※この作品はR-18です。

ドラゴンクエストⅩ アストルティア聖杯戦争   作:深緑 風龍

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chapter12

-魔女の森- -朝ノ刻-

 

BGM FINALFANTASY Ⅹ 『召喚獣バトル』リメイク版

 

ギル「まずはイリヤの姉を助けるぞ!魔力補給機(シロエ)を切り離せ!」

こいし「任せて!『クイックアタック』!」

 

持ち前の素早さと英霊の敏捷性組み合わさった事により、イリアスの触手が襲いかかるも捉える事も出来ず、逆に切り裂かれていった。

 

ラルッチ「っていうか、何で私のはボールなの!?」

ガルッチ「文句を言うなら、ワッカに言え。とは言うが、姉さん。なんか球技とかやってる?」

ラルッチ「え?『ハンドボール』とか『ドッチボール』ならやったことあるけど………。って、ガルッチ!?まさかこれ使えって!?」

ガルッチ「それ以外、ないだろ!っていうか触手邪魔!」

 

無数に湧き出してくる触手ではあるが、ガルッチの前では無力で、すぐに粉状になっていた。ラルッチは武器に対して嫌々ではあったが、一度襲ってきた触手に投げると、その触手は砕け散った。

 

ラルッチ「…………wow.」

 

あまりの凄さなのか、その一言しか思い浮かばなかった。

 

イリヤ「何で私だけほぼ裸なの?スースーするんだけど。」

フラン「アハハ、それは仕方ないよ。って、話し合いはそこまで!『T・ファイガ』!」

イリヤ「もう、ホントに。竜剣『アクアブレス』!」

 

炎と水の組み合わさった攻撃で、殆どの触手は消えてなくなった。

 

こいし「シロエちゃん!」

シロエ「んぁ……!こ………こい………し………?」

こいし「助けに来たよ。ムラマサさん!」

ムラマサ「ヴァルファーレ!こいしちゃんのところに行って!」

 

ムラマサは召喚獣を呼び出し、こいしの所まで飛ばした。途中襲ってくる触手もいたが、追いつくこともなく、真下に着くや否やこいしはシロエを抱え降りたところで乗せた。

 

アハト爺「なぬ!?このままでは、触手を湧き出すことも出来ん!」

カラリス「これで終わり!焼き尽くせ!『陣風』!」

 

カラリスの回りから風が起こり、振るう瞬間竜巻へと変わった。

 

アハト爺「ぬお!?うおぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!」

 

そのまま竜巻に飲まれていったアハト爺とハートレス化してしまったイリアス。だが、まだまだ終わりではなかった。

 

フラン「いっくよー!」

ムラマサ「『イフリート』よ、彼の者を焼き尽くせ!『地獄の火炎(ヘルファイア)』!」

フラン「『煉獄への旋律(テンプテーション・フレア)』!」

 

今度はイフリートを召喚し、一気に畳みかけようと、フランとイフリートの炎系魔法を放った。竜巻は次第に火柱の竜巻へと変わり、最終的には大爆発を起こした。

 

イリアス「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!」

アハト爺「や…………やりおるな………。じゃが、まだまだこれからじゃ!令呪を持って命じる。『お前の最強の宝具を使え』!」

アリス「まずい、このままだと本気で死ぬぞ!」

ギル「ほう?この我を差し置いて、最強の宝具だと?笑わせてくれる!」

 

瞬間、ギルガメッシュが乖離剣エアを取り出すと同時に、世界が割れた。

 

ギル「女神とやら、この我が裁きを下そう。起きよエア。」

イリアス「■■■■■■■■■■■■■!!!」

アハト爺「良かろう!何だかんだ言って、貴様は我が孫娘を殺しているようじゃしな。ついでじゃ、貴様の宝具を超えて見せてやろう!」

ギル「吠えたな雑種!ならば、受けるがよい!」

エルキドゥ「ギル!僕もやるよ!スコールさん、力を貸して!」

 

