最優秀生徒である生徒会長は、最底辺生徒に中出し孕ませ妊娠出産させられなければならない会則 作:ヤラナイカ―
第一条「会長は変態処女ビッチにならなければならない」
森村君とセックスすること自体には、おそらく障害はない。
普通にセックスしてくれと頼めば、女に飢えている童貞の森村君は鼻息を荒くして襲いかかってくるだろう。
問題は、その後だ。
「付き合ってくれと、絶対迫られるだろうなあ」
私は、眉目秀麗、才色兼備の生徒会長である。
おまけにこの鷹宮学園の理事長の一人娘で良家のお嬢様でもある。
こんなことをおおっぴらに言えば自画自賛と言われてしまうかも知れないが、私は客観的事実を述べているだけだ。
この私、鷹宮彩乃が、気高く、美しく、尊い女性であるのは自他ともに認める事実なので揺るがない。
子供ができるまで何回セックスすることになるかわからないが、空気が読めなくて身の程知らずの森村君のことだ、絶対に交際を申し込まれる。
もちろん断ることもできるが、高校生のくせにおっさんみたいな小太りの森村君とはいえ、後輩の一男子生徒の心を深く傷つけてしまうのは心苦しいではないか。
もう一つの懸案は、そのようにして関係がこじれると、できた子供の親権問題で揉めることにもなりかねない。
「うむむ、これはマズいぞ」
さる筋の調査機関に依頼して、森村君の女の趣味などを洗いざらい調べあげたのだが。
私は、「黒髪ロングの清楚なお嬢様で絶対処女、クールビューティーの優等生で生徒会長なんかしてて、ちょっと高飛車で気位が高すぎるせいで周りから敬遠されがちなのが玉に瑕で、おまけに爆乳」と書かれた森村君の理想の恋人像そのものであった。
「これはいかん、『高飛車で気位が高すぎるせいで周りから敬遠されがち』という欠点を除けば、私にそっくりではないか」
焦ってさらに資料を見ていくと 良いことを発見した。
絶対に彼女の候補には成り得ないがと前置きして、森村君は『変態ビッチ女』に性的興奮を覚えるらしい。
「これだ!」
あくまで森村君の恋愛対象となることなく、子種だけをいただくためには変態ビッチ女にしかない。
森村君が、性的には大興奮して彼女としてはありえない変態ビッチ女になることにした。
「しかし、変態ビッチとはなんなのだ?」
私は、変態ビッチについて調べることにした。
インターネットで調べれば、たいていのことはすぐわかる。
変態性癖について、露出、痴女、乱交、SM、スカトロ……エトセトラ。
「これをやらなきゃいけないのか」
気が遠くなりそうだが、会長の責務である。
どうせならと、情報機関に調べさせた森村君が所持しているエロ本や、閲覧したエロ動画を参考にさせてもらうことにした。
「外見を似せるのはどうかな。黒ギャル……いや、この女のように髪を金色に染めたり、日焼けしたりは無理だ。会長としての公務に差し障りが出る。となると、外見ではなく行為で示さねばならないということか」
難しいミッションだが、これも会長としての仕事だ。
完璧にやるしか無い。