【祝! 同人コミカライズ化】異世界交易チートで街中の女を孕ませてみた 作:ヤラナイカ―
リサーリィの夫のスパイクを排除した健太は、もう焦らなかった。
スパイクが愛撫していて、彼女が気持ちいいと言っていた乳首とクリトリスへの徹底した愛撫を行う。
ついに《異世界貿易チート》で怪しげな媚薬(一万円)まで購入して、乳首とクリトリスに毎日たっぷりと塗り始めた。
たっぷりと愛撫して、健太でないと感じない身体にするのが最終目標である。
「あっ、あっ……」
「感じてるのかな……」
怪しげな媚薬の効果もあってか、寝息混じりに嬌声を漏らすようにもなってきた。
そのなかに「……スパイク」という甘い吐息が交じるのが、健太には気に入らないので、言うたびにクリトリスをつねってしまう。
「ヒギッ!」
「リサさん、スパイクは酷いやつですよー。リサさんをほったらかして浮気してるんですから」
こういうアホな睡眠教育がどこまで効くかという話であるが。
そんな中、リサーリィの生理が来てしまった。
リサーリィは、アラド商会が売っている生理用品を使ってくれているので、ゴミを漁ればすぐわかる。
あんなにたっぷりと精液を注ぎ込んだのに、前の周期で妊娠させることができなかったわけだが、健太はがっかりしなかった。
前の周期で妊娠していたら健太の子供なのか、スパイクの子供なのかわからない。
むしろ、確実に健太の子を孕ませるには都合がいいと喜んだ。
いよいよ、これからだ。
そう思った矢先、好事魔多しとはよく言ったもので。
ダナンの街が急に騒がしくなった。
なんだと顔をしかめっ面になる健太の下に、息を弾ませながら兵士が駆けてきた。
「みんな、大変だ!」
せっかくこれからリサーリィを本格的に孕ませようってときにトラブルかと、健太はげんなりした。
慌てて街の広場にやってきた兵士は、大変だ、大変だと言いまわっている。
めんどくせえなと思うのだが。
普段は厄介事をなるべくスルーしている健太も、これは事情を聞くしかない。
「どうしたんですか?」
「アラドさん、大変だよ。近くの村がオークの大群に襲われたらしいんだ」
聞き捨てならない話である。
健太のアラド商会の荷車も、頻繁に王都への街道を行き来している。
「モンスターか。ファンタジーもいろいろめんどくさいんだよな」
なんでモンスターが出てきたんだろ。
この世界のモンスターは、田舎に熊が出るのとそんなに変わりない。
もしかするとうちの馬車が狙われたのだろうかと健太は思う。
《異世界交易チート》を持っているのは健太しかいないので、定期的に商品を輸送する必要がある。
物資を満載して行き来している馬車が狙われた可能性も高い。
健太がどうしたもんかと考え込んでいると、騒ぎ立てていた兵士は苦渋の顔でつぶやく。
「困ったな。スパイク警備隊長がいないこんなときに……」
兵士達がわらわらと集まって、広場で相談している。
その騒ぎを聞きつけて、街の人達も何事かと広場に集まってきた。
兵士ならモンスターぐらい何とかしろよと健太は思うが、これは自業自得でもある。
これは、街の防衛の要であるスパイクを、健太が領主の街のほうに追いやってしまったせいでもあるのだ。
そこに傷ついた兵士が、第二報を届ける。
「オークが、この街にも攻めこんでくる」
「なんだって」「大丈夫だ、この街には外壁がある」「おい、早く門を閉めろ!」
ダナンの街にも一応襲撃に備えて外壁はある。
そこで敵を待ち受けるべきなのだが、弓や槍を持った兵士達が右往左往している。
突然の招集だったので鎧を着てない奴もいる。
組織だった動きがまったくできてない。健太のような素人から見ても、マズい動きである。
警備主任のスパイクがいないと、この街は指揮系統ぐちゃぐちゃなんだな。
中世の田舎街なんてこんなもんかと健太は嘆息した。
すでに、門の近くまでオークの軍団が迫ってきている。
階段を上がって外壁の上から見てみたが、俺は戦闘のプロではないので目視で数はわからない。
外壁の外に、武器を構えたオークとゴブリンがわんさかいる。
