あなたは先日新たなサーヴァントと契約した。メソポタミアの神話に語られる女神イシュタルだが依代として聖杯ゆかりの人間に憑依しているとのことでどことなくあなたは親近感を得ていた。外側の人が現代の人だからだろうか。
肩慣らしを兼ねた戦闘訓練を終えたあなたはイシュタルと別れて部屋に戻る。夜食をつまんでいたところ、あなたのもとに一週間ぶりにあの人が訪ねてきた。
「入るわね」
ノックしてから部屋に入って来た式の姿を見てあなたは驚く。赤い上着にミニスカート、ニーソックスと彼女が持っていなかった衣服を着ているからだ。更に伸ばした黒髪をツインテールに束ねていて、先ほど別れたイシュタルに似た雰囲気を外見から漂わせていた。
あなたは「その服はどうしたのか」と式に訊ねると、彼女は腕組みをして胸を寄せあげてから答える。
「新しく来たイシュタルから借りたのよ。彼女の依代とはちょっとした知り合いのようなものでね、無断でだけれど……まああの女神は依代の服なんて着るつもりがなさそうだからいいかなと思って」
あなたは内心「いいのかな」と心配するが、それを覆い隠すほどに式の格好は新鮮に見えた。
赤い服は色覚効果で興奮を誘いスカートと太ももの絶対領域が見目麗しい。服から漂う雌の匂いもいつもの和服が桐の香りと言うならばこちらは薔薇のようで違って感じられた。
元が他人の服だからだろうか、こういうフェロモンは新品の服よりも強い。その色香にあなたはドキドキして式を見つめてしまう。
「似合っているかしら?」
聞かれても答えは決まっていた。
当然のように「似合っている」と答えたあなたに式は抱き付くと、おもむろにベッドに押し倒してキスをする。
無理やり舌を入れてきて口内を舐めまわすと、唾液で糸を引きながら式は口元を離す。
「えへへ、キスしちゃった……なんてね」
「?」と小首を傾げるあなたに式は続けざまに解説を入れた。
「今のはこの服の持ち主の真似よ。こことは違う世界では、あの子がこんなふうにキスをするシーンがお話になって人気を得ていたわ。ねえ……今夜はこのままあの子の真似でしてもいいかしら?」
極端な話で言えばあなたは式が言う「あの子」を知らないので真似などどうでもいい。
だがいつもと違う姿を演じようとする式の姿が単純にいやらしかった。
「あの子」がそれだけ艶めかしい人物なのかもしれないが、それ以上にあなたにとっては他人を演じるという遊びに興じる式の姿が艶めかしかった。
もう辛抱たまらないとあなたは股間を大きくして式にアピールした。
「そんなことはどうでもいいって反応ね。ならわたしは役に没頭させてもらうわね」
式なりに記憶にある「あの子」を彼女は演じた。多少の記憶違いなどどうでもいいと、ここから先はツンデレ風に体を貪る。ツンデレと言っても体を貪る段階なのでほぼデレではあるが。
「こんなに大きくしてくれて……わたしに興奮したのね」
式はあなたの服を脱がすと、露出したおちんちんをやさしく握る。柔らかい掌の中であなたの竿は硬くなり先端からイカ臭い汁が漏れる。
式はそのまま上目遣いであなたの乳首を舐る。舐られた乳首がきゅんきゅんとときめいて我慢汁がダラダラと滲んでしまう。恥ずかしいというよりそれが潤滑剤の役目をして手で摩られているだけで気持ちが良く、このままされたら射精しそうだとあなたは思う。
「もう射精そうだなんてだらしがないわね。それなら早速、頂くわ」
式はおちんちんから手を離すとスカートに手を入れてぱんつを脱いだ。式も興奮していたのかぱんつには既にあふれた蜜が滲んでいて、脱いだパンツが一本の糸を引いていた。そのまま式はあなたに跨ると、先ほど言った通りに下のお口であなたを飲み込んだ。
柔らかい入り口にねじ込まれたあなたの亀頭を式の膣壁がねっとりと包み込む。本来なら「あの子」の体は締め付けタイプであり式は「あの子」の妹に近い絡みつきタイプである。タイプ違いは流石に吸収できず、騎乗位で交合するとここから先は演技など関係なしに式との性交になる。
