※この作品はR-18です。

ドラゴンクエストⅩ アストルティア聖杯戦争   作:深緑 風龍

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chapter9

-グランゼドーラ城- -深夜ノ刻-

 

エミヤ「すまない、少し強引ではあったが……早めに到着した方がよいと思って、此方に来てしまったが……。」

ルシェンダ「いえ、お気になさらず。っと言うより……。」

トーマ「(<●>ω<●>)ジー」

ガルッチ「あのー……、あの人何でジーっと僕の方を見るんですか?しかも何かと恐怖を感じる。」

ルシェンダ「彼奴のことは気にするな。シスコンなのだ。」

ガルッチ「シスコン!?」ガタッ

ラルッチ「まさかの私と同じ性癖を持ってる人が……。」

ムラマサ「ラルッチさん、シスコンなんですね………。」

 

なかなか方針が進まない全員ではあったが、ようやく進んだのは愛歌の発言だった。

 

愛歌「ねえ、シスコンとかそんな話はどうでもいいとして、雁夜って人の話とかしよう?」

ファズマ「そうじゃった。儂らはトーマのシスコン話とかする場合じゃないしな。」

トーマ「こら!何故そんな酷い事を言うんだ!僕はこんなにも────」

司馬昭「はいはい、自慢話は後で聞きますから。」

バージル「この場から退散してもらおう。」

 

トーマ退場

 

ルシェンダ「では早速だが、お互い真名やクラスを教えた方がよいな。私のサーヴァントは『槍兵(ランサー)』の『ディルムッド・オディナ』だ。」

ディルムッド「宜しくお願い申す。」

ブイヨン「次は僕ですね。僕のサーヴァントは『魔術師(キャスター)』の『クー・フーリン』さん。」

エミヤ「知ってる。」

クーフーリン(魔)「まあ確かに、一部はランサーの俺に出会ってるから、知ってて当然だしな。まあ一応よろしくな。」

ころん「では、私ですね。私のサーヴァントは『暗殺者(アサシン)』の『ドロロ兵長』です。」

ドロロ「宜しくお願いします。」

フロイト「んじゃあ次、俺だね。俺のサーヴァントは『盾兵(シールダー)』の『キャプテン・アメリカ』だ。」

アメリカ「宜しく頼む、みんな。」

マンリオ「今度は僕だね。僕のは『騎乗兵(ライダー)』の『ゴーストライダー』だよ。」

ゴースト「…………宜しく。」

アンルシア「最後は私ね。私は『剣士(セイバー)』と『弓兵(アーチャー)』を使役しているわ。」

ギル「ほう?つまりは、そこにいる白髪の二人だな?」

 

ギルガメッシュが指さすところに、確かに双子らしき男達が座っていた。一人はちゃんと座っているのに対して、もう一人はいい加減な座り方をしていた。

 

バージル「……おい、ダンテ。座り直せ。」

ダンテ「えー……、何でだよ。別に良いじゃんか。」

バージル「阿呆、みんな見てんだ。シャキッとしろ!」

ダンテ「へいへい、分かったよ。兄貴。」

バージル「さて、紹介させて貰う。俺が『剣士(セイバー)』の『バージル』だ。んでこっちは俺の弟の『ダンテ』、『弓兵(アーチャー)』だ。」

ダンテ「まっ、そこんとこ宜しく。\(^_^ )」

バージル「だから!はぁ……、こんな奴だが、宜しく頼む。」

 

少し頭を抱えながら、一礼をするセイバーのバージル。どうやら相当苦労しているようだ。

 

ゼルドラド「さて、それじゃあ私の番だな。私のサーヴァントは『復讐者(アヴェンジャー)』の『ジャンヌ・ダルク・オルタナティブ』だ。」

ガルッチ「君がジャンヌ・オルタか。」

ノワール「そうよ、見たところ貴方、本物の私と出会ってるそうね。」

ガルッチ「ああ、ただ間近であんたを見たのは初めてだ。まあ何卒宜しく。」

ノワール「握手はいいわ、反吐が出そうだし。」

フラン「(これは、弄り甲斐がありそう。)」

レイス「(あ、そういえばぐだ男さん、弄ると喜ぶって言ってるけど、後で試そうかな?)」

 

