※この作品はR-18です。

消し炭の男   作:Christmas

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流転する -4-

ー八神家 リビング

 

昨夜に続き行為を済ませたジャックは鍛錬へと向かうべく階段を降りた。

リビングに明かりが灯っていることに気付いた彼は確認に向かった。

 

「お早う。」

 

「おう。シグナム。おはよう」

 

警戒されていると思っていたジャックは不意を食らう。

しかし、自らも家族と認識されているようで、嬉しく思っていた。

 

「本当に、お早うございました?」

 

彼はなんとなく、馬鹿にされていることを理解した。

 

「うるせえ!」

 

 

ー境内奥

 

リビングでのやり取りのあと、そのままシグナムはついてきた。

鍛錬の様子を見たいと言ってきた。

 

「それで?いつも通りにやっていいのか?」

 

朝特有のひんやりした空気、騒がしい鳥の鳴き声のなか彼らは対峙した。

 

「ああ。気がついたらこちらから指摘してやる。」

 

「はっ!偉そうにすんじゃあねえよ」

 

そういうや否やジャックは槍を振るう。

 

小気味よい音を響かせ

安定した足付きで

様々な間合い、打ち込みを披露した。

 

そのまま槍を振るいながら彼は尋ねた。

 

「どうだ?お前の記憶に俺以上の奴はいんのかよ?」

 

「いや、槍ではお前ほどの使い手はそうはいない。誇っていい。1人でここまで練り上げるとは恐れ入る。」

 

シグナムは武には誠実だった。

祖父を褒められたようでジャックは機嫌が良くなる。

自然、彼の槍は力強さを帯び始めた。

 

しかし一部、

気になる点があった。

 

「槍ではってなんだよ。まさか戦ったらお前らが勝つとでも言いてえのか?」

 

「ふっ。それも面白そうだ。だが、そうではない」

 

怪訝な顔のジャックは続きを促した。

 

「我々が思っているより世界は広いよ。鍛え上げた肉体はまるで魔法だ。何代か前の主の代のことだ。ある格闘家の戦士に後れをとったことがある。我ら全員がそろっても圧倒された。お前が思っているよりも世界はずっと広いさ。」

 

「、、、」

 

まさか

無手で守護騎士と闇の書の主を圧倒するとは思わなかった。

しかし、ジャックは納得がいかない。

己の力が、願いが誰かよりも下とは受け入れられなかった。

 

「なら」

 

そう言ってジャックは槍を返す。

 

「手合わせしてくれ。今の俺がそいつと比べてどうなのか、お前の剣で、確かめてくれ。」

 

真直ぐシグナムを射抜く目に彼女は思わず微笑んだ。

誰かに似ているその眼差しに彼女は誠意を見せることを選んだ。

 

「いいだろう。相手をしてやる。朝飯前には丁度いい。」

 

「ありがとよ!おらあっ!」

 

ジャックは剣を構えたシグナムに全力の突きを見舞う。

 

「ほう。やはり早いな。」

 

歴戦の騎士は槍の軌道を見切り、剣で槍を抑えにかかる。

 

「野郎ぉ!」

 

ジャックは即座に槍を引き、2撃3撃と繰り返す。

 

「はあっ!」

 

突きをいなしたシグナムはそのまま踏込み切り払う。

 

「おっと!」

 

バックステップで器用に剣を躱すジャック。

 

シグナムは1合で歩幅を見切り、踏込みの勢いそのままに切りかかった。

 

「はあああああっ!」

 

気合いとともに振り下ろすがなぜかジャックは間合いから一足で抜け出した。

 

「あぶねえ。」

 

「何!」

 

「野っ郎!野郎!」

 

シグナムは突きを防ごうとするが

 

「俺の勝ちだ。」

 

ジャックの穂先はシグナムの目の前で止められた。

 

 

「どうだ?格闘家と比べてどうだった?」

 

試合後待ちきれずジャックは詰め寄った。

 

「ふっ。そう焦るな。」

 

ジャックは自然とシグナムと打ち解けていた。

 

