「切れてるわね。」
「切れておるな。」
博士と灰原は歩美の尻穴を眺めながら口を揃える。
「えっ!切れてるってなにが?」
ソファーに座り足を抱えていた歩美は心配そうに尋ねる。
「歩美くんのお尻が少し怪我しておるんじゃ。」
博士はそう言うと歩美に履いてきたパンツを見せる。彼女のコットンパンツには赤い染みが出来ていた。
「これって、血?」
歩美は焦ったように自分の尻穴に手をあてる。
「痛っ!」
尻穴の裂傷に触れてしまったのか歩美は手を引っ込めてしまう。
「触らなければ大丈夫なのかね?」
博士は不思議そうに尋ねる。
「うん。なんだかお尻に博士のが入ってるみたいな感じはするけど痛くはないかな。」
そう答えた歩美は抱えていた足を降ろす。
「結構激しくやったと反省しておったんじゃが、お尻にキズが出来ただけでよかったわい。」
「なに言ってるの博士。たまたま今回は運が良かっただけよ。一歩間違えば吉田さんのお尻が駄目になってたかもしれないんだから。」
「え?」
灰原の言葉に歩美は固まる。
「十分に歩美くんのお尻の穴を柔らかくしてたから駄目になる可能性は低かったよ。」
博士はそれよりも気になる事があった。
「しかし、歩美くん。痛いなら御両親に話すべきじゃないかね?わざわざワシの所に来るなんて、またしてくださいと言ってるようなもんじゃぞ。」
「…怖いけど、パパやママに心配掛けたくないもん。」
歩美は言葉を続ける。
「それにこんな恥ずかしいこと、人には言えないもん。」
「まぁ、尻が切れるなんて割と珍しくないんじゃが。」
「そうなの?」
「ワシも何年かに一回はやってしまうし。」
「博士もお尻を拡げるの?」
歩美の言葉に博士は吹き出してしまう。灰原も顔を隠して肩を震わせていた。
「違う、違う。長時間イスに座っておると切れてしまう事があるんじゃよ。お尻というのは軟らかいがデリケートな場所なんじゃ。」
「じゃあ、ママに相談しても良かったの?」
「それはワシが大変になるから止めてくれ。口止めし忘れておったからヒヤヒヤしておった。」
昨日、博士は気絶したまま眠ってしまった歩美をビートルで送った。歩美のマンション近くのコインパーキングで灰原に起こしてもらったが、気が緩んでいたのか歩美に口止めするのを忘れてしまっていた。
「哀ちゃんが今日我慢できないぐらい痛かったら来てって車の中で言ってたから。」
博士は胸を撫で下ろす。歩美の両親が彼女を蔑ろにしている事は無いだろう。
「それは…。」
むしろ、心に傷を持ってしまった歩美が愛情に飢えてしまいそう感じてしまったのだろうと博士は見ていた。
「歩美くんが大人になったんじゃよ。」
「どういうこと?」
「御両親が君から目を放す時間が増えたんじゃよ。」
「歩美は嫌われたの?」
「いやいや、むしろ歩美くんを信頼しておるんじゃ。歩美くんなら悪い道を選ばないとな。」
「へ~。」
少し恥ずかしそうに、しかし安心そうに歩美は笑った。
「お尻はキレイにしておれば一週間程度で治りはずじゃ。」
「わかった。」
歩美はスカートを上げた。
「それまでは歩美くんは使えんな。」
「っ!!哀ちゃんにひどいことしないで!」
灰原にも同じような事をしていたと思っているのか歩美は激しく声を上げる。実際は彼女は前の穴を使うのがほとんどで、歩美のように怪我したことはなかった。
「もちろん。歩美くんとの約束だし、今回はワシの不注意じゃ。身代わりの話は一時取り消そう。」
博士の言葉に歩美は喜ぶ。しかし、博士の言葉は解釈をいくつも持たせていた。
「じゃあね、哀ちゃん。あと博士も。」
「さようなら吉田さん。」
「またのぅ。治った頃に哀くんを通して呼ぶよ。くれぐれも誰にも話さんように頼むぞい。」
「は~い。」
歩美は玄関のドアを閉じた。
「さて、と。」
博士がズボンのファスナーを下ろす。
「それじゃあ、シようか。」
博士はブリーフをずらして逸物を取り出す。
「吉田さんとたった今約束したのにもう破るの?」
「既に破った約束を今さら守る意味など無い。」
これ以上の会話は無駄だと悟った灰原は博士の逸物を口に入れた。