※この作品はR-18です。

ドラゴンクエストⅩ アストルティア聖杯戦争   作:深緑 風龍

16 / 25
chapter11

-シーモアの固有結界- -???-

 

ガルッチside

 

BGM ファイナルファンタジーⅩ 『シーモアバトル』リメイク版

 

シーモア「我が魔法を食らうがいい!『ファイガ』!」

イリヤ「水よ、我らを守りたまえ!『アクアシールド』!」

 

魔法系か。だがなんなんだあれ?あの魔法陣の赤い部分に集まっているけど……。

 

シーモア「ならばこれはどうです?『T・ファイガ』!」

こいし「来るよ!」

イリヤ「分かってる!攻撃が終わったら、一気に攻めて!ジャック、バーサーカー!」

ヘラクレス「お任せを!」

ジャック「うん!」

 

どうやら、イリヤの方に集中してるっぽいな。だったら、あの魔法陣に攻撃してみるか!

 

ガルッチ「赤原に行け、緋の猟犬!『赤原猟犬(フルンディング)』!」

シーモア「ん?」

 

よし、当たった………………………って回転した!?

 

イリヤ「今よ!」

ヘラクレス「うぉぉぉ!『射殺す百頭(ナインライブス)』!」

シーモア「分かりきった攻撃を……。『ウォタラ』!」

ヘラクレス「ふんっ!」

シーモア「ぐっ……、効いていないか。」

 

水の魔法?何でまた………。

 

カラリス「あの魔法陣、攻撃する度に属性が変わる性質だと思われます。」

ガルッチ「属性?んじゃあ赤が火属性、水色が水属性、黄色は土属性───」

こいし「ううん。雷属性よ、お兄ちゃん。そして紫が氷属性よ。」

ガルッチ「あ、そうなんだ。」

こいし「それに、あの魔法陣は壊せないから、別に無視してもいいよ。」

 

あれ壊せないんかよ!まあ、物は試しでやってみたが仕方ないか。

 

ガルッチ「分かった。みんな、4つの魔法陣は無視して、キャスターに集中攻撃!」

愛歌「よーし、いっくよー!カラリス、セイバー!宝具開帳!」

司馬昭「了解、マスター!受け取ってくれよな!『轟炎回転(フレア・スピンアタック)』!」

カラリス「宝具開帳!我が剣は殲滅の剣、滅びよ!『殲滅せし滅亡の剣(シュパルド・ルインズ)』!」

シーモア「グフッ!?宝具如きで、私は止められない!滅びの槍を喰らえ!」

 

滅びの槍!?確か終異体しか使えないはずじゃ!

 

ギル「我が雑種!考える暇があるなら避けよ!」

ガルッチ「ちっ!?『熾天覆う十四の円環(ロー・アイアス)』!」

 

こっちに槍が飛んできたが、何とかガードに成功出来たな。だけど何で……。

 

ギル「我が雑種、どうやら奴らがいうシーモアは、サーヴァントなのだろう?ならば、異体の技でも、終異体の技を使ってくるのもおかしくなかろう。」

ガルッチ「……くそ!失念してた。そうなると、あの技が飛んでくる可能性もあるか!」

ギル「そう言うことだ。我が雑種のマスター!」

ムラマサ「何?」

ギル「貴様は、我が雑種を守る覚悟はあるか!?」

 

え?急に何を言ってるの?

 

ムラマサ「勿論よ!」

ギル「例え、貴様が呪われた力を、持ってしてもか!」

ムラマサ「なっ!?何でそれを!?」

ギル「言え!貴様は、我が雑種に恋い焦がれ、共に行きたかったのだろう!」

 

おいおい!?ホントに如何したのギルガメッシュ!確かに一緒に居てやるって言ったが、本当に如何したの!?

