ゴーストハント二次小説 短編、気分で長編中編 作:神崎 真由
扉を開け放って数人の男が入ってきた。
誰も彼も目がいかれてた。
「オンアミリトナウソバウンハッタ!」
鉈、包丁、ノコギリなどで武装した集団だった。
滝川の真言で何人かの憑依霊が落ち、意識を失った。
「なんなの、これ?」
安原に起こされ頭がはっきりしてきた綾子は滝川に尋ねた。
「憑依されてる。細かいことは後だ、手伝ってくれ」
「臨兵闘者皆陣烈在前!」
綾子も退魔法を唱える。
「少年、ベースの奥の部屋、袋部屋だったよな?」
「ええ」
「その部屋扉が内開きのはずだからここのをなんとかしたら立てこもるぞ」
「大丈夫なんでしょうか」
「やるしかないんだ」
ベースに来た5人の霊を落とし、ベースの奥の部屋に使用人五名と滝川、綾子、真砂子、安原が入り、扉を部屋にあったタンスで塞いだ。
綾子は御札を作って、それを部屋に貼って結界を作った。
五名は目を覚ました。
「使用人さんよ、ここにはどれくらい人がいるんだ?」
「えっーと、百名強ほどはいるかと」
「外の奴らは一名を残して全員死んでるな、朝には」
「…!」
滝川は今回のことを五人に話した。
「あんたらは俺達に運良くおとしてもらえたから、こうやって生きてるけど、外じゃあ殺し合いが続いてるんじゃないかってこと」
五人は一歩間違えれば死んでいたかもしれないと恐怖し沈黙した。
「この部屋は窓も大きくないしトイレはあるから良かったけど……いつまでここにいるのよ」
「誰か携帯を持ってませんの?」
「今、警察は呼べない」
滝川の発言に、皆が一斉に彼を見た。
「どうしてですか!?私達の同僚を見捨てるんですか!」
使用人の1人が滝川に詰め寄った。
「もし、110番してもイタズラ電話を疑いつつ、警官が二、三名きてというオチだ。犠牲者を増やすだけだ。本部に応援を呼んだとして、こんな山奥に着くのはいつの話だ。……それに、ビデオが警察に押収されてしまう。ナルに所長に申し訳がつかない」
滝川は冷静に言った。
綾子がポケットから携帯を取り出した。
「おい!」
「こういう時大抵はおきまりで圏外なのよ」
ニヤリと笑って彼女は自分の携帯を見せた。
夜中、何度か扉を壊そうとした者がいた。
沢山の断末魔を聞きながら眠れぬ夜を過ごした。
幸い、突破されることはなかった。
「どうだ、真砂子ちゃん。霊いるか?」
滝川は美人霊媒師にたずねる。
「ゼロですわ」
「ゼロって?生き残りは?」
安原が聞いてきた。
「間違いありません、今はいませんわ」
真砂子は言いきった。
自分の能力の高さを理解し、自信があるが故の言葉だった。
「別邸の外に出たんじゃないの?」
綾子も加わってきた。
「それか、刺し違えたか、だな。とにかく、テープ回収だ、急げ!」
機材はリンのバンがないともっては帰れないから、とにかくテープだけを回収し、彼らは玄関ロビーにいた。
次で調査は終わり(`・ω・´)キリッ
長かった~ε-(´-`*)