「悪くはなかった。そのまま鍛えればあいつにも届くかもしれん。」

 

「そうかよ。」

 

遠回しに力を否定されたジャックは目をそらし不機嫌になる。

海鳴に来てから祖父を追いかけて高めた力を否定されたくはなかった。

 

「そう焦るな。私がお前に期待してやる。」

 

「!おい」

 

シグナムはそう言ってジャックを後ろから抱きしめる。

 

「焦るな。主ががっかりするぞ?男ならこれぐらいは受け入れるものだ。」

 

混乱するジャックをよそにシグナムは獲物を狩る。

経験の少ない子供相手を言い負かすことは造作もなかった。

 

「主はシャマルが指導している。何かされるたびにそうやってうろたえるのか?」

 

ジャックは昨夜の出来事を思い出す。

そう言えば、終始はやてにリードされていた。

 

「わかったか?経験の浅い男は頼りない。捨てられたくなければ大人しくしていることだ。私が教えてやる。」

 

捨てられる

 

予想もしていなかった言葉にジャックは傷ついた。

守ると誓った日常が彼を追い出してくるようで怖かった。

それならばただ奪われる方がましに思えたのだった。

 

奪われたのなら怒りの矛先がある。

だが、愛する者に追い出されたら、自分は一体何を恨むのか?

そう思うと恐ろしくてならなかった。

 

「ああ!頼むぜシグナム。俺を、男にしてくれ。」

 

「ふっ。任せろ。」

 

そういうとシグナムは仰向けにして、ジャックのズボンを下した。そのまま萎えた性器を口に咥える。

 

「うっ!あったけえ。」

 

「、、、」

 

最早シグナムは何も答えない。

巧みな舌遣いでジャックの亀頭を丹念に攻め続けた。

 

「、、、」

 

どうだ気持ちいいだろうとでも言いたげにジャックを見つめるシグナム

ジャックはその瞳に吸い込まれてしまいそうだった。

 

「ああ。いいぜシグナム」

 

シグナムは嬉しそうに、何度も何度も咥えては出し咥えては出しを繰り返す。

 

「とまあ、こんなところだ。それと、ここを触ってみろ」

 

自らもパンツを脱いだシグナムはジャックの手を導く。

 

「女のここを濡らすにも知識が必要だ。時間があるときに指導してやる。今日はさっさと済ませるぞ。」

 

「あ、ああ、、、」

 

ジャックは未知の快感に思考を奪われた。

 

それをいいことにシグナムはジャックにまたがる。

 

「んっ!ああ、はあぁん」

 

普段の凛とした表情とは正反対の緩んだ顔

甘い声

 

ジャックの性器を飲み込んだシグナムは全身で悦びを現した。

 

「ああ!いいぞ!もっとだ」

 

ジャックの腰を掴んでシグナムは己の尻を打ち付け続ける。

 

「はあ!どうだ!どうだ!どうだ!」

 

小気味よいリズムを刻みながらシグナムは苦悶に歪んだ彼の顔を見下ろした。

何よりの快感だった。

 

「どうした!もっと耐えてみろ!そら!そらぁ」

 

「ううぅっ!」

 

ひたすら守りに徹したジャックはここで遂に果ててしまった。

 

 

目的を達成したシグナムはどこか不満げだった。

 

「はあ、わかってはいたが早すぎるな。」

 

「、、、悪いかよ。」

 

「3倍は持たせろ。あとは回復が遅い。魔法を習得しておけ。」

 

朝のやりとりで笑われたジャックは負けず嫌いに火が付いていた。

 

「上等だ。やってやるよ。お前をひいひい言わせてやるぜ!」

 

「!ふっ。その言葉、忘れるな?楽しみにしておく」

 

「?」

 

経験の浅いジャックは終始意味が分からなかった。

家族だからと信用していた彼にとっては不意を突かれる形で浮気に溺れていった。

 

「そろそろ朝餉の準備だろう。戻るぞ。」

 

そう言ってシグナムは不敵な笑顔で先導した。

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