 

シーモア「何の世迷い言を……、その慢心は命取りだぞ?幻光祈機よ、行け!『死刃の交撃』!」

フラン「させると思ってる?滅剣『アレガステイン』&禁忌『レーヴァテイン』!」

クロエ「やらせないわよ!『堕・鶴翼三連(ブラックバード・シザーハンズ)』!」

ガルッチ「フラン!クロエ!」

 

おいおい、無茶やってくるな!でもこれで、やっと滅びの槍をはじき飛ばせた。2人を助ける前に……。

 

ガルッチ「ムラマサさん、僕について行くと、果てしない地獄の道になります。きっと、残酷な運命に弄ばれる事になります。」

ムラマサ「ッ!」

ガルッチ「それでも、ついて行く意志があるなら!その呪われた力で、幻光祈機を斬り裂いてくれ!」

ムラマサ「…………私は。」

 

まあ、今なら間に合う。あの人はあの人なりの人生もある。これが終わったら、しばらく付き合い、その後別れて、別の人と付き合っていたほうが、幸せになれ───

 

ムラマサ「私は!」

ギル「む!?」

ムラマサ「私は村正月見!月夜見尊の継承者であり、生前村雨と対の存在の半人半妖の少女!四凶の長よ、我が声を聞け!」

 

な……何だ!?あの力!ガイアとヘラ、ハデス並みの力だって言うのか!?

 

ムラマサ「我、ここに誓う。絶望と悲哀を背負うガルッチと、破滅と狂気を背負うフランドール、無意識と孤独を背負うこいし、復讐と後悔を持つイリヤの守護者となり、愛人となりて、彼らを守る事を誓おう!眠れる我の力よ。この誓いと共に、解き放て!」

こいし「な……何なのこの力!?」

愛歌「ムラマサ!」

シーモア「まずい……!幻光祈機よ、あの者を倒せ!」

 

なっ!?やばい、急いで守らないと!

 

ムラマサ「妖術・災ノ術『五月雨鎌鼬・窮奇』!」

『………!!!!!!!!!!????????』

 

しゅ………瞬殺!?間近で見たけど、予想以上の速さじゃんか………。

 

ヘラクレス「は……早い!」

イリヤ「何……あの力。」

愛歌「ムラマサ………、貴方。」

ギル「あり得ん………、一体何処からその力が……?」

フラン「あれが……、ムラマサさんの力?」

こいし「あまりにも、速過ぎる………。」

クロエ「今まで、使わなかったっていうの……………!?」

 

あまりにも驚愕過ぎたが、僕は声をかけてみた。

 

ガルッチ「ムラマサさん………、その力は………一体……。」

ムラマサ「これ?そうね、貴方が過去に使った言葉を使わせると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『村正月見・アドベントフォーム』って奴かな?」

 

過去に使った………って、おいおい。過去(Star Dust space chapter1 恋ノ幕)の話持ってくるって相当メタイな。って()つけてる僕もメタイ。っていうか。

 

ガルッチ「アドベントフォーム?」

ムラマサ「そっ、ガルッチさんが言う魔神だっけ?それと似た力。主に、四凶の妖怪の力を使って戦うスタイルって奴よ。」

ガルッチ「なんて言うか、凄いな………。」

ムラマサ「ううん。ガルッチさん程じゃないよ。」

ガルッチ「いやいや、君の方が……。」

シーモア「な……何が何だか知らないが、よそ見をしている場合かな?」

フラン「ハッ!お兄ちゃん、ムラマサさん!」

 

また幻光礼機かよ、しつこいってのに………。

 

ガルッチ「無駄だ!『幻月一閃』!」

ムラマサ「手加減無しよ?『檮杌・狂乱舞』!」

シーモア「くっ!?まさかこれほどとは………。だが!」

 

ん?シーモアと魔法陣の色が変わった?

 

シーモア「おまえのほしがる救いや希望は、世界のどこにもありはしない。永遠の安息を受け入れるがいい!『デスペル』!」

フラン「きゃ!?」

こいし「しまっ!」

ガルッチ「くっ!魔神化が解けてしまった……。」

カラリス「武装モード、強制解除!?」

 

まずい、何か嫌な予感がする………。

 

イリヤ「みんな!あの技が来るわよ!」

ギル「ならば、我の後ろに立つがいい!『神々の盾』よ、我らを守れ!」

 

みんなはギルガメッシュの後ろに立ってくれたけど、ムラマサさんは何処に?ってあの盾の前にいる!?

