夜も更けてそろそろ眠たくなる頃合いに、いつものように式が部屋にやってくる。
この日の式はいつもと様子が違っていた。
「今日は髪を伸ばしてみたのだけれど、あなたは気に入るかしら」
式は地面に付きそうなほどに長い髪を垂らして現れた。
この日は服装も十二単を彷彿させる重厚な衣を着ている。
あなたはいつもとは雰囲気が違っているとは感じつつも「似合っている」と式をほめた。
「そう言ってもらえると嬉しいわ」
式が少しはにかんで頬が赤くなる。
いつもと雰囲気が違うからか、あなたは式を見てまるでお雛様のようだと思ってしまう。
人形のように美しく、かといってなぜか子供っぽく感じたあなたは式を軽く抱いた。
「鼻息が荒いわね。もしかして、似合っているというのはこの服がえっちな衣装という意味なのかしら」
あなたは首を横に振る。
「ならよかったわ。そろそろ脱ごうかと思っていたのよ」
式はあなたから離れると重ね着した衣を一枚一枚脱ぎ捨てる。
帯を解いて布が擦れる音が耳に響く。
一枚脱ぐごとにこれからいつものように体を重ねられると思い生唾が口の中に溜まってしまう。
「あなたの視線も熱いわね。まるでストリップだわ」
残る着物は肌襦袢のみとなるまで式は着物を脱いだ。
羽織った襦袢の襟を捲ればそこには式の生肌がある。
式もこれから体を触れ合うのだろうと思っていたのだが、あなたの行動は式の予想を外れた。あなたは式のすべすべした肌触りの良い黒髪に心を奪われていたからだ。
「そろそろ始めましょうか……え、このまま抱き合うほうがいいの?」
前戯のキスへつなぐために抱き付いた式はあなたの行動に驚く。いつもならそろそろ辛抱たまらないとえっちをせがむのにと。
あなたは長い髪の上から式の腰を撫でる。腰そのものより髪の感触をあなたは味わっており手汗で髪の毛が束ねられて一握りの房となる。あなたは髪を一房握るとそれをおちんちんに巻き付けた。この日の式の髪が長いからこそできる芸当である。
「髪の毛をおちんちんに巻き付けるなんて」
幹也でもやったことが無い行動に式は驚いた。そしてそんな珍妙な行動で気持ちよさそうな表情を浮かべるあなたの顔にときめいてもいた。あなたのおちんちんからカウパー液があふれて髪がべとつく。そして匂いも立ち込めて式は変な気分になってしまった。
もしかしたら幹也も切った髪を集めてオナホールを作っていたのかもしれないが、そのようなことなど「両儀式」は感知していないのであなたの行動を変質的としか式は思っていない。
「気持ちがいいのね。あなたの顔を見ただけでわかるわ。それに匂いも……」
あなたのおちんちんからは臭い匂いが漂う。だがそれは精液の匂い、二人にとっては体を重ねるときにどうしても出してしまうし、興奮する匂いでもある。
あなたは髪の毛ごとおちんちんを握って竿をしごく。式が触れてもいないのにあなたのおちんちんは爆発しそうになってピクピクと脈動する。
「もう射精したのね」
ついにあなたは射精に至った。白濁した粘り気のある精液が式の髪の毛にべっとりと付いて白く染める。
式は生臭さに興奮して自分の白く染まった髪を見てふふふと軽く笑うとぺろりとそれを舐めとった。
「それに凄い量……しばらく休んだのもあってかとても濃いわ」
あなたは式としばらく寝ていなかったため精液の貯蔵は充分だった。既に一度目の射精の時点で普段の二回分は射精していたのだがまだ収まっていない。式としてはここで収まってしまうとむしろ困る。生殺しは体に悪い。
式はべっとりと付いた精液を髪を解くように掬い取って掌に貯める。そしてそのイカ臭い匂いを嗅いでから手で水をすくって飲むように口につけた。
じゅるじゅると式が出したとは思えない下品な音を立てながら式は掌の上のいのちの精を飲み干す。飲み終わるとぺろぺろと指や掌に残ったモノも舐めとってあなたのすべてを食べつくす。その行為にあなたはドキドキしていた。
「思わず飲んでしまったけれど、凄い濃さね。まだ喉元に絡みつくような異物感があるわ」
式は異物感を取り除こうと唾を口の中に貯めて飲むのを繰り返す。
そんな姿を見せられてあなたは我慢できない。
あなたは式をベッドに押し倒すと回復してガチガチになったおちんちんを腰にそえた。
「あなたも挿入れたくなったようね。いいわ、優しくしてね」
式は優しくとあなたにお願いした。ここでいう優しさは式を気持ちよくさせることに他ならない。
怒張したおちんちんをゆっくりとあなたは差し込み、式の膣内を堪能する。
突き刺さるおちんちんのカリ首に式の肉ヒダが絡んであなたを離さない。奥を突けばつくほどそれは複雑に絡みついてあなたを刺激する。あなたは円を描くように腰を振る。当然ながらその動きではおちんちんを引き抜くこともあるのだが、その際にはカリに絡んだヒダが精液を搾り取るようであなたにとってその瞬間が一番気持ちがよかった。
「引くときが一番息が荒いわね。そこが一番気持ちが良いのかしら?」
あなたは頷く。
「そう……でも抜いたらダメよ。ちゃんとわたしの膣内に射精してもらわないと」
式はそう言うとこれまた式がしているとは思えない行動に移った。
脚を組んであなたの腰の後ろに回して、あなたが動きすぎないようにホールドしたのだ。
実のところ式と幹也が体を求め合う時にはこのような行為もよくしている。そのため式の体が慣れていた。むしろあやしくていやらしいお姉さんとして振る舞うために式が自重していたと言った方が正しい。
式の脚が絡みついてあなたは動きを制限される。だがこのおかげでどれだけ激しく動いても不用意におちんちんが抜けてしまう心配もない。それに気づいたあなたは動きが激しくなった。
「その調子よ」
激しさのあまり先ほどのようにヒダ一つ一つをねっとりと味わうようにはいかないが、激しい方がわかりやすさは群を抜く。ぐんぐん膨らむあなたのおちんちんに膣内を押し広げられながら一番奥をコンコンとノックされて式は感じてしまう。
さっきから感じっぱなしとはいえそろそろ本気のアクメが近づく。あなたと抱き合ったまま果てたいと手も足もあなたを掴んで離さない。
「ん!」
式は息を殺しながら呻いて果てた。
体中がぞわぞわと肌が粟立ち気持ちが良い。
膣もピクピクと痙攣のように蠢いてその動きにあなたも我慢できずに果てる。
二度目も濃い白濁した精液が式の一番奥で吐き出されて膣内を白く染めた。
あなたは天にも昇るほど気持ちよく、射精が収まると脱力して式によりかかる。当然まだ二人はつながったままで。
「おなかの中が熱いわ。膣内に射精してくれてありがとう……でも……まだイケるわよね」
式はあなたの耳元で囁いた。