この素晴らしい世界で催眠を! 作:名無しの(´・ω・`)
『ルナさんは俺とセックスしたくて堪らなくなる』
この命令は、実に早く効果を発揮した。
俺がそう考え、催眠を掛けたと同時、ルナさんの体から力が抜ける。へなへなとへたり込んだ彼女は、暗い広場のなか、俺だけを見詰めていた。
「――――」
赤く上気した頬。とろんと溶けた瞳はえもいわれぬ色気を醸し出している。呼吸は荒く、苦しそうにその豊満な胸の辺りをぎゅっと握り締めていた。
ゴクリ。
思わず、喉を鳴らす。
ルナさんが美人だということは分かっていた。……だが、夜の街頭に照らされ、頬を染めた彼女がこうも美しい物とまでは思っていなかったのだ。
「――」
ルナさんは何かを呟いたと同時、彼女は俺へと顔を近付けた。
そして――
「……んっ」
突然のキス。……それも、かなり真剣な。
思わず顔を引きそうになるものの、ルナさんは俺を放さんと言わんばかりに引き寄せた。
「ちゅるっ、じゅるっ……はむっ……んっ……」
月明かりと僅かな街灯の光しか照らすものの無い広場で、俺とルナさんは長い口づけを交わしていた。
舌を絡め、唾液の交換を行う度に、ルナさんの肩はピクリと震え、俺の脳には甘美な刺激が走る。
ただの唇と唇の触れ合いが、とても心地よい。俺もルナさんも、貪るようにお互いへと吸い付き合う。
――どれくらいそうしていただろうか?
「……ぷはっ」
口を話すと、唇の間に唾液が糸を引いた。相当に濃厚なキスだった。まあ、とは言え、俺の出した命令は『セックスしたくてたまらなくなる』である。当然ながらキスぐらいで満足できるわけもなく、むしろ彼女にとってはその気持ちを後押しすることにしかならない。
ルナさんは切なそうに胸元の服をぎゅっと握り、上目遣いで俺を見上げた。
「……突然、変なことを頼んでいるのは分かっています。……でも、お願い」
私と――エッチ、してくれませんか?
彼女の言葉に、俺は生唾を飲み込みつつもこくんと頷いた。
* * *
人目のつかない草むらの中に移動するや否や、ルナさんは突然屈み込み、俺のズボンのファスナーを何の迷いも無く一気に下ろした。次いでズボンを脱がし、下着までも躊躇い無く脱がしてくる。
先程のキスで興奮してしまった俺の肉棒は、すっかり臨戦態勢に移行していた。大きく、そして固くなっているそれを見て、ルナさんは呆然とする――と思ったのも束の間、俺は自分の肉棒を、温かくぬるぬるしたものが包む感覚に目を見開いた。
下腹部の辺りを見下ろすと、ルナさんが俺のペニスを奥まで咥えていた――つまり、フェラチオをしていたのだ。
「っ!?」
初めて味わう感触に、思わず情けない声を上げる。
だが、それも仕方の無いことだろう。自慰とは全く違う、不思議な感じ。
舌のざらざらとした表面が俺のモノを刺激し、唾液がその動きを助ける。ルナさんがゆっくりと前後に動けば、口のなかで擦れ、また新たな快感が訪れる。
「じゅる……じゅむっ。んぅ……ぅ」
一心不乱にフェラを続けるルナさん。恥ずかしいのか、それとも単に発情しているだけか――顔は先程以上に真っ赤に染まっていた。
元々フェラチオをされた経験など全く無かった俺にとって、予想以上の快楽。早くも、俺の限界が既に近くなっていた。
最後の一押しとなる、更なる快感を求めて俺はルナさんの頭を掴み、勢いよく腰を振る。突然増した勢いに、ルナさんが目を見開いた。
「んぶぅっ!? んうっ……っっっ!!」
「ルナさん……そろそろ……ぐっ!」
そして、ルナさんの口の中に射精した。ルナさんの華奢な体も同時に絶頂を迎え、大きくびくんびくんと跳ねた。
思春期の俺のペニスから出た精液が、ルナさんの口から収まりきれずにこぼれ出た。
「んぐっ……んぅっ……! けほっ、けほっ」
涙目になって噎せながらも、必死に口の中にある精液を飲み込む。こくん、と喉をならし、口の端から零れた精子を指で拭った。
その言い様のない色気に、俺が我慢できるはずも無かった。ルナさんを押し倒し、ショートパンツを一気にずり下ろす。そんな俺のなすがままにされながら、ルナさんは手を広げ、微笑んだ。
「優しくお願いしますね?」
俺は静かに頷いた。