 

ガルッチ「ムラマサさん!ギルガメッシュの後ろに!」

ムラマサ「え?」

シーモア「『光無き世界へ(アルテマ)』!」

 

もう無理か……………。すまな……………ん?

 

ギル「ぬ?来ぬぞ?」

ジャック「お母さん、宝具来ないよ。」

カラリス「宝具開帳の気配無し?原因………不明?」

司馬昭「何なんだ?何があったんだ?」

 

それには同感だ。普通宝具の名を言ったら発動するのが常識、だが何故発動しないっていうんだ?そういえば、ムラマサさんが盾の前にいたけど、どういう事だ?

 

シーモア「ガハッ!?」

 

……………え?血の音?本当に何が…………ッ!?

 

BGM変更 ファイナルファンタジーⅩ『いつか終わる夢』

 

ムラマサ「もう…………、やめましょう?貴方はただ、誰かに認められたかったのでしょう?」

シーモア「……え?」

ムラマサ「大切な母を失って、その前に差別で、貴方は以前の性格を失った。こんな運命になるぐらいなら、全部消えてなくなればいい。そう思ったでしょ?」

シーモア「…………そんな………はずは………。」

ムラマサ「もういいの、復讐しなくていい。貴方は既に、『救われている』から。」

シーモア「僕は…………、違う!私は、………私は!」

 

シーモアの姿が、戻った?しかもシーモアが…………、泣いている?

 

ガルッチ「ぐっ!?」

4人「お兄ちゃん!」

 

何だ!?この頭痛!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「母さん!逝かないで!僕を置いて逝かないで!」

「ごめんなさい…………………、シーモア。でも、これは決めた事なの。祈り子になると…………決めた…………時から…………。」

「いやだ!僕の支えが居なくなったら………僕は!」

「シーモア……………………、幸せに………なり…………な…………さ………。」

「母さん?嘘でしょ?」

 

─あの子が、泣いている…………。

 

「逝かないでって言ってるのに!母さん!母さん!!!」

 

─母を失い、泣いている…………。

 

「母さァァァァァァァァァァァァァァァァァん!!!!!!!!!!!!!!!」

 

─彼は、絶望に落ちてしまった。そして歪んでしまった。復讐を誓ってしまった。

 

「こんな、残酷な運命になるぐらいなら…………。母のいないスピラなんて………、消えてしまえばいいんだ!!だがその前に………!父を…………ジスカルを………殺す!そして、スピラを…………消してやる!」

 

─世界二復讐スルト……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチ「ハァ…………ハァ………。」

フラン「お兄ちゃん!大丈…………お兄ちゃん?」

ガルッチ「なんて…………報われない……………、奴なんだ…………。」

 

何が起きたのかは分からない。だけど、彼奴の過去は………途轍もなく、悲しい。

 

ムラマサ「つらかったでしょ?苦しかったでしょ?私にはお母さんがいたけど、父に捨てられて、分からない人に連れて行かれて、犯され、狂わせ、そして何も出来ず………殺された。如何することも出来ず、私は死んでしまった。そんな時、神様がチャンスをくれた。新たな人生を送る代わりに、生前の記憶、力を封印すると………。」

シーモア「……………辛くなかったのですか?」

ムラマサ「ないと言ったら、嘘になるわ。だけど、最初は苦でもなかった。でも生前の記憶が戻ってきたのは、ガルッチさんに恋した時に………。」

シーモア「……………何故でしょう、今の貴方は、何処か………彼女と似ている。そして、私の母に………。」

ムラマサ「そうでもないわ。貴方がいう彼女と母とは、遠く及ばないし。何より私のつらかったのは、あの時だけ。だけど、今思えば何回目の転生なのか………忘れちゃった。」

 

何回目の転生!?どんだけ死んでるって言うんだ!?

