※この作品はR-18です。

消し炭の男   作:Christmas

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宝石2つそして3つ

ー自宅 日曜日

 

先週ムックの生首から引きちぎった青い宝石を分析していた。

とても興味深い宝石だった。

電磁波を受信して魔力を返す。

魔力のバッテリーというべき品物だった。

 

この性質から考えて本来機械で魔法を使用するためにあるのだろう。

微弱な電磁波も拾うことができる異質なほど高性能なバッテリーだ。

高性能な一方で封印せずに外部へ露出すると妙な結果になりかねない危険な代物でもあった。

しかし、

 

「あと2個、、、」

 

あと2個あれば儀式魔法で制御できる。

制御にとどまらない。相乗効果を発揮して1個よりも多い魔力を安定して抽出できる。

 

成功したら俺自身のリンカーコアを補強できる。

 

切り札ながら使いどころの難しい精霊の炎

あの魔力を馬鹿食いする炎の力を使い放題だ。

 

力を揃えれば影分身と併用してはやてのことを24時間守ってやれる。

害悪は燃やし尽くしてやるのだ。

 

手早く捜索して早いところ揃えちまおう。

そう思い、今日は捜索に出掛ける。

 

 

ー境内奥

 

作戦はこうだ。

一帯に魔力を流し込み強制発動へ追い込む

発見次第、瞬身で抑え込み即座に封印。

 

魔力に余裕が無ければ来週に持ち越しだ

回収する人間がいないとも限らない。短期戦を想定する。

 

人生を左右する大一番に緊張する。

 

「すうーっ!」

 

息を吸込み覚悟を決めて打ち込む!

淡い光の波が一帯を走った。

 

、、、さあどうだ?

 

、、、

 

、、、不発だった。

 

一つ山を移動する。

この山へは来たことがない。

遭難しそうで本当は踏み込みたくなかった。

 

知らない場所に余計に緊張する中、

もう一度打ち込む。

 

!掛かった

 

「キェー!キェェエー!」

 

金切り声を上げて上空から黒い点が舞い降りる。

どうやら宝石が生き物に入り込んだらしい。肉と癒着してないといいけどなあ。

鳥かと思うが、遠近感と大きさが釣り合わない。

遠くに見えてはいたがこちらに近づいてくるまでに時間がかかりすぎている。

羽根を確認できる距離になると感動した。

 

なにしろでかい。翼を広げて5メートルはあろうかという大きさ。

 

鳥なんて大きくても精々学校にいる鶏程度だと思っていた。

 

めちゃくちゃでかい

 

これ、背中に乗れるぞ!

 

ツヤツヤして黄色の美しい嘴なんて俺を一飲みにできるかもしれない

 

目元の赤い模様は怪鳥のシャープさを際立たせる。

 

こいつ、、、イイ

欲しい。

 

ワクワクして見つめていると怪鳥と目が合った。

 

「ギィィエエェー」

 

鳴き声汚っ!

怪鳥は嘴で俺を摘まもうと迫る。ドスドスと走る様は飛ぶ姿と違って無様だった。

こいつは間に生えた木を意に介さない。

森から鳥の頭部が生えてくるような恐怖!

 

「ギョゴォォボ、、、」

 

苦渋の決断だった。突き殺した。

 

しかしよく考えたら”これ飼ってもいい?”とか聞ける大きさじゃなかった。

それに嘴の大きさはを飲み込めそうなくらい大きい。

多分、この辺で餌になる生物は、、、やめとこう

 

「ふんっ!」

 

チャクラで強化した貫き手で倒した怪鳥の胸を貫く

右手が肩まで真っ赤になった。

 

「これか?」

 

石ころが出てきた。

 

「ふんっ!」

 

次は風穴の空いた脳みそを砕く。

髪に何か飛んだ気がする。

今日は自宅でお風呂を済ませる必要がある。

 

、、、モツに入ってるのか?

