※この作品はR-18です。

「」さんとあなたのマイルーム   作:どるき

38 / 61
「」さんと夢シフト

 多忙な日々をあなたは送る。

 あの人と交わるどころか性欲を発散する暇もない日々が続き、夢精することも珍しくない。

 そんなあなたの身を案じたのか、彼女は行動を起こす。

 

「上手くいったようね。あの彼氏面の真似事だけれど」

 

 気が付くとあなたは暗闇にいた。

 時折夢を介して別な場所にレイシフトすることもあるが、その感覚に近い。

 目の前はよく見えないが聞こえてくる声には聞き覚えがある。彼女の声に胸がうずく。

 

「そろそろ意識もハッキリしてきたかしら」

 

 その声に頷くころにはあなたの目は焦点があっていた。

 目の前には薄明りを指す灯とふかふかの布団。そして彼女がそこにいる。

 艶やかな雰囲気を隠せない式はあなたを美味しそうな目で見つめている。あなたもそれに同じ目で返すのはムリもない。

 

「部屋でさえなかなかできないのだから、今日はここでしましょうか。心配することはないわ。ここは夢であって夢ではないのだから」

 

 式はあなたに抱き着くと、ズボンを脱がせてお尻をなでた。

 柔らかな手の感触が尻肉に伝わってきて、式の手の熱も感じる。

 久々なのでこれだけであなたはつい勃起してしまい、触れる先端の雁首には電流が走っている。敏感になった亀頭はいつもより太い。

 

「わがままを言わせてもらえるのなら、わたしの好きに動きたいけれど……それはあなたもでしょう? 好きなだけわたしをリードしてくださらないかしら」

 

 あなたは式に返事をすると、そのまま唇を重ねた。

 互いに相手の尻をわしづかみにしながら唇を重ね、体を抱き寄せるためおちんちんや胸が式の着物に触れている。小刻みに体をこすりつけて気持ちよくなるあなたはキスの甘さもあって顔がさっそく緩んでいる。

 気持ちいいという感情がこみあげてきてそれに流されるあなたは性欲のままに式の体をむさぼる。まだキスしながらお尻をなでているだけなのに、自慰や夢精の何倍もの快感が襲ってきて正気が保てない。

 そのままあなたは一度目の射精を迎えた。

 

「ん……」

 

 射精してもお構いなしに唇を犯しているので式もリアクションができない。

 そのまましばらく抱き合って何度か精液が漏れたころ、ひとここち着いたあなたは式を布団に押し倒す。

 唇をほどいて体を起こすと、少し着崩れた式の着物はあなたの白濁液で白く汚れている。その姿がとても淫らで、あなたのおちんちんはまた元気になった。

 

「軽いジャブでこれだけ射精してくれるなんて、よほど溜まっていたのね。それともこの空間のおかげかしら。まあ、どちらにしても……まだイケるわよね?」

 

 式はここからが本番とばかりに帯をほどいて着物をはだけさせる。

 襦袢を脱ぐときらめくほどに式の肌は汗で濡れている。そして秘密の花園は愛液で満たされて着物の一部を濡らすほどである。

 この空間が特殊なことを脇に退ければ特別な趣向など二人にはいらない。

 ただ互いに求めあい、互いに重なるだけで気持ちがよかった。

 依然として大きく敏感な亀頭をあてがうと、あなたは腰を落とす。

 ゆっくりと差し込まれるおちんちんは緩く掘ったこんにゃくの筋を開くように久々の式の根源を切り開いていく。

 式とて久々のため敏感である。あなたの一突きで軽く果てて小刻みに体が震えていた。

 

「ごめんなさい。わたしもちょっとだけで果ててしまって」

 

 気にすることはないとあなたもそれを慰める。なぜなら自分とて先にしこたま射精していなければこの一突きで射精していたであろうからだ。それほど久々の肉壺は刺激が強い。

 さらにいうなら果てるのが早かろうと互いに気持ちよくなれれば問題はない。そんなことを気に病むよりも続けるほうが大事である。

 もし気に病むのならばそれは相手を満足させられなかった時であろう。

 

 式の絶頂が収まるのを見計らうとあなたは再び腰を突き出す。押す度に式の体におちんちんが食い込んで、暖かくそして柔らかく包み困れているのがわかる。すぐに果てそうなのを我慢しつつ竿を動かすものの、腰を戻す度に我慢汁がドロリと絞られていく。

 それは式の膣液と混じってローションの役目を果たし、潤滑をよくしてひだを絡ませていく。

 絡み合う肉のひだに優しく擦られて、あなたも長く我慢できない。

 

「射精ているのね」

 

 式が射精を感じて優しく背中を撫でると、その勢いで射精が止まらなくなる。あなたの射精三段に式のヨガリポインツも貫かれて我慢が解かれ、気持ちいいと腕を抱きつかせてくる。

 そのまま二人は無言のまま唇を重ねて満足がいくまで抱き合い続ける。大きな絶頂を共有した二人は満足し、その気持ちがいい余韻に二人は浸った。

 

「そろそろ起きる時間ね」

 

 絶頂と共に気絶したあなたが目覚めたのは先程の空間だった。目が覚めると式の体に覆い被さりおちんちんもしぼんでいたとはいえ先が刺さったままである。

 このままだと後片付けをしなければと焦るあなたを式は優しく説き伏せる。ここは夢の中のようなものなので、片付けなど不要だと。

 

「───でもこの気持ちよさと、ここでしたことは現実よ。ここは二人だけの特異点みたいなものだから」

 

 そろそろ現実では起きなければ皆が慌てる時間だろう。

 おはようのキスで現実に戻されたあなたが起きると、あなたの寝巻きは精液で汚れていた。こっそり洗濯に出せばだれも気に止めないであろうとはいえ少し恥ずかしいなとあなたはガビガビに乾いたぱんつを見て思う。

 

「ごめんなさいね。本来なら現実のあなたはスッキリしたきれいな状態で目覚めるハズだったのだけれど。今回は失敗しないように気を付けるわ」

 

 次に夢シフト空間でしたときに式にこの事を訪ねると、あれは式のミスだったと謝られた。そのリアクションに珍しいものを見た気がして、この日のあなたは式の体にいつも以上に夢中になる。

 もはやいつも以上が普段通りと言うべきかもしれないが。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。