ークラナガン ジャックの部屋
「ほら?どうしてほしいかいいな」
朝の薄暗い室内、2人の男女が向き合い、まったりと躰を寄せ合う。
「は、恥ずかしいから!!」
フェイトは必死で顔を見られまいと抵抗するが、上になったジャックからは顔を見られてしまう。
「いい加減なれちまえよ」
ジャックは腰の角度を変えてフェイトの感じやすい場所を突く。
声には出ない。しかし肉棒の隙間から徐々に体液が溢れる。
「っううう」
いやいやと顔を横に振るフェイト。彼女は1年経っても未だに恥じらいを持っている。それがまた、男性の欲求を高めるのだった。
「ふぅ、ふぅう、ッ」
射精が近付いたことを感じ取って肉棒を引き抜こうとするジャック。
「!おい」
フェイトは抜かせまいと両脚でジャックの腰を押さえつける。
恥ずかしそうにしながらも仰向けになって両脚を開く彼女。縮め込んだ両手が乳房を押し上げる。仕草とは裏腹に彼の興奮をさらに高める。
「だめ。ダメだよ。もっと!」
「ッ!」
彼女は足を引き寄せて肉棒を自らへ導く。
「っあ。これ、だめ」
自ら腰を動かすものの身をよじって中断する。
「ほら?自分で動かねえと。」
腰に手を遣り見下ろすジャック。
「だって…これ、気持ち良すぎて。続かないよお」
彼女はジャックに抗議する
「ほら、胸はいいのか?」
「…」
切なそうに押し上げられた乳房。彼は触れようとしない。
「どんなふうにしてほしいか、自分でやって見せな?」
「んぅ、さわって?」
自ら乳房を揉みながら懇願する。
「こっちはいいのか?」
「っああ。もう!あ、っ、あっ」
ジャックが腰を動かすと嬉しそうに声を上げる。はしたなく脚を開き、快楽に堕ちる。もはやジャックはほとんど動いていない。彼女が自ら腰を振る。
「っま、待て、もう」
慌ててフェイトの腰を押さえて肉棒を引き抜こうとするジャック
「だ、だめだよ?もっと。もっと」
彼女の脚は相も変わらずジャックの尻を固定する。腰を振る彼女を前になすすべなく膣に射精する。
「あったかい…」
幸せそうに微笑むフェイトは両手を開いてジャックの首元にしがみつく。
「絶対に、離さないから」
ぎゅっと抱きつく抱きつくフェイトはジャックの背に向かって言い放つ。肉棒はその言葉に恐怖するようにびくびくと脈打った。
ー地球 テスタロッサ家
「ねえ、私はどう接したらいいのかしら?」
夕食後、プレシアはリビングでマタニティー雑誌を開きながらフェイトに尋ねる。
「もう!母さんは気が早いよ!!」
フェイトは恥ずかしそうに抗議する。ジャックは居づらそうに茶をすすった。
「でも、いつか孫に会うわけでしょう?ちゃんと愛せるかしら…母さん心配で。」
それでも心配を隠し切れないプレシア。
「私が面倒を見るから!母さんはこっちに住んでていいの」
「でもあなた達は共働きになるわけでしょ?結局私が面倒を見るのよ?それじゃあ」
どうだと言いたげなプレシア。
彼女は不定期に2人を夕食に誘う。この日もその一幕。彼らが訪れる度に内容がエスカレートしていく。互いのどこに惚れたか。キスはいつか。初めてセックスした場所。そして結婚や子育て。彼女の投げかける話題は徐々にエスカレートしている。ジャックはそれに辟易しない。
訪れる度に家族の一員のように迎えるテスタロッサ家の人々。交流を深めるたびに何かが満たされるような気がしていたのだ。心配性で過保護なプレシア。そしてお調子者のアリシアやストッパーのアルフ。彼らの織りなす家庭の一員に慣れたような気がして、2度も失った家族を手に入れたような気がして、彼は心が満たされたような気がしたのだ。酒でも薬でも、セックスでも得られなかった安心感があった。