 

ケツからモツ抜きを実行する。

 

なんか黒いのが服に付いた。汚い。

 

、、、ようやく青く光った紐を見つけて取り出した青い宝石を回収・封印を施す

 

「ふう!」

 

討伐は苦じゃない。

こいつらウスノロは瞬身の術を見切れない。一方的に屠れる。

 

問題は殺した後

 

どこに宝石を持っているのか探すのが大変だった。

下手をすると今回みたいに糞に紛れているかもしれない。

巨大な草食の動物だったら臭いもきつくて最悪だ。

 

左手に大事に持った宝石を沢へ下って洗う。

 

「クソ!洗っても臭いが取れねえな。」

 

体も念入りに洗わねえと家に入れてもらえそうにない臭いだ。

右半身は乾いた血で黒くなっている。

血が、血が落ちねえんだ。

 

と、

「それを渡してください。」

 

集めている奴がいやがったか。俺を狙うなんて哀れな奴だ。

金髪レオタードの露出狂が飛んできた!

どうにも最近の金髪は痛いヤツが多い。

 

だが、こういう状況でこそ習ってよかった高町さん式を試す時。

 

「それは困るな、これでようやく12個すべて回収できる。これが最後の1個だし。」

もちろん嘘だ。多分、3の倍数かなと思った。どうだ?

 

「嘘をつかないでください。武力を行使してもいいんですよ?」

 

阿保が

「いや、これで全部だよ?お前こそ何も知らないくせして何しに来てんだ?」

 

「嘘です。少なくとも全部じゃあ」

 

「力の無さを恨みな!寄越せ。」

 

当たりを引いた。

全部じゃないということは持っている可能性がある。

 

「全部寄越せ。殺す。お前が喋らなければお前の魔力に縁のある者全員殺す。」

 

まだ血糊が落ちきっていない黒く染まった朱槍を首筋に突きつけ顎を持ち上げる。

 

「これは脅し、じゃあない。」

 

軽く槍を押し込むと血が流れる

 

「ここで無意味に死んでみるか?」

 

この相手には敵わない

自分の知る最強の存在でないとこいつを殺せない。

結果的に目的を達成できるならば最善手は自陣へ招いて叩きのめす。

私はそのためのオトリに過ぎぬ。

金髪の判断は早かった。

 

「わ、わかりました。けど、リーダーの許可が無いと」

 

「黙れぇ!早くしろ!」

 

金髪は何かに指示を飛ばして転移魔法を発動した。

 

彼は思った

え、そんなやり方あるの?

あれ、ここどこ?

 

 

ー時の庭園 玉座の間

 

「大人しく石を渡しな!」

 

扉を蹴飛ばし穂先を金髪に押し付ける。

目的のためとはいえ、これはないのではと思わないでもなかった。

 

「、、、フェイト。」

 

「しくじったのね。」

 

「いいからさっさと渡せぇぇ!ぶち殺されてえのか!」

 

俺がわめいても微塵も動揺しない黒髪のエロイ魔女は動じない。

むしろ俺がドキドキする。

 

立ち上がると病的な白い太ももが輝く。

自然とスリットの向こう側へ視線が吸い寄せられて

そちらへ進んでしまう。

 

「!母さん!こいつ、1個持ってる。」

 

唖然とした俺の隙を突き、露出狂の親子はこちらに対峙する。

 

「はっ!俺を相手に2対1でどうにかできるかよぉ?」

 

負ける気がしねえ!

 

「死になさい」

 

「死ねえ!」

 

親子は雷使いらしかった。

槍の間合いを殺すように一斉に打ちかかる。

俺はそれらを余裕を持ってかわす。そもそも当たる軌道ではない。

というのも爺さんをトレースした、踏込みの生み出す距離を錯覚させる独特の歩法を使っている。

こいつらの攻撃は俺を掠めることすらない。

 

「ぐっ」

 

「母さん!」

 

あっけなく距離を詰めてのど輪を決める

上官を抑えればあっけない。

 

「寄越せ。揃って首を晒すか?首から下は売春宿にでも送ってやるよ。はっ!高く売れそうだぜ?」

スリットをぴらぴらする。

 