 

ムラマサ「もしかしたら、本当の生前は、貴方の母、または貴方が恋した人なのかもしれない。でも、私は決めたの。私はムラマサ・ゲッカであり、村正月見。半人半妖にして、四凶を司る女剣士。恋い焦がれた者を守るために、もう二度とあんな事を見たくない為に、『私』という存在になる。」

シーモア「………フフフ、そう言われると………私がやって来たことは………、無意味だったのですね………。」

ガルッチ「………シーモア。」

シーモア「…………ムラマサのサーヴァント、真名を教えてくれますか?」

ガルッチ「…………サーヴァント『弓兵(アーチャー)』、真名はラーク・バスター・ガルッチ。大切なものを守り、正義と悪を裁く『断罪者』だ。」

シーモア「…………ガルッチか。私が消える前に、貴方に……いえ、貴方方に言わなくてはなりません。」

 

言わなくてはならない事?

 

シーモア「先ほど申したとおり、シンは召喚されました。それと同時に、媒体として聖杯を使わせました。」

 

聖杯を!?それじゃあシンが聖杯って事になるじゃないか!

 

シーモア「だが、あくまで未完成だ。もし、ハートレスに取り憑かれるようなことがあれば、今度こそ世界が…………いや、宇宙が消えるかもしれない。」

ギル「それは無い。我が雑種は、どんな不可能でも可能にしてしまう程の実力を持っている。シンという怪物は、所詮破壊するだけの存在。我らの敵ではない。」

シーモア「そうか………。ならば、救ってみせろ。世界を………。」

 

消えゆくシーモア、だけど離すことはないムラマサさん。

 

ムラマサ「もう行くの?」

シーモア「ああ、あれを見て納得した。私も、あんな幸せだったら………。」

ガルッチ「なれるさ。今のあんたなら、絶対に。」

シーモア「そうか………。漸く、答えは得たのだな。お前達に出会えて……………よかった………。」

 

その言葉が最後に、シーモアは消え去った。

 

 

『真名:シーモア

クラス:キャスター

マスター:マキリ・ゾォルゲン

性別:男

身長:不明

体重:不明

属性:混沌・悪

出典:『FINALFANTASY X』

 

筋力 :C /耐久 :E /敏捷 :D /魔力 :EX /幸運 :E /宝具 :A』

 

 

『シーモア死亡、よってマキリ・ゾォルゲン敗退』

 

BGM終了

 

sideout

 

-魔女の森- -朝ノ刻-

 

シーモアを倒した事により、元の世界に戻ったガルッチ達。だが戻った瞬間、後ろにはアビス達が倒れていた。

 

ガルッチ「アビス!レイス!みんな、大丈夫か!?」

カラリス「アーチャー、後ろ!」

ガルッチ「ちっ!『クリムゾンシールド』!」

 

カラリスの勘が当たったのか、何処からともかく攻撃が来た。それに対処し、ガルッチはみんなを守る形に魔法を放ち、攻撃を防いだ。

 

『■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!』

フラン「な、何あれ………。」

ガルッチ「ハートレスなのは分かるが、それ以前に………何だあれ………。」

ルカ「……イリアス。僕とアリスの手で、倒した女神………。まさか、あれが本気だなんて………。」

クロエ「女神!?ってあら?シロは?」

アリス「それが………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「誰かお探しかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その声は、あまりにも驚愕で、しかも先ほど遠吠えしたあの怪物の隣に、人が現れた。

 

ガルッチ「…………貴様、生きていたのか。ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン。」

アハト爺「久しいな、小僧。我が孫娘と結婚したのは、素直に喜んでやろう。」

ガルッチ「………それはありがたい。あんたが反対されたら、さすがの僕でもスタンドと魔神化で滅ぶまで暴れていたがね。とはいえ………。」

 

再会にしては、何かと違和感を感じたガルッチだったが、大体察した。

 

ガルッチ「あんた、何故ロリ姿で来たんだ………?」

アハト爺「何故じゃと?簡単じゃ、ロリこそジャスティス!」

ガルッチ「駄目だこいつ………、何考えていやがるんだ。っていうかシロエは何処へやった!」

アハト爺「彼奴か。此処におる。」

 

指を指しているところに、既に服が破け、ハートレスの触手がシロエに巻き付かれていた。

 

