―――コウノトリ(鳥類)
コウノトリ目コウノトリ科の大型の水鳥。ヨーロッパでは幸せの象徴である。
―――コウノトリ(拷問器具)
首、手、脚を枷で拘束し、それぞれを繋いだ拷問器具。拘束者は身体を屈曲されることを強いられることで自由を奪われ、じわじわと痛めつけられる中世の拷問具。
蘭が繋がれているのはそんなコウノトリをアレンジした博士特製の拘束器具だった。
足枷の拘束の為に通されている横棒は既存の物と違い足が肩幅辺りまで開かされている。これでは彼女は秘所を博士に晒さなくてはならない。
また手枷も少しばかりのアレンジが加えてある。腕の自由を奪いながらも、手枷は脚と首を繋ぐプレート状の細い拘束具をスライドするように工夫されている。そのために、蘭は博士の行為に不自由ながらも拒否行為が行える。
最後の首枷は既存のままとほとんど変わらない。唯一の違いを挙げるなら蘭に跡が付かないようにフェイクファーを縫い付けてある程度だった。
夕食を終えた博士は自由が利かなくなって4時間が経過した蘭を見下ろしている。蘭は気分が悪いということにして少年二人には誤魔化してある。
「ンッ―!ンッ―!」
口の中にタオルを詰められている蘭は舌の自由も奪われ、言葉を言語化できない。
蘭の上着は着せられているが、ブラを脱がされているためにシャツによって少しばかり締め付けられた胸の二つの脂肪は変形し、その頂点にはさらに膨らみが作られている。
「気分はどうかな?」
博士のは蘭の股に手を伸ばしながら質問する。彼女の下半身は一糸も纏っていない。博士の手は蘭の陰毛を摘まむとそのまま数本を力任せに毟り抜いた。
「ン゛ッ―!」
ブチッという感触に続いて蘭の悲痛な声が博士の耳に甘い衝撃として届く。だがそれは博士の耳を撫でる程度で、ドアの向こうのさらに奥にいる光彦と元太に届くはずはないと博士は考える。
博士は摘まんでいた蘭の陰毛を彼女の目の前で吹き飛ばす。
「もっと大きな声を出さないと光彦くんも元太くんも気付いてくれないぞ」
博士は蘭の陰毛を再び数本掴み、抜けない程度に引っ張る。
縮れていた陰毛はストレートに伸びて蘭は首を振る。
博士の引く力は縮れ毛だけで済む筈もなく蘭の陰毛の根元、鬱蒼と陰毛が生い茂る皮膚を引き上げた。
「ンッー!」
また引き抜かれると思ったのか蘭は手で博士を払い除ける為かガチャガチャと手枷を動かす。
しかし、博士特製のコウノトリは手枷を脚から首に伸びる拘束棒の上ををスライドさせるだけで博士の手にに蘭の腕が届く事は無い。
すると蘭は博士から少しでも離れたいのか、横に倒れた。
「ン゛ッー!」
すると、今度は自分の体重で腕を押し潰したのか蘭は陰毛を抜かれた時と同じような苦痛の甘い叫びを博士に提供する。
目に涙を浮かべて喘ぎながらも蘭の顔は険しく博士に屈していない。
博士は久しぶりに反抗的な標的に興奮を感じた。
園子は身体を合わせた最初から淫乱を体現した性交を博士に求めた。歩美はなし崩しな行為の末に反抗させる間もなく従属させた。
灰原も最初はギブアンドテイクとして博士に身体を許していた。途中からは嫌悪を露わにしたが、それでも事情からここまで反抗しなかった。
考えてみればこれほどの敵意を向けられたのは博士は初めてだった。そして、その意思は研究では得られない灰暗い興奮を博士に投げつける。
「そりゃっ!そりゃっ!」
博士はその敵意を更に浴びたい衝動と共にそれが折れる姿を見たいと思った。
―――結論から言えば蘭から陰毛は消え去った。
陰毛は博士が一本残らず毟り抜き、鬱蒼としていたキメのあった肌は今は赤く腫れている。
「ウッ、ウッ、ウグッ」
博士は意識を蘭の陰毛から蘭自身に戻す。顔を真っ赤にして泣く蘭は博士の視線が自分を捉えただけで顔を大きく逸らした。
「蘭くん、どうかな?パイパンの感想は?」
蘭の赤く腫れ陰部をさすり、すべすべとした柔らかい感触でそこに陰毛が残っていないことを確認させた博士は蘭に声をかける。
苦痛の声を挙げれば博士がさらに責めることを理解しているのか、蘭は顔を真っ赤にして嗚咽を噛み殺していた。
