ある冷えた朝方、あなたの部屋には誰かが忍び込んでいた。
統計を取ればそろそろ体がうずく時期なのははっきりとしているが、当人たちには関係がない。
「早く起きないと、そのまま漏れてしまいそうね」
彼女はあなたのある場所にキスをしながらそうつぶやいた。
血が通って桜色の唇があなたに触れると、あなたの体が眠っていても反応してしまう。
暖かくて柔らかく、そして少し潤っているそれは異界の入り口の様にあなたを惑わす。このまま唇を重ね続けたら、あるいは唇の先に進んだらどれだけの快感だろうかと。
「んちゅ……少しあふれてきたわね」
少し潤った上目であなたを見つめながら彼女はあなたにキスをする。
唇はあなたの体からあふれ出した体液をぬぐい、そして唾液に包んで舐め取っていく。
あなたの体は熱く、その熱が唇を温めて彼女の艶を高めていく。
暗闇の中、響く水音と快感の箇所でそれがどこをキスしているのかなどあなたの体にも丸わかりであろう。
「うごめいてきたわね。そろそろ目覚めそうなのかしら? それとも……」
彼女はあなたの体がうずいたのに合わせて呟いた。
そのままキスを続ける彼女の唇は唾液と体液でべとべとになってきて、厚ぼったく充血したそれは性器が吸い付いているかの様相である。
依然として目覚めないあなたは夢の中で彼女と体を重ねている。ちょうどいま現実に起きている状態に似ているが、一つだけ違う部分があった。
「んも~焦らさないで」
夢の中の彼女はささやく。
あなたは勃起したおちんちんを膣の入り口にあてがって、亀頭で入り口を刺激していた。
淡い快感に腰を悶えさせつつ、彼女の大事なところをいじめて焦らす。
その焦らしが互いに感度を高めていき、そしていざ一思いに夢の中のあなたはおちんちんを差し込んだ。
暖かくてぬるぬるの膣壁におちんちんがしごかれてとろけそうになる。必死に我慢しようとするが、まるであなたは我慢できない。
「久しぶりにすると、すごい量ね。こんなにわたしの膣内に注いでいるのね」
夢の中のあなたが射精したころ、現実では式が精液で顔を濡らしていた。
あなたの寝込みを襲った式はあなたのおちんちんに念入りにキスをして、そして亀頭を咥えたところだった。
キスの連続で鈴口からおつゆをだらだらと漏らしていたあなたのおちんちんは式の口淫に抗えず、亀頭の裏すじを咥えた唇で刺激されただけで射精してしまったのだ。
正確には裏すじを咥えた後、そのまま口をすぼめて竿の中にたまった我慢汁を吸い出した式がきれいになった亀頭にキスをした瞬間である。顔中が真っ白になった式が艶やかな顔で体を起こすと、射精の刺激で目覚めたあなたはそんな式の顔を見つめた。
「起きたわね。もう、射精するまで起きないなんてとんだお寝坊さんね」
寝起きのあなたは式が目の前にいても驚くことはなかったが、式の言葉の意味がわからなかった。
先ほどまで夢の中で交尾していただけあって精液まみれの式がいたのを自然と受け入れていたが、膣内射精したはずなのに顔にかかっていることにあなたは困惑していた。
寝ぼけた様子のあなたを見かねた式は再びあなたを押し倒す。
「……まだ寝ぼけているみたいね」
上目使いであなたを見つめる式の目元は濡れていて、艶やかに薄明りできらめいている。
それが自分の体液であるこ、そして可愛らしい彼女をそんな風に汚したのが自分だという事実にあなたの竿も猛ってくる。
式は自分の状態などお構いなしにあなたのおちんちんにキスを繰り返しており、そのしぐさがかわいらしい。
いかにフェラチオとはいえキスだけで気持ちがよく、それが彼女を想っての夢の中での挿入を上回る快感であることにあなたは驚く。
射精したてだというのにおちんちんが張り裂けそうで、パンパンに張った亀頭に皮にキスされるたびに腰が浮いてしまう。最初は夢と同様に一つに重なりたいと思っていたのに、このキスの前にはそんなことはどうでもよくなっていた。
最後の一押しとばかりに式は正面から鈴口にキスをすると、亀頭の割れ目に唇を押し当てた。
「ん……」
式は息を止めているが、息を吸えばそのままおちんちんの奥からすべてを吸い出されそうにあなたの腰も感じていた。そしてそれはすぐに実現する。
「んぱ……んちゅ」
息を止めていた式は少しだけ顔を離すと、再びあなたのおちんちんを啄んでから息とともにあなたを吸い出した。
そのままあなたは式の口に快感を吸われてしまう。
式の名器を存分にかき回し、我慢の果てに果てた時にも匹敵する快感があなたの体を襲い、吸われるがままあなたはとめどなく射精する。
あふれ出す白濁液は透明な汁になるまで式の小さなお口に吸われてしまい、あまりの量なのかそれは少し口からこぼれた。
「んぐ。ん……」
これには式も少し困ったのか喉を鳴らす。
ごくごくと唾液とともに喉の奥へとあなたの精液を流し込み、その後あらかじめ用意していたのかミネラルウォーターですべてを洗い流した。
あなたのすべてを飲み干した式はペットボトルから口を離すと、適度に水気で潤った唇をぷるんと弾く。
「二度目でもさすがの量ね。あらかじめ水を用意しておいて正解だったわ」
式はにこやかにほほ笑むと、そのままタオルであなたの精液をぬぐった。
せっかくのマーキングをぬぐわれて少し残念に思うあなたではあったが、それはすぐに撤回することになる。
あと少し眠れるだろうと式がそのままあなたの布団にもぐったからだ。
「今日はたくさん射精してくれてうれしいわ。こっちはしなかったけれど、たまにはこういうのも悪くないわね」
こういうのには事後の添い寝も含まれている。
獣の様に交わった後では甘い事後の添い寝などあまりゆっくりできていないので、式の言う通り悪くない。
コキたてとはいえあなたの部屋にはあなたと式が同衾している。
顔の精液はぬぐったし、着物には精液が残っていないので、式の香りは艶やかな雌のそれであり、そんなフレグランスな式に添い寝されてあなたもドキドキが止まらないのも無理はなかった。
このまま朝まで我慢できたのか、それとも第三ラウンドに移行したのか。
それはあなた次第だが、とりあえずあなたは式に抱き着いて自分から顔にキスをした。
「今度はあなたの番ね」
あなたからのキスに式もドキドキしているようだった。