「哀くんたちとエッチしてるじゃろ?」
「ぶっ」
博士の言葉に思わず呑んでいた紅茶を吹いてしまいました。
今、博士の家で博士と二人きりです。昨日の夜に灰原さんから呼び出しがあり、来るように言われた時にはこんなことになるなんて夢にも思いませんでした。
呼び出した本人は既に外出したそうで、のこのこと訪ねると博士が僕を迎えてくれて、お茶を出してもらったのですけれど、一口飲むなり博士から飛び出した話題に汗が吹き出しました。
「な、何のことですか?」
「惚けなくていい、二人から話は聞いておる」
博士はどうやら怒るつもりはないみたいです。
「今日は君にお願いしたいことがあって哀くんに呼んでもらったんじゃよ」
「そうですか」
「そう残念がらない」
「あっ、はい」
どうやら声に気持ちが乗ってしまったようです。
「源太くんと比べて君は奥手らしいじゃないか。哀くんはともかく、歩美ちゃんにはもう少し積極的に迫っていけばヤれると思うよ」
「本当ですか?!」
声が大きくなってしまいました。
「がっつく相手が違うよ。とにかく歩美ちゃんとちゃんと話すことを勧めるよ」
「でも、灰原さんに睨まれるとそれ以上強く出られないんです」
「それは君次第じゃ。誠心誠意頼めば彼女の気も変わるかもしれんよ」
そう言うと博士が正面のソファーに座りました。
「ここからが本題なのだが、ワシの知り合いに光彦くんのことが大層気にいった人がいてな」
「それは、ありがとうございます」
唐突な話に付いて行けません。
「それで、一度君とエッチをしたいという話があってな」
「ちょっ!ちょっと待ってください!」
いきなり言われても理解が追い付きません。
「いきなり言われても。それに博士の知り合いっていうことは相当年上ですよね?」
「なんじゃ、年で選り好みするのかい?」
「そうじゃありません。そうじゃないですけど、あんまりおばさんだったりしたらちょっと、ほら、解るでしょう」
博士がしたり顔で、
「ああ、好みじゃないと」
「それです!」
喉の奥で行き場を探していた言葉が見つかりほっとしました。さすがに20も30も年上とエッチする気にはなりません。
「つまり相手の年齢が解らなければいいんじゃな?」
「どうしてそんな結論になるんですか」
「でも、肌とかピチピチだよ?」
「それでもです」
だいたい僕には灰原さんと歩美ちゃんがいます。二人以外を相手にするのはなんだか後ろめたい感じがあります。
「園子くんからも聞いておるよ。光彦くん、君はおっぱいが相当好きみたいじゃないか?」
「そんなんじゃありません!」
ニヤリと笑う博士はなんとなくエッチなことをする前の園子さんに似ている気がしました。
「どうせ哀くんたちに悪いとか考えているんじゃろうが」
「わかっているなら最初から話さないでくださいよ」
「知り合いの頼みだからワシも断り難くてな」
「そういうことですから」
「しかし、君はこんなに一途なのにあっちは…」
「どういう意味ですか」
「ほれ」
博士が差し出してきたスマホの画面を見た瞬間、息が止まりました。
そこに映っていたのは裸の歩美ちゃんです。その両側には脛や腿が毛だらけの男の人が立ち、自分のモノを握らせていました。
マ〇コにもチ〇コが入っています。
足を大きく開き、押し広げられているのが良く見えます。飲み込まれるように入り口にチ〇コが刺さっていました。
そして、一番目を引いたのは表情です。
口元が笑っていて、画面からは嫌がっている様子はありません。目線だけこちらに向けて、顔は横を向いて小さく舌を出しています。
立っている人は勿論ですけど、マ〇コに入れている人も顔が写ってなく、歩美ちゃんの表情が写真の生々しさに拍車を掛けています。
「そういうわけだから、君がいくら一途に彼女たちに向き合っていても、あっちは関係なしに好きな時に男とエッチをしてるよ」
「もしかして、灰原さんもですか?」
「もちろん」
「そんな……」
僕たちだけの秘密だと思っていたのに、歩美ちゃんたちはそうじゃなかったんですか?
