ー私立聖洋小学校
「、、、お前、笑った顔怖えよ」
佐藤に借りたクソマラボールを読み進める。
あと、余計なお世話だ。佐藤
クソマラボールはアールレートこそ高いがガキでも読んで楽しめる。
間接的な描写が笑いを誘うのだ。
ガチホモのイクゥがクソマラボールを持った野郎ども探して
鍛えた肉体でぼこぼこにぶちのめしてからが面白い
ズボンを下して突然場面が切り替わる。
1巻では洞窟探検していた。
”入り口が狭めーなあ。これじゃあ掘削機が通んねーぞ。仕方ねえ拡張すっぞ!”
鳴動する洞窟の入り口をガチホモたちが優しく、激しく
撫でるように、自然を慈しむかのように広げていく。
次の展開は決まってこうだ
”あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ”
最後には汚い野郎はイクゥの仲間になるのだった。
「それ、野菜の回とかとくに面白いぜ?でも汚したらアニキに怒られるからそこは注意してくれよ?」
面白い。
面白いけどこれ役に立たねえ
担任不在の間にクソマラボールを読み進めると
険しい顔した女が突然本を取り上げた。
「あぁ?」
、、、死にてえ奴がいるらしい
「あんた、すずかに酷いこというらしいじゃない。」
また金髪かよ
「知らねえよ。」
「!しらばっくれんじゃないわよ」
「大体あんた最近調子に乗ってんじゃないの!?」
何を偉そうにしているのかと思えば
嫉妬か。
無言で蔑みの目線を送ってやる。
自らの恥ずかしさも理解できんのかこのメス豚は。
「授業中は居眠りばっかりで、体育以外はまともに先生の話も聞かないし。挙句の果てには朝からホモ漫画。あんた生きていて恥ずかしくないの?」
鬱陶しい奴だ。
大体教室で大声ホモ漫画を掲げているお前は何様だ。
「はあ、、、塾で勉強すりゃ、1時間でここの1日分勉強できる。大体他人のものを取り上げた挙句ホモ漫画を誇らしげに取り上げたお前は恥ずかしくないのかよ。ドスケベが。」
「か、関係ないしあんたのじゃない!とにかくすずかにちゃんと謝って!」
顔を真っ赤にした金豚は押し付けるように漫画を返してきた。
恥ずかしさか悔しさか、その目は潤んでいた。
、、、この方向で攻めてみるか。
「嫌だよ。ドスケベ」
そう言って体を逸らす。
話はお終い。
もう、手も足も出まい。
金のメス豚の威勢はそこまでだった。
ただでさえ大声で糾弾したのだ。
クラス中の目線が俺たちに向けられていた。
話の切り口には正義が存在したが
中盤で逆転したことを彼女も悟っていた。
終盤では彼女はただのスケベ女に他ならなかった。
彼女の威勢はここまでだった。
悔しさを嚙みしめるようにこちらを睨みつけながら
「、、、!ぅぅっぅ、、、」
泣いた。
罪悪感はなかった。
俺は偉そうな豚を一蹴したその快感に身を震わせた。
泣きながら退出する背中を見送りながら、そう感じた。
この日から俺は聖洋の美少女3人組と俺は抗争を続けた。
時に直接、時には先生を介して、体育で組織的に狙われたこともあった。
俺にだけボールが回ってこない球技には、流石に皆の心が痛んだらしい。
「悪い佐藤。クソマラボール、しわができちまってる。あいつに弁償させるか?本屋で”クソマラボールください。”とか言わせてみるか?」
爆笑した。
「面白いけど、面白いけど必要ないよ。アリサ・バニングスが泣きながら握ったんだ。元値を超える価値で取引できるって!」
よく、意味が分からないが、佐藤が困らないならそれでいいか。
500円
クソマラボールの値段だった。
元値や売値ではない
元締めがレンタル料金として提示した金額だったらしい。
恐らく上級生だけが知っている青春の1ページ。
「なあ、クソうまい棒何本分かな?」
「えっ何が?」
よくわからんが佐藤はしたたからしい。
ー境内奥
「はぁぁぁぁぁぁ、、、、」
今はチャクラを練る練習中だ。
揺らめく青いベールが俺を包んでいた。
昨日はやてに教えてもらったMARIOを読んでチャクラの設定を教えてもらった。
精神と肉体のエネルギーを丹田で混和するものらしい。
そりゃあ上手くいかないわけだ。
当てずっぽうで滾らせればぽわ~でお終いだ。
ついでに最初に覚えるべきことも教えてもらった。
指を十字に組んで発動させる影分身の術。
記憶を並列化できる便利な術だ。
はやてに出遭ってなけりゃあ終わってたな俺
この世界でチャクラを持つのは俺だけだろう。
チャクラの訓練を指導できる人間なんて現実世界で探しても見つかるはずがない。
加えて、術の発動にはチャクラだけではなく印まで必要だったのだから。
幸い、精霊の力の使い方がわかってきて魔力の制御には自信を持っている。
チャクラのコントロールは魔力よりも早く上達しそうだった。
実際、多重影分の術もヘロヘロながら俺を生み出せた。
まだだ。もっと力を!
復讐以上をないし遂げるための力を!
「ふんっ!」
ー影分身の術ー
「ふんっ!」
、、、イクゥみたいなのが出てきた。
失敗だった。