週の中間は博士は研究に充てる日にしている。
自分の情欲を発明の原動力にしている博士にとって、「逸物の乾く暇さえない」という日々では発想が安直になる。博士の最近の発明は新一を手助けする物に重点を置いていた。
灰原と歩美の為に作った心拍数の測れるディルドはリハビリにもならない稚拙な発明品だった。携帯端末と連動させてみたが、これは玩具としてではなくウェアラブル端末として実用化している。既存の後追いは発明とは博士は言えなかった。
「博士~、お邪魔~。」
玄関が開き、鈴木園子と吉田歩美、そして灰原哀が入ってきた。
「いらっしゃい。今日は何の用かね。」
園子には既に改良型の薬は渡してある。薬に注文を付けるにしても早すぎるので博士は園子の来訪の理由を図りかねていた。
「今日はこっち。」
園子は歩美の肩に手を置いて、一歩前に押し出した。歩美はもじもじしながらワンピースを捲り上げる。彼女の股間には博士謹製の張型ディルドがみっちりと納まっている。灰原はディルドを着けるまでにさんざんハメ倒した為に柔らかいが少し弛くなっていた。灰原には見せていないが膣圧が歩美の7割程度しかない。
逆に歩美はアナルを無理矢理拡げたせいでアナルがきれいに閉じなくなっている。深刻なダメージではなさそうなので放置すれば治るかもしれないが、博士としては使い分けていきたかった。そのために今、歩美に差し込まれているディルドの場所は博士の予定とは違う。
「園子君、ワシは歩美ちゃんが前穴を突かれて泣いているのが好きなんじゃが。」
博士の抗議に園子は大げさに頷く。
「もちろん博士の性癖は知ってる。今回は歩美ちゃんが持ってるのがこれ一本だけだったからさ。」
園子は屈むと歩美の股の後ろからディルドを引っ張り出した。
「っん。」
感じている風には見えなかった歩美だったがディルドを引き抜かれると膝を震わせたかと思うと一直線にトイレに駆け込んだ。
「生理現象だから気にする必要ないのに。」
園子は握りしめているディルドを反対の指でなぞる。
「うわ、さらさら。さすが小学生。」
歩美から抜いたディルドの付いている液は園子の指に絡まずに、確かに彼女のぬめりのある愛液とはは同質とは思えない。
「ま、幼いし、愛液がこれだけ出ればいいんじゃないかな。」
ディルドを指しながら博士は答えた。
水が流れる音がして歩美がトイレから出てくる。
「公園でしたし、あんまり出なかったでしょ。」
「…うん」
園子の言葉に歩美は頷く。
「それじゃあ用件を聞こうかな。」
博士は話題を戻した。
「ほらほら、苦しいのは自分自身だよ。早く言っちゃいなさいよ。」
園子に急かされるように歩美が口を開く。
「…もう少し小さいのない?」
「…うん?」
博士は歩美の言いたい事は解ったが、小学生に面と向かって言われると気のぬけた声が出てしまう。
「要するにこれじゃ歩美ちゃんガバガバになっちゃうから少し小さいのない?」
園子が言葉を補足する。
「君のを貸してあげたらいいじゃないか。」
ディルドを用意するのは簡単だが、それをわざわざ言いに来た園子の真意が博士は気になった。
「私が今持ってるのこんなのよ?」
園子はスマホを博士に見せる。画面に移る五本のディルドはカリが太かったり、長い触手が付いていたり、亀頭がいびつだったりとAVでも見たことのない禍々しさだった。
「あ、こりゃ無理だ。」
「でしょう。」
博士に同意すると園子は博士に肩を寄せる。
「実はさ、今日博士から良い返事が貰えなかったら、この中の一本とコレを交換する約束なの。」
「鬼か。」
園子は軽く笑う。
「もちろん冗談よ。そりゃ普通のもあるに越したことはないけど自分で買えば良いし。」
「なら、なぜ?」
「あ・れ。」
園子は歩美を親指で指した。博士と園子に見つめられた歩美は、一瞬固まり、スカートを再び捲ろうとする。
「ああ、いいから。いいから。」
園子は捲ろうとしていた歩美にジェスチャーでその必要はないと指示する。何もすることのなくなってしまった歩美はその場に座り込んでしまう。
「やることが無くなったらてっきり哀ちゃんのところに行くかと思ったが。」
「私もそう思ったから私が見てるうちは二人の会話を禁止にしたの。破ったらお尻を鞭打ち10回。」
以前見た歩美の尻の惨状を思い出し博士は自分の尻を抑えた。その姿を見ていた歩美は目に涙を溜める。
「歩美ちゃん?」
園子の感情がほとんど込もっていない声が響く。
名前を呼ばれた歩美は肩を震わせながらも涙を引っ込めた。
「それじゃあ、歩美ちゃん。もう一回お願いしようか。」
園子は言いなから自分のカバンに歩美のディルドをしまってしまった。
「おねがい博士!園子お姉さんに取られたのと同じ大きさのでもいいからちょうだいっ!」
「取られた?」
園子の声に歩美の顔が恐怖に歪む。
「あっ、えっと、…その、あの、落としたから代わりのない?」
混乱しているのか目の前で行われた過去を忘れてしまったように歩美は必死に博士に代わりのディルドを要求する。
計画ではこんなに縛るつもりはなく、彼女が少し憐れに博士は思えた。しかし、拙い言葉を必死に使い自分の窮地を脱しようとする姿は灰原から失われた希望を信じる姿である。
彼女は信じているのだろう。自分たち少年探偵団のヒーローであり、自分を悪人から救ってくれる騎手、江戸川コナンを。
「哀ちゃん。」
博士は灰原を呼ぶと彼女に手を差し出した。話を聞いていた彼女は自分のズボンとディルド付き革パンツを脱ぐと、パンツを博士に渡した。博士は灰原の愛液で蒸れている革パンツを歩美に渡す。
その顔は今日一番に明るく、穏やかに安堵した笑顔だった。