こっちの正規兵は二十人足らず。
こういうとき、街の男手も防衛に加わるが、明らかに敵の数が多いのだけはわかる。
慌てて外壁の上から散発的に矢が撃ち放たれるが、街を略奪しようと興奮している猛々しい豚顔モンスターの勢いは止まらない。
知力はともかく、腕力だけでいえば人間よりもずっと強いのがこいつらだ。
こうして組織だって動けるのも、野生動物より恐ろしいところである。
オークたちが殺到している木製の門が、ミシミシっと嫌な音を立てている。
この分だともうすぐ閂が壊れて、門が破られるなと健太は思った。
突破されたときのために、健太は門の前で短機関銃を購入して待ち構える。
これは集団戦になる。
短機関銃を出したのは、とても『電撃の杖』なんかの魔道具では対処できそうにもない事態だからだ。
健太が素人に扱いやすいものと調べると、MP5がでてきた。
交換用のカートリッジを足しても十三万円。
思ったより安い値段である。
「皆さん落ち着いてください。夫の留守の間は、私が街を守りますわ」
破られそうになった門の前に、リサーリィさんが革鎧に身を固めた凛々しいお姿でやってくる。
街の人は、なぜか勢いづく。
「おーリサーリィさんだ!」「リサーリィさんが来てくれたわ!」
これで勝つると言いたげな雰囲気であるが。
おいおい、リサがオークに陵辱されるとか堪ったもんじゃないぞと、健太は慌てて声をかける。
「リサさん、大丈夫なんですか?」
「私はこう見えても、精霊魔法の得意なハイエルフですわ。我が名はリサーリィ、古の盟約に基づき、我に力を貸せ炎の精霊サラマンドラ!」
リサーリィさんの手から、赤い炎がブワーと飛び出し。
そこから三メートルもある炎トカゲが出現した。
なるほど、これは街の人が期待をかけるのもわかる。
その瞬間、バンと音を立てて閂が打ち破られて、開いた門からモンスターが殺到したが、待っていたのはサラマンドラである。
「ギャシャー!」
あんな豚顔モンスターでも恐怖というものがあるのだろう。
敵の突進の足が止まった。前から紅蓮の炎に包まれたサラマンドラ、後ろから殺到するモンスター。
オークの群れの前衛は、そのまま味方に押しつぶされた。そこに巨大な炎トカゲが突っ込んでいく。
効果は絶大だ!
「こりゃ、俺が出るまでもなかったかな」
上からへっぴり腰で弓撃ってるだけの兵士や男どもより、街を守ってる女性達のほうが強かったりする。
「はー!」「どやー!」
酒場女のバネッサや、湯屋の娘クロエが、そこらに落ちている槍を拾って兵士顔負けの活躍で突きかかっていく。
猫耳姉妹なんか、小さい身体してでっかい蛮刀をクルクルと振り回して、コボルトを次々斬り倒していく。
「こっちにくるにゃー」「甘いニャリ!」
姉のロリンと、妹のペッタ。入れ替わり立ち代わり、見事なコンビネーション攻撃だ。
かなり素早くパワフルな動き。
「獣人って強いんだな」
俺もMP5をフルオートで掃射する。
思ったより反動が少なく使いやすいが、やっぱ銃だから扱いが怖い。
タンタン、タタタンと乾いた音が響き、オークの集団が一気に崩れ落ちた。
ふう、神経使うな。慣れるまで時間がかかりそうだ。
「おー、オジサンもやるにゃー」
「目の前の敵が全滅。オジサン、すごい魔法ニャア」
二人してオジサン呼ばわりかよ。
まだ自分は三十二歳なんだがと、健太はげんなりする。
十六、十五の猫耳姉妹とは、一周以上としが離れてるからオジサンと呼ばれて当たり前なのだが。
あとでお仕置きしてやると、健太は心のメモ帳に記した。
「俺だってやるときゃやるよ」
短機関銃は、撃った健太がびっくりするほどの威力なのだが。
それを見ても、猫耳姉妹達は平然とした顔をしている。
魔法という超常の力が発達しているので、みんな肝が太いらしい。
どうせ、凄い魔道具もあるものだにゃーとか思ってるんだろ。
こうやってモンスターが襲撃してくる環境。
死ぬときゃあっという間に死ぬって、厳しい世界だしな。
それにしても、やたら敵の数が多い。
健太がそう思ったとき、後ろからリサーリィの悲鳴が上がった。