ゴーストハント二次小説 短編、気分で長編中編 作:神崎 真由
CPはぼーさん綾子
大丈夫なひとは、どうぞ~
「大丈夫か。」
「何が?」
「無理すんなよ。綾子だって弱音を吐いていい、麻衣達と違って、お前より年上だしな。」
「なによ、年上だからって。別に大丈夫だから。」
心配されて嬉しいくせに、いつも可愛くない返事ばかり。
いらないプライドばかり高くて。
「ならよー、もっと大丈夫そうな顔してからそういうことはいいなさい。どいつもこいつも不器用で。」
そういって、目の前の彼はわたしの頭を撫でる。
「ちょっと、髪の毛ボサボサになるじゃない!」
わしゃわしゃしたあとに、ぽんぽんとする。
「そりゃあ、悪かったな。」
からりと笑って、彼は去っていく。
私をおいて。
私をおいて?
ワタシハ、カレニドウシテホシインダロウ?
彼は、滝川法生は、いつもわたしの心をかき乱す。
なぜ。
まだ、答えを見ないふりをしていたい。
今はまだ。
今は調査中で、とある廃墟に来ていた。
「めっちゃいかにもじゃん……」
麻衣が建物みて開口一番に言った、この廃墟での調査は、
見た目ほどおどろおどろしくなくて
この雰囲気になれ始めていた。
ピキッ、ピキッ。
「おいおい、なんだっていうんだ?」
「破戒僧、随分余裕ね。」
「綾子ー、私なんか嫌な予感するんだけどぉ?」
「麻衣が言うと洒落になんないから。」
麻衣の予感はいつだって正しいのに。
今回だって、正しかったのだ。
床に亀裂が走る。
「ぼーず!?」「ぼーさん!!」
彼のたっていた所の床が抜けて
私達は急いで1階まで降りる。
血の海に人が横たわっている。
「……綾…子?」
人はぼーずだった。
「ばっか、じゃないの?」
「俺は、死ぬ…のか?」
「許さないわよ!そんなの……。」
どう見ても彼は助からない。
腹部にいくつも、破片のようなものが刺さり
どくどくと血を流してた。
「俺、さ、綾子のこと……結構、好きだったぜ。」
「私も、あんたのことは、その、好きだった……わよ。」
「なんだ両想いだった、のか。」
「あいにくね!」
心が苦しい、どうして、こんな。
彼は私の手を握る。
「愛してる、ぜ。」
それが、最期の言葉。
「ばっかじゃないの……っ。」
遅すぎるわよ、何もかも。
騒ぎを聞きつけたメンバーが集まって、
各々嘆いてた。
まるで
静止画のようで。
「綾子。」
涙でぐちゃぐちゃな麻衣だった。
「辛いときは、泣いていいんだよ。」
涙が一筋流れて。
その後は、声が枯れるまで泣いた。
大事な人を、大事だと実感した時には
もう手遅れで。
仕事柄、そういうのにはよく出会った筈なのに。
「…………ば、か…。」
一人の道は、少し肌寒かった。
うーん、悲しみの表現ってむずかしぃ……