※この作品はR-18です。

「」さんとあなたのマイルーム   作:どるき

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「」さんと気配遮断

 バレンタイン当日、愛する人を思い浮かべて調子に乗った式は立派なチョコレートを作っていた。

 先んじてプレゼントを渡していた式ではなく猫の方である。

 そんなことを知らないあなたは自室でもう一人の式とイチャイチャとしていた。

 

「不思議ね。唇を重ねるだけなのにドキドキしてしまうわ」

 

 キスよりも過激なことをしている間柄なのに、今更ながらキスに欲情する式の顔を見てあなたはときめく。

 今日はお盛んだなと思いつつ、その盛った姿が可愛らしい。

 

「今日は何故かしら、気持ちが昂り過ぎているわ。これだけで果ててしまいそうだわ」

 

 式はあなたを押し倒して唇を貪る。もしかしたらもう一人の式が幹也を想って興奮していたことの影響を受けていたのかもしれない。

 重なり合い唾液が混じると口の中が甘い。式の体重がのしかかって和服越しに当たる体も柔らかい。大きくなったおちんちんは和服の裾に擦れてそれが心地よい。

 

「あなたのおちんちんも熱くなっているわね。くすぐったいわ」

 

 式もおちんちんが擦れるのが気持ちいいようだ。

 体を重ね合わせるだけの甘い時間は二人にとっては短い。

 イキそうでイかない、ただただ気持ちが良い。

 二人の時間に没頭していたことで、二人は不意に開くドアに驚いた。

 

「居るか、マスター?」

 

 どうやら鍵をかけ忘れていたようで、扉が開くと赤いジャンパーをきた式が立っていた。

 手には先ほどまで作っていたチョコレートを小包に入れて持っている。

 幹也がいないのでその代わりにとあなたにチョコレートを渡すつもりなのだ。

 

「チッ! いないのか。何処に行ったんだ?」

 

 ジャンパーの式には「両儀式」は認識できない。

 故にあなたの上に覆いかぶさっている式の事を認識できないでいた。

 

「静かにして、大きな声を出すと気付かれるわ」

 

 だが見えないのは式だけの話である。

 今は気付いていないが、もしあなたの事に気付いたらおぼろげな影を相手にオナニーをしているように見えるだろう。

 見えないけれど見られている。

 その感覚に式はますます酔う。静かにしてと言いつつ、キスは激しくなる。

 

「ん……ちゅぷ……」

 

 いやらしい水音が部屋に響く。あなたは気付かれるかもと思ってビクビクしているが、猫にはラップ音にしか聞こえないようで小首を傾げながら、あなたを探して部屋を見渡す。

 式はそのままあなたのズボンをずらしておちんちんを露出されると、柔らかい掌で撫でた。

 

「いやらしいお汁でぬるぬるになっているわね」

 

 溢れた我慢汁が式の掌を濡らした。

 ここで射精したら匂いで気づかれると思い必死に我慢するあなたの顔は紅潮する。

 

「このまま挿入れるわね」

 

 式はそういうと着物の裾を捲り、股を開いてあなたを飲み込んだ。

 熱くて潤っている壺に飲み込まれてあなたはそれだけで射精しかける。

 されるがまま、しかももう一人の式に見られながらという特殊な状況にあなたの脳はスパークしていた。

 興奮とストレスはおちんちんに変な影響を与えて勃起が捗る。充血して普段より大きくなったおちんちんは、ゆっくりと腰を動かす式の膣内を穿つ。

 

「ん! ん! ん♡」

 

 キスで唇を覆うことで式も喘ぎ声を抑えていた。

 あなたの声も遮られて部屋の中には異音が響く。

 

「変な音がするな。マスターのやつ、どっかに隠れているのか?」

 

 音に疑問を感じた式がきょろきょろと見渡して、不意に死線があなたと重なる。

 式には認識できていなかったが、あなたは見られたと思った。

 その視線がトリガーとなりあなたは我慢の限界を迎える。

 

「マシュの所か別の奴の所か。まったく、せっかくのチョコが溶けちまうじゃないか」

 

 最後まであなたに気付かなかったもう一人の式は、ボヤキを残して部屋を立ち去った。

 その後姿をみて安堵したあなたは胸をなで下ろし、そのまま射精してしまう。

 式の膣内にどぴゅどぴゅと音が響いて二回目の白濁液でおなかが満たされる。

 いのちの精で満タンになった式の膣内は熱い窯のようである。

 

「……見られながらというのも興奮するわね。露出狂と言うのはこれが味わいたいのかしらね」

 

 部屋の戸が閉じるのを確認すると、式は唇を解いてあなたに囁いた。

 あなたも式と同様に露出の快感に惚ける。

 気持ちが良いが、それ以上にばれたときのその後が恐ろしくて背筋が凍る。だがたしかにみられながら式と体を重ねるのは気持ちが良い。

 背徳感に「これは麻薬だ」とあなたも思う。

 麻薬の余韻か、あなたのおちんちんは二度の射精も迎えてもまだ固い。

 

「あなたもまだイけそうね。最後はあなたにめちゃくちゃにしてほしいわ」

 

 あなたから動いてと式も懇願し、あなたの背中を支えながら身を翻す。

 即座に攻守が逆転して式の上にあなたが覆いかぶさる。

 式に求められるがまま、あなたはゆっくりと腰を動かす。

 

「あなたが動くたびに……奥があなたに穿たれて、膣内にあなたの精液が染みこんで、気持ちが良いわ」

 

 式も麻薬の余韻かいつもより敏感になっていた。

 喘ぎながら、どんなふうに気落ちがいいのかあなたに囁く。

 その解説にあなたも興奮しながら腰を前後させる。式は脚をあなたの腰に絡めており膣内射精以外は認めない。あなたも膣内射精以外はする気がない。

 爪先からぞわぞわとした感覚がこみあげてきてそろそろ果てる。

 

「んぷっ!」

 

 あなたはフィニッシュとして式の唇を奪うと、そのままこみあげる快感に身を任せて三度目の射精をした。

 手、足、脳天に至るまでこみあげた快感がおちんちんに集約して式の膣内に白濁液という形で放たれる。

 気の放射であなたも脱力しておちんちんも萎えていくが、一滴残らず射精しきったのでその余韻だけで気持ちが良い。

 

「気持ちよすぎて腰が抜けてしまったわね」

 

 あなたも腰が抜けていたので式の言葉に頷いた。

 そのまま脱力して二人は眠る。

 重なり合い混じりあう二人は快楽の余韻に酔っていた。

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