【祝! 同人コミカライズ化】異世界交易チートで街中の女を孕ませてみた 作:ヤラナイカ―
エピローグ1「健太が居なくなった後に」
健太が居なくなった後、ダナンの街では次々に出産ラッシュが起こっていた。
しかし、心配はいらない。
健太が教会に作った病院に、ベテランの助産師と回復術士を常駐させる制度により、より安全に産めるようになっている。
万が一の時も、エリクサーがあるからむしろ現代より安全なくらいかもしれない。
だから、多くの妊婦をかかえたダナンの街ではあるが関係者一同、お産はより安全になったと安心している。
だが。白猫獣人のペッタと、黒猫獣人のロリンの姉妹が同時に産気づいて運び込まれた時は別であった。
「お腹痛いニャー」
「こんなにキツイって聞いてないニャリン!」
小さい体躯に異常にデカい腹。
そのあまりの痛々しい光景に、ビビる新人助産師
なにせふたりとも極端なロリ体型なのに、白猫獣人の妹のペッタは三人、黒猫獣人のロリンにいたっては四人もの胎児が小さいお腹の中に詰まっているのだ。
もう運び込まれた時には破水もしてしまっていて、出産まで待ったなしである。
陣痛に泣き叫ぶ姉妹を分娩台に寝かせて、とりあえず落ち着かせようとする新人助産師。
「だ、大丈夫ですか! 胸に手をおいて、ハッハッスーです!」
お産する母親よりも焦っている新人助産師を、もともとダナンの街の取り上げ婆と評判だったベテランの助産師がなだめる。
こちらは平然としたものだ。
「そんなに心配しなくても、大丈夫よ。彼女たちは、獣人だから絶対安産だわ」
「でもお産って大変でしょう! あんなに苦しんでるのに、そんなことわかるんですか!」
「あら、私だって十五で五つ子を産んだのよ。獣人の子なら百人は取り上げてきてるから、見ただけで安産ってわかるもんよ」
そう言うふくよかで恰幅の良いベテランの助産師の耳には、獣人の証の猫耳が揺れていた。
同じ種族のベテラン助産師が言っているのだ。
これは、かなりの説得力である。
「獣人の身体が丈夫だって話は聞いてますけど、なにかできることはないんでしょうか」
「ふふ、そうね。獣人の子供は、一気にたくさん産まれる。これだけ大きなお腹してんだから、一気に三人や四人は生まれるから忙しくなるわよ」
そう言われても、人間である新人助産師には想像もつかない。
「とにかく大変ですね!」
「そうだ貴方、暇があるなら食堂からご飯を持ってきてくれない?」
「ご飯? なんでこんな時に? 一体何を言ってるんですか先輩!」
いいからと言われて、言われたとおりご飯を持ってくる。
他の準備は整っているから、それくらいの暇はあるのだ。
後からわかることだが、先輩獣人助産師の言った通りだった。
「はーい、はい足をもっと開いて、手を胸に重ねて、息は吐くだけ、はい。そこでいきんで!」
「産まれるにゃー!」
まるで魔法のように、猫耳姉妹のおまたから、ポコッ! ポコッ! ポコッ!連続で産まれてくる赤ちゃん。
白猫のペッタからは、白い猫耳のついた赤ちゃん。
「あぎゃ、あぎゃ!」 「ふぎゃああああ!」 「ふぎぁ! ふぎぁ!」
生まれてくる赤ちゃんたちは、一斉に産声をあげる。
新人助産師は、次々に産まれ落ちる赤ちゃんを受け止めるのに必死だ。
「こっちも産まれるニャリィィ!!」
「おぎゃー!」「おぎゃーおぎゃー!」「おぎゃ!」「おぎゃああ!」
黒猫のロリンからは、こちらも一気に四人。
黒い猫耳に尻尾の生えた赤ちゃんが、ポコポコッ! ポコポコッ!と連続で産まれてくる。
安産すぎてびっくりする。
「うわわ、うわわ!」
「ほら後がつかえてるから、さっさとへその緒を切っていくわよ」