「んふ。早く作っちゃいなさいよ。」
プレシアはまるで、ジャックに早く家族の一員になれと。テスタロッサ家の下に着けと。そう言っているようにも思える。
「んなわけにいかねえよ!」
しかしジャックは努めて気がつかないようにする。失ったもののことを考えるとまた1年前の振り出しに戻ってしまいそうな気がしたからだった。得られたものを見なければと自らに喝を入れる。彼はこれまでを振り返る。
ー地球 とある別荘地
その年の夏、ジャックは別荘地でのバカンスに招待された。メンバーはすずかとアリサ。それ以外のメンバーは気を遣って辞退した。彼女たち2人はジャックとフェイトの関係を知っているし感謝している。そんな数少ない友人だった。
「いいなー。フェイトちゃん。」
「え、えへへ。ごめん。すずか」
昼下がり。すずかがフェイトに詰め寄る。
4人はビーチへ行かずにリビングで話し込んでいる。外が思ったよりも暑かったのだ。
「まったくよ。うまいタイミングでやってくれたわね?っていうかあんたもあんたよ!」
アリサは同意しつつもジャックに詰め寄る。
「お、おう?」
所在なさげにするジャック
「おうじゃないわよ。あんたがいないせいでどれだけ私たちがギスギスしたか!」
「あ、アリサちゃん!」
陰で起きた出来事を話そうとするアリサ。すずかが彼女を制する。フェイトはニコニコとしていた。
「?なにg」
ジャックが尋ねようとするとすかさずフェイトが挟み込む
「大丈夫!!私、独占なんてしないかよ。そうだよね?」
フェイトは同意を求める。いつか言った、我慢しなくてもいい、という話だろうか。
「?ってことは…」
すずかが首を傾げながら考える。
3人の視線が一斉にジャックに集中する。
「うん。私は浮気だなんて言って酷いことはしない。だってジャックに我慢をさせるなんて、可哀想だ。」
そう言ってフェイトは上着を肩まで脱いでビキニ姿を露にする。昼の日差しの入り込む室内では生肌がホワイトアウトしそうなくらいに輝く。
「ちょっ!フェイト!?」
アリサが驚愕する。とろんとした目つきでジャックを見つめるフェイトが何を考えているのかわからない。
「…いいんだ。」
すずかは胸に手を当てて目を見開く。
「うん。ジャックのここも、大きくなってる。」
嬉しそうにしなだれかかり、ジャックの股間に手を遣るフェイト。
「おい。聞いてないぜ?」
彼はフェイトの手を押さえて彼女を睨む。
「再興。だよ?」
「再興?」
「そうだよ。もう、村の血は君にしかないんだ。」
フェイトはジャックから目を逸らさずに真っ直ぐ見つめる。
「だから、ジャックが沢山女のひとを抱かないと…」
「!だが、それじゃあこいつらが救われねえだろ!」
ジャックは非常識を受け入れられず、他人を理由に拒絶する。
「…私、いいよ。」
「!…」
すずかが自らの頬に手を遣りながら恥ずかしそうに答える。ジャックがハッとして見遣ると遣る瀬無さそうに髪を耳へ掛ける。
「…私も、その…あ、あんたがいいなら…」
いいならどうかとは言わない。しかしその先は言わせなくてもわかる。本当のところ、フェイトだけではないのだ。本当は、関係を持ちたかったと暗に言われる。
「だが…」
頼みの綱を失い、ジャックは虚空を見つめて呆然として呟いた。
もし、彼女たち全員と関係を持ってしまったら。その時ははやてとは会えないだろう。会うことすら拒絶される。1人と浮気してこれだ。もしフェイトと別れることができても、復縁の望みはない。そうなれば、何かの拍子に生きる希望すら失いかねなかった。
「はあ…」
アリサがやれやれと言わんばかりに歩み寄ってジャックの頭を抱きしめる。
