あなたと「式」は暇を見て愛し合っている。
常日頃から出来ないからこそ、その間が適度な調味料になっているのは否定できないのだが式はふと思う。
結局のところあなたに身を任せる交尾になっていないかと。
たまには自分が主体となって奉仕したいし、そのほうがあなたも新鮮だろう。
思い立ったが吉日である。
「動けないでしょう」
ある日の晩、軽くリクライニングをして背を起こしたベッドに横たわるあなたは式が言うように動けないでいた。
あなたは眠っていたが式が来たことはあなたにだけわかる愛欲の匂いを漂わせていたので気づいた。
今夜はする時間も都合も良いと式が判断してくれたのだろうと思っていた。
だけど動けないのは想定外。
抱きたくても抱きにいけずに悶えるあなたを、式は服を脱ぎながら鼻で笑う。
「ふふ。そう焦らなくても大丈夫よ」
裸になり艶々の肌を晒した式は、そう言うとあなたの横に寝そべる。
耳元を軽くキスしてから囁く式の声は甘く、それだけであなたの奥からムラムラとした思いが込み上げてくる。
「今夜はわたしに任せて」
頬にキスした式は身体を起こすと、あなたのパジャマを脱ぎ散らかしてお互いを裸にしてしまった。
身体は動かないが込み上げてくるものが集まる股間は式が望むがまま膨らんでいく。
カリも太く反り返ったあなたのモノは早くも破裂しそうであろう。
任せるとはどういうことか。
困惑気味なあなたへの回答はコレだと言わんばかりに添い寝をした式の肌があなたの胸に触れる。
「普段はこんなに凶悪なカタチをしたものが、わたしの膣内で暴れているのね」
式の手がおちんちんに触れる。
まるでカタチを覚えるかのように撫で回されたあなたの先端からは透明な涙が滲んでおり、式が指先でもてあそぶとその汁は更に潤う。
式が言うようにあなたのモノは大きくて凶悪そうなカタチであろう。
愛する女性を孕ませるための凶器。
普段式とするときには大きいか否かしか考えなかったあなたも、こうしてじっくり見ると自慰のときよりも歪なそれには関心である。
これが式とするときのカタチ。
式と繋がっていることを想像すると余計にカタチが変わっていく。
「このまま……わたしの手を膣内だと思って射精してくださらない?」
式のおねだりにあなたは応えた。
耳にかかる吐息。
敏感な箇所を的確になぞる指先。
鼓動すら伝わるほどに熱い血潮。
それらに誘われたあなたは膣内射精を彷彿させる勢いで弧を描く。
式を孕ませるつもりで放たれたそれは子種を多分に含み白く濁っている。
粘度の高いそれが塊となり、幻想の小袋を突き破って彼女の背中にまで飛来した。
「射精してと言ったのはわたしだけど……少しもったいなかったかしら?」
顔と背中を白化粧に染めた式が微笑んで、あなたもその艶やかさに猛りが収まらない。
「でも……まだイケるわよね」
あなたの様子に式も目がニヤけている。
「次はこのまま……久々にわたしが動くわね」
依然として固く猛るあなたを支えながらまたがった式は、背中の精液が汗で流れるのもいとわずにマウントを取った。
ヌルヌルしていて熱い肉壺はスルリとあなたを飲み込むが、腟内に挿入ると押し寄せる肉ヒダはキュッとあなたを苦しめる。
いつもとは逆の光景。
腰を上下させる式の重みと揺れる乳房。
ゆらゆらと目線を誘導させる乳首の先は催眠術に使う五円玉のようで、脳が式との交尾に蕩けていく。
単純な竿を擦る刺激ではなく頭脳を揺さぶるような錯覚が劣情を後押しし、乱れる式の手が不意に急所をかすめたところで、とうとうあなたも破裂を迎えた。
「あ……」
小さく式が喘いだのはその刺激によるもの。
あなたは粘り気のある精液の弾丸を式のお腹に注ぎ込んでいた。
びゅっと音を立てる勢いで礫を注ぎ、あなたのおちんちんが跳ねる度にあなたは小出しで射精する。
一粒一粒は少量でも、放つ回数が多くて合わせれば手コキで搾られた量を超えるほど。
式も腰を動かしながらあなたの射精を促して気づけば最初の射精の3回分はあろうか。
式の膣内はあなたのモノで満たされて、気が済んだ様子の式は身体を倒してあなたに寄り添う。
「こんなに射精しても溢れてしまうわよ」
その言葉の通り、あなたのおちんちんが姿勢の変化で抜けてしまうと、式の入口からは白濁液が溢れだしていた。
あなたの精液が式の腟内から滲む潤滑液と混じったラブジュース。
太ももにかかってしまうが、もとより汗が滲んで濡れていた肌に重ね塗りしたところで気にはならず。
むしろあなたはその熱と質感の前に、あれだけ射精した後だというのにおちんちんを固くしていた。
「んもー。あなたって自分で動くよりも、される方が調子が良くなるのかしら?」
式もイったばかりで敏感かつ疲れていそうにも関わらず、あなたのために身体を起こすと、さっき以上に大きなあなたを下の口で飲み込む。
エクスカリバーを飲み込んだ式というアヴァロンはあなたの精液を回復させるのか、とうとう込み上げてくるものを抑えきれないあなたは式をしたから突き上げた。
だが相手は根源接続者。
あなたとの接続中に、ちょっと乱暴突き上げられたところで凪のようなもの。
あなたの突き上げをすべて受け止めて、ただ互いを気持ちよくするための刺激に変えてあなたを御する。
どれだけついても式の腟内はそれ受け流し、最終的には膣壁の締付けと腰使いによる根本のグラインドのまえにあなたされるがまま。
劣情に身を任せて式を刺激して気持ちよくなろうというあなたの行為は、式があなたから精液を搾り取るペースを加速させただけだった。
「──ベッドがぐちゃぐちゃになるまで射精すなんて。流石にスッキリしたかしら?」
そしてとうとうあなたは搾り尽くされたようだ。
おちんちんが跳ねても精液が射精ていないのに気づいた式は、あなたが抜けるのも構わずに身体を倒して、あなたの耳元で囁いた。
式と繋がっているうちは硬さを保持していたあなたも繋がりが解けると縮んでしまい、どいやら今宵のザーメンはソールドアウト。
式がぐしょぐしょにまみれた身体を寄せているのが心地よいものの、おちんちんに限ればたしかにスッキリしたと言っていい良い。
「わかっているわよ。あなたも射精し続けて疲れているでしょうし、一緒に一眠りしましょう」
起きたらまだイケるわよね。
小さく耳打ちした式にあなたは頷く。
一眠りをしたら続きをする約束こそしたが、今はただ射精による虚脱感と式との裸の同衾による多幸感に包まれたあなたはすぐに眠りについていた。
寝ている間にあなたのものはいつしかピンと大きくなる。
それが第2ラウンドの合図となるのはご愛嬌。