※この作品はR-18です。

東方百合   作:極神皇ロキ

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前回、茶番で終わったので
後日改めて取材って設定です。


取材

 

幻想卿。

閑静な高台の一画。

ここに一軒の神社がある。

覚られ妖怪の住みかである。

 

我々は新しい妖怪、覚られの一日に密着した。

 

覚られ妖怪の朝は早い。

朝5時には起床する。

 

阿求「早くないですか?」

 

少女(居候している身ですから。境内の掃除ぐらいはしないと。)

 

そういう彼女の顔は無表情である。居候としての意地と誇りが見えた。

 

文「辛くないですか?」

 

少女(正直、やめたいと思う時もありますが、霊夢さんのお役にたちたいですから。)

 

朝6時までの一時間、ひたすら境内の掃除をする。一切手は抜かない。

 

6時。

掃除を終えた彼女は神社の敷地内にある露天風呂へと向かう。

 

阿求「お風呂ですか?」

 

少女(いえ、まだお風呂には入りません。)

 

彼女はお風呂場の掃除を始めた。

 

6時30分。

お風呂掃除をしていた彼女がおもむろに服を脱ぎだした。お風呂に入ると言う。

 

我々、取材陣は外で待機することを伝えると彼女は引き止めた。

 

少女(一緒に入りませんか?)

 

文「いいんですか?」

 

私にも譲れないものがありますから、と彼女は語る。

 

我々取材陣も服を脱ぎ始める。

とたんに、彼女の目つきが、鋭くなる。

 

阿求「どうしたんですか?」

 

少女(静かに)

 

それから1分間、我々取材陣を余すことなく見る。

 

少女(脳内保管完了。)

 

先に口を開いたのは彼女だ。

わずか1分の間に我々の裸体を脳内に焼き付けたと言うのだ。プロの業が、光る。

 

7時。

風呂からあがった彼女の姿が居間にあった。

我々の前に朝食が並べられている。

 

文「美味しそうですね。」

 

少女(霊夢さんの手作りですからね。美味しいに決まっています。)

 

彼女は霊夢が準備を終え、食べ始めるまで、一切口につけない。

そこに居候としての優しさが垣間見える。

 

7時30分。

朝食を食べた彼女は外出の準備をする。

 

阿求「お仕事ですか?」

 

少女(お仕事というか、もはや日課、ですかね。)

 

彼女の行き先は誰も知らない。

その日の気分で、まだ行ったことのない場所を探検するのだと言う。

 

11時30分。

無事、探検を終えた彼女は、お昼を作る霊夢の手伝いをする。

 

ここからは霊夢とイチャイチャするので我々取材陣は外して欲しいと頼まれた。

彼女の至福の一時なのだそうだ。

 

12時30分。

彼女は霊夢と一緒にお昼を食べる。

我々取材陣もご馳走になる。

 

ここで我々は普段、彼女と過ごしている霊夢に印象を聞いてみた。

 

文「彼女のこと、どう思いますか?」

 

霊夢「いい意味でも悪い意味でも、わかりやすい奴、ですかね。」

 

彼女の印象は悪くないようだ。

 

13時10分。

食べ終えた食器を片付け終えた彼女の姿は、再び太陽照りつける幻想卿へと消えていく。

 

14時。

神社の一画。

そこに昼寝をする彼女の姿があった。

 

それから彼女が起きたのは1時間後の15時である。

 

阿求「おはようございます。ぐっすり眠られてましたね?」

 

少女(ええ、探検の疲れが…。)

 

疲れるまで探検をする。

好奇心がなせる業である。

 

起きた彼女は霊夢と縁側でお茶をする。おやつの時間である。

この時間もまた至福の一時である。

 

16時。

境内で彼女は修行をしていた。

日々精進、妖力を扱う訓練をしているのだと言う。

 

17時。

彼女の修行に霊夢と紫が加わった。

 

霊夢はすぐ修行をサボる為、紫が見張っているのだ。そのついでにみてもらっているだけだと彼女は言う。

 

18時30分。

今日の修行は終わりらしい。

紫がご飯を作っている間にお風呂に入る。

 

文「ボロボロですね。」

 

少女(はい。ですがこれからが本番です。)

 

そう言った彼女の雰囲気が変わる。

霊夢のお風呂。ここからが彼女の本領発揮だ。

 

我々取材陣もお邪魔した。

霊夢いわく何処を見ているかわかるので隠しやすいそうだ。

 

19時30分。

お風呂を後にした彼女達の目の前に紫の手料理が広がる。

 

阿求「いつもですか?」

 

少女(お風呂の事ですか?料理の事ですか?)

 

修行をした日は紫が料理を作るのだと彼女は言う。

 

時刻は20時30分。

これから寝ると言う。

 

文「お風呂でもそうですが、決して触ったりはしませんよね?」

 

少女(なんて言うのかな?こう、見て楽しむもんだと思うんだよね。触ったらいけない。みたいな?)

 

阿求「プライド、ですか?」

 

少女(あー、そういうのともちょっと違うって言うか…。私の流儀、ですかね。)

 

幻想卿。

忘れ去られた存在が行き着く場所。

そこには、新参だが巫女と同居する妖怪が、確かにいた。

 

 

覚られ妖怪。

彼女は明日もまた、5時には起きるという。

 





大陸風SSを参考に書かせて頂きました。
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