博士は朝食をカウンターに並べる。
目玉焼きにとサラダ、それに味噌汁と白米というメニューだ。それを二人分用意する。片方の目玉焼きには胡椒と粉チーズをたっぷりとかけてある。
「哀くん、ご飯じゃよ」
朝早くからパソコンで作業している灰原に博士は声を掛ける。
灰原は黙ったままでカウンターに座る。いつもの事なので博士は気にしない。
「いただきます」
「……いただきます」
博士の声に灰原の声が続く。
「ねぇ、私の高カロリー過ぎない?」
灰原が粉チーズを箸で摘まんで見せる。
「そうでもないよ。最近はかなりハードな運動をしているから、こうしてしっかりと栄養を採らないと大きくなれんよ。」
「でも、これって脂肪よね? 脂肪一辺当って栄養学的にどうなの。」
「ほら、哀くんちょっと痩せてるから。もう少し太ってくれた方がワシも楽しいし」
「ふぅん」
灰原は博士に冷ややかな視線を送りながら味噌汁を口にした。
「ま、いいけど」
「いいのか」
「考え方を変えたのよ。博士は私に危害を加えない。それ以上を望まないって決めたら楽になったわ」
目玉焼きの黄身に灰原が箸を刺す。火の通った黄身を器用に突き通して口に運ぶ。
「少し寂しいなぁ」
灰原が博士を睨む。
「してきた事を考えたらこれでも結構譲歩してるのよ。普通なら間違いなく通報するような状況だからね」
「わかっておるよ。歩美ちゃん共々後遺症が体に残るような下手はせん。ワシも捕まりたくはないからな」
博士は味噌汁をすすると空になった食器を流し台に運ぶ。灰原は最後に残したサラダを手に取ると、サラダの上の白いドレッシングに鼻を近づけた。
「そんなに疑わんでもザーメンドレッシングなんてせんよ。洗うとはいえ、ワシがその食器を使う可能性もあるのに」
博士は食器に付いた汚れを流すと流し台の下の食洗機に入れていく。
博士は冷蔵庫から小さなアンプルをサラダを食べ切った灰原のカウンターの前に置く。
灰原は黙ってアンプルの封を折ると、一気に煽った。
「これまた、豪快な」
「どうせ拒否しても、ろくでもない方法で飲ませるつもりだったんでしょう。だったら従っていた方が楽じゃない」
淡々と灰原は空になったアンプルをカウンターの下のごみ箱に捨てた。
「うーん、哀くんちょっと最近なげやり過ぎないか?」
「博士を殺す以外にここから逃げる方法が無いって思ったら自暴自棄にもなるわよ」
「ワシが死んだらFBIに保護してもらう以外に組織に近づく手段が無くなるか」
「そういうこと。今さら命乞いするつもりは無いけど、むざむざ組織に殺されてやるつもりも無いわ。博士も宮野 志帆ってリスクを気にしておくことね」
流し台からカウンターに戻ってきた博士と入れ違いに灰原が流し台に向かう。
博士は灰原から食器を奪うとカウンターの端に置いた。
「何?」
食器を持った格好のままの灰原は半目で博士を見る。
「いや、そろそろかなって」
「は?」
灰原が唐突に膝を着いた。
「なにをっ」
まぶたが落ちる灰原が膝を叩く。
「無理せんで寝てて構わんよ。起きるまでは手を出さないでおいてあげるから」
博士が食洗機から戻ってくると灰原がうつぶせに倒れていた。
「さて、準備開始といくか」
―――
地下室の鍵を開けた博士は壁にある照明のスイッチの電源を入れて中に入る。
エアコンが効いて涼しい室内を横切って博士は対角の壁まで歩くと、ひざまづいてみじろぎしている灰原 哀を見下ろした。。
「やあ、灰原くん。元気にしておるかな?」
「そんなっ、わけないっ、でしょっ」
裸で、体が白くなっている灰原が途切れ途切れに言葉を繋ぐ。着ていた服は側に丸めてあった。灰原の股間からはモーター音が鳴り響いている。
「そうかね」
灰原の返答に博士は素っ気ない感想を口にするとリクライニングチェアに腰掛けた。博士の体重を乗せた背凭れが小さく悲鳴を上げる。
博士は凭れたままスリッパを脱ぐと白い靴下を灰原の股に入れて床を擦った。
靴下はぐっしょりと濡れる。
「下の口は元気によだれを垂らしておるみたいじゃな」
靴下をゴミ箱に放り投げた博士は灰原の乳房の先端を撫でる。
