歩美は朝から博士の家を訪れていた。
「博士、はやくぅ。」
スカートを脱いだ歩美は腰を屈めて尻穴を博士に晒した。彼女の要望を代弁するように尻穴はまるで呼吸しているかと錯覚してしまう程、規則正しく開閉している。
「う~む。」
「…博士、私に飽きちゃったの?」
顔を真っ赤にしながら歩美は博士を見て、不安そうな口調で話しかける。
「いやなに、飽きたわけでは無いよ。歩美くんが予想以上だったから少し感慨にふけておった。」
「?」
歩美は何の事か理解出来ないと言わんばかりの表情でソファーに歩いていった。
今朝、歩美は自発的に博士邸に訪れた。灰原は彼女が来ることを知っていたのか、歩美と小声で短い会話の後はカウンターに引っ込んでしまった。
歩美との情事はソファーが舞台になっている。テーブルに腕を乗せて尻を突き出し、それを博士が弄るという暗黙の了解が一週間で出来上がっていた。
「今日はちょっと気分をかえてみようか。」
「気分?」
ソファーに座り博士を待ち構えていた歩美は少し残念そうな声を漏らす。
「歩美くんが尻を突き出した姿は魅力的じゃが、それを感じるだけというのも芸が無い。」
「どういうこと?」
「つまり博士を更に過激な事を吉田さんにしようとしてるのよ。」
カウンターから灰原がグラスを二つ持って出てきた。片方にはオレンジジュース、もう片方スティックシュガーを指に挟みながら珈琲を入っていた。
「一工夫するだけじゃよ。」
「気持ちいい?」
歩美の懸念はそれが自分の快感になるかどうかにシフトしているのか、自分が灰原の「身代わり」だというのを忘れているのか、目を輝かせて博士に尋ねる。
「気持ちいいかは判らんが、歩美くんにとっては今までの延長線じゃよ。」
博士の言葉に歩美は考える。
「…痛くしないならいいよ。」
歩美の返事を確認した博士は彼女を逆さまにひっくり返し、膝を手で抱えるように促す。ソファー埋まりながらも歩美は足を触覚のように斜めに垂らしてそれを手で補強していた。
「…恥ずかしい。」
見られ方の問題なのか歩美は尻穴を窄りながら小さく言葉を紡ぐ。
「見馴れた光景も見方を変えると新鮮じゃわい。」
博士は歩美の対面のソファーに座り、彼女の太ももを灰原に押さえつけさせていた。
「哀ちゃん、絶対に見ちゃダメだよっ!絶対だからっ!」
歩美は体勢からは博士の方を向けなかった。代わりに真上で自分の足を支えている灰原を注視している。
「判ってるわ。吉田さんは私の「代わり」にこんな馬鹿らしい事を聞いてくれているんですもの。あなたの意見は最大限尊重するわ。」
「えっ?あっ!うん…。」
灰原に言われて自分が何をしているのか冷静になれたのか、歩美の顔から一瞬表情が消えた。そして次の瞬間猛烈な勢いで赤面する。
「いや~、絶景々々。」
灰原の持ってきた珈琲を口にしながら博士は呟く。歩美はそれを聞いて恥ずかしさに堪えられなくなったのか脚を閉じようとしたが、博士は灰原に目線と顎で歩美の脚を開くように命令する。
「哀ちゃんっ、離してっ!」
「ごめんなさい。でも吉田さんのためだから我慢して!」
「意味わかんないよぅ。」
歩美は泣きそうな声を上げる。
「哀君の言う通りじゃ。慣れておいて損は無いぞ。」
いつの間にか博士は灰原の後ろに立っていた。その手には灰原に常用しているのと同じ博士の逸物を張り型にしているものと同じバイブが握られている。
「哀くん、よろしく頼むぞ。歩美くんに新しい世界を見せてやってくれ。」
「…私も知らない世界なんだけど。」
「そこはほら、流れで?」
「なんで疑問型なのよ。」
灰原は博士からバイブを受け取ると口に入れた。口淫の要領で音を立てないように丁寧にバイブをしゃぶるがそれが反って博士の食指を刺激する。
手持ち無沙汰な博士は歩美の尻穴に指を差し込む。
「あぅっ!」
灰原に見られて緊張しているのかいつもより指に抵抗があった。しかし、それも博士にとって興奮させるだけだった。
「ほ~れ。ほれ。」
博士は差し込んだ二本の指を動かし歩美の尻の中を蹂躙する。歩美は気付かれていないと思っているのか、博士の指が子宮を刺激するように体勢をずらした。
「…博士。」
博士と歩美に挟まれる形になっていた灰原が博士を見上げながら声をかける。手に持っていたバイブは妖しく光を反射させていた。
「さて、歩美くんどっちがいい?」
博士は歩美にバイブの反りの向きを尋ねる。
「…せの」
歩美は小さな声で答える。博士は聞こえなかったが、唇の動きで彼女の発言は判った。しかし、あえて判らないふりをした。
