ムラマサ「って事で、お願いします!」
マデサゴーラ「いやいや、ちょっと待てぃ。あんたガルッチと約束したではないか?」
ムラマサ「だけど、やっぱり手伝いたい!もしガルッチさんに何があったら、私!!」
雁夜「僕もお願いします。」
マデサゴーラ「いやいや、あのね。残念だが、もうあのアストルティアには行けないようになっちゃってんの。いくら頼み込んでるとはいえ、そこに行くことは不可能なんだけ───」
アルファス「そうなのか?」
ネルゲル「ああ、彼所以外ならどうにか………。」
アルファス「一つだけ、方法があるよ。」
マデサゴーラ「何ィ!?」
ムラマサ「本当!?」
アルファス「勿論。ただし問題がある。」
雁夜「問題というのは?」
アルファス「一方通行、ようは帰る方法はない事になる。」
ムラマサ「ガルッチさんのとこに行けるなら、それでいいわ!」
雁夜「僕もです。」
マデサゴーラ「ちょっと待ちなさい、あんたら躊躇なさ過ぎ───」
アルファス「分かった、それじゃこの石で思いを込めて。そうすれば、そこに行けるから。」
ムラマサ「ありがとう!」
雁夜「それじゃ、行ってくる!」
マデサゴーラ「おいおい!待ちなさい…………、って行っちまった…………。ヴァァァァァかもん!!!何してくれちゃってんの!?」
アルファス「別に良いんじゃねえの?元々は緊急時にしか使えなかったし、持ってても宝の持ち腐れっていうじゃん。」
マデサゴーラ「そう言う事じゃ───」
アルファス「それに、彼奴らならきっと帰ってこれる。俺はそう信じてる。」
ネルゲル「………何で?」
アルファス「分からない?俺もそうだが、彼奴らを見ると………なんだか止められないっていうか。難しいけど、これだけは分かる。」
マデサゴーラ「?」
アルファス「ガルッチとムラマサ、雁夜は………………………………切っても切ることすら出来ないほどの、おそらくフランとこいし、イリヤと同じぐらいの絆が結ばれてると思うんだ。」
ネルゲル「理解出来んな………。」
アルファス「そりゃそうだ、俺達の方が付き合いが長いが、共感出来るのはその経験だと思う。だからなのかな?3人が結婚できて、しかも色々な愛人が作れたのは………。」
フラン「いや、そこは関係ないと思う。うん。」
こいし「艦娘は何時までも一緒にいたいって思いだし、ムラマサは………なんだろうね。でも、お兄ちゃんのこと、なんだか昔から一緒にいるみたいな…………。」
イリヤ「うーん………、お兄ちゃんの昔ってどんな感じなのかな?」
アルファス「多分、ムラマサか雁夜が知ってるんじゃないかな?」
レイス「ハッ!もしかして、実は禁断の関係────」
全員「いや、そんなわけないでしょ。」
レイス「デスヨネー………。(´・ω・`)」
-異空間-
BGM KINGDOM HEARTS 358/2 Days 『Vector to the Heavens』
ガルッチ「光炎斬!」
アナザー「ダメージ、反撃!」
ガルッチ「ちぃ、あっちも二刀流扱えるってかおい…………。」
カラリスが何も出来ない以上、一人でどうにかするしかないと思ったガルッチは、神造武器の二刀流で戦いを挑んでいた。相手はカラリスの恋人、しかも黒化してるとなるとどんなに声をかけても聞こえない、哀れな英霊となっている。油断していると即死、かといって下手するとアナザーは死にカラリスを悲しむ事になる。
ガルッチ「何故カラリスがいることに、気付かないんだ!あんたは、そんな機械的な存在じゃないだろ!」
アナザー「………………。」
ガルッチ「忘れちまったのかよ、カラリスとの思い出を!思い出せ!」
いくら声をかけても聞こえないのは分かっていても、それでもかけ続けた。届かないなら、何度でもかける。無駄だとしても、必ず届くと信じながら声をかけた。
カラリス「何で……………、何で聞こえないの?マーモンの言うとおり、私の事を…………?」
ガルッチ「そんな訳ない!じゃなきゃ、マーモンを殺す筈がない!おいホライズン、聞こえてんなら返事ぐらいしろよ!お前の、彼女が、泣くだろうが!!!」
アナザー「ッ!?」
動揺したと同時に、ガルッチの重い一撃を喰らい、後ずさりをした。それだけでなく、カラリスが着けていたマスクが外れ、素顔を明かした。
