あなたがベットに腰かけて休んでいると、薄桃色の着物を着た式が部屋に現れた。
式であって式ではない、「」ともいうべき和服の淑女。
サーヴァントとして現界した彼女は特異点で出会った少女、もう一人の両儀式からは認識できない仮初の存在だと言う。そんな彼女が隣に座っている。
「ねえ……あなたにお願いがあるの」
あなたは「なに?」と彼女に問う。
すると式はあなたの腕に抱き付いた。
「抱いてもらえないかしら」
「抱いて欲しい」と言われてあなたは混乱する。
そのまま式の肩を取って抱きしめてみるが、どうやら意味が違うようで式はあなたを振りほどく。
「そっちの『抱く』ではないわ。まさか……意味を知らないの?」
あなたは式の意図に気付いて顔を赤くした。
もう一人の式から彼女が夫も娘もいる既婚者だと言うことも聞いている。確かに自分の中にある既婚者という印象とは程遠く女性として意識してしまうかと言えばその通りだが、もしやそんな彼女から抱いてくれと言われるなんてあなたは思っていなかった。
「もしかして……あの子に遠慮しているのかしら。その心配はないわ。わたしは式であって式ではない……同じ肉体を持っていても、この体は仮初の形なのだから」
式が言うにサーヴァントの肉体は仮初の存在だから、もう一人の式に遠慮する必要はないという。
同じ式であっても彼女は『両儀式』と言う体に宿った原初の人格。最初に式にすべてを預けたからこそ仮初の生を体験してみたいと思っても不思議ではない。式が『彼』に抱かれたように、彼女もまたあなたに抱かれたいと強請る。
あなたは言葉の意味をすべて理解しているわけではないが式の懇願に応じる。その体の誘惑に若いあなたは抗えなかった。
式と顔を合わせてからあなたは彼女の唇に自分の唇を重ねた。そのまま両手を背中に回し口の中に無理やり舌を押し込む。そのままあなたは体重をかけて式をベッドに押し倒し、息が続く限り舌を絡みつかせる。互いの唾液が口の中からあふれて口元はベトベトになる。
「激しいのね」
息継ぎで口を離した式が呟くとあなたは「うん」と頷いた。
「そろそろ熱くなってきたわね。脱がしてくれないかしら」
脱がすとは式が着ている着物の事なのは一目瞭然である。式の肌は着物と同じ薄桃色で興奮して紅潮しているのだろう。だがあなたは和服の着付けがよくわからない。不慣れな手つきで帯を解くが脱がしきれず、式は乱雑に肌蹴た姿になった。
あなたはその姿に興奮して股間のイチモツを張り裂けんばかりに怒張させた。
「ちゃんと脱がせていないけれど、これはこれでいやらしいわね。あなたもそう思うのでしょう?」
あなたは否定できず無言のまま首を縦に振った。
式は着物の下には何も着ていない。それにこの服はサーヴァントの礼装なので身もふたもない言い方をすれば式の意識一つで容易にオンオフ可能である。なんなら汚したり破いても構わない代物である。
それでもあえて手さぐりに脱がすことに意味がある。あなたと式は見つめ合い、心臓がドクドクと大きな音を立てて鼓動する。
あなたも着ているモノを脱いで裸になると、大きくそそり立つ息子を式に見せつけた。
「大きくなって……それに苦しそうね」
苦しいのは式も一緒だった。式の中で眠っているときには感じたことのない熱い感覚。汗ばみ、火照り、体の内側が疼く。触れてもいないのに膣は蜜で満たされて指でほぐせば溢れそうなほどである。
式は学術的な知識で性交とは女性の膣に男性の陰茎を差し込み射精することだとは知っている。だからあなたを受け入れようと太ももを少し開き、ぴったりとくっついた陰唇を指で開いた。
くぱあと効果音が付きそうなほど綺麗に陰唇が開くと膣の入り口が露わになり溢れた愛液がこぼれる。これだけぐちゅぐちゅに濡れていれば問題ないだろうと式はあなたを見つめながら強請る。
「いいわ……あなたの好きなようにして」