パチンパチンと処理していっているうちに、大量の胎盤までごろりと出てきて、一気に凹んだお腹を抱えて、猫耳姉妹はもうケロとした表情をしている。
「お腹が空っぽになったら、お腹が空いたのニャー」
「ペッタだけずるいニャリ、私もお腹すいたニャリ」
出産したばかりだというのに、平気な顔で食べ物を要求するペッタとロリンに若い助産師はビックリする。
「ふたりとも、あとでおむすびつくってあげるから、おとなしく寝ててね。ほら、可愛い赤ちゃんよ」
せっせと赤子を産湯に浸からせて、次々に産着を着せているベテラン助産師は、こうなると分かっていたと笑うのだった。
※※※
ハイエルフの人妻リサーリィは、自宅近くで破水して仲の良い宿屋の女将マドレーヌに助け起こされていた。
(何故かやたら密接に愛情深く絡んでくるのにリサーリィは不思議がっているが、マドレーヌからしたらリサーリィはレズカップルの相手なので当然だったりする)
「大丈夫、リサーリィさん。今人を呼んだから、すぐに助産所まで運んでもらえるからね」
「ええ、ありがとう。くっ……そろそろ産まれるのね」
時々襲いかかってくる陣痛の猛烈な痛みに大きな腹を抱えながら、マドレーヌが居てくれてよかったと思う。
なにせ、初めてのお産だ。
夫のスパイクは、仕事でドノパンの街にまた出張に行ってしまったから、誰か知り合いが居てくれると心強い。
それが同性で、同じく出産も間近のマドレーヌであればなおも心強いというものだ。
もう出産まで切迫しているということで、すぐ助産所の分娩台に上げられるリサーリィ。
服を脱がされて全裸にさせられていた。
何故そんなことをするのかといえば、絶対安産術式『ドスケベ不倫でできた子供産まれる』をやるためだ。
ちなみに、この助産室の映像はすべて三百六十度映る、全天球のカメラで録画されているのであとで健太が見て楽しむ事もできる。
リサーリィの妊婦用にピンク色のパンティーをずりおろして、マドレーヌが言う。
「リサーリィさん。お腹に安産祈願の呪文はまだ書いてないのね」
「は、はい……」
「大丈夫よ、心配しないで。私が書いてあげるから」
何故か嬉しそうな顔のマドレーヌが、マジックでリサーリィのお腹に『ドスケベ不倫で出来た、ハーフエルフの赤ちゃん出産中!』と書く。
スベスベの大きなお腹は、キャンパスにするにはちょうどいい。
書かれる言語はあらかじめ健太にそうしろと指示された日本語なので、マドレーヌ達には意味がわからない。
これは、安全に出産する魔術であるとマドレーヌ達は教え込まれている。
「はぁああああ! うっ、生まれそう!」
「リサーリィさん。笑顔で! ダブルピース! ダブルピース!」
陣痛の苦しみの中で、驚くほど真っ白い額に脂汗を浮かべながらそれでもリサーリィは、あらかじめ覚えていた元気な日本語の呪文を、お笑顔でダブルピースしながら叫んだ。
「ハァハァ……。『ドスケベ不倫でできた』ハァハァ……『ハーフエルフの赤ちゃん、産みます!』、ハァ……元気な、赤ちゃん!」
「リサーリィさん。もう赤ちゃんが顔を出しているわよ。ほら、アラドさんにお礼を言わなきゃ」
「アラドさん、赤ちゃん作ってくださって、ありがとうございます!」
メリメリと、リサーリィのおまんこが広がって、赤ん坊の頭が見えていた。
髪の毛は、健太の血を引いているのか黒だった。
「あああ、ひぎっ!」
「リサーリィさん、気をしっかり持って! 産まれるときの呪文!」
「ひぐっ! 『出産アクメいくぅううううう!』」
出産の激痛の中で、アクメもなにもあったものではないが、日本語の意味もわからずリサーリィは叫んだ。
ズボッ、ズリュン!
