最優秀生徒である生徒会長は、最底辺生徒に中出し孕ませ妊娠出産させられなければならない会則 作:ヤラナイカ―
その後、僕達は優しく抱き合った。
激しいのはもう止めで、何度か彩乃の中に僕が出したらそれで一緒に抱き合って眠った。
学校の授業も休んで、一日中イチャイチャしていた。
会長が連絡して生徒会活動も今日は休み。
会長室の鍵はかかったままで、僕達は閉じこもって二人だけで一緒に寝て、食べて、飲んで、セックスした。
ただそれだけあれば、何も要らなかった。
「彩乃さん、僕は幸せですよ」
「ああ、遊太。私も幸せだよ」
次の日の朝が来るのが怖かった。
ずっと続けばいいのになと、僕は思った。
言わなくても、彩乃さんもそう思ってくれていると思った。
そうして楽しい夜も終わる。
「うう……」
カーテンから差し込む、朝日が眩しい。
外では小鳥が鳴いている。朝チュンってやつだな。
学校で朝チュンを体験した奴なんて、僕ぐらいじゃないだろうか。
「遊太。朝だぞ。さすがに今日は、授業に出ないとな」
それでも、種付けは終わってしまったのだ。
「これで、終わりですか」
「そんな顔をするな。離れても、遊太は私の中に入ったままだぞ」
彩乃は、そう言ってお腹を撫でる。
僕の精液を子宮に収めたまま、小さなディルドーを膣に入れて栓をしてしまったのだ。
排卵日が終わりきるまではそうするらしい。
そんなことしなくても、もう受精しちゃってるんじゃないかなと僕は思ったけど、お腹に僕の精液を溜めたままで授業を受ける彩乃を想像すると興奮するのでしたようにさせることにした。
「できてるといいですね、赤ちゃん」
「うん。そうだな。できなくても、また次の周期で遊太にがんばってもらうが、できれば早いほうがいい」
そう言うと、彩乃は僕とキスをした。
別れてから、僕は普通に学校の授業を受ける。
真面目に勉強をやりだしてからしばらく経っているが、授業の内容はわかったりわからなかったりだ。
彩乃も今頃、普通の顔をして授業を受けてるんだろうなと思うと興奮するけど、目の前の授業に集中しないと。
「まだ一年だから、がんばってみようか」
今からやりだしてどこまでできるかわからないけど。
僕はまず、必死に授業を聞いてノートを取ることから初めてみることにした。
※※※
一ヶ月後。
彩乃の生理は、見事に止まっている。
そろそろ妊娠検査薬で調べても結果がきちっと出る。
「では、入れるぞ」
僕の前でまた放尿した彩乃は、尿を溜めたグラスに検査薬のスティックを浸ける。
そして、僕の前まで持ってきた。二人で見つめる。
「ここに赤紫のラインがでたら……」
「おお、出たぞ遊太!」
言うが早いか、じわじわと赤紫のラインが出てきた。
陽性反応だ。
「出ましたね」
「なんだ、嬉しくないのか?」
「嬉しいですよ。でもなんだかこう、感慨深いというか複雑な気持ちです」
十五歳で、僕は父親になったのだ。
いや、生まれてくるとしてもその時は十六歳かな。
「何だ遊太。もしかして、責任を感じてるんじゃないだろうな。無責任種付けなんだから、気にしないでいいんだぞ。私が一人でもちゃんと育てるからな」
「そうですね」
僕は、曖昧に微笑んだ。
少なくとも、今の僕には責任を取るとはいえない。
そんな力は僕にはないのだ。
「ふふっ、そうか私も母親か」
彩乃は本当に嬉しそうだ。
僕より年上といっても、一歳しか違わないのに。
「彩乃さんは、不安はないんですか?」
「遊太。私はあのとき君に言ったよな。母親になる覚悟ができたと」
「そうでしたね」
「私は、鷹宮彩乃だぞ。その私ができたと言ったんだから、もう不安なんてあるわけないだろう。私は君の子をしっかりと孕んで産んで育てる。それだけだ!」
自信たっぷりに、腰に手を当てて肘を張って宣言する。
そうだった。鷹宮高校生徒会長、鷹宮彩乃に二言はない。なんとも頼もしい。
「彩乃さん。抱きしめてもいいですか」
「うん、好きなだけ抱きしめるといいぞ」
僕が抱きしめると、彩乃も抱きしめ返してくれる。
「僕の子供を孕んでくれてありがとうございます」
「うん、遊太もありがとう」
抱きしめると、とても柔らかくて心地いい。
少なくとも僕はまだ彩乃の恋人だ。子供が産まれるまでは……。
そして、それからも恋人で在り続けられるかどうかは、僕の頑張り次第ってところなんだろうなあ。
僕と彩乃の関係は、まだ始まったばかりだった。