エルキドゥが持つライオンハートを掲げると同時に、天をも貫く閃光の刃になった。

 

アルトリア「あれ?なんか、パクられた気がする。」

レイス「いや、強ち間違いじゃないけど、今貴方はランサーでしょ?」

アルトリア「それはそうなんですが、何でしょう………この敗北感。」

 

そんな呟きを放った時、3人の宝具が炸裂した。

 

イリアス「滅ビヲ!『無窮に連なる旋律の閃光(アルティメット・メサイア)』!」

ギル「死して拝せよ!『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』!」

エルキドゥ「輝け、我が刃よ!『希望へ繋ぐ永劫の剣(エクスカリバー・ブラスティングゾーン)』!」

 

イリアスの閃光とギルガメッシュの赤き閃光が放ち、そしてエルキドゥの光の刃が振り落とされ、お互いぶつかり合った。

 

BGM変更 やる気の無いダースベイダーのテーマ

 

そんな中………。

 

アルトリア「取られたァァァァァァァァ!!!!!!!」

レイス「いやだから、今貴方はランサーでしょ?」

ガルッチ「……。(実際僕も、エクスカリバー系あるんだがなぁ。あの時あれマジで使ったら死んだし。)」

フラン「………なんか、何かが負けた気がする。」

カラリス「………綺麗。」

愛歌「え?」

司馬昭「あーあ、俺もあんな格好いい技使えたらいいのに……。」

諸葛亮「いや、さすがの私でも貴方でも、あんな技は出せませんよ?」

司馬昭「でもあんた、覚醒ってのがあるじゃん。『三國無双マルチレイド』から。」

空「おう司馬昭、唐突なメタ発言やめい。」

白「そもそも三国志演義に出て来る全員、人間ですし。」

ラニ「呂布は?」

白「規格外の人間。」

金髪凛「まあそうだけど、私の魔力ごっそり減らないのが不思議。」

ガルッチ「そりゃあ、あの宝具は僕のだからね。しかし、この宝具。無限に湧き出てくるな。どういう仕組みしてんだホントに。ギルガメッシュの王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)並なんだけど。」

こいし「ある意味、最強の宝具なんじゃないかな?」

ガルッチ「いやいや、贋作の英霊を扱えるかつ贋作の宝具を使えるのは確かにそうだが、それはあくまで贋作を扱える中では最強だということ。真作だと、この守護剣だけだよ。」

フラン「ロストメモリーは?」

ガルッチ「宝具というよりは、スタンドに成り代わってるしなぁ……。」

クロエ「あ、今思えば。スタンドを宝具化っていうのは?」

ガルッチ「オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ!!!無茶言うなよ!流石にそれはないだろ!確かに、スタンドを宝具化すれば更に最強のサーヴァントになるかもしれないけど、それと同時にデメリットもあるけど!?」

クロエ「でもさ、それはデメリットだけでしょ?上手くいけば、スタンドが見えないサーヴァントにとっても、貴方の真名が全く該当しない以上勝てるんじゃないかしら。」

ガルッチ「ナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナア!メリットがあったとしても、補正がかかっちゃうじゃん!仮にも僕はアーチャーとしてやってるよ?エクストラクラスなら使えるが、そこは運だもん。そん時どうすれば……。」

クロエ「聖杯に『脅迫状』を送ればいい。」

ガルッチ「だから気に入った。って言わすな。」

クロエ「アテっ!」

ガルッチ「もう一度いうけど、クロ。デメリットもあるよ。スタンドがダメージ喰らうと、僕にも当たるし、逆もそうだよ。それに、僕はスタンドはスタンドらしく、宝具は宝具らしく、ようは僕のこだわりなんだ。」