何かと恐怖を感じ(性的な意味で)、これ以上の口出しはしなかったジャンヌ・オルタだった。

 

ファズマ「さて、最後は儂じゃな。儂のサーヴァントはゼルドラドと同じ『復讐者(アヴェンジャー)』の『エドモン・ダンテス』じゃ。」

エドモン「ドラえもんみたいな呼び方をするなよ?」

イリヤ「何でドラえもんとか知ってるのよ………。(・_・;)」

ガルッチ「まず、何故ドラえもんと例えたんだ………。(・_・;)」

アンルシア「ドラえもんって何?」

バージル「気にしたら負けだと思うぞ……。」

ルシェンダ「まあまあ、とりあえず私らの方は終わった。次はそちらから……。」

 

とりあえず、自分達の紹介が終わった数分後、すぐに今後の方針について語り出した。

 

ルシェンダ「それじゃあまず、今後の方針について語る前に、見ての通りレンダーシアの殆どは、黒き魔物と雁夜流星、バーサーカーであるハルクによって、私らがいる場所とグランゼドーラ領以外は、全て汚染されていて、アラハギーロ王国ではもう完全壊滅状態にいたり、もう人が住めなくなっている。魔幻宮殿は一応形は残っておる事が判明したが、大魔王マデサゴーラの行方がないということもある。メルサンディ村は、アラハギーロ王国と同様壊滅状態だが、そこだけ汚染が激しく、そこから黒き魔物がうようよいるとの報告もある。そして、問題なのがセレドの町。詳しい事は、ドロロに聞いてくれ。」

ドロロ「承知した、ルシェンダ殿。セレドの町を調べたところ、そこには雁夜流星とハルク、そしてその他の者共がいたでござる。拙者が確認した限り、2名のサーヴァントを見つけました。どちらも『魔術師(キャスター)』でしたが、1名だけ真名を暴きました。」

金髪凛「真名を!?」

ドロロ「ただ、拙者でも知らぬ名で御座いまして、其奴は『シーモア』という名でした。」

こいし「シーモア?それって、ファイナルファンタジーXに登場する死者じゃないの?」

ルシェンダ「知ってるのか!?」

ガルッチ「知ってるも何も、一部の人は別の世界に来た者、またはその存在を知る者だしな。」

 

ムラマサは首を傾げ、フランとこいし、イリヤ、クロエ、アビス、レイスはうんうんと頷き、その他のみんなは驚愕した。

 

ゼルドラド「で……では、他にもサーヴァント達も知っているのか!?」

ガルッチ「残念だが、さすがに全部とは言い切れない。」

ルシェンダ「どういう事だ?」

ガルッチ「言ってみれば、世界という概念だな。今僕らがいる概念と、視聴者や作者という存在がいる『現実世界』という概念、原作の概念、そして僕らの知らない他の人が作った概念など、一括り入れれば『無限の可能性』っていう奴があるんだ。」

ムサシ「何故かしら。凄くメタイ事を言っているような気がするんだけど。」

ルシェンダ「具体的には?」

ガルッチ「そうだなぁ………、例えば─────って話が脱線したな。まず『シーモア』だが、彼奴は『異体』、『終異体』、『最終異体』っていう形態があって、おそらく宝具は『アルテマ』だと思う。」

ダンテ「アルテマ?」

ベヨネッタ「何かしら、その宝具。」

フラン「そこは私が言うわ。『アルテマ』は、此処の世界で言う『マダンテ』みたいな威力を持ってる魔法よ。習得には相当な年月がかかるけど、宝具化となるとそれ相応の年月をかけることになるわ。」

ブイヨン「うーん、確かに僕でも、『マダンテ』を習得するのに時間がかかったのですぅ。」

テム「いや、どっちかって言うと君、霊媒師でしょ。何でマダンテ覚えてるんだ……。」

ルシェンダ「……まあいい、とりあえず今後の方針だが。」

 

『今後の方針

 

 

最優先 汚染された大地の浄化 雁夜流星とハルクの討伐

 

優先 メルサンディ村にいる黒き魔物の殲滅 アラハギーロ王国の復興 魔幻宮殿の奪還』

 