乳首の片鱗すらない平らな双丘を博士は入念にマッサージする。すると乳房の先がなだらかに尖った。
博士は灰原の脇を突き上げて持ち上げる。灰原の膝が伸びるが手錠と足枷が繋がれているために膝はほとんど伸ばせなかった。灰原を自分と向き合う様に抱え上げた博士は灰原の膣からディルドを抜くと自分の逸物を挿入する。
「あぐっ!」
散々ディルドで蹂躙された灰原の膣は柔らかく、少女という理由では説明出来ないほどに熱を持っている。灰原は一瞬顔をしかめた。
「やはり、痛いかね?」
「わかってるなら安静にさせて」
灰原が壁に掛けられた時計を見る。博士も釣られて壁に目を向けた。
「かれこれ五時間以上ディルドを着けっぱなしじゃさすがに腫れたか」
博士は腰を突き上げる。
「んっ。だから安静にさせてってば」
灰原は語気を荒くする。
「別に構わないじゃろ? どうせ感覚はほとんど残ってないみたいだし」
博士がゆっくりと灰原を突いた。突かれた灰原は半目で博士を睨む。さっき突き上げた時とは違い苦悶の声や表情は無かった。
「いい感じにほぐれてくれて嬉しいよ」
「はいはい」
灰原は呆れた様子で博士を見る。博士は灰原の肩に手を置いて彼女の目を見据えると逸物の先端を最奥の肉壁にくっつけて射精した。
ドクンッ、ドクンッと脈打ち、子宮に直接精子を注ぐと灰原の膣は逸物をきつく締め付ける。博士は射精し終えてもしばらくは締め付ける膣から逸物を引き抜かなかった。
たっぷりと締め付けを味わった逸物を抜くと透明な液体がキラキラとコーティングしていた。まだ未成熟な愛液は量も粘度も少なく、博士の逸物をまばらにカバーしていて場所によっては光を反射させるほどにまとわりついていなかった。
栓を抜かれた灰原の膣から精子が垂れる。膝上まで糸を引いた精子は床に白濁の雫を落とした。
「最近、精子が元気になっている気がするよ」
「知らないわよ」
博士は気にする様子もなく言葉を続ける。
「これなら哀くんを妊娠させることも可能かな」
「残念。私、まだ来てないわよ」
灰原は呆れたようにため息をつく。
「じゃ、蘭くんを孕ませよう」
「好きにすれば」
博士は灰原の服で逸物に残った精子を扱き出すと机に足を向ける。
「哀くん、本番と行こうか」
「本番?」
机からアイマスクを取ってきた博士は、灰原を床にひざまづかせる。そして持っていたアイマスクを灰原に装着した。
「今さら目隠し?」
灰原は目隠しをされても強気な姿勢を崩さない。博士は腰を下ろし灰原の小さな襞を指でなぞる。まだはっきりと手に残るわけではないが、たしかに女性を主張する感触が伝わった。博士は膣を触っていた指をずらして灰原の最小の排泄口に指を合わせる。紅色に染まる性器は指に吸いつくように密着する。
「……」
灰原は黙っていたが博士が爪で軽く引っ掻くと体を揺らして逃れようとした。
「我慢は毒だぞ。かれこれ七時間近くしておらんのじゃから無理しなくてもよい」
博士の爪が引っ掻くペースが短くなる。灰原の体が不規則に震える。
「っ!」
灰原は一瞬体を硬直させると肩から力が抜けるのが解った。肩が落ちるのに比例して水音が響いて灰原の膝が排泄水に浸る。
「結構我慢しておったんじゃな」
灰原が体を硬くした段階で指を離していた博士はタオルで愛液で濡れた指を拭いた。
博士はポケットからチューブを取り出す。そして、机の上に置いていた麻雀の点数棒の様な細長いゴム板を手に取ると引き出しの中から親指サイズの注射器を取り出した。
針のついていない注射器をゴム板の端に繋げる。博士が注射器を絞ると繋いでいる方とは逆の先端が小さく膨らんだ。
「よし」
博士はコピー用紙の上にチューブの中身を垂らす。透明な粘度のある液体が柔らかな水柱を作り、自重で崩れた。その液体に博士はゴム板を付けると膝の上にタオルを敷き、灰原をその上に乗せる。
抵抗する様子の無い灰原は博士の手が脇に来ると自分から開いて博士の手を招き寄せた。
灰原をのけ反らせて秘所、尿道が見えると博士は麻酔ジェルからゴム板を引き上げてゆっくりと傷つけないように挿入していく。
「あ、あっ」