「よかったぁ、リサーリィさん元気な男の子よ!」
産まれてきて助産師達に処置される赤ちゃんを見て、マドレーヌは喜び叫ぶ。
「ハァ……ハァ……」
息も絶え絶えになりながら、それでも笑顔とダブルピースを崩さずにリサーリィは無事に健太とのハーフエルフの赤ちゃんを産み終わった。
マドレーヌは、「リサーリィさん、『ドスケベ不倫で産まれた』元気な赤ちゃんおめでとう!」と言う。
これが、元気な赤ちゃんに育つ魔法なのだ。
「ハァ……。ありがとう、マドレーヌも『ドスケベ不倫で出来た』元気な赤ちゃん産んでね」
リサーリィが言ったその時だった。
若い助産師が、マドレーヌに言う。
「マドレーヌさん、あなたも破水されてますよ」
「あ、ぜんぜん気が付かなかった」
すでに陣痛が何度も襲ってきていたのに、マドレーヌはリサーリィの出産に必死になっていて気が付かなかったのだ。
「マドレーヌさん……」
苦しそうな顔で、リサーリィは言う。
リサーリィは、自分がこんな状態なので、お産を手伝えないのが申し訳ない。
「リサーリィさんは、寝ていて。私は平気よ! ちゃんとアラドさんが教えてくれた安産の呪文があるから!」
思い込みというのは恐ろしいもので、猛烈な陣痛に襲われて身体はふらふらになっているのに、マドレーヌは平気なかおをしている。
もともとお産が軽い方だったにせよ、出産前の妊婦が自分で服を脱ぎ、破水で濡れた紫色のパンティーまで自分で脱げるのは異常である。
「大丈夫ですか、すぐに分娩台を開けますので」
「助産師さん、平気です。私は、立ったままの出産にトライしますので!」
「えええー!」
自分から難易度のアップを申し出るマドレーヌに、新人助産師は驚く。
天上からぶら下がった綱にすがって、座ったりしゃがんだりした状態で出産するのは、確かにこれまでの中世的な出産方法である。
しかし、せっかく分娩台を使って寝ながら比較的楽に出産できるようになったのに、あえて立ったまま出産するというのは信じられない。
それでもマドレーヌは、できるならこうした方が安産になると教えられていてそれを信じ切っている。
健太が最後に残していった、イタズラであった。
本人は、これで安全に元気な赤ちゃんが産めると信じ込んでいるのだからもう無敵である。
「さって、じゃあ元気な赤ちゃんをひりだしますから、よく見ててくださいね!」
レズっけのあるマドレーヌは、リサーリィの出産を見てちょっと性的に興奮していたということもあるのだろう。
使い込まれたアナルが、子供を産まんとするオマンコと一緒にヒクヒクしていた。
「ハァハァ……アラドさん赤ちゃん作ってくださって、ありがとうございます! こんなにおっぱいも出るようになりました」
それは異様である。
まるで神への祈りのように健太への感謝を口にしながら、垂れ乳気味になってはいるが立派なGカップのおっぱいを自ら絞り出して、壁のカメラに向かってピューピューと母乳を撒き散らす。
助産室は、マドレーヌのミルクの匂いでいっぱいになった。
「あああ、『ドスケベ不倫でできた』赤ちゃん産まれるぅぅううう!」
大丈夫という思い込みでハイテンションで動き回っていても、マドレーヌも出産間近。
さすがにもう苦しい、息が荒い。
ただ、その苦しさはマラソンを走りきった爽快感に似ていた。
一種のトランス状態になったマドレーヌは、そのまま母乳を撒き散らしながら本当に立ったまま出産する。
ただもう本人がこの状態なので、助産師達も状況を見守るしかない。
「あっ、あっ! 『出産アクメいくぅううううう!』」
ズルッ! ジュルルン!