ルシェンダ「と言うわけだ。最も、汚染された地域だが……知ってのとおり、グランゼドーラ領の浄化は成功したが、まだまだ汚染された大地は多い。まあ原因があの黒き魔物だが………。」

フラン「ちょっと待って、黒き魔物って『ハートレス』じゃないかしら?」

アンルシア「『ハートレス』?」

ファズマ「何じゃ?その名は。」

ガルッチ「簡単に説明すると、奴らは心を奪っていくと言われている奴等だ。種類は様々だが、『ピュアブラッド』、『エンブレム』の二種だったが……。」

ディルムッド「が?」

ガルッチ「実は、さっき此処に来る前にハートレス化したサーヴァントと戦ったところなんだ。」

「「「「ハートレス化したサーヴァント!?!?!?!?!?!?」」」」

 

これにはアンルシア陣営もゼルドラド陣営も驚愕していた。サーヴァントが乗っ取られる話なんて、聞いたこともなかったからだ。

 

ガルッチ「つまりだ。僕の予想だとすれば、ハートレス化したサーヴァントは他にいる可能性がある。下手すれば、ハートレス化されるかもしれない。」

アメリカ「も……もし本当なら、相当厄介な事になる。迂闊に行動が……。」

クロエ「あくまで可能性よ。でも用心に越したことはないわ。ハートレスは大勢いるから、下手すれば『死』だし。」

ゴースト「死か………、ならば気を付けなければなるまいな。」

ガルッチ「あと、ハートレスの事でしたら僕らに任せて下さい。」

ムサシ「っていうか、全く聞き慣れない単語ばかりなんですけど……。」

ニャース「ニャーもだニャー……。」

 

そんなこんなで、ようやく方針の役割が決まった。ゼルドラド陣営とアンルシア陣営は魔幻宮殿の奪還とアラハギーロ王国の復興。ムラマサ陣営と西欧連合陣営と愛歌陣営はメルサンディ村にいるハートレス達の殲滅と雁夜流星とハルクの討伐に決まった。かと思った。

 

使い魔「伝令!伝令!」

ゼルドラド「如何した?」

使い魔「アラハギーロ王国にて、謎の3人組が黒き魔物を殲滅し、汚染されたアラハギーロ地方、デフェル荒野が浄化されました!」

ゼルドラド「3人組?」

使い魔「夜だったのであまり見えませんでしたが、確か槍を持った者と鍵らしき物を持った人が2名いたのですが……。」

アビス「あ………。」

レイス「これって間違いなく………。」

ラルッチ「全く……、あんなところにいたなんてね。本当に仕方の無い弟だこと。」

ゼルドラド「何か知ってるのか?」

ガルッチ「知ってるっていうかなんつうか………………………………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ、僕の『家族』ですよ?」

 

-アラハギーロ王国跡地- -夜ノ刻-

 

一方でハートレス達を打ち倒しているルッチ達はというと……。

 

ルッチ「よし、ここら当たりのハートレスはいなくなったな。」

レミリア「ええ。まさかこの大陸がハートレスの住処になってるなんて………。」

さとり「ですね。それに、この辺りの浄化はルッチさんじゃないと出来ませんしね。」

ルッチ「正直、疲れるんだよね。『希望への旋律』って、大地の浄化出来るって言ってたのはウラノスだけど、やっぱり封印のせいなのか時間かかるしスタミナもへるし……。」

ウラノス『ごめん、彼奴に殺されたばかりに………。』

ルッチ「気にしないで、こればかりは我慢するよ。」

 

そういったルッチは、そのまま砂場のところで寝転がった。見上げると、あの暗闇の空は何処へやら、天の川銀河が見えるほどの夜空が見えていた。

 

ルッチ「………綺麗だな。」

レミリア「本当ね。此処じゃないと、見えない景色も見られないし。」

さとり「そうですねぇ、私も………見ているとうっとりしてきます………。」

ルッチ「ガルッチ達は、如何してるのかな?」

レミリア「どうかしら?今頃色々なサーヴァント達を打ち倒しているんじゃないかしら?」

さとり「それとも、仲間を集めて一緒に戦っているのでしょうか?」

 

実質ガルッチ達は、既に誰かと組んでおり、何かしらの行動をするということを、3人は知る由もなかった。

 