ガルッチ「頼む、思い出してくれ………。」
アナザー「カ…………ラ…………………リ………………………ス……………。」
カラリス「アナザー!」
アナザー「オレハ…………一体……………。」
ガルッチ「うまく………、行ったのか?」
アナザー「分カラナイ分カラナイ分カラナイ分カラナイ分カラナイ分カラナイ分カラナイ分カラナイ─────」
どうやら正気に取り戻し切れてはないと思ったガルッチは、次の攻撃を仕掛けるために構え直していた瞬間、双刃の斬撃によって血飛沫をあげた。
ガルッチ「なっ!?」
カラリス「アーチャー!!!!!!!!!」
アナザー「教エテ…………、オレハ……………誰ナンダ。分カラナインダ、自分ガドンナ存在ナノカ………。」
ガルッチ「………お前、覚えてないのか?カラリスの事を………。」
アナザー「分カラナイ…………、ケド誰カヲ守リタカッタノハ、分カル。ダケド、ソレ以外分カラナイ………………………。」
後ずさりしながらも構え直し、すぐさま攻撃を仕掛けた。だが、先ほどの攻撃のせいなのか、防ぐことすら難しくなっていた。
ガルッチ「(此奴、案外やばい力を持ってるのかも………。仕方あるまい。『ガイア!一時的でもいい、絶望の力を上げてくれ!』)」
ガイア『無茶言うな!下手すれば、死ぬぞ!』
ガルッチ「(『相手が相手なんだ!頼む、出せるだけでいいから!!』)」
ガイア『全く、無理するなよ?』
自身の力が上がってるのを感じたと同時に、一気に走りだした。一時的とはいえ、何とか牽制したようなもので、実際はかなり不利な状態で、傷を増やす度にこちらの傷から流れる血が出てきてしまっていた。
カラリス「お願い…………、もうやめて……………、お願いだから…………、もうやめてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ガルッチ「これで決める!秘剣『無明長夜・月光乱舞』!!」
アナザー「…………………ソウカ、分かったよ……………。」
攻めに入るガルッチと、何か意味深な事言ったアナザー。複数の斬撃から、一筋の一閃が走り、両者とも止まった。
ガルッチ「……………ハハハ、あんたって…………強いん………だな………。」
遂にガルッチは膝を着いてしまい、倒れ込んでしまった。斬られた場所から出血しており、普通なら失血死してもおかしくないほどの血が出てきた。
ガルッチ「すまん、カラリス。止められ………なかったかも…………。」
死を決して覚悟をしたガルッチは、目を閉じ処断される事を恐れながら笑っていた。近づくアナザーと悲しむカラリス。最早これまでかと思われた。
???「らしくない事、言っちゃって。約束を破る気なの?」
風の一閃とナイフがアナザーにぶつかり、吹き飛ばされた。
ガルッチ「え?む…………ムラマサ?雁夜?」
ムラマサ「もう、本当に仕方ないんだから。でも、間に合ってよかった。」
雁夜「大丈夫?ガルッチお兄ちゃん。」
ガルッチ「こんだけ、血を出されたら……………ってどうやってここに!?」
あまりにも理解できなかったガルッチだが、今来たばかりのムラマサが説明してくれた。
ムラマサ「アルファスさんって人が、これをもらったのよ。」
ガルッチ「ぐっ!?こ………これって、以前僕があげたやつじゃないか。な………なるほど、彼奴分かっていたんか。」
雁夜「無理しないで、今回復させてやるから。致命的な傷を癒せ!『ヴィーナス・ケアルガ』!」
4つの深い切り傷が嘘のようにふさがっていき、立ち上がれるぐらいとなった。
ガルッチ「ありがとう、雁夜。」
雁夜「気にしないで。でも、相当やられてたね。彼奴を倒せばいいの?」
ガルッチ「いや、彼奴は殺しちゃ駄目。正気に戻さないといけないんだ。」
ムラマサ「どうやって?」
ガルッチ「分からないけど、でも正気に戻す方法があるはずだ。お願い、力を貸して。」
ムラマサ「勿論よ、ガルッチさん。」
雁夜「任せ─────」
カラリス「3人とも!前!」
3人はアナザーの方を見ると、何やら振り落とそうとしている構えをしていた。
雁夜「………どうするの?」
ムラマサ「止めること出来る?」