「はっきり言ってくれんと年寄りの耳には聞こえんぞ。」
歩美は顔を紅くしたまま涙目になっている。いくら性知識が乏しくてもこれは恥ずかしいらしく、再び声を紡ぐのを躊躇っていた。
「博士のが…いい。」
意を決したのか歩美は小声ながらもはっきりと声を上げる。
「ワシはこれの入れる向きを聞いておるんじゃが。」
博士は手に持ったバイブを見やる。
「だってそれ固そうだもん。博士のも固かったけどなんか平気な感じがする。」
「しかし大きくなったらこれよりも太いのを尻に差していることになるぞ。」
「別にいいよ。」
「わかった。しかしこれは歩美くんの判断じゃからワシも全力でいくぞ。」
「勝負だねっ!博士っ!」
軽く返事を返す歩美の姿に博士は思わず口元が緩んでしまう。
「それじゃあ、普通にソファーに座ろうか。」
尻を上にした状態で挿入するのは博士の腰に負担が掛かる上に、万が一歩美が変態プレイに嵌まったら先の開発の愉しみが沫と消えてしまう。
頭に血が登っているのか顔を真っ赤にしながら歩美はソファーから立ち上げる。しかし、急に血圧が変化して立ちくらみが起きたのかふらついて倒れそうになる。
「大丈夫?」
「うん、ちょっと目眩がしただけ。」
バランスを崩した歩美を灰原は心配そうに支えた。最早灰原の全ての行動がわざとらしく博士にとってはその光景がひどく茶番に見える。
歩美をソファーに浅く座らせた博士は彼女の足首に握り、尻穴に逸物をあてがう。
「息を吐いて、出来るだけ力を抜いて。そうしないと痛いわよ。」
「解ってるよ、哀ちゃん。大丈夫。昨日も簡単だったし。」
灰原の忠告に歩美は笑顔で答える。どうやら歩美は博士の逸物がすんなり入った経験から楽観しているようだ。
「じゃあ、全身の力を抜いて。」
「はーい。」
博士は腕に持つ歩美の足が重くなるのを感じた。さらに歩美のアナルが緩んで開いている。
「せーのっ!」
「うっ!」
歩美はくぐもった声を上げた。
「え?なんで?なんで?痛い?」
歩美は博士の予想通りの反応を返してくれた。博士の逸物は昨日と違い半勃起している。歩美は博士の逸物を締め付けながら泣いていた。
「…痛い。…痛い。博士、抜いて。お願い。」
声を出す度にアナルが締まる歩美に少し博士はいたずらしたくなった。
「歩美くんが五十音を言い切れたら抜いてあげよう。」
「ホント?あいうえお、かきk…」
「ふんっ!」
「くっ!」
アナルが緩んだ瞬間、博士は一気に逸物を歩美に深く沈める。歩美は腸壁の刺激で言葉に詰まる。それから博士はゆっくり腰を動かしていく。
「痛いっ!痛いのっ博士抜いてっ!」
泣きながら懇願してくる歩美に博士は言葉を返さない。
「がんばって。吉田さんっ!」
歩美の泣く姿を見かねて灰原が手を握り声をかける。ここで突き放した方が歩美のためには正解の筈だが、あまりの悲痛ぶりに何か思う所があったようだった。
「哀ちゃん、苦しいよぅ。博士を止めて!」
歩美の懇願に灰原は歩美の頭を軽く抱く。
「ごめんなさい。私には博士を止められないの。ごめんなさい。ごめんなさい。」
どうやら本当に歩美を心配していたのか、灰原は申し訳なさそうに答える。
「ねぇ、博士。せめてもう少し優しくしとげて!」
灰原はそう言って博士の逸物を握り、歩美へ侵入するのを阻んだ。
「仕方ないのぅ。せっかくイけそうだったのに。」
「私が代わるから。」
「だめっ!」
ぐったりとしていた歩美が体を起こして声を上げる。
「痛っ。」
しかし、体を起こしきる前に一瞬固まり、再びソファーにもたれてしまった。
「…大丈夫だよ。哀ちゃんはこんなに痛いのも我慢したんだよね。偉いね。でも、私がこれから頑張るから大丈夫だよ。」
歩美は泣きながらそれだけを言うと目を静かに閉じた。それに連動するようにアナルも弛む。
「おや、なんだかスムーズになったわい。」
握られていない逸物の先端を前後させながら博士は灰原の手を放させる。
「…。」
灰原は抵抗しなかった。
博士は遠慮なく歩美のアナルを犯していく。
「はっ!はっ!はっ!」
歩美も博士のグラインドで突かれる度に声を上げていたが、
「ふぅっ!ふぅっ!ふぅっ!」
と息を上手く使ってアナルを弛めていた。
「歩美くん、イくぞっ!」
博士は言葉と同時に射精した。脈打ちながら歩美の中を汚していく征服感に博士が酔っている一方で、歩美は全く動かい。
「よっこいしょ、っと。」
逸物に残った分も扱いて歩美の中に吐き出した博士は、今さらながらゆっくりと歩美から逸物を抜いた。
四肢を力なく放り、息を浅く早くしながらも歩美のアナルは絞まる事はなかった。