔を歪める。少女は慌てて、追加の髪を操る。拘束を強化しようとしたのだ。だが、それは遅かった。

 

 ブチッ!

 

 ついに髪が千切れ、男は自由になる。

 

「オラアァァァ!!」

 

 自由を得た男は空中高く舞い上がり、後から飛来した髪の攻撃を回避する。そして、100mほどの高さにまで上昇すると、静止。

 

「何をする気?」

 

 男はかなりの高度。あの高さにまで髪を伸ばすことは出来ない。そこで動きを止めたことに、少女が怪訝な顔をする。しかし次の瞬間、その表情が驚きに染まる。

 

「うそ……」

 

 少女の呟き。飛天と名乗った男の口。そこに凄まじいまでの妖力が集まっているのだ。そして、

 

「オラアアアアアアアア!!!」

 

雷撃。次の瞬間、男の口から途方もない規模の雷光が放たれる。

 

「ひっ!! ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

 

 慌てて背を向けて、逃げ出そうとする少女。だが、それは余りに遅かった。雷撃は、一瞬で少女との間合いを詰める。

 

 直撃!

 大爆発を起こす!

 

 

 

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