「いいのよ。」
「…?」
ジャックは反応を返さない。
「あんたは、あんたの思うようにしていいの。あんたはあんたのままでいていいの。」
「…俺の、ままで?」
「そうよ。私たちを助けてくれた時みたいに!堂々としてればいいの!!大体、居ちゃいけないなんて誰にも言う権利は無いのよ」
アリサの心音が異様に心地よく感じる。さっきまで気が付けなかった暖かみに安心を覚える。
「もう…あんたそうしてると犬みたいよ?」
アリサは微笑みながらジャックの頭を撫でる。傍らで彼は良かったのかと考える。いつかのはやてとの遣り取りで浮気に対して忌避感を持っていた。しかし何故それを良くないことと断じたのか。所詮は他人の価値観ではないか。この柔らかい体の少女を抱こうが、黒髪の深窓の令嬢を抱こうが、ブロンドの執務官を抱こうが、
「…いいんだ。」
「うん。私達は、そうしたいって思ってるよ。ね?もう一回、村を作ろう?そうすれば皆のことを誰かが覚えていてくれる。私たちがいなくなっても、村は残るんだ。」
「!」
フェイトに言われて気が付く。これまで自らの復讐の炎に駆られて殺戮を繰り返した。それだけでは足りない。村は焼失したままだ。すぐに忘れれられてしまうだろう。しかし子孫が増えて村が復活すれば、彼らが散り散りになるまで語り継ぐことができるだろう。優しい村人のことも、優秀な両親のことも、尊敬する祖父のことも。
「ね?だから…抱いて?」
「ああ。」
すずかがジャックの膝の上に座る。いつかの焼き直しのような光景。目の前ですずかが上着を脱ぎ、水着を晒す。水着を観賞することなく脱がして乳首を愛撫するジャック。
「ん!…ぷは。すずかだけじゃないわよ?」
勝気なアリサが無理やりに唇を奪う。
「脱ぎな。全員まとめてかかってきな!」
ジャックは声高に宣言する。
「言ったね?すずか。舐めよ?」
フェイトが嬉しそうにジャックのズボンを下げて男性器をしゃぶる。彼女たちはお互いの口が触れようとも意に介さない。むしろ濃厚に口づけを交わす。1人の男の精を貪る現状のインモラル。それが彼女たちの常識を犯した。
「!やっ。ちょっとそこh!」
アリサが脱がされソファーの上で四つん這いになって、背を逸らす。彼女は肛門を撫でられるたびにくすぐったそうに声を上げる。
「はっ、ぁぁん。ジャック。ねえ。キス…」
アリサは指で愛撫されながらキスをねだった。腕を目一杯ソファーに突っ張りながらキスをする彼女。時折快感に身をひきつらせてキスを断続的に続ける。
「ぁ、おかしくなりそう。」
彼女の形の良い乳房の下では、いやらしく舌を絡めて肉棒を舐め回す同級生。
「アリサちゃん。」
すずかがフェイトとキスをしながら名前を呼ぶ。
「先、どうぞ」
フェイトは片足をソファーに掛けてすずかの指を自らの股間へ導く。自分の手は優しく乳首を弄ぶ。
「あ…フェイトちゃんすごい。いやらしい。」
「うん。こんなになるんだ。すずか。もっとこっちへ来て」
「すごく…えっちだね。いいなあ。私も気持ちよくなりたいな」
彼女たちの絡みは激しさを増し、体を密着させながら激しいキスを見せつける。
絡み合う美少女を背に、アリサはジャックに跨る。
「…ぅっ!」
2人の唾液で湿った肉棒は容易くアリサに挿入される。
「や、優しくして?ゆっくり、」
「この雰囲気で優しくもなにもねえよ」
アリサの乳首を舐めるジャック。この部屋は獣のたまり場と化した。
「やぁっ!ちょっと、こんなのえっち、」
体で快感を受け入れながらもアリサの理性はは最後の抵抗とばかりに声を上げる。
「やべえ。アリサ…すげえ可愛い」
獣の接吻は彼女の理性も消し去った。