イリヤ「シロ!」

ガルッチ「あんた、実の孫娘に何を!」

アハト爺「実質、儂は第5次聖杯戦争も失敗しておる。じゃから最後の賭けとして、失敗したイリヤの原型、シロエを投入し、バーサーカーを用意した。だがまた失敗した。じゃが、さすがの業を煮やした儂は、この聖杯戦争に参加し、自ら聖杯を手にしようと考えたのじゃ!そこで召喚したのが、儂の最強サーヴァントの『騎乗兵(ライダー)』を召喚させた!」

ガルッチ「うわ………、あんた女神の原型見てるのか?」

アハト爺「うん?」

 

さすがに呆れ果てたのか、これならまだ親父の方がマシだと思ったガルッチだった。

 

アハト爺「まあ良い。じゃが今では『狂戦士(バーサーカー)』と化したせいで、儂の魔力が枯渇し始めた。そこで───」

ガルッチ「そこで実の孫娘に、魔力供給させたっていうのか!巫山戯るのも大概にしろ!自分の家族をなんだと思ってるんだ!」

アハト爺「勿論、愛すべきものじゃ。じゃが、第三魔法の為なら、家族ですら利用する。どんな手を使ってでもな。まあ、所詮わかり得る訳もないか。」

ガルッチ「だったら、家族を何とも思わないあんたを滅ぼす。そして、天の杯の解放を止めて見せる!」

 

そう言い左腰にあるクラスカードを引こうとすると、ムラマサが近付いてきた。

 

ガルッチ「ムラマサさん?」

ムラマサ「私もするわ。家族殺しをするのは、辛いんでしょ?例え憎い相手でも。」

ガルッチ「………分かっていたか。だけど、本気で背負うのか?」

ムラマサ「言ったでしょ?貴方を守るって。」

ガルッチ「…………そうだったな。」

 

2人は1枚のカードを引いた途端、フラン、こいし、イリヤ、カラリス、そしてラルッチもカードを引いた。

 

ラルッチ「私だって、ガルの姉よ。弟の苦しみを知らずして何が姉よ。」

カラリス「………アーチャー、使い方はデータで調べました。1枚だけ、使わせていただきます。」

フラン「ムラマサさんばっかり、いいところ取らせないわよ。」

こいし「私達の夫に、守られてばかりの私達じゃないってところ、証明してあげるわ。」

イリヤ「爺様、今日に限って………私は自分の意志で、お兄ちゃんを守り、爺様を止めてみせる!」

ムラマサ「行こう、ガルッチさん。」

ガルッチ「……みんな。本当、僕は幸せ者だ。勿体ないぐらいだ。だけど、もっと欲張ればいいよね!」

 

そして、7人はカードを掲げ、叫んだ。

 

ガルッチ「『剣士(セイバー)』『ティーダ』!」

ムラマサ「『魔術師(キャスター)』『ユウナ』!」

フラン「『魔術師(キャスター)』『ルールー』!」

こいし「『暗殺者(アサシン)』『リュック』!」

カラリス「『剣士(セイバー)』『アーロン』!」

イリヤ「『槍兵(ランサー)』『キマリ』!」

ラルッチ「『弓兵(アーチャー)』『ワッカ』!」

「「「「「「「『夢幻召喚(インストール)』!」」」」」」」

 

7人の服装はすぐさま変わり、手元には彼らが所持した中でも最強の武器を手にしていた。

 

ギル「ほう。『七曜の武器』とな?ククク、面白い。皆の衆、立つがよい。エルキドゥ、まだ戦えるだろ?」

エルキドゥ「ああ、だけど……さすがに………厳しい………。何か……力が──」

ガルッチ「ならば、このカードを使って。」

 

エルキドゥが手にしたのは、『傭兵(ソルジャー)』の『スコール・レオンハート』と書かれたカードだった。

 

ガルッチ「おそらくだけど、シーモアからの選別、またはシーモアと関わった事により、FINALFANTASYのキャラクターの一部が使用可能になったんだと思う。使い方は、『限定召喚(インクルード)』で頼む。きっと、そいつの力になってくれるよ。」

エルキドゥ「分かった、ありがとうガルッチさん。」

ルカ「あの、僕は?」

アリス「戯け、お前はまだ戦えるだろ。それにカードばかり頼ってばかりではいかん。」

ガルッチ「ごもっともだが、やるからには全力だ。戦いづらかったら、休んでおけ。」

アハト爺「面白い、儂の最強のサーヴァントと、貴様らの足掻き、どちらが強いかはっきりさせてやろう。」

 

