※この作品はR-18です。

【Rewrite】星の階(きざはし)を昇った先に   作:千月華音

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二十九・五章「欲求」の幕間です。


番外編:想いの糸

 

 

 

 あれから、――3時間。

 時計のない世界ではあるが、ちはやの部屋には大きな壁かけ時計がある。篝がリボンで拘束した頃にチラッと見た時間からすでに3時間余りが過ぎようとしていた。

(……いい加減に)

 しろ、と言いたい。さっきからちっともリボンは緩まない。どころかますます強度が増していた。どうやら篝の絶頂ごとに縛る力が増していくらしい。おかげで根元を塞がれているせいでちっとも射精が出来ずにいた。

 別にそれはそれで構わない。どうやら篝の達し方は射精によるものではないからだ。

 本来は男の精子で生命力が回復されていくらしいが、……困ったことに今の篝はそれをしたくないらしい。

 もっとセックスがしたい。

 そう暗に告げていた。

 回復したらセックスが出来なくなる。そうするとこの快楽が得られなくなる。それは困るから射精するな。

 ということらしいが。

 組み伏せた篝が身を捩って続きをねだってきた。それにため息をつきながら捩じりこむように陰茎を突き挿していく。

(やっかいな……女だ)

 娘とはまるで違う。あの娘は俺が快楽を教え込むと水を吸うように応えてくれた。それが嬉しくてつい無茶なことをしまくったが。それでもなんだかんだ泣いて嫌がっても結局悦んでイってくれた。

 本質的には同じだ。

 この篝も、娘の篝も、欲望に素直なところはほとんど変わらない。

 ただ、……これは俺のせいでもあるが。

 キリがない。

 果てがないというか。

 イき続けさせた弊害なのか、イって満足できなくなってしまった。もっと何かあるのではないかとイきっぱなしのまま付き合わされることになっている。

 もともと好奇心旺盛な性格なのだろう。そうでもなければ生命の研究などできるはずもないが。

(……どうする)

 俺の性知識など、ネットとエロゲで培った幼稚なものだ。それを篝にしてしまったことを今更悔やんでも仕方ないが。

 組み伏せた篝の横顔を手で持ち上げる。

 うっとりとした期待を込めたような瞳。次に俺がどれほどエロいことをするのかと今か今かと待ち望んでいる。

 なんというか、……すみません。

 決して篝をこんなふうにしたかったわけでは……いやもう、実際してるけど。

 ギュウッ――!

 くそ、リボンが……また精巣を揉んできた。決して射精を促しているわけではなく、もっと硬度をあげろと言っている。はいはい、これでいいだろ。脈動を再び活性化させると、篝がもっと、とねだるように腰を揺らした。

 その可愛い動きに微笑ましく思うが、これでは本当にキリがない。

 別に飽きたわけじゃないけど、俺だって篝とずっとセックスしたいと思っているが、強化した身体はまだ物足りないくらいなのだが、――……。

 篝。

 人間はな。

 セックスだけじゃ満足できないんだ。

 なんのために心があると思う?

 なぜ満足できないのか、その理由が――これだ。

「――ッ、……っっ?!」

 内部で膨張した。

 いや、……変化した。陰茎そのものを。一回りサイズを大きくした。今の強化した身体に合わせると、このくらいの太さがちょうどいいくらいだ。

 篝の子宮口が震えた。

 先端からその怯えが伝わる。その震えをこじ開けるように……。

 内部へと思いきり穿つ――!

「――――……ッッ!!」

 リボンが緩んだ。……今だ。

 篝のリボンで彼女の口元を猿轡のように噛ませ、なおかつ両手を背後で拘束した。尻の割れ目にかけてリボンで交差させてから。

 膨張させた陰茎を――内部で捩じりまわしていく。

 痛みはないはずだ。

 リボンが驚くほど従順だ。これが快楽の一助だとわかっているのか、抵抗がない。それはそれでこっちも助かる。

(いくぞ……)

 ゆっくりと。

 だが確実に、子宮内にぴったりおさまったモノを動かしていく。子宮内攪拌する動きは、かつて娘にもしてしまったが、彼女は途中で根をあげた。俺が中で射精しすぎたからだった。

 熱さで悲鳴をあげる娘に、さらに興奮して、気絶するまで……。

 まあ、それはそれとして。

 篝は気持ちよさそうな吐息を漏らしていた。恐れ入る。かなりの太さで圧迫感があるだろうに、もう新たな快楽を導いている。

 この動きは。

 娘を――陥落させた。

 俺の象徴を子宮内で感じることが、たまらないほどの悦楽を齎した。

 泣いて嫌がったのもそのせいだ。感じすぎてわけがわからなくなると言っていた。それだけ深く愛しているのだと何度も伝えると。

 やっと理解したのか、自ら求めてくるようになってきた。

 …………。

 篝に、……それを期待したいわけではないが。

 このゆっくりとした動きに、想いの少しでも伝われば……。

 まあ。

 無理だな。

 この女は好奇心の塊だ。これもただのセックスだ。気持ちいいことの延長でしかない。

 さっきからリボンが盛り上げようとでもいうのか、フワフワと浮いて動きに合わせてくる。篝がノってきた証拠だ。

 はいはい。

 気持ちいいのならそれでいい。これが篝なんだ。期待した俺がバカでした。

「……、…………――、   ……、…………」

「篝、……どう動いて欲しいか言ってくれ」

 言ったところで言葉は理解できないが。

 やりながらでもいい。篝の動きに合わせてあげるから。

 何か言いたそうにしている篝の耳元に口を寄せると、……こっちを振り向いた篝の顔を見て、驚いた。

 笑っている。

 いや、……微笑んでいた。

 なんて柔らかな笑みだ。……まるで慈愛そのものだ。

 嬉しい、……のか?

 どういう意味なんだ。今までセックスしててこんな嬉しそうに微笑む篝なんて、見たの初めてだぞ。

「か、……がり?」

 手の拘束を解いて正面を向かせると。

 篝は両手を背中に回して抱きしめてきた。

「篝……んっ」

 口づけされる。

 と同時に、子宮内が揺れて陰茎を包み込むように纏わりついてきた。今までのように射精を阻む動きじゃない……。

「出して……いいのか?」

 コクン、と篝が頷いた。

 吸い上げるような、たまらない動き。ああ、ダメだこれ……我慢、できない。

 耐えに耐えた射精感が、今ようやくお許しを得た。

 篝に深く口づけながら放尿するかのような勢いで子宮内を満たしていく。……たまらない。娘に出したときとはまた違った快感だった。

 篝を見ると。

 射精するごとに艶のある表情がくるくると変化していた。なんて綺麗な……。それでいて淫らな。

 まいりました。

 この篝を見れただけでも、満足してしまった。

 ただ。

「…………。わかったよ、まだ足りないんだろ?」

 期待するような瞳。

 まだ3時間しか経っていない。こうなったら数十時間だろうと付き合ってやる。

 

 実際は。

 数百時間付き合う羽目になったが。

 

 

 




かなり前に書いたものですがあげておきます。
そのまえに大幅にカットしたり加筆しましたが。
たぶん、ユーノ書いてた頃だった気がします。
そのせいかかなり性行為が激しく、カットせざるを得ませんでした。
カットしてこれなのか。でもこれが精いっぱいでした。
射精管理する篝を書きたかっただけなんです。

追記
篝が微笑んだ理由は、心ごと欲しがっている瑚太朗の気持ちが伝わって、それに呆れつつも嬉しかったからです。
あとセックスが気持ちいいから。
詳しくはカットしちゃいましたが、これ瑚太朗も相当気持ちいい動きのようです。
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