シオン「さとりさん、浄化した地域から普通の魔物が現れました。少なくても、これで安心です。」

さとり「ありがとう、シオン。もう休んでいいわよ。」

 

シオンはその事を伝えた後、すぐさま消えていなくなった。

 

レミリア「さて、一応野宿用のテントも立てて置いたしそろそろ寝ましょ?っていうかお嬢様である私が、何でテントを?」

さとり「私には、あまり力がないですし、それにルッチさんは……。」

ルッチ「サバイバルの知識はあるけど、テントを使うのは全くなかったからね。というより、基本テントなしでやっていたし。」

レミリア「貴方、どんな過酷な旅をしてきたのよ……。天皇とほど遠いわよ?」

ルッチ「仕方ないよ。天皇になる前は、そうやって生きてきたんだから。」

レミリア「ま……まあいいわ。それより、もう入りましょ?」

 

そういい、3人はテントの中に入っていった。

 

ルッチ「っていうか、中は草木も眠る静かな夜の草原なのね。」

レミリア「今の私は、こういう気分なのよ。」

ルッチ「そっか………。んじゃあ、こういうのは?」

レミリア「どういう……ってうわ!?」

 

何の前触れもなく、ルッチに押し倒されたレミリア。あまりにも急だったのか、少し戸惑っていた。

 

レミリア「ちょ……ちょっとルッチ?ど……如何したの?」

ルッチ「ごめん、なかなか言うタイミングが見つからなくて………。」

さとり「あれ?ルッチさん、私は?」

ルッチ「大丈夫、忘れてないよ。いずれ2人にも言うつもりだから………。」

レミリア「そ……それで、この行動は………一体……何なのかしら?」

ルッチ「えっと………、そのぉ………。あの時、何で僕の事を思ってくれたのか………分からなかったんだ。僕って、ガルと違って鈍いし、察しが悪くてさ………。」

レミリア「え?」

さとり「……ここまで分からなかったって事は、そこまで?」

ルッチ「本当にごめん。でもさ、本当は知ってたんだ。レミリアもさとりも、僕の事が………好きだって事を。」

 

少し赤くなったルッチは、続けて言った。

 

ルッチ「で……でもさ、僕でよかったの?いつも、守られてばかりの僕に、恋愛とか鈍くて、朴念仁だってのに……。」

レミリア「はぁ、何で自分を卑下してるのよ。それっ!」

 

お返しと言わんばかりに、今度はレミリアに押し倒されたルッチ。あまりにも顔が近すぎなのか、更に真っ赤になった。

 

レミリア「そんなに鈍くったって、私やさとりは嫌いにならないわ。それに、まだ恩も返してないし。」

さとり「恩?ルッチさん、何かしたのですか?」

レミリア「ほら、私が波紋でやられた時に……助けてくれたでしょ?」

ルッチ「え?で………でもそれは、僕のせいでそうなったから───」

レミリア「それでも、私を救ってくれたのは変わりないわ。それから、もう私は貴方無しじゃ耐えられなくなってきちゃったの。」

さとり「そう言いつつ、私も犯したじゃないですか?(;¬_¬)」

レミリア「でも、気持ち良かったでしょ?」

さとり「ちょ!わ………私は………別に………その………。///」

レミリア「まあ、何であれ、もう私達じゃ慰めきれないのよ。貴方だって、本当は我慢していたんでしょ?ここが主張、してるわよ?」

ルッチ「うっ…………、み……見ないで。///」

レミリア「あら可愛い、その恥ずかしがってる顔もいいわよ。でも、本当は期待してたのでしょ?」

 

耳元で囁いてくるレミリアに、ルッチは思わずビクンとなった。

 

レミリア「いい反応。それじゃあ早速………。」

ルッチ「ま……待って!ほ……本当に、後悔…………しないの?」

 

再度聞くルッチだが、あまりにも呆れたのか、レミリアはこういった。

 