ただ式も演技を始めた手前、依然として口調は「あの子」を真似たつもりのためいつもと異なっていた。
「ねえ……気持ちいい?」
気持ちいいに決まっていた。
式はあなたのおなかに両手をついて腰を振っている。手を押して腰を持ち上げるたびに吸い付いた膣壁のヒダが絡みついて竿を扱き、手の力を緩めて腰を落とすと今度はヒダが纏わりついて密着して熱い。
式は何度もあなたの名前を囁きながら腰を上下させた。いつも式は「あなた」としか読んでくれないのに名前で呼ばれたので、ついあなたもドキっとしてしまう。
好きな子と二人称で通る今の関係も捨てがたいが、やはり名前で呼び合うのも悪くない。
「あん♡ ああん♡」
式は喘ぎ声をあげていた。それにかき消されながら名前を呼んでくれて、よく聞き取れないがその事実だけであなたは嬉しい。
そろそろ絶頂が近いのか式は息が荒い。役に没頭するあまりイキやすさも「あの子」に近づいているようだ。腰使いが早くこんな速さでしごかれたらあなたも我慢できない。式が乱れることで膣内をかき分ける竿は異次元の快楽を得ていた。熱くてトロトロで蕩けそうで、気持ちいいという言葉以外は次第に消えていく。
脳内全てが「式の膣内に射精したい」と一つの煩悩に支配されたあなたはいつもより早く果てそうな式に先んじて果ててしまった。
「あーっ!」
膣内に熱いものが注がれた式はその勢いで果てた。
とめどなく注がれる精液に式のおなかは満たされて思考は膣内射精された余韻に満たされる。
そのまま式はおちんちんを抜かずにあなたに寄り添うと「気持ちよかったわ」と耳元で囁いた。
汗が染みてところどころが精液で汚れてしまったがいいのだろうかとあなたは少し思うが、気持ちよすぎてとりあえずはいいかとスルーしてしまう。
「そろそろ演技もつかれたわ。うろ覚えだからどうもしっくりこない。でも……まだ硬いわね」
抜いていないので当然式もあなたの状況を把握していた。
一週間のチャージもあってあなたは一度では満足しない。一度目も大量とはいえまだまだストックは充分なのだ。
「今度はこのまま……向かい合ってしましょう」
式はあなたの体を抱えて寝返りをうった。見事に正常位で式を犯す姿勢になりあなたは思いがけない征服感におちんちんが反る。
「その角度がいいわ」
反り返ったあなたのおちんちんがちょうど式のヨガリポインツに入ったようで式は乱れる。
そのまま正常位でリズミカルに腰を動かすと式は面白いように喘ぐ。先ほどは式主導に動いた結果の喘ぎ声だったが今度は自分主導である。まるで式という女体楽器を演奏しているつもりになったあなたは更に調子づく。
「あ、あん! あ、あ、ん、あん! あ、あん! あ、あ、あ、あっ!」
式の喘ぎ声はあなたの腰の動きに支配されてテーマソングに似た音程を奏でる。式は気持ちよくて反射的に声を上げているためにコントロールできない。でも「あの子」ゆかりの音程になっていることにも気付いていて少し恥ずかしくて顔も赤い。どっちにしろ気持ちが良いえっちをしているのだから顔は赤いのだが。
「あー、あん! あ、あ、あ、あ、あ、あーっ!」
そのままとある曲を一曲喘ぎ声で歌い上げた式はそのまま絶頂を迎えた。
曲のフィーネのように、式の絡みつくおまんこはあなたのおちんちんからシリコダマを抜き取った。
まるできんたまが潰されてすべての精液が搾られたかのように、あなたは射精が収まらない。
中身が空になってすこし股間が痛くなるまで射精したあなたは痛みもあるがそれ以上に気持ちが良くて、脳内麻薬があふれておかしくなっていた。
そのままあなたは意識を失ってしまう。失神である。
「わたしに歌まで歌わせておいて……でもこんなに射精してくれて流石に今日は打ち止めね。ありがとう……でも……またイケるわよね」
来週になったら、期間をおいてあなたが回復したらまたえっちをしよう。
式は気絶するあなたのおでこにキスをして、次回の約束を耳もとで囁いた。
気絶したまま添い寝する式の股間からは白濁液があふれていて、あなたのベッドはそれで汚れるがそれもまた風情である。