※この作品はR-18です。

阿笠博士の爛れた日常   作:マグダス

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9月3日(土)「別荘にて」(後編)

 ショーツを下ろすと、歩美は言わなくても足を抜いていく。

 耳元で足踏みしてショーツを脱いだ歩美は膝を伸ばした。股の付け根に肉が集まり、臀部から続く脂肪がみっちりとした山を作っている。。

 

「歩美ちゃん、それじゃあセックスしようか」

 

「…うん」

 

 歩美は跨ったままでペニスの上に動く。ペニスの上に来るとおもむろに袖に手を掛けてワンピースを脱ごうとした。

 

「脱がないで」

 

 歩美は「え?」と言って動きを止める。

 

「服は着たままで」

 

 歩美が訝し気な顔になる。どうやらこちらの真意を探っているらしい。

 

「だって、服を着てたら見えないよ?」

 

「別にいいさ。歩美ちゃんのマンコを味わえれば」

 

「食べるの?」

 

 歩美の顔が曇る。これまでで一番怯えている声に思わず吹き出しそうになるのを咄嗟に誤魔化す。

 

「言い方が悪かったね。訂正するよ。歩美ちゃんのマンコで楽しめれば」

 

「でも、今までした人みんな、歩美のがチンチンで広がるのを見て褒めてくれたよ」

 

「言われて嬉しかった?」

 

 歩美ははっと目を瞬かせると、少し考える素振りを見せて小さく頷く。

 

「歩美ちゃんのマンコを指で弄って、とても気持ちよさそうなのは判ったよ。マンコが広がる様子はさぞセクシーだろうね」

 

「じゃあ、なんで?」

 

「こればかりは趣味としか言えないなぁ、想像するのが好きなんだろうね」

 

「考えてばかりだと禿げちゃうよ」

 

 歩美が腰を下ろす。ベニスが圧し潰されて、体温がのし掛かる。

 歩美は手を使ってぺニスを膣内へ運ぼうとしていた。小さな手はぷにぷにと柔らかく、体温が指先まで暖めている。これまでどこか硬かった歩美の表情が今日一番にリラックスしている。

 

「こんなに色々注文されたのは初めて?」

 

「うん。歩美は上で動くか、ベッドに寝てるだけだったから、こんな風にチンチン入れるまで色々することはなかったかな。あ、チンチンを入れる前にちょっとだけマンコを伸ばしたりはしてくれる人もいるよ」

 

「人「も」って言うことは、してくれない人もいるの?」

 

「いるよ。そういう人はセックスする前にちょっとだけ待ってもらって自分で伸ばすの」

 

「どんな風に?」

 

「ちょっと恥ずかしいなぁ」

 

 言いながら歩美は自分の膣口に人差し指と中指を入れる。付け根が左右に開くのが見えて、膣内を捏ねていく。

 指の腹を使って入り口を伸ばし、慣れた様子で責めていく。愛液の滴が口を濡らしていき、一分掛からない内に前戲が終わった。

 

「こんな感じ」

 

 声には何の感慨も無い。

 

 後ろに居たカルロスがいつの間にか消えているのを確認して歩美の目を見据える。

 

「歩美ちゃん、カルロスと知り合いでしょ」

 

「…知らない人だよ」

 

 ベニスを握る歩美の動きが止まる。明らかに動揺している。

 

「本当に?」

 

「ほんと」

 

「歩美ちゃんを助けたいって言っても」

 

「なんのこと?」

 

 歩美が眉をひそめる。ぺニスを握っていた手は今は彼女の胸に当てられている。

 

「本当はカルロスは君の監視をしてるんじゃないかい? こうして「さあ、抱こう」っていうのに彼は席を外しているし。監視するなら目を離すなんて仕事が雑な人間を園子が選ぶはずないからね」

 

 歩美が何かを言おうとする。しかし、口を開くばかりで声が聞こえてこない。

 口を開いては顔を反らす歩美を引き寄せる。一目で収めきれないくらいに顔同士を近付けた。

 