レミリア「はぁ、貴方ねえ。後悔も何も、貴方と共にいられるなら、なんだってするのよ?それに………。」

さとり「それに私だって、レミリアさんと同じぐらい好きなんですよ?一緒に居たくて、当然じゃないですか。」

ルッチ「……2人とも。」

レミリア「心配しないで、これからも私達がいるわ。」

さとり「何時でも、頼ってもいいから。」

ルッチ「………なんて言うか、2人とも狡いよ。そう言われると、断れないじゃないか………。でも…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう、レミリア、さとりさん………。そして、大好きだよ。」

 

 

 

そんな情けない告白をしたのか、2人は少し顔を真っ赤になったが、代わりに微笑みを返しこういった。

 

レミさと「私も、大好きよ。ルッチ。」

 

 

 

-グランゼドーラ城下町 宿屋-

 

その頃、今後の方針が終わり、お礼なのか城下町にある宿屋を貸切にしてくれることになった。そして、みんなはそれぞれの部屋に入ったが、ムラマサとガルッチは、愛歌とカラリスと一緒の部屋に寝ることとなった。フラン達は納得いかなかったが、ベットがあまりにもなかった為に、仕方なく別の部屋で眠ることにした。

 

ガルッチ「(´・ω・`)」

ムラマサ「ま……まあまあ、そんな時もあるわよ。」

愛歌「そ、そうよ!この聖杯戦争が終われば、今度こそ一緒にいられるから。」

カラリス「元気、出して。」

ガルッチ「分かっているけど………、やっぱり………心配だよ。」

カラリス「ですが、マスターがいなくなればサーヴァントである我々が現界出来なくなりますし。」

ガルッチ「といってもなぁ。僕の場合特殊で、マスター無しでも死なない限りどうにかなるし。」

ムラマサ「そういえばそうね。ところで、みんな眠たくない?」

ガルッチ「全く。」

愛歌「私も。」

カラリス「そもそもサーヴァントは、睡眠も要りませんけど。」

ムラマサ「じゃあさ。」

 

と急に、ベットをくっつけだし、そのままゴロンと寝転がった。

 

ムラマサ「みんなで、誰が好きなのか言いましょ?」

ガルッチ「いや待て待て!男がここにいるのに!?」

ムラマサ「気にしなくてもいいわよ。見た目的に、女の子なんだから。」

ガルッチ「おいそれ、気にしてるんだけど!?女の子扱いは嫌なんだけど!?」

カラリス「あの、それって………。」

愛歌「恋バナよ?カラリス。」

カラリス「恋バナ………ですか?」

 

どうやらカラリスは、恋バナを知らないのか、首を傾げていた。それもその筈、カラリスは全ての種族の殲滅にしか頭になかった事や、感情そのものがなかった為、恋バナとか知らなくて当然だった。

 

ガルッチ「えーっと、恋バナって言うのは、大雑把に言えば誰が好きなのかを語る……そんな感じかな?」

カラリス「そ………そうなんですか。」

愛歌「まあ、アーチャーの言うとおりってアーチャーも恋バナしたの!?」

ガルッチ「したも何も、学生の頃に男だけの恋バナとかしたし……。」

ムラマサ「そうなの!?」

愛歌「それで?学生の時、好きな子言ったの?」

ガルッチ「いや、言おうにも、既に取られていたから言わなかったよ。」

 

※こっからはトークに入ります。

 

ムラマサ「えー、取られても言っちゃえばいいのに。」

 

ガルッチ「そんなことしたら、其奴傷つくだろ?」

 

愛歌「へぇ、アーチャーって意外と紳士なのね。」

 

ガルッチ「そんなわけ無いだろ?そもそも、今はフランとこいし、イリヤが好きなんだし。夫婦以上っていうか、なんて言うか………。」

 

愛歌「ふ……夫婦以上!?何それ羨ましい!」

 

ムラマサ「うぅ……、さすがフラン達。ガルッチさんを悦ばす方法を熟知してるわね……。」

 

ガルッチ「んじゃあさ、愛歌はどうなの?好きな人居るの?」

 

愛歌「勿論よ!好きな人と言ったら、白馬に乗って聖剣を持つ私だけのセイバーよ!!」

 

ガルッチ「セイバー?」

 

ムラマサ「愛歌ちゃん、そのセイバーって誰なの?」

 

愛歌「決まってるじゃない!セイバーはセイバーよ!それ以上でもそれ以下でもないわ!」

 