ガルッチ「宝具のランクが分かればいいんだけど………。」
ミスト『あー、兄や。あの宝具………『UEX』ぐらいあるよ?』
3人「………………はい?」
まさしく唖然、EXランクならぬUEX(通称:超規格外)というあまりにも絶望的なモノだった。
ガルッチ「やばいな………、あれ喰らったら即死しか見えねえ。」
ムラマサ「それ言えてる。如何する本当に。」
雁夜「どうするも何も、正面突破だ!」
ガルッチ「いやいや、それはどうかと………………………………………あ。」
一つだけ対抗しきれる宝具があった。だが、正直勝算は0に等しいものではあったが、防ぐことならどうにかなるのでは、そう思ったガルッチはすぐさま常闇月の刀をしまい、ゴットフリートに魔力を込めた。
ガルッチ「ムラマサ、雁夜。」
ムラマサ「分かってる。」
雁夜「絶対に、正気に戻そう。」
ふたりはガルッチの腕をつかみ、一緒に振り落とす構えをした。
アナザー「我が一撃は災厄を呼び起こす。絶望への恩讐を受けよ!」
ガルッチ「我は断罪者、善と悪を関係なく処断する者。我が大切な者を守るために、真の幸せを手にするために、災厄を退けよう!」
黒と紫の閃光の剣と、白と赤と青の閃光の剣が輝いており、お互い一歩も譲れない構えをしていた。
アナザー「『
ムラマサ「4凶のみんな、力を貸して!」
雁夜「4神よ、彼の者に力を!」
4凶の魔獣と4神の神獣がゴットフリートに宿し、虹色の閃光へと変わった。
ガルッチ「『
互いの閃光がぶつかり合うと、一瞬にして異空間に崩壊が始まった。それもその筈、青龍・朱雀・白虎・玄武といった4神と檮杌・渾沌・饕餮・窮奇の4凶が組み合わさった宝具が、一瞬にしてUEXランクへと上がっていき、同等の威力へとなったからだ。
ガルッチ「というか雁夜、お前四神扱えたのかよ!?」
雁夜「そうだよ。」
ガルッチ「ある意味、何で使わなかったんだ。あの時使ってたら勝ってただろ?」
雁夜「確かにそうだけど、リミットがあったせいで使えなかったんだ。」
ガルッチ「リミット式かよ。」
内心冷や汗をかくも、凄まじい威力だと言うことは変わりなかった。
カラリス「いや………………、お願い………………、もうやめてよ!!!!!アナザー!!!!アーチャー!!!」
アナザー「ッ!駄目だ、カラリス!」
ガルッチ「離れろ!!!カラリス!!!!」
ふたりの掛け声が聞こえたのか、すぐさま後ろに下がった。途端に大爆発を起こし、両者もろとも吹き飛んで行った。
BGM終了
ガルッチ「ウグッ!?」
アナザー「ッ!」
とはいえ、どちらも吹き飛ぶ寸前に耐える事が出来、お互い睨み合っていた。
ガルッチ「…………どうだ、これでも目が覚めないのか?それとも、覚めてる振りをして僕を挑んできたとかか?」
アナザー「…………………………………………………あんた、カラリスとはどう言った関係?」
ガルッチ「……どういう事?」
アナザー「いいから応えろ!お前はカラリスと敵対しているのか?それとも、友好的な関係なのか?」
ガルッチ「……………難しい質問だが、これだけは言える。僕は誓って、カラリスと敵対してはいない!」
まるで何かの質問をだしたアナザーだが、その返答をするガルッチ。3人は困惑をするが、途端に笑い声を発した。
アナザー「ハハハハハ、なるほどな。正直ぶっ倒れるんだから、この程度の男なのかと思ったが、案外運がよかったのかもな。」
カラリス「アナザー?」
アナザー「ふぅ、全く危ねえとこだったぜ。カラリスを見てなかったら、俺本当に『アナザー・ムーン』として生きていたかもしれねえな。まぁ、たちの悪いイタズラにしちまったのは悪かった。」
ガルッチ「たちの悪いイタズラって………、マジで死ぬかと思ったぞおい!!!よっぽどたちが悪いぞ!あとシリアス何処行った!」
アナザー「あー、シリアスなら働きたくないでござるって言ってるぞ。」
ガルッチ「畜生ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
ムラマサ「えーっと、つまりどういう事?」
雁夜「多分、『演技』って事じゃないかな?」
えーっと作者である僕からも言わせてもらいます。どうしてこうなった!?
