※この作品はR-18です。

消し炭の男   作:Christmas

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管理局小話 第二話

ー管理局 地上本部

 

「はあ、、、」

 

レジアス・ゲイズは顧問団率いる委員会から招集を受けていた。

 

予想されるのはいつもの愚痴だった。

 

いつものことだ。こんな風に切り抜ける

 

なんと!

いけませんな

その件については私の方で何とかしてみましょう

 

いつものことだ。

同じような愚痴ばかり。

 

自分の功績を讃えるものがいないとか

部下の仕事が遅いとか

研究の進みが遅い原因とか

 

要するに、英雄ギル・グレアムに対する愚痴だった。

 

「失礼します。レジアス・ゲイズ、参りました。」

 

「入れ。」

 

扉の向こうからは談笑する声

どうやら今日は儲け話か悪だくみの日だったようだ。「

 

 

 

ー公共チャンネル 臨時ニュースより

 

「リンカーコア過敏感症候群に対する特効薬MD-5、商品名アパーティの発表から半年たった本日、

ようやく新薬の助成金の交付が正式に発表されました。

 

20代以降の魔導士に稀に見られえるこの難病は魔導士不足の原因の発端となり、

かねてから局内では本疾患を起因として増加した、前線から退いた事務員が問題視されていました。

こちらのグラフをご覧ください。

 

昨年発表された疾患の診断者数と事務員の増加の関係を示しています。

 

また、新薬の保険適用まで時間がかかることから、今日まで服用され方は少ないのではないでしょうか。

 

交付金の受付は、、、」

 

 

 

新薬の発表と助成金の交付は市民の生活の活力となった。

治安の向上、もう一度空を飛ぶことができる喜びに沸いた。

 

希望はやがて前向きな投資活動を呼び込む。

初めは有名な実業家だった。

 

アパーティの普及を促す認定NPO法人に寄付をした。

 

マスコミは目立った慈善活動などしなかった彼の勇気を讃え、

民意を勝ち取った彼の事業は波に乗った。

 

彼の事例は呼び水となった。

続々とNPOへの支援を申し出る機関が名乗りを上げる。

 

その有意義な存在を社会に認知された認定NPOの数はその年一気に増えた。

申請はより簡便になった。

 

公的な基金の導入も

 

支援の輪の広がりは留まることを知らなかった。

認定NPOはNPOからNNPOへの支援の流れを作る。

 

NPOの結びつきはNPO同士にとどまらず、

民間企業や公的機関ともつながりを持った。

 

メンタルヘルスや

オフィスのレイアウト

各種サービスの案内

 

認定NPOはやがて社会にありふれた存在となった。

 

支援の輪の広がりは留まるところを知らなかった。

あまりにも大きく広がった支援の輪

 

円なのか、弧なのか、あるいは線なのか

 

巨大な支援の輪は今日も広がり続けた。

 

 

 

なんてどうだね?」

 

「「わっははははははははははは」」

 

「流石ですな!それは名案だ!」

 

「ああ、君か!よく来たな!今NPOの名前を考えていてな!何かいい名前は無いかね?」

 

「そうですなあ、認定NPO法人イポプシアの会。なんていかがですかな。」

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