七曜の武器を持つ7人と、メソポタミア神話の2人、そして世界を救った勇者と魔王は、ハートレスに取り憑かれ、魔力を奪われるシロエの救出、アハト爺を倒す為に構えた。

 

ガルッチ「行くぞ、アインツベルンの魔術師。魔力の貯蔵は充分か?」

ラルッチ「そして、覚悟はいい?」

11人「私達(僕達)(我ら)は出来ている!」

アハト爺「フッ、思い上がるなよ。若造共!」




-レンドア町-

ネルゲル「急がなくては……。」

「あれ?何でネルゲルが急いで船に?」

「それに、あの男は誰なの?」

四郎「あれ?あの、マスター。」

ネルゲル「何…………だ?」


『ざわ………ざわ…………。』


ネルゲル「む?何故人たがりがいるんだ?」

マデサゴーラ「おや、ネルゲルではないか。どうしたんだ?そんなに慌てて。」

ネルゲル「マデサゴーラ殿!何故この場所に!?」

マデサゴーラ「それを言うならば、お主もではないか?ところで、その男は?」

四郎「ネルゲルのサーヴァント。『裁定者(ルーラー)』の『天草四郎』です。」

マデサゴーラ「サーヴァント?え?ネルゲル、お主。終わったんじゃないのか?」

ネルゲル「………は?」

マデサゴーラ「いやだって、お主が眠ってもう5ヶ月になっているのだぞ?」

ネルゲル「そんなバカな!だったら、あのサーヴァントやマスター達は────」

マデサゴーラ「え?」

ネルゲル「え?」

マデサゴーラ「もしかして、参加者まだ帰ってこない………と?」

ネルゲル「…………はい?」

四郎「ちょっと待ってください。話が読めないんですが、どういう事ですか?」

マデサゴーラ「え?確かお前、聖杯戦争の参加者で、レンダーシアに向かっただろう?」

ネルゲル「は?ちょ………え?監視人として、なんだけど………。」

マデサゴーラ「だから、そんとき言っただろうが。これから聖杯戦争が始まったら、参加者は誰もいないアストルティアのところに移しといてって言うたじゃないの。」

ネルゲル「え?俺が?」

四郎「全く記憶にないのですが………。」

マデサゴーラ「…………記憶にない?」

ネルゲル「それより、今急がないと『災厄』が起こってしまって、とんでもない事に!」

マデサゴーラ「……………あの、ネルゲル。」

ネルゲル「…………何?」

マデサゴーラ「あんた何を勘違いしてんの?」

ネルゲル「…………はい?」

マデサゴーラ「いやまあ、大変な処理だって事は分かってたんだが……。これ見て。」

ネルゲル「えっと……………はぁ!?」

四郎「え!?」

マデサゴーラ「ま、そう言うこった。」

ネルゲル「だ、だけど!あの黒き魔物の事は!」

マデサゴーラ「黒き……………魔物?え?そんなやつ、いたのか?」

ネルゲル「え?」

マデサゴーラ「…………………もしや、参加者が戻ってこない理由って!」

四郎「あの…………。」

マデサゴーラ「事情は分かった、着いてくるが良い。」

-日輪の草原-

イリア「…………ねぇ、あの意味なんなの?というか、あの紙なんて?」

あー、あれか………。マキリの台詞通りだと思うよ。

イリア「え、それじゃあクロノスウィング号は?」

ちゃんとプクレット村に滞在してるよ。ブレイズ達もみんな、そこにいるけど。

イリア「んじゃあ、ルッチさんとレミリアさん、さとりさんは?」

うーん、多分だけどキーブレードと関係してるんじゃないかな?

イリア「………あー、納得出来る。」
ヴォルデモート「とは言え、あのマキリもなかなかの策士ですねぇ。」
ゼルレッチ「まあ、それでも儂に劣るがな。ハッハッハッハッハ!!」

はっちゃけじじい、あんまり慢心すんなよ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。