カラリス「お二人とも、おそらくマスターが言ってるセイバーは、『アーサー・ペンドラゴン』ではないでしょうか?」

 

ガルッチ「ん?『アーサー』?『アルトリア』とは違うのか?」

 

カラリス「そうですね。『アルトリア』は文字通り女性の方で、ほぼ7騎のクラスに入ってるぐらいの人です。対して『アーサー』は、セイバー一筋で、『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』の威力が『アルトリア』の宝具より上回ってるのです。」

 

ガルッチ「すげぇなそれ。」

 

愛歌「それだけじゃないのよ!強くて、優しくて、でもちょっと不器用なところがあるけど、本当に素敵なサーヴァントなのよ!」

 

ムラマサ「そっちはそっちで、凄まじい愛ね。」

 

愛歌「でもね、二度殺されてから、少し考えるようになったの。本当にそれで、セイバーが嬉しく思ってくれるのかってね。」

 

ガルッチ「何でまた?」

 

愛歌「あのね?私は生まれた頃から『何でも出来る』女の子だったの。だけど、カラリスちゃんと同じ、人としての感情が乏しかった。だからなのかな?カラリスを呼び出せちゃったのは。」

 

ムラマサ「それで?そのセイバーに会って、どうなったの?」

 

愛歌「勿論、恋に落ちたわ。それ以来、セイバーの為ならどんな事もしたわ。でも最後は、セイバーに殺されちゃった。別に恨んでないよ?おかしいかもしれないけど、殺されても、嬉しかったから。それから、私は復活して、今度は『獣(ビースト)』を使ってセイバーを喜ばせようとしたの。」

 

ガルッチ「おいおい、気は確かか?」

 

愛歌「今思えば、少し反省しなくちゃね。あれはやり過ぎたと思ってるわ。でも、2度殺されて、さすがに懲りたわ。私がやって来たのは、全部セイバーに対する許せない事だって、気づいたの。だから、もし召喚出来たら、ちゃんと謝って、ちゃんと恋をするように努力するって言いたかったけど。」

 

カラリス「私のせいで、迷惑をかけてしまったのですね………。」

 

愛歌「そうね。でも、貴方のおかげで変わったわ。今思えば、感謝しきれないかもしれないわね。ありがと、カラリス。」

 

カラリス「……マスターがいいというのでしたら、それでいいですよ。」

 

愛歌「貴女も、感情を取り戻せたらいいね。」

 

カラリス「そうですね。」

 

ガルッチ「………あれ?恋バナだよね?何で重っ苦しい空気になっちゃったの?」

 

ムラマサ「私も思ったわ。んじゃあ今度は、私の────」

 

3人「いや、もう貴方(君)の好きな人知ってるから。」

 

ムラマサ「えー!?聞かないの!?」

 

ガルッチ「だってなぁ……。」

 

愛歌「ムラマサさんが好きな人って、アーチャーさん以外見当たらないし。」

 

カラリス「それには同意です。」

 

ムラマサ「(´・ω・`)」

 

ガルッチ「んじゃあラスト、カラリスは居るの?」

 

カラリス「私?」

 

ガルッチ「なんか僕の雰囲気が同じって言ってるけど、どんな人?」

 

愛歌「あ、それ私も気になる。」

 

ムラマサ「ねぇねぇ、どんな人?」

 

カラリス「えーっと……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教えません。」

 

 

 

3人「えー!?」

 

カラリス「それより、もうすぐ寝る時間ですし寝ましょう。」

 

ガルッチ「おい!逃げるな!」

 

愛歌「教えなさいよ!」

 

ムラマサ「貴方だけ言わないのは狡いわよ!」

 

カラリス「スゥー………スゥー…………。」

 

ガルッチ「………寝やがった。愛歌、ムラマサさん。如何します?」

 

ムラマサ「それは勿論、犯す。」

 

ガルッチ「犯す選択肢は無しで。」

 

愛歌「んじゃあさ、こっそり耳元で囁くってのは?」

 

ガルッチ「それだ。って事で、行ってこい愛歌。」

 

愛歌「んじゃ、行ってきまーす。」

 

 

 

 

 

その後、カラリスに気付かれないようにこっそりと抱き締め、添い寝をすることになった3人だった。

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