クロエ「えー………。格好いいのに……。」

ガルッチ「むしろ、君の『堕・鶴翼三連(ブラックバード・シザーハンズ)』の方が格好いいと思うけどなぁ。」

エミヤ「……………何でこの一世一代の空前絶後で決まるこの戦いにも関わらず、やる気の無い会話をしてるのだ。お前達。」

全員「暇だから?」

エミヤ「………なんでさ。」

ルカ「…………今の内に、あれ使おうかな?」

アリス「………そうだな。」

 

みんなこの宝具の戦いが終わるまでの間、会話を続けていた。最初はどっちが勝つかと言っていたのが急変、いつの間にか世間話になってしまっていた。そんな中、ルカは例の技を使う為に、エグイ形をしてる剣を掲げた。

 

BGM変更(というか、最初の曲に戻る。)

 

ルカ「風よ、大地よ、海よ、業火よ。束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。」

アリス「我は魔を司る王、聖と対となる存在。滅ぼすは闇の息吹、煌めく死の奔流。」

 

エグイ形をしてる剣はいつの間にか姿が変わり、そこにあったのは聖剣エクスカリバーの剣だった。

 

アハト爺「くっ、よもやここまで押されるとは………。じゃが、負けを認めるわけにはいかん!」

 

イリアスの宝具は強まっていき、次第にギルガメッシュとエルキドゥの方が劣勢になり始めたかと思われた。

 

ルカ&アリス「受けるがいい!『魔王屠りし六属性剣(カドラプル・テラ)』!」

 

もう一つの宝具がぶつかって来たのか、更に押されていった。

 

アハト爺「しまった!彼奴達の事を忘れておった!これは…………。」

???「俺らを忘れちゃ困るぜ。」

???「くたばりな、ホムンクルス。」

 

その声はどこからともなく聞こえ、後ろを振り向くと、アンルシア達が来ていた。

 

ダンテ&バージル「『逆転の大当たり(ジャックポット)』。」

 

銃声と共に二つの弾が放たれ、それらもぶつかり合った。

 

ガルッチ「アンルシアさん!」

アンルシア「こっちの方は終わったから、援護してきたの!」

ムラマサ「え?でもどうやって短時間で?」

アンルシア「この人達が手伝って、時を操って来たの。」

 

アンルシアが指さすところには、何故かキーブレードを持ってるルッチと、

 

フラン「お姉様!」

レミリア「あー、疲れた。もう、あんた達ねえ。確かに運命を変えておけば既に終わったって事にすることは出来るわよ?でも、扱う側の気持ちを考えなさいよ。全く。」

ルッチ「まあ、それはともかく、その─────」

ガルッチ「あーもー!何考えてんだよ!レミリアさんとさとりさんがいるとは言え、何勝手に──────」

さとり「お気持ちはわかりますけど、独断だったのですよ。ルッチさんだって、守られてばかりが不満を抱いてしまいましたし………。」

ガルッチ「だとしても………、はぁ……。そういえば言い出したら止まらない兄さんだったな。」

 

よくよく考えると、ルッチも同様ガルッチと同じぐらい言ったら行動する人で、融通も聞かない強情さがあった。兄弟喧嘩が起こるのではと思っていたが、意外とそんなことはなく、殆どが仲が良く、おやつの時も1個の時は取り合いもしなかったという。

 

ルッチ「まあそう言うことで、手伝ってあげるよ。」

ガルッチ「手伝うって、一体どうやって───」

ルッチ「力を貸して、ジェクトさん!『狂戦士(バーサーカー)』、『ジェクト』!」

 

ルッチが取り出したのは、なんとガルッチが持ってるのと同じ英霊のカードだった。一体何処から取り出したのかと思ったら、右腰に太陽の刻印とサンゴールド色のケースがあった。だが、一番違うのは、ベルトがあると言う事だった。

 

ルッチ「『変身』!」

 

『Sword Form』

 

その効果音がなると同時に、服装も変わり手元にはレイピアから大剣に変わった。

 

