ゴーストハント二次小説 短編、気分で長編中編 作:神崎 真由
CPはナル麻衣になってます
勝手に殺すな!って人は、読むのを控えてください。
でばどうぞ~
思わぬ形で別れとは訪れるものだ。
「ナル、ごめん、ね。」
麻衣の体から血が溢れ、あたりを真っ赤に染めていた。
もう助からない。
その場にいた人間はみなそう思った。
「僕を置いていくのか、麻衣。」
「ごめ、ん。」
「麻衣。あなたは私の唯一の親友でしたのに。」
「おとーさんより先逝くなんて、親不孝だ、ぞ。」
「そうよ、麻衣。」
皆が麻衣に話しかけるなかリンは沈痛な面持ちで何も言わず立ち尽くしていた。
「ナル、ありがとう。仲間を恋を愛をくれて。」
麻衣に触れる。
緑のハレーション。
何もりも正確に残酷に、麻衣の死を表していた。
泣いた、僕は。
初めて泣いた。
「うわああああああああぁぁ…………」
何よりも悲しくて、慟哭した。
2日後、
麻衣の葬式が上げられた。
「こんなことになるなんて。」
「さいです。」
「ナルが泣いていました。」
私を安原さんとジョンさんが驚いた顔で見る。
「麻衣さんは、ナルを変えました。
ナルを支えられるのは麻衣さんだけだったのに。
あんなことになって、ナルは。」
どうなってしまうのでしょう。
教えてください。
ナルを立ち直らせる方法を。
不器用な少年からどうしてこうもすべてを奪うのですか。
あまりにもかわいそうで見ていられない。
葬式のあと、ナルは一人になりたいといい、私が渋谷サイキックリサーチの所長代理として働くことになりました。
「リンよ、ナルは大丈夫なのか?」
訪ねてきたのは滝川さんでした。
「とにかく一人になりたいということで、マンションの部屋にも入らせて貰えなくて。」
「まあ、そうもなるわな。
冷え固まったナルの心を溶かした矢先の麻衣の死。
柔らかなものに刃物を突き刺したに等しいもんな。」
ナル不在のまま、1週間が過ぎたある日。
私のパソコンにメールが届きました。
すまない
とだけかかれたメール。
差出人はナル。
嫌な予感がした。
オフィスを飛び出し、走る。
途中で滝川さんにも連絡して。
「おい、ナルがどうしたっていうんだ。」
滝川さんがさきにマンション前に来ていた。
「説明はエレベーターの中で。」
説明を聞いた滝川さんの顔はどこまでも苦い。
「もうそれはきっと……」
エレベーターから二人は飛び出すと、ナルの部屋に向かう。
合鍵で開け、ナルの自室の扉を開く。
ナルは静かに椅子に腰掛けたまま、目は開かない。
「死んでる、な。」
滝川さんの声が遠く感じる。
ただ、言葉を失う。
その場に座り込む。
彼は大切なものを奪われすぎたのだ。
生きられないほどに──────
死にネタ第一弾!
ずっと書いてみたかったんですよ。
ナルの最後の砦は麻衣だと思うんですよね。