あなたもこれ以上の生殺しは耐えられないといきり立つ肉棒を式の膣内に入れた。覆いかぶさり腰を突き、肉棒は深く膣内を進んでいく。ガツガツと勢いに任せた猪武者ぶりだが初めてなら仕方もないことだろう。
あなたは挿入しただけで射精しそうになり必死にこらえるが式の方は喘ぎ声の一つもない。気持ちが良くないのだろうか。そんなあなたの不安を察した式は覆いかぶさり頭を下げたあなたの耳元で囁く。
「そんなに慌てないで。わたしも初めてで緊張しているけれど『この体』にとっては初めてではないのだから。ちゃんとあなたを受け入れているでしょう?」
あなたは「うん」と呟く。式の言うように彼女の膣内はあなたを締め付けてぬるぬるに満たされた愛液であなたがいくら激しく動いても追従しいのちの精を絞らんと蠢く。膣壁はまるで吸い付いているかのようにピタリとくっついているのが竿の感触だけであなたにも伝わる。それゆえに我慢するのに必死なほどあなたは気持ちいい。
「それに喘ぎ声の一つもないのはわたしも我慢しているからよ。本当なら一心不乱に乱れて大声を上げたいところだけれど、それはわたしの役目ではないしもし誰かが来たら面倒になるわ」
あなたはこの現場を他の誰かに見られたらと思うと式の言葉に納得せざるを得なかった。
だが流石に式も「我慢している」と言うだけあって気持ちいいのはその通りなのだろう。次第にか細い声を上げ始めた。
「ん……ん……」
その喘ぎ声にあなたは更なる興奮を覚える。
慌てるなと言われても我慢が出来なくなり欲望に身を任せて体を重ねる。
激しさのあまりベッドはギシギシと音を立てて揺れている。その反動が更にストロークを強めて式は気持ちよさが止まらなくなっていた。
「あん……ピクピクしている……あなたもそろそろ果てそうなのね」
式は自分を貫くあなたの肉棒を味わい、そしてそろそろ射精しそうなことに気付く。とっくに限界が近かったとはいえ流石に我慢が効かなくなっていると言えばいいか、その証拠なのかあなたの竿はどんどん太くなる。
「太くなって……あん……そんなので奥を突かれたら……わたしも……」
わたしも我慢できない。
式はそう言いかけたのだが今回はあなたが先にまいってしまった。
あなたは陰茎を式の膣内に奥まで挿入して、ピクピクと二回亀頭を膨らませてから勢いよく射精した。
ドクンドクンと二回射精するとあなたの肉棒は次第に細く縮みだす。射精したら小さくなるのは自然の摂理とはいえ式は物足りなさそうにあなたにキスをした。
あなたが膣から肉棒を抜かないようにあなたを抱き伏せて、小さくなりながらもあなたは式の膣内に残った精液を注ぐ。式はその余韻を膣で感じ取り、最後の一滴を絞ったのを確認して笑みを浮かべた。
「こんなに射精して……妊娠したら責任とってくれるのかしら」
あなたは「式の方から誘っておいて」と言いかけるが、式は先を読んであなたの口を指でふさいだ。
何も言えないあなたはたじろでしまう。
「なんて冗談よ。そもそも先に言った通りわたしは仮初の存在……だからもし子供ができても嬉しいという感情しかないのよ。あの子と同じようにおなかを痛めて子供を産んでみたいけれど、そんなのは夢だって理解しているわ」
式は悲しそうな目をした。
あなたはいたたまれなくなり、そっと式に抱き付く。
「優しいのね……あなたが気に病むことではないのに……え? あなたもわたしとの子供が欲しいの?」
あなたは式に惚れていた。人妻とか若い女性とかそういう属性とは関係なしに、目の前にいる両儀式という仮初のサーヴァントに恋をした。彼女に抱いて欲しいと強請られる前からそう思っていた、だからこそいつも一緒に戦ってきた。
ゲーム的にいうなら式は既にキャラクターレベルもスキルレベルも絆レベルも上限まで到達している。
それだけ式にあなたは入れ込んでいる。
「ありがとう……でもそれなら、まだイケるわよね」
式はあなたの弱った肉棒を握って上目遣いで囁いた。
あなたの子供はそんな式に興奮して大きくなり次の射精に備えて陰嚢はとめどなく精液を作り出した。