※この作品はR-18です。

消し炭の男   作:Christmas

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Fall in apart ー4ー

「…」

 

ジャックは人気のない場所で時空間忍術を使用した。

ただそれだけでかつての級友の元へと辿り着く。

 

オプティックハイドで隠蔽されたジャックの瞳は既に赤く染まっている。

 

ー幻術写輪眼ー

 

車内の屈強な男たちはなすすべなく、いつから自分の精神が犯されたのかもわからぬまま錯乱する。

錯乱の理由はただ一つ。

 

捕らえたはずの、まさにこれからどのタイミングで強姦しようと楽しみに見ていた少女2人がさも彼らの仲間のように並んでいるのだ。

当然アリサもすずかも既にこの場を去っているが、彼らにはそれが分からない。

 

「!お前!どうやって抜け出しやがった!!」

 

彼らの足元には外れた手錠や猿ぐつわ

 

問い詰められるスキンヘッドの男

 

「はあ?女ならまだそこに転がってんじゃねえか」

 

彼は何を言っているのかわからないという風に何もない空間を指さす。

 

「まったくだぜ。我慢できねえならもうやっちまうか?はははっ」

 

中空を指さす男に同意するもう一人の男。短い金髪に、いかついタトゥーが特徴的だ。

 

しかし彼ら2人の他のメンバーは彼らに懐疑的目線を向けてひそひそと話を始める。

 

「怖くなって頭おかしくなったんじゃねえか?」

 

「本格的に変になる前に犯っちまうか」

 

男たちは暴れるスキンヘッドを押さえつけておらおらと無理矢理シャツをまくり上げる。

 

「逃げる様子もないしこのままラブホに連れ込んで廻すか。おい誰か呼んでビデオ持ってこさせようぜ」

 

「!おい。お前ら頭おかしいんじゃねえか!!ひゃあああ。乳首を舐めるんじゃねえ!」

 

「おら!!可愛いお口でこいつを舐めな」

 

スキンヘッドの男は背筋を逸らしながら必死に抗議する。

彼の乳首にはむさ苦しい男たちがしゃぶりついている。

その口にはとうとう汚い男性器を突っ込まれる。

 

「こいつ一丁前に感じてやがるぜ。お友達の方はどうかなー?」

 

「ひひひ。身代金渋ったらこいつらの実家にビデオ送ってやる。パート分けして出産まで見せつけてやろう」

 

とうとうお友達呼ばわりされた金髪の男にも魔の手が伸びる。

彼は暴れるものの、まるで毎日している行為の繰り返しのような慣れた手つきで一気にズボンを下ろされる。

 

「おいおい 。お嬢様のくせに随分いやらしい臭いさせてんじゃねえか」

 

「ひゃっ」

 

玉袋をしゃぶられて縮こまる男にニヤニヤと視線が集まる。

 

「ほらほらローションでヌルヌルだぜー?」

 

男は尻の穴をほじくられる

 

「!うわ、やめろ!うぅっ」

 

身をよじると余計に嬉しそうに指を突っ込まれる。

 

「こいつら感度良すぎ。絶対処女じゃねえ!」

 

「おい早く連れ込もうぜ。朝まで廻してやる」

 

「頭数用意しておけ。4Kで録画してやろう」

 

男たちはオラオラと道行く車を強引に押しのけて車を郊外へと走らせる。

ラブホテルの防犯カメラには屈強そうな男たちが大挙する映像が残されるのだった。

 

 

 

ー路地裏

 

「!ここは?」

 

すずかは突然の出来事に戸惑う。ついさっきまで狭い車内で縛られて転がされていたのに今は車に押し込められる前に居たアーケードの辺りだ。相も変わらずタレの匂いが漂っている。

 

「!すずか!良かった!!」

 

アリサがすずかに飛びつき、無事を喜ぶ。下卑た目つきで足下を見る男たちに悪い未来を覚悟していたのだ。綺麗な身でいられる事実に思わず涙を流す。

 

「アリサちゃん。苦しい」

 

「あ、ごめん」

 

アリサはすぐさますずかを解放する。

 

「はやてちゃん達を探さなきゃ。」

 

「携帯が無いわね…すずか。あんたは?」

 

アリサは携帯電話を自身のカバンに入れていた。誘拐後には紛失していたのですずかに問う

 