本当にアクメしているように、マドレーヌは一気に子供を産み落とした。
立っても出産できるように、床は柔らかくしかも清潔にされているので心配ない。
「早く取り上げて!」 「はい!」
助産師が、慌てて赤ん坊を抱き上げると、胎盤もジュルルン! と一気に落ちてきた。
あまりの安産にみんなして呆れながらも、パチンとへその緒を切って、「おぎゃああ! おぎゃああ!」と泣く赤ちゃんを産湯に浸ける。
そのマドレーヌの産み落とした赤子も、もちろん健太によく似た東洋的な顔立ちを引き継いでいる。
目の色はマドレーヌと同じ薄茶色の目だったが、髪の毛は黒い女の子だった。
なかなかに、健太の血筋は強いようである。
「アラド商会の安産術式って凄いのねえ」
感心した若い助産師が、街の人にこの事を話したため。
この間違った変態的な出産法が、評判になってダナンの街に広がったりしてしまう。
そして、それらは全て隠しカメラで撮影されており、いずれ健太の目を楽しませることとなるのだった。
※※※
そんなこんなで、街中の女達は次々に出産していく。
酒場女のバネッサの産んだ赤子は、これも健太の血を継いで黒髪の男の子だった。
街には保育所が設けられていて、バネッサは乳をやりにきたのだ。
仕事をしている女性でも、子供を預けて仕事をする近代的な設備である。
バネッサは、保育所にいる赤ちゃんを眺めて言う。
「なんかうちの子だけじゃなくて、ここにいる赤ちゃん、みんなアラドさんに似てるように見えるけど……。まさかねえ」
「キャッキャ」
そうつぶやいて子供を抱いているバネッサに、同じく自分の子供に乳をやりに来たクロエが声をかける。
「バネッサさん。私の赤ちゃんもどことなく、店主様に似てるような気がするんですよ」
「女神様の子供だって話、あたしはどうも信じられないんだよねえ」
「でも、聖女様がそう言ってましたし、フェラルーナ教会の神託を疑うのは良くないことですよ」
「仮にそうだとしても、女神様だって何もないところから赤ん坊は作れないだろう。案外、あのなんとかって女騎士が言ってたように、本当にアラドさんの種だったらどうする?」
ベビーベッドから、可愛らしい栗毛の赤ちゃんを抱き上げて……。
クロエは、ちょっと考えてから言う。
「私は、それでもいいかもしれませんね。だって可愛い赤ちゃんですし、誰の子でもいいでしょう」
オムツを変えながら、よだれを垂らしそうな顔で、赤ちゃんの小さいおちんちんを凝視しているクロエ。
ショタフェチ疑惑があるクロエの子供は、健太の不安が的中したのか男の子だったのだ。
健太の子供が将来クロエに襲われて近親相姦になっちゃわないかは、神のみぞ知るといったところか。
「はは、本当にそうでも、あたしらの商売はアラド商会で成り立ってるんだから文句は言えないか」
産んでみると子供も可愛いものだものねえと、バネッサは笑う。
「あの、バネッサさん」
赤ちゃんがバネッサのGカップのおっぱいに吸い付いて凄いことになっている。
「おやおや元気な子だね。そんなに私のおっぱいが好きなのかい。なんだいなんだい、男はみんないっしょだねえ」
必死に乳を吸う我が子を愛しげに抱きしめながら、バネッサは考える。
そろそろ店を若い子たちにまかせて、しばらく子育てに専念するのもいいかもしれない。
ちなみに健太が消すように仕向けなかったので、いまだにバネッサの腹には、デカデカと『孕ませザーメン大歓迎』『無責任種付けOK』という入れ墨が残っているのはご愛嬌というものだろう。
そんなこんなで、健太の子供達はみんなダナンの街で無事に産まれた。
しかし、この街に聖女セシリアとSランク戦士ユリアの二人だけはいなかった。
その頃、彼女達は……。