ガルッチ「まあいいとして、マジでたちの悪いイタズラは勘弁してくれよ?」
ガイア『全くそれだなぁ、心臓止まるかと思ったぞ。』
ガルッチ「いやガイア、あんたは死んでるでしょ?」
アナザー「悪い悪い、まあ悪かった。後悔はしているが、反省はしない。」
ガルッチ「いや、反省しろよ!?」
カラリス「よかったー………、いつものアナザーに戻って……………。」
アナザー「まあ、カラリスを見つけた事だし、早速なんだが……………何処ここ?」
全員ずっこけてしまった。だが実際のところ、全員一致で分かってなかったのであった。
アナザー「結局、誰も知らねって事かよ。どうすりゃいいんだよ。」
ムラマサ「まぁ、私と雁夜は今来たばかりだしね。」
ガルッチ「カラリスと僕は、どういう訳かここにいたって事になってるが………。」
カラリス「そうですね。今更…………あれ?マーモンの死体がありません!」
ガルッチ「何!?」
ムラマサ「え?マーモンってカラリスが言っていたあの?」
アナザー「そいつであってるぜ。って事は…………。」
みんなはすぐさま後ろを振り向くと、死んだはずのマーモンが宙に浮いていた。だが、何か雰囲気が違っていた。
マーモン?「未来のアンドロイドと現代の生き物達よ。まだ、終わるわけにはいかない………。」
アナザー「何か様子がおかしいぞ?」
マーモン?「我が名は強欲の魔神、いやソロモン72柱の一人、アモンなり。」
マーモンの肉体を持った者ことアモンが名乗ると、雁夜は首を傾げていた。
雁夜「アモン?ソロモン72柱?」
ガルッチ「ソロモン72柱っていうと、ダビデの息子ソロモンが生み出したと噂される魔獣じゃないか。フェニックスもその一人ではあるが………、なぜ?」
アモン「フフフ、何しろこの者の肉体は相性がよくてね。此奴の強欲さは凄まじい程で、我が肉体としてはもってこいのものだ。」
カラリス「少なくとも、貴方はマーモンじゃないって事ね。」
アモン「その通り、あの軟弱者と一緒にしないで欲しい。あんな強欲の持ち腐れと、一緒にされたら気分が悪くなる。」
ガルッチ「そうか…………、あんたの目的はなんだ?」
アモン「ほう?何者なのかを知ってる上での発言か?今更だが、私に話し掛けるなど100年早いと思うぞ?虫けら共。」
ガルッチ「図に乗るなよ雑種、たかが軟弱者に取り憑いただけにしか思えないぞ?」
ムラマサ「………ガルッチさんのキャラ、イマイチ掴みきれないんだけど………。」
ガルッチ「
威圧感を与えるために、態度と言い方を変えてアモンに聞いた。
アモン「良かろう、言わせてもらう。我が目的は人理焼却ただそれだけのこと。」
アナザー「人理焼却?なんだそれ………。」
ガルッチ「なるほどな、ぐだ男達が言う『歴史を改竄する者』って奴か。どうやら運がよかったようだな、僕らは。」
アモン「ほう?この私に勝てるとでも?」
ガルッチ「勝つとも。僕は断罪者でありながら、星の勇者だ。誰かを守るためなら、勝ってみせるさ。『Power,Magic,Speed.全リミット解除!』虹眼開眼!」
自身の禁忌と言われている虹色の瞳の色に変え、更に虹色の翼が生え、虹色のオーラを纏っていた。
ムラマサ「んじゃ、私も始めますか。四凶よ、我が力を貸したまえ!」
雁夜「僕も。青龍・朱雀・白虎・玄武よ。今再び力を!」
カラリス「アナザー、その姿でもまだ出来ます?」
アナザー「まあな、久々に本気でいかせてもらうぜ。『CordAwayening:Apollo』!」
ムラマサは再び四凶の力を、雁夜の髪の色は青・赤・白・黒に変化し、カラリスは再びシュバルトブレードと変形型の大剣の二つを持ち、アナザーの姿は一変し、紫と黒の武具から赤と黒の武具へと戻り、重装備の鎧のような姿へと変わった。
アモン「フフフ、その欲望、願望最高だ………。」
ガルッチ「言ってられるのも今の内だ、アモン。今ここで終わらせる。聖杯戦争もろとも、これで終わりだ。」
アナザー「行くぞ、アモンよ。」
アナガル「欲望の貯蔵は十分か?」
真名:アナザー・ホライズン
クラス:セイバー
マスター:なし
性別:男
身長:不明
体重:不明
属性:中立・善・星
出典:オリジナル
筋力 :B /耐久 :B+++ /敏捷 :A++ /魔力 :A /幸運 :C /宝具 :UEX
宝具
ランク:UEX
種別:対界宝具
レンジ:不明
最大捕捉:不明