ガルッチ「兄さん………それって。」

ルッチ「うん?電王のベルトをちょこっと改造して──」

ガルッチ「違う違う、そうじゃなくて。何で兄さんも英霊カードケースを?」

ルッチ「これ?さとりさんからもらったけど。」

さとり「まぁその………、私もありますが………。」

こいし「お姉ちゃん!?それ狡くない!?」

さとり「狡くない!それに、こっちはヴィーナスさんが作ってくれた贋作の英霊カードケース!そしてルッチさんが持ってるのが本物なのです!」

ギル「んなこと言ってる場合があるなら、さっさと手伝わぬか!戯け!」

アハト爺「くぅ………!重ねて命じる!『限界を超えよ』!」

イリアス「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!」

ギル「ま………不味い!このままではジリ貧………。我が雑種!何とかせぬか!」

ガルッチ「何とかしろって………!兄さん、ちょっと耳を……。」

ルッチ「?」

 

何やらヒソヒソ話をする2人、終わったときにはお互い頷き、走る体勢に入った。

 

ガルッチ「姉さん!」

ラルッチ「何かし…………あー。良いわよ。」

 

何かを察したのか、いつでも投げる準備をした。

 

ルッチ「行くよ。」

ガルッチ「ああ。」

2人「ダッシュ!」

 

タイミング良く走り、イリアスの近くまで行くと斬りつけ始めた。作戦はこうなっている。まず、宝具使用で身動きが取れなくなっているかつギルガメッシュ達のつば競り合いをやっていて1度の気を許すことも出来ず、端から見れば隙だらけになっている。だが、このままではギルガメッシュ達が敗北してしまう可能性がある。そこで、2人で素早くかつ一気に攻め込み、そのまま宝具をぶつける作戦だという。一見簡単そうだが、見つかれば最後、あの宝具の餌食になってしまう。だが、イリアスは狂っている為か、目の前の敵にしか見えていなかった。その為、そこしかチャンスはなかった。ルッチは宝具を使用するために、大剣を

イリアスにぶっさし、そこから飛んだ。

 

ルッチ「お姉ちゃん!パス!」

ラルッチ「はいっ!」

 

直ぐさま空に投げたボールはそのままルッチの手元に行き、隕石へと変わった。

 

ルッチ「とっておきだ!『真・ジェクトシュート(キング・オブ・ザ・ブリッツ)』!」

 

ハンドボールのシュートのように投げた隕石は、そのままイリアスに向けられた。

 

アハト爺「ん?この影は一体…………!?」

 

ようやく気付いたが、時既に遅し。隕石にぶつかり大爆発を起こしたと同時にボールが吹っ飛び、すぐに飛び立ったガルッチの方に向かった。

 

ガルッチ「ラストシュート、もらった!『最良のジェクトシュート(エース・オブ・ザ・ブリッツ)』!」

 

ボールを蹴り、狙い付けたのはアハト爺だった。流石に危機感を持ったのか、令呪を構えたが、気が付いたのが遅すぎた為か対応が出来ず、なすがままやられてしまった。

 

イリアス「■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!???????????」

アハト爺「グフォァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

 

アハト爺に離れてしまったのが運の尽きなのか、威力が緩んでしまい、ギルガメッシュ達の宝具にぶつかり、叫び声をあげながら消滅した。

 

BGM終了

 

ルッチ「ナイスシュート、ガル。」

ガルッチ「兄さんもね。」

 

お互いハイタッチをする兄弟。それと同時に、夢幻召喚の効果が切れ、元の衣装に戻っていった。そしてカードはガルッチのカードケースに戻っていった。

 

ラルッチ「………凄いシュートだわ、あれ。」

エミヤ「しかし、ボールが武器って………使ってる人、良く取られなかった………。」

 

ラルッチは感動の眼差しを、エミヤはボールが武器だという事に呆れているのか、溜息を吐きながら言った。

 