「ううん。私も無い。…どうしよう」

 

2人は困り果てる。先程恐怖体験えおしたところでまたも悪夢のアーケード街へ逆戻りである。頼るものの無い身でここへ戻ることに恐怖する。

 

「!ここへ戻った手段。あれ、あんたじゃないの?ほら!車の中であいつらがあんたはすごいてきなこと言ってたじゃない!」

 

アリサはすずかが特別な力を使ったのではないかと推測した。

 

「む、無理だよ。ちょっと力持ちなくらいだもん」

 

すずかは困惑した表情で返答する。

 

「じゃあ何だってのよ?」

 

再び困り果てる2人

透明化しているジャックははやての言いつけを守ることにした。

 

『はやて。こっちへ来てくれ。どこ行けばいいか分かんねぇってさ』

 

『オッケー!』

 

はやては快く返事をする。

しかしそんな遣り取りを知らない2人は困惑から抜け出せない。

 

「どうしよう。なんでここにいるのかな。あの人たち帰ってこないよね?」

 

「わ、分かんないわよ。とにかく来たら大声で逃げるわよ!もうそれしかないんだから」

 

目の前で瞳を潤ませって震える2人

ジャックは彼女たちに見えないとしてもそのまま見過ごすのは違うのではないかと思い始める。安心させるくらいならば良いだろうと彼は助けを施す。

 

「おい」

 

「!ひっ」

 

突然の声にすずかが身を竦ませる。

 

「す、す、すずか!」

 

アリサは懸命に声とすずかの間に割って入ろうとする

そんな彼女たちにすまなそうにしながらジャックは喋りかける。

 

「はやてが来るからよ」

 

「な、なによ!あんた」

 

アリサは出所の分からない声に警戒を緩めない

 

「!ジャック君?」

 

すずかははっとして尋ねる。

 

「…」

 

ジャックはしまったとばかりに黙りこむ

 

「…その声とはやてって名前の言い方。あんたジャックじゃない」

 

ジャックの沈黙を受けて冷静になったアリサが指摘する。

 

「はあ~。安心して力抜けちゃったよぉー」

 

すずかが地面に座り込む。

 

「こらこんなところで!汚いじゃないの」

 

「だって怖かったんだもん」

 

アリサがすずかを見下ろして注意するも、すずかは彼女を見上げて抗議する。

 

「もう!…ジャック、その、ありがと」

 

アリサが恥ずかしそうに礼を言う。

 

「あんたがいなかったらと思うと、ぞっとするわ。」

 

彼女は声がした方とは反対側の壁に向かって呟く。

 

「…なら、俺が助けたって分からねえことにしといてくれ。怒られちまうからさ」

 

ジャックも恥ずかしくなってそっぽを向く。彼はなるべくドライに仕事をこなすのだ。面と向かって感謝されることに慣れていない。

 

「私からも、有り難う。」

 

すずかはそう言って手探りでジャックの手を握る。

 

「…おい。やめて、」

 

 

言いかけて止めるジャック。すずかの手は震えていた。

 

「今度、改めてお礼をするね。勿論、はやてちゃんには内緒だよ?」

 

すずかは上を見上げてはにかみ、手を離した

 

「そろそろいいか?あと、絶対に話さないでくれよ?」

 

ジャックはそう言うと手を放し、一歩下がってしまった。いい加減、はやてが来てしまうのではないかと予想したのだった。

すずかはニコニコと嬉しそうに中空を見つめる。一方でアリサは困ったように地面を見つめるのであった。

 

 

その後、はやて達は無事にすずかとアリサと再会を果たす。彼女たちは皆、無事を信じていたのか笑顔での再会となった。

 

しかしその一方で郊外のラブホテルでは未だに激しい行為が行われている。その様子は一週間後に少女たちの身代金要求の文書とともに海鳴市へと届けられた。勿論身に覚えのない家族は警察へと届け出を出すだけで本件は水に流れる。

 

だが誘拐犯は通報した腹いせに動画をインターネットへと配信する。その日から巨漢達の激しい絡み合いを写したゲイ・ポルノが世界へと発信される。

 

まるで女性を扱うように股間にバイブを押し当てられて悶える男たちが左右から押し付けられた男性器を両手に持ってしごく様、そしてかつての仲間たちに廻される様はただただ、少女たちの哀れみを誘うのだった。

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