博士は手触りの良くなった陰部を撫でていた指を下にずらして蘭のクリトリスを刺激する。つまんだと思えば捏ね、捏ねたと思えば擦りあげ、擦りあげたと思えばまたつまむ。
それを繰り返すうちに蘭の反応が変わってきた。最初は弱々しくも博士の手から離れようと身じろぎしていたが、今の蘭はなにかに耐えている。
「イキそうかね?んっ?これかね?」
博士は擦りあげるスピードを上げていきながら指先でクリトリスを弾いた。
瞬間、蘭が潮を吹く。勢いよく吹いたそれは博士の服にシミを作った。水色のポロシャツに出来たシミは蘭の意識を正気にさせるには効果があったようで、濃くなった水色に蘭は目を逸らす。
「ありゃりゃ、我慢してたのかな?随分と派手なレスポンスじゃな」
博士の言葉に蘭は小さく首を振った。博士は蘭の膣内に指を捻り込み彼女をさらに潮を吹かせようと手を動かす。
園子で慣れている博士の手技は蘭の敏感になった秘部を責めると彼女は再び潮を吹いた。
そこからは単純作業だった。潮が切れる度に博士は指を動かし蘭を絶頂させる。博士は軽く責めているつもりだったが、蘭にとっては刺激が強すぎたのか彼女は頻繁に拘束具を軋ませた。
カーボン製の拘束具は強度的にはびくともしないが繋ぎ目は鎖で繋いであるのでカチャカチャと擦れる。本物のようなに器具自体で苦痛を与えるつもりは博士は微塵もない。苦痛に逃げられては意味が無い。
「歩美ちゃん、しっかり録れてるかね?」
博士は隣のベッドで体育座りしながらビデオカメラを構えている歩美に声をかけた。
「……うん」
短く答える歩美からは怯えが感じられた。
「君もあと何年かしたら生えるから。そしたら抜いてあげるよ」
「っ、嫌!」
歩美は大きく首を振る。
「君がワシに逆らわなければいいだけなんじゃがな」
博士は自分たちのベッド脇に置いていたハサミを持つとそれで蘭のみぞおち辺りに切り込みを入れる。ハサミは威圧感と切れ味を重視した裁断用のハサミは蘭のシャツは軽々とその刃に裂いた。
「ご開帳~」
博士は入れたハサミを首の方に滑らせていく。ハサミの刃は噛み合わされる必要もなく蘭のシャツを切り裂いていった。
鎖骨辺りにまで裂き進めた博士はそこでハサミを転進させる。ハサミを左胸の膨らみに沿うようにして小刻みに刃を噛ませて丸く切り裂いていく。
蘭はあきらめたのか博士のハサミを払おうとはしない。蘭のシャツの左胸は露になり、締め付けのなくなった乳房はダランと垂れる。博士はそのまま右の布を裂くつもりだったが蘭の反抗の無さに違和感を得ると視線を彼女の顔に向けて納得した。
「払い除けても構わんのじゃぞい。ま、そんな気力があればの話だが」
蘭の顔は酸欠からか顔色が真っ白になっていた。酸欠で到底答えられる状態ではないのは明らかだ。目に光がまだあるので意識は残っていると判断した博士は話を続ける。
「やはり苦しいかな?」
泣いている蘭は鼻を鳴らし、鼻水が呼吸の邪魔をしているのは明らかで博士もさすがに危険だと判断した。
「君が大声を出さずにワシに従ってくれるならその口に詰めているタオルを取ってあげるが、どうする?」
蘭は青白い顔で頷く。博士はゆっくりと蘭の口に詰めているタオルを外した。
「はあっ、はあっ、はあっ」
博士は声を出す素振りを見せたらタオルを詰め直すつもりだったが、蘭はそんな素振りを一切見せずに一心不乱に深呼吸を繰り返す。
高校格闘技で有数のトップ選手である蘭は酸欠で青白くなった顔にすぐに赤く色を得る。
「もう、いいですっ!言いません!言いませんからこれ以上はっ!!」
蘭の哀願を博士は鼻で笑って捨てる。
「何をバカなことをまだまだ序の口じゃぞい」
蘭は赤くなった怯え顔が更に引きつる。
そして博士はなんの前触れもなく唐突に逸物で蘭を貫いた。蘭は本能的に顔を歪めたが、一拍置いて焦った顔をする。
「嫌っ、抜いて!痛いです!痛い!」
博士は息を吐く。
「何を処女みたいなことを言っておる。こんなにトロトロになっておるのに痛いわけあるか」
博士は蘭が言っているのは腟内の話ではないのはわかっていた。成熟した肉体は逸物を差し入れられる本能で潤滑油である愛液で博士の逸物をコーティングして博士に快感を提供している。
