ー八神家 リビング
朝食時から、家庭内に嫌な空気が漂っていた。
一見すると普段と変わりがない
シャマルとはやてが台所で調理をして
誰かに配膳を頼み、
示し合わせたように守護騎士達が席に着き、
鍛錬から戻ったジャックがシャワーを済ませて席に着く。
一見すると普段通り
いつもならヴィータに料理の感想を聞いている
ジャックに醤油を取らせるし
シャマルにアドバイスをし、
シグナムに予定を訪ねていた
ザフィーラには今日のフレーバーは好みに会うかを聞いていた。
しかし全員が気が付く。
はやての機嫌が悪い。
話が何故か弾まない
すぐに会話が途切れる
あのヴィータが気を遣ってはやてに質問をした。
体調が悪いのではないかと
返ってきたのは生返事だった。
彼女はニコニコとしているが
日常を愛する者たちにとっては受け入れられない事態だった。
ー夕方
ジャックはヴィータから呼び出しを受けていた。
要件は買い物の手伝い
なにを聞かれるのかは分かり切っていた。
彼が商店街の入り口に向かうと既にヴィータがいた。
「遅えよ。ばか」
「うるせえ。文句言うなら家で待ってりゃいいじゃねえか」
ジャックは正論を言いながらも家で待てなかった理由を理解していた
恐らくまだ、機嫌が直っていないのだ。
「とりあえず、さっさと済ませようぜ」
しばらく歩きながらヴィータは本題を切り出した。
「はやてとなにがあったんだ?」
ジャック以外に原因があるはずがなかった。
守護騎士全員が首を横に振り、
機嫌が悪くなる直前まで一緒にいたのはジャックだった。
当然、ジャックを疑った。
「実は、よ」
「朝の鍛錬があんだろ?」
「?ああ」
ヴィータは予想していなかった切り口に不思議に思いながらも相槌を返した。
「そのせいではやてをかまってやれてなかったから」
ヴィータは理解した。
鍛錬に異様に打ち込むジャックははやてを守りたいと願っているのだろう。
しかし結果としてはやてのことを見ることができていない
彼女の経験上、見たことのある話だった。
「…2人の時間を作れよ。あたし達も協力してやる。」
「そう言えばこの頃はそういう時間が無かったな。」
ヴィータはあまりにも予想通りの男に、思わず笑ってしまう。
「そういうことだよ。お前、はやてを見てねーんだよ。」
「!ああ、そういうことだったのか。…ありがとよ、ヴィータ。」
2人は満足げに帰路につく
はやてはやはり不機嫌だった。
だからジャックはこの日精一杯彼女を甘やかした。
皿洗いに誘った。
テレビを見るときには膝に乗せた。
拒否するものの、無理に乗せるとそこから動かなかった。
普段はシャマルかシグナムが担当していたはやての入浴は率先して行った。
2人は散々話し合った。
「ごめんな?意地悪してもうた。」
その晩、ジャックの懸命のリップサービスをした結果、彼女は自分から謝った。
とびきりの笑顔だった。
ジャックは愛する者の笑顔に胸を打たれた。
彼ははやての股間から頭を移動させて悪い顔をした。
「本当に悪いと思ってんのか?」
悪戯っぽく聞いてくる彼にはやては
「試してもええで?」
ジャックは意地悪をすることに決める。
はやての乳首には触らない。
敏感な所には敢えて触らず、焦らす。
「ん、くすぐったいわ」
指先で足の先から足の付け根までゆっくりと這わせる。
「はあぁ、」
腹部を撫でると彼女は身をよじらせた。
だが、ここで止めては仕置にならない
「んっ」
今度は胸部を撫でる。
丹念に
乳首を避けるように
「ああっ!」
次は秘部を避けるように
「んんんっ!」
ゆっくり
「あっ」
ゆっくり
「だめ!」
はやては潤んだ瞳で見つめてこう言う
「あかんよ。もう許して」
ジャックは黙って腿に指を走らせる。
「!ああっ!お願い!」
「何が?」
ジャックの意地悪は続いた。
尚もはやてはジャックを見つめる。
「頂戴?」
今日は彼女をいじくり続ける。
ジャックはそう決めていた。
お願いをされても引き下がるつもりはない。
「じゃっく、ちょうだい?」
彼女は両手を広げてジャックを見つめる
彼女は全てをさらけ出し、可憐な表情で
淫らに懇願した。
「!」
ジャックは堪え切れず、
血液でパンパン膨れ上がったそれを彼女に突き立てた。
入り口まで熱い彼女のそれは無抵抗に受け入れた。
「!はぁん、ああああああぁ…!」
はやてはジャックにしがみつきながら、
孤独に傷つけられた彼女自身を満たすのだった。
その日からジャックの朝の鍛錬は2日に一回に減らされた。
代わりに、はやての機嫌は反転したのだった。
ー夕方
昨日とは逆に、
ジャックはヴィータを買い物に誘う。
「遅えぞ。待ちくたびれた」
今日はジャックが文句を言う。
「お前、昨日のセリフ覚えてねーのかよ」
「うるせえ!」
彼らは買い物を済ませた。
途中、ヴィータがお小遣いとアイスの値段に苦しんでいた。
「昨日の礼だ。よこしな」
ジャックはヴィータからアイスを受け取ろうとする。
しかし
「いや、だめだ。見つかったらあたしら怒られる。」
お小遣いを無視してアイスを買い与え、
無遠慮に食べ続ける。
確かにばれれば怒られる案件だった。
「なら、こっそり俺の家に隠しとくか?」
ジャックはにやりと笑いながら提案する。
「いいのか!」
ヴィータは目を輝かせる。
名案だ。絶対ばれない。
「ああ。お前には世話になったからな。」
ヴィータは思わずジャックに飛びつく。
「へへっ!お前最高だぜ!」
「当ったり前だ」
ジャックはそう言いながらヴィータと目を合わせた。