士郎「お前の負けだ、アハト爺。」

アハト爺「…………この儂が、お前達のような奴に………。クソ!切嗣を雇ったのが、仇となったのか………。」

士郎「違う。そもそもお前の思考がおかしかったんだ。最強のサーヴァントなら勝てるという思考が、既にお前の敗因だったんだ。それを気付かず、聖杯を汚し、切嗣を裏切り、俺の家族も奪った。お前が『この世の全ての悪(アンリマユ)』を呼び出さなければ………、お前がその単純な思考でなかったら………、お前が……………お前達アインツベルンが、聖杯を作らなければ!」

ギル「天の鎖よ!」

 

士郎がアハト爺を殺す寸前に、ギルガメッシュは天の鎖(エルキドゥ)を呼び出し、右腕を縛り付けた。

 

士郎「…………何の真似だ、英雄王。今切嗣の仇を討とうと────」

ギル「阿呆。例え仇相手でも、此奴は腐っても貴様の家族だぞ?それを何故殺そうとするのだ?」

士郎「だが………、それでも此奴は!俺の爺さんを………!」

ガルッチ「士郎、やめておけ。あんたの気持ちも分かるが、此奴を殺したって…………切嗣は英霊のままだし………。それに………、あんたは正義の味方なんだろ?」

士郎「そ………そうだけど……。」

ガルッチ「だったら、尚更だ。お前が汚す必要もない。かと言って、此奴がやったことは許されざる事。」

士郎「ガルッチ…………。」

ガルッチ「何、家族殺しは慣れてる。穢すのは、ギルガメッシュでも士郎でも、兄さんでもない。」

 

そう言い、士郎を退かす代わりにガルッチが魔剣を抜いた。

 

アハト爺「…………殺す気か。」

ガルッチ「……………。」

アハト爺「まぁ、所詮儂もこの程度じゃったという訳か。悪神を呼んでも、最優のサーヴァントを呼び切嗣を雇っても、バーサーカーを呼び出す為に孫娘を強化させた。にも関わらず、儂は負けた。最後のチャンスと言わんばかりに、我が孫娘の原型であるシロエを出し、最終手段として儂をロリ姿となり、とある女神を呼び出した。ありとあらゆる事の最善を尽くした。にも関わらず、また儂は負けた…………。完敗じゃ…………。もう儂には、余力なんてない。殺すのなら、思いっきしやれ………。」

ガルッチ「…………そうかよ!」

 

魔剣を掲げたガルッチは、そのまま振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アハト爺の隣に。

 

アハト爺「………?」

ガルッチ「まぁ、なんだかんだ言って、あんたがいなければイリヤと付き合う事も結婚する事もなかったし、ムラマサさんと出会う事もなかったのも、エミヤとギルガメッシュと共に戦う事もなかったのも事実。」

 

そして、魔剣を片付けてアハト爺から離れていった。

 

ガルッチ「今までの恩を返す。殺さない代わりに、二度と僕たちの目の前に現れるな。そして、二度と不老不死のための第三魔法を手にするために、聖杯戦争に参加するな。行こう、みんな。急いで雁夜流星のところに、急がないと………。」

 

アハト爺を置いて、みんなは急いでこの場から離れた。アハト爺を殺さなかったのは、慈悲でもなければ家族だからでもない。ただ、エミヤ達に出会えた事を、イリヤと出会い結婚出来た事に感謝し、見逃したのだ。2度も、アハト爺の行いを見逃してあげた。昇符『悪しき魂の消滅』はその意味を込めている。

 

ギル「いいのか?」

ガルッチ「ああ、なんだかんだ言って、あのジジイがいなければ、士郎にもエミヤにも、イリヤにも、そしてギルガメッシュにも会えなかったし。」

イリヤ「お兄ちゃん………。」

ガルッチ「だから……、早く聖杯戦争を終わらせよう!」

 

そう言い、急ぎ足となり、ハルクと雁夜流星が待つセレドの町に向かった。そして、あの声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ、聖杯戦争を終わらせよう………。』

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