「絶対にカルロスにも園子にも内緒にするから、もし秘密にされてるならちょっとだけでも話してほしい。君を解放するのは難しいけど、出来るだけ負担の少ない相手に誘導してみせるから」

 

 表情はコロコロ変えながらも、どこか澄ましてセックスに移ろうとしていた歩美の目に涙が浮かぶ。園子に聞かれるのを恐れてか、すすり泣きながら声をしゃくり上げている。拳で擦るのですぐに目尻が赤くなった。

 

「カルロスさん、歩美の調教師なんだって。だからいつも一緒に居るの。いつもニコニコしながら歩美にきついことをさせるの。歩美が無理って言ったり、体を叩いても「大丈夫、大丈夫」ってニコニコしてするの?」

 

「どれくらい」

 

「歩美が気絶するまで。でも起きたら身体中が痛いからもっとだと思う」

 

 歩美の独白は続く。ディルドーを使った肛門拡張から始まり、屋外での輪姦からSMクラブでの痕を残さないように未熟な小陰唇とクリトリスだけを責められた経験、不眠不休で客を取らされていて最後の方は息が精液臭いのに言われるまで気が付かなかった衝撃、ここに来るまでにパーキングエリアごとにフェラ抜きした記憶。

 不謹慎ながらキスはしなくて良かったと思った。ひとしきり吐き出した歩美は息を整えている。その表情はいくらか明るくなっていた。

 

「言ったら少しだけすっきりした」

 

 歩美が腰を浮かせてぺニスの上に座り直す。ひんやりとした感触がぺニスに当たり、すぐにそれが歩美から溢れた愛液だと判った。

 しかし、すぐには指摘しない。せっかく心の内を白状してくれたのだ。話の腰を折るような真似をしてせっかく開かれた扉を閉じさせるわけにはいかない。

 歩美はもう一度腰を上げると、手を使ってペニスを膣口に誘導させる。鈴口に吸い付くように密着する膣口

 スカートの中で行われているので見えないが、歩美の指がペニスを握っているが判る。

 

「ん」

 

 腰を落とした歩美が声を上げる。ペニスにぬるりとした感触が伝わって、すぐさま奥にぶつかる。指とは段違いなサイズのペニスを歩美の膣はきつく締め上げた。

 七割程度入った所で壁にぶつかってしまったが体重を乗せた歩美の体は圧す形で無理矢理に膣内にペニスを納める。そのせいで子宮を押し上げている。

 膣口が輪ゴムのように収縮して締めつけるのに対して、膣内は密着してスライムのように密着して圧迫している。締め付けるというよりも、ペニスに膣のサイズが合わないみたいだった。

 実際に歩美はペニスをくわえこんでから体が動かない。ペニスをしごこう足に力を入れているのが感覚として伝わってくるが、少しばかり腰を浮かせた所ですぐに崩れ落ちた。

 

「きつい」

 

 そう言った歩美の目尻に涙が浮かぶ。もう一度腰を上げようと足に力が入る。しかし、すぐに力は抜けて、歩美は自分のお腹を撫でた。膣が小さすぎる。

 上体を起こして歩美の脇に手を差し込む。

 

「抜こうか?」

 

「…大丈夫」

 

 腕に力をいれて、歩美の肩を上げる。突き上げるほどに力を入れていなかったので撫で肩たった肩が一直線になっただけで歩美の体は全く上がっていない。

 腕が首に回してキスをせがむ彼女の唇を避ける。グレープジュースを飲んだのか甘い香りが鼻を刺激した。

 

「キス、嫌?」

 

 歩美が眉を下げて見るからに落胆している。

 

「ここに来るまでに何回も男の人のチンチンを食べた口じゃあさすがに遠慮したいなぁ」

 

 歩美は無言で顔を首に寄せた。首に回している腕に力が入る。

 

「歩美もそう思う」

 

 歩美が笑顔で淡々と言う。

 

「あっ」

 

 軽くピストンさせると歩美は小さく声を上げた。膣はまだまだ締め付けるが、挿入直後に比べれば馴染んでいる。ペニスにひだが絡んでくる。

 

「あっ、あっ、あっ」

 

