ある寒い日の夜、あなたは式と向かい合っていた。
場所はあなたの部屋のベッドの上、互いに一糸まとわぬ姿である。
「緊張しているのね」
あなたは背筋に汗をかいていた。式と交合する際に畏まって向かい合うことなどあまりないため、この日の式の行動に緊張してしまったからだ。
ただあなたの息子だけは式の肌を待ちわびるようにピクピクと蠢き、その動きに式は微笑む。
「あなた自身よりもあなたの体の方が正直みたいね。でも……」
それでも式は自分からは手を出さない。先に抱いて欲しいと頼んでこうして向かい合ったのだから、あなたから抱いて欲しいと思っているからだ。
心の中で人という字を飲み込んで覚悟を決めたあなたは、震える手で式を押し倒した。
「今日は変にこわばってしまって変なあなたね。まるで初めてみたい」
実際に初めてしたときのあなたは肉欲のままに式を求めて激しく絡んでいたのだが、今回のあなたは妙に慎重でそれが式には新鮮だった。しばらくあなたと体を重ねていなかったのもあり互いに久々のえっちに心臓が蠢いている。そんな最中のあなたの態度に式も瞳をとろかす。
あなたは振るえる唇を式の口元に重ねると、舌をその中に差し込んで嘗め回す。式もその舌に自分の舌を絡めて相撲をとり、二人の口元からは唾液が混じる水音が跳ねた。
体を求め合うことで次第にあなたの緊張も解けていき、先走ったあなたの亀頭は潮汁に濡れてきた。
「ん、んぱ……もう、キスした途端に調子よくなるんだから」
式は両手をあなたの背中に回して抱き付いている。内心では早くあなたに己が膣内に入ってきてほしいと思ってはいるが、このまま抱き合うのも悪くないかとも思っている。
そんな式の趣を察したあなたもしばらくはキスだけに留めて式に覆いかぶさり抱き合っていたが、流石に式の奏でる雌の匂いと触れ合う柔肌を前にしてあなたのおちんちんも限界に近づいていく。
「ん♡」
式は肌にかかるその感触に甘い声を上げた。
ついぞあなたのおちんちんは我慢汁にとどまらず、少量ながら白濁液を漏らしてしまったのだ。
おへそに注がれるあなたの精液に式も我慢できなくなってくる。それにあなたも少し発射してしまったことからも明らかなようにこれ以上は我慢できない。あとは式の膣内に注ぎたいと欲望に従い素直になる。
「あなたもそろそろ限界のようね。挿入れてくださらない?」
あなたは式のおねだりに頷くと、抱き合った興奮で充分に濡れた式のおまんこにおちんちんを差し込んだ。
そのまま腰を落としたあなたの股間は式の股間に張り付いて隙間もない。
当然のようにおちんちんは式の膣の奥までずっぽりと刺さり、二人は文字通り一つになった。
「今日はこのまま……あなたの好きなように」
随喜の涙で潤う瞳で式はあなたに懇願した。
その両手はあなたに抱き付いたまま、膝を立てた式の腰は少し上向きである。
その角度であなたに上から交わってもらうのが、式には気持ちよかった。
一方であなたもこの微妙な角度で絡みつく式の膣壁に快感を得ていた。腰を押し出すと絡みつく式のおまんこが優しくあなたを包み込み、腰を少し引くとずっぽりと咥えこんだおまんこがあなたを離すまいと吸い付いてくる。竿で膣内をしごくのではなく絡み合うような式の女体にあなたの脳も痺れてくる。
「今日のあなたはねちっこいわね、まるで蛸みたい。でもそれが気持ちいいわ」
実際には式の方がねちっこくあなたに絡まって、それが二人にいつもとは違う快感を与えていたのだが、気持ちよさに身を任せるあなたも式もそれには気付いていない。ただただお互いに快感を求め合っているだけである。
あなたはもっと気持ちよくなりたいとおなかを式に重ねて肌を合わせ、式も気持ちよさの感性に身を任せて腰を浮かしてブリッジする。互いに背中を反らせて腰をおなかを張り合わせる肌の交わりは理性の弁を爆ぜる。
「はげっ! あんっ! そろそろね」
腰の反りを皮切りに動きを激しくするあなたを前に式も息が乱れた。
膣内にあるあなたのおちんちんが反り返り、膨らんでいく亀頭のうごめきにそろそろあなたが果てそうなのを式も感じ取る。
そろそろフィニッシュというのは寂しくもあるが、大きな花火がないとこの快楽には歯止めがない。互いに気をやるためのそれを式は待ち望み、あなたのおちんちんもそれに応える。
「ん♡」
式の甘い吐息に合わせてあなたも式の膣内に射精した。
障子を軽々と突き破るほどの勢いで白濁液が式の膣内に注がれる。
ドクンドクンと濃い精液が二回注がれた後、シトシトと薄い残り汁が式の膣内を溢れさせんばかりに流し込まれていく。その脈動と熱に式もイク。
「気持ちよさそうね。まるで全部射精しきって清々しいみたい。でもまだ抜いちゃいやよ」
一度の射精ではあるが式の言うようにあなたはすべてを射精しきっていた。
性の気を一気に出し切って腰を抜かしたあなたはつながったままの気持ちよさと射精しきった余韻に動けない。
そんなあなたに式は更に体を求める。
「久々だもの、まだイけるわよね?」
頭では限界だと思っていたあなただが、式の甘い声を耳元で聞くと不思議と力が湧いてきていた。
体を求めあうこの感情をただの性欲と決めつける人もいるだろうが、それでも愛ゆえに体を求め合う若さゆえの性欲が二人にはある。だからこそ性欲と言う体の限界を超えても快楽とそれを求め合う愛にあなたも狂うのだろうか。
「聞くまでもないわね」
あなたが頷くよりも先にあなたのおちんちんは式の膣内で答えていた。
このまま二人は夜明け前まで体を重ね続ける。何度となく射精したが一度もおちんちんは抜かず、式のおまんこの奥は白濁液が混じりあうフラスコのようにあなたのいのちの精を一晩中受け入れた。
そして夜明け前、そろそろ時間いっぱいと言うところでぐちゃぐちゃに濡れた式はようやくあなたを離した。
しこたま射精されてはいたが、そのすべてが膣内に注がれていたので式を濡らすものは汗と唾液に他ならない。つやつやと艶やかな肌は部屋の薄あかりに照らされて面妖な雰囲気を醸す。
「名残惜しいけれどそろそろ時間ね」
濡れて横たわる式はおちんちんが万全なら自慰のおかずにしたいほどに艶やかで、あれだけ射精したあとにも関わらずあなたの心のおちんちんを勃起させた。そんないやらしい姿にしたのが自分だと思うとなおそれは猛る。
だがこれ以上は式が言うように時間がない。それにいくら式が好きで頑張っていたからと言っても流石にもうおちんちんの中身は空である。
「っと、もう……添い寝だけよ」
そんな式にあなたは我慢ならずに抱き付くと、そのまま床に寝入るまで式に添い寝を強請った。
あなたは横で添い寝する式の顔を見つめながら心の中のおちんちんを激しく擦り、それが果てるとともに幸せな顔で眠りについた。