痛みの震源地は腟口から来ていると博士は断定する。柔らかい腟内の肉を守るようにその入り口は狭いのだ。前回は処女だったことに加えて博士も少し酔っていて、これほど狭口だったことに気づかなかった。
処女膜が失われた蘭の腟が博士の逸物を受け入れるのは二度目だ。前回は意識の無い内に処女を頂いたが、今回は意識がはっきりしている。
蘭にとっての初体験は今回なので反応が初々しい。博士はレイプらしく蹂躙するつもりだったが予定を変更する。
激しいピストンで蘭を乱れさせるつもりだった博士はゆっくりと蘭の膣肉を味わうことにした。
そこで博士は腰を出来る限り焦らせるよう動かす。
「っ、」
自分の体内を蹂躙されている蘭が声を上げる。相変わらず理性で押し殺しているのかその声はひどく切なげで、返って博士の劣情を煽る。
「そぉれ、そぉれ」
博士は蘭の嫌がる場所、性感が強い位置を優先して亀頭をぶつける。蘭は最初のうちは刺激に耐えていたが、耐えるたびに博士が調べる様に少しずつ擦りぶつける力を増していくのに耐えきれなかった。途中からは博士の腰が動くたびに何かの楽器かと思うように同じタイミングで声を上げる。
「あっ、あっ、あっ…」
そうして蘭との交わること数分、博士はせりあがる欲情に任せて蘭の最奥に白濁液を吐き出す。
当然ながら博士に見えないが、博士はそれまでにない快感を味わう。
園子のように慣れてなく、灰原のように諦めていない、そして歩美のように無知でもない。
「ふぅ」
博士は一回り縮んだ逸物を蘭から抜く。いつもなら博士の逸物を追ってくるように溢れてくる白濁液は博士によって拡げられたとはいえ、それでも蘭の肉に絡まっているのか一滴も垂れてこない。
そこで博士は気付く。博士に脚を組みし抱かれている蘭は足枷で膣口が尻よりも高い位置にあると。これでは流れ出るはずもない。
「……博士、お願いです。出させてください。」
目を閉じていた蘭はいつの間にか視線を博士に落としていた。正確には博士の逸物と自分の膣のあたりを見ている。博士の精子の感触に嫌悪しているのか泣きながらもその顔は毅然に取り繕っていた。
博士はニンマリと笑う。
「どうしようかな?」
「え?」
「せっかく出したのにすぐに掻き出すのはもったいないからな。2時間くらい君の中で泳いでいてもらおうかな。」
「……嘘」
蘭に絶望の顔が浮かぶ。
「まだまだ日も跨いでおらんからな。急ぐ必要もないし。歩美ちゃんと遊んだ後に掻き出してあげるよ。」
博士は呆然とする蘭に再びタオルを噛ませる。タオルを口にした蘭はそこで我に返ると猛烈な勢いでタオルを吐き出そうとしたが、わずかに博士の方が早かった。博士は蘭の口いっぱいにタオルを詰める。
「これで良し」
「ンッー」
今度は蘭が反抗したために彼女の顎が外れそうなぐらいに詰められたためにどこか間抜けに博士は見えた。
そうして歩美にベッドの布団を持ってこさせると、博士は自分の代わりに蘭の臀部の下に布団を丸めて彼女の膣口が下を向かないように彼女の脚を乗せた。博士から解放された蘭は身体をねじる。脚を低い位置にしたいのだろうが彼女が例え横に倒れても丸められた布団は幅いっぱいの長さがあり、彼女の努力は博士には無駄にしか見えない。その上、ただでさえ不自由な拘束具を付けられ、そこから脱出するには蘭の体力とそれ以上に気力が博士は感じなかった。
蘭は力を入れても無駄だと悟る様子もなかったが横に倒れたことで歩美と目が合う。
お互いに無言だったが博士には関係なかった。
「蘭くん、少しは理解しなさい。今の君は無力なんじゃよ。どんなに抵抗しても結果は同じじゃ」
彼女がジタバタしても博士の精子が蘭の腟内を泳いでいる事実が覆ることは無い。蘭に残されているのは妊娠を避ける事を祈るだけだ。
正直、拍子抜けだった。もっと蘭が錯乱すると思っていた博士は、蘭のいじらしいとも取れる反応にがっかりする。
博士は逸物を歩美に握らせながら今夜は歩美でどうやって遊ぶかに意識を移した。
蘭が妊娠するかは博士は興味はない。今回の蘭への仕打ちは彼女の精神を脆くするための行為だった。
その後、博士は蘭の嫌悪感に歪められた顔を肴に歩美に奉仕させた。