 突き上げる度に歩美は啼いた。拙いあえぎとは違い、彼女の膣はペニスを擦るようにひだがペニスを撫でる。

 歩美が腰を浮かして、さっきの弱音が嘘のように激しくピストンを繰り返す。

 あえぎ声に息継ぎが混じり、リズムよく動いていた歩美は体を落とす動作が荒くなる。ピストンの反動を使って上げていた上体の上げ幅が目に見えて小さくなり、打ち付けるように体を落とすので余計にその幅が狭くなる。

 

「ああっ、ううっ、ああっ」

 

 ピストンの幅に反比例してあえぎ声が大きくなる。

 

「あああっ、来るっ!」

 

 歩美はそう言って腰を一際深く落とした。身体が弓なりに反ったかと思うと肩に爪を立てられる。バランスを取ろうとしたのか、肩に跡が残るほどに力が入っていた。

 

「はあ、はあ、はあ」

 

 歩美が抱き着いて呼吸をするので自然と身体が触れあう。

 ワンピースの生地越しに鼓動と体温が伝わってくる。ドッドッドッと早鐘を打つ歩美の鼓動を感じながら歩美が落ち着くまで動かなかった。

 

 

 

「で、結局そのまま歩美ちゃんが寝ちゃったと」

 

「そうそう」

 

 ソファーに座って報告していると、園子は大きく溜め息をついた。ズボンのファスナーを下ろされる。出てきたペニスを園子が掴む。

 

「せっかく花を持たせて上げてるんだからしっかり勃たせてよ。」

 

 ペニスを握る手に力が入る。普通なら押し返す弾力のあるペニスは、今は軟体生物のように力の行き場を探してだらしなく形を変えていく。

 インポというやつだ。

 

「そうは言っても初対面の子にあまり無茶をさせるのも気が引けるよ」

 

「冗談でしょ。私の時は遠慮なんてしなかったじゃない」

 

「いやいや、遠慮なんていらないって言ったのは君じゃないか」

 

「あら、そうだっけ?」

 

「うん」

 

 園子にペニスを握られたまましばらく雑談していると、歩美が寝ている部屋の対面にある部屋、灰原 哀たちが入った部屋のドアが開いて男だけが出てきた。

 

「哀ちゃんは?」

 

「疲れちゃったみたいで寝ちゃいました」

 

 出てきた男は、タオルを腰に巻いているだけだった。顔が汗で光っているのにどこかスッキリした雰囲気がある。

 

「いやあ、いいですね哀ちゃん。気を失うまで僕に毒を吐ける気概はとても小学生とは思えませんね。まあ、身体は屈しちゃったんですけど」

 

 男は持っていたスマホの画面をこちらに向けた。そこには鼻水を流し、よだれにまみれた哀の顔が写る。異常に紅潮している顔は虚ろで、その瞳が力なくこちらを向いているが、焦点が合っていないのか瞳孔が開いている。

「後の人の事も考えなさいよ。夕食の後に交代するんだからね」

 

 園子は呆れた様子でスマホを見る。

 

「そっちの人さえ良ければ今回のイベント中はずっと哀ちゃんと遊びたいんですけどねぇ」

 

「どうする?」

 

 男の提案に園子が尋ねた。哀には悪いが歩美との約束がある。

 

「ええ、いいですよ」

 

「ありがとうございます」

 

 男が胡散臭い笑顔を作る。それは歩美たちと会う前にみた詐欺師じみたそれではなく、エネルギッシュな事は同じでも溌剌とした笑みだった。

 

「それじゃ、夜もこの組み合わせていいのね」

 

「うん」

 

「はい」

 

 園子はペニスを離すとその場に立ち上がり、壁に掛けてあった時計に目を移す。しかし、時計の針は明らかに的外れな時間を指していた。らしくない舌打ちをして自分の腕時計に目を落とす。

 体感的には午後五時を過ぎている気はする。射し込む太陽の光はだいぶ長い。

 

「まだ時間があるから七時まで自由時間ね」

 

 園子は哀のいる部屋に入っていく。

 

「また使えるようになったらシましょ。轟のオジサマ」

 

 去り際に園子がイヤらしく笑っていった。

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