「わかった!わかったから母さんに酷いことをしないで!」

 

「石が先だ!」

 

女の斧から石1個飛んできた。

 

「わかりゃあいんだよ」

 

ガキ女は泣いていた。

 

「ところでよ、お前ら、石集めて何すんだ?俺の用事が済んだら使わせてやってもいいんだぜ?」

 

俺よりも強くならぬように押さえておきたい。

そんな打算があった。

のど輪を解いてエロ魔女を解放した。

しばらく咳き込んで虚ろな瞳で、こう答えた。

 

「、、、過去の悲劇を、無くすのよ」

 

なるほど、同族か

 

「無理だ。石がいくつあっても。」

 

エロイ方の女は俺を睨みつけながら

「石は転移に使うのよ。その先に未知の医療技術がある!それを」

 

「?お前の体を治すなら石は要らねえだろ?」

 

こいつの汚染を消去するのは造作ない。

 

「私は末期だからもう、助からない。娘にもっとひどい魔力汚染があるの。だから、使い終わったら必ず返して!」

 

エロ魔女は喀血した。

すぐに両手で胸を触って汚染を燃焼させた。

 

「!母さんに触るなっ!」

 

「痛い!」

 

俺は勘違いした小さな痴女に蹴り飛ばされた。

 

「、、、!待ちなさいフェイト!」

 

今度は小さな痴女に睨まれる。

ずいぶんと嫌われちまった。

当然か。

 

「母さんそいつと話があるの。しばらく外しなさい。」

 

しばらくクソマラボールに似た展開が続いた。

”でも!”と”いいから!”で俺を蚊帳の外にしやがった。

そうしてようやく対面する。

 

改めて玉座に腰掛ける痴女はこちらを見下す。

振り出しに戻ったようでずいぶん違う。

痴女は血色がよくなって上気した頬と、背徳的な青い唇、豊満なボディー

そして脚を組み替えた時にチラ見せしてくる病的な白い太もも。子供が直視できるエロさを超越していた。

スケベのワンダーランドに迷い込んだかのような感情が思考を奪った。

 

「、、、不思議ね。あなた、ジュエルシードを使う必要、、ぁるの?」

 

むしゃぶりつきたい、、、

 

「?聞ぃていて?」

 

乗り出すようにしておっぱいを強調するエロ魔女様に焦った俺は

俺は誤って石を落としたふりをした。

そのまま前屈みになり、答える。

 

「ね、ねねn燃費悪いんだよ。こいつが3つあればリンカーコアの嵩増しができる」

 

エロ魔女様は一息ついて

 

「、、わかったわ。でも、次元振が起きれば必ず管理局が出張るわ。儀式魔法でしょうけど、場所に当てはあるの?」

 

管理局、、、公安か。そして当ては無い。

 

「無い。」

 

「ふふっ。じゃあ貸しが1つね。手近な無人世界へ送ってあげてもいいわ。その見返りに娘の治療を要求する。どう?」

 

笑い声にぞくっとする。

下腹部の熱がいつまでも取れない。

しかし渡りに船。ロケットでも使うのか?はたまた魔法か?とにかくやっててよかった高町式

 

「早急の発射を頼むぜ。邪魔が入らなければそいつが1番だからな。」

 

 

ー時の庭園 エントランス

 

少女は気に食わなかった。

押し込み強盗をしたはずのクソガキが玉座の間で母と親しげに。なにより対等に交渉をする異性が気に食わなかった。

媚諂うようにヘラヘラと傅きながらご機嫌取りをするクソガキなんてこの世で一番嫌悪する。

だから、

 

「あ、もしもし時空管理局次元公安本部はこちらですか?助けてください。押し入り強盗がロストロギアを持って襲ってきました。大規模な次元振を発生させるとかで!いいえ!たった今母に転移魔法を使わせて逃走しました。座標は、、、」

 

フェイト・テストロッサ、通報しました!

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