灰原が声を上げる。その声は苦悶による悲嘆でもなく、苦痛によって漏れる絶叫でもない。喘ぎにも聞こえるそれは間違いなく羞恥の声だった。
「ほほぅ、まさかおしっこの穴が性感だったとは。どうりで歩美ちゃんみたいにかわいい反応がないはずじゃ」
博士は三分の二まで埋めたゴム板をわざとぐりぐりと左右に揺らして入り口付近まで戻す。
「ああっ」
灰原は甘い声を漏らした。博士はそれを五回繰り返す。
二度目は同じように甘い声を漏らす。
三度目は耐えるように眉間にしわを作り唇を噛む。
四度目は肩の力を抜いて、大きく息を吐いて喘ぎ声を濁す。
五回目は噛んでいた唇を大きく開いて歯を食い縛る。
「あああっ!」
大きく変化したのは六度目。灰原が感電したように身体を反らせる。手前まで引いていたゴム板が水圧で外に押し出された。
「はぁ、、はぁ、、はぁ」
博士の方に倒れた灰原は大きく肩で息をする。博士は抜けた板を灰原の尿道口にあてがう。
「やっ、ちょっとタンマ」
灰原の声を無視して博士はゆっくりとしたスピードながら根元までゴム板を挿入した。
「っ!」
灰原は体を折ると声にならない声を上げる。博士は空の注射器を絞る。
「えっ!」
目隠しで視界を奪われている灰原はそれまでとは違う驚きの声を上げる。そもそもが博士が尿道を責めたのは今日が初めてであり、この反応は博士の想定内だった。
博士が注射器の中の空気を半分まで入れた所で手を止める。灰原は普段ならありえない感覚に戸惑いを隠せないのか、腕と太ももに鳥肌を立たせて呼吸もひどく浅い。
「うっ!」
博士が注射器に残る空気を灰原に注ぐと、それまでとは大きく違うくぐもった声を上げた。歯を鳴らして身体を震わせる。
博士は灰原を床に倒すと、彼女は拘束されている両足をこする。どうやら膣周りの筋肉を動かして引き抜こうという算段らしいが、足をモジモジと動かすばかりだった。中で膨らんだゴム板は灰原の尿道を圧迫して彼女から抜ける様子は全くない。
「うううっ」
アイマスクを上げると灰原が博士を見た。その目は強気を崩していないが、どこか媚びた色を持っていた。
アイマスクを戻された灰原が足を開く。赤く充血した秘裂にゴム板が深々と刺さっていた。
「博士、もういいでしょ。何回でもセックスなら付き合ってあげるからこれを抜いて」
呼吸が落ち着いてきた灰原が首を上げる。その声には焦りがあった。
「これ、と言われてもワシにはわからんなぁ」
灰原の哀願に博士はとぼけた調子で言葉を返す。灰原は一層足を大きく開く。
「尿道に入ってる棒みたいなの。すごい痛いのっ!」
灰原は泣きそうな声で訴える。博士はそれを聞きながら机の一番下の引き出しを開いた。
肩を震わせる灰原を無視して博士は引き出しの中からディルドを取り出す。
いびつな形のそれは以前に歩美と交換した園子のディルドだった。いらないと言われて博士の所有物となっているディルドを足の間からアナルにあてがうと、博士は一気に挿入した。
「あぐっ」
灰原はアナルにディルドを入れた瞬間にトラバサミのように足を勢いよく閉じた。苦しそうに咳き込むと口の端からよだれが落ちる。
「抜いて、抜いてってばぁ」
哀願の声に本格的に涙が混じる。博士は床に落ちているもう一本のディルドを膣に収める。
「いやぁ、いやぁ」
灰原の声にはこれまでのような強気な調子はなく、ひたすらに首を振って哀願を繰り返す。博士は忍び足で地下室を後にすると地下室のドアに耳をあてた。
「あっ、博士、居るんでしょ。悪い冗談はいいから抜いて、いえ、抜いて下さい。ねぇ? まさか本当にいないの? ねぇ? ねぇってば!?」
灰原の声がドアから漏れる。
「そんな大声を出したら近所迷惑じゃないか」
博士は一人ごちるとポケットからリモコンを取り出してスイッチを押した。
「あ、ちょっと待って、タンマ、博士、ホントにタンマ」
灰原の焦った声はすぐに悲痛な物に変わった。
「はか゛せ゛ぇぇぇ、ま゛って゛ぇぇぇ」
ドアから漏れる声に博士は満足すると丁度のタイミングでインターホンを押した歩美を迎えるために階段を登った。
「とめてぇぇぇ!」
明日まで尿道責めは続く?