体の血が引いて目の奥がチリチリします。
「まあ、そんなに気を落とさないことだ。彼女たちがこうしてエッチするのが好きだからこそ、手近な相手として君らが選ばれたんじゃからな。」
「そうかもしれませんけど」
理屈は解りますけど、気持ちがざわざわします。こうやっている間も二人はエッチをしてるのでしょうか?
「あの、博士、二人が今日居ないのって」
「君の考えている通りだと思うよ」
僕の予想通りということは、二人は今……。
「さぁさぁどうするかね? 違う相手とエッチをするのも良い気分転換になるよ。具合はワシが保証するぞ」
「……じゃあ、ちょっとだけ」
◎
「それじゃあ行こうか」
地下の研究室にやって来た博士は、目の前に跪いている蘭に声を掛ける。
全裸にされて、両手足を後ろで鎖で繋がれて横たわるような格好をしていた。
目隠しをされた蘭は数秒の間隔を開けて身体を震わせている。
かれこれ三時間以上膣内でバイブが動いていたのはさすがに堪えているように見えr。外れないように上からショーツを履かされている。
博士は足を拘束を外す。
「それじゃ、行こうか」
立ち上がった蘭の乳首を引っ張って階段まで誘導する。
「解っているとは思うが、不穏な行動を取ったら即刻ピアスじゃよ。これが妥協だというのを忘れないように」
「解ってます」
目隠しをされたままの蘭の無機質な声が響いた。博士に乳首を吊り上げられて階段を上がる。
「博士の用意した相手とセックスをする代わりにピアスは無しということで」
「そうじゃ」
「博士はいいんですか?」
「なにが?」
「……その、私がこういうことをするの」
「むしろワシが聞きたいな。いくらピアスが嫌だからとはいえ、すんなりとこの提案を君は受け入れたじゃないか?」
「……一人も二人も変わらないですから」
蘭の返答に博士は愉快そうに頷く。
「そうじゃな。新一以外は全員同列だったか。これは失礼」
階段を登り終えた博士は右手は蘭の乳首をつねったまま、左手をドアに掛ける。
「あのっ」
声に博士が振り向くと蘭が俯いていた。
「今日の相手って私の事を知ってる人ですか」
「ああ、君の知ってる人だよ」
蘭の息が止まる。
「ちょっと待ってください。まさか、私の知り合いですか?!聞いてませんよっ!」
「言ってないからね」
荒げながらも小声で話す蘭に感心しながら博士は素っ気なく返答する。
「私の知ってる人って、明日からその人とどんな顔して会えばいいんですか!」
「別に取り繕う必要もあるまい。なに食わぬ顔をしておればいいじゃないか」
「無理です!」
「なら、ピアスにするかい?」
博士の右手に力が入り蘭の乳首が潰れて変形する。
蘭は唇をぱくぱくと動かしている。
「ま、そんなに焦らなくても今日の相手が君だとは言っておらんし、アイマスクもさせておる。君が望むならヘッドホンで声もシャットアウトさせるし。」
鼻息を荒くしていた蘭に落ち着きが戻ってくる。
「じゃあ、私だとは判らないんですね?」
「視覚的にはね」
「ヘッドホンも着けてください」
「それは自分で言うといい」
◎
「み、光彦君」
さっきよりも更に小さく、囁くような声の蘭は博士に詰め寄った。
「まさか相手って光彦君ですか」
「そうだよ。前から君に好意を持ってそうだったからこの機会にと思ってな」
「まだ小学生ですよ?」
「だからだよ。精通前だから妊娠させる心配がないからな」
蘭が複雑な表情を浮かべる。
「ところでヘッドホンは必要かい?」
蘭が頷くと博士はベッドの頭元の引き出しからヘッドホンを取り出した。
「あのぅ、博士?」
気配に気づいたらしい光彦はキョロキョロと首を振っている。
足元に服を畳んでいる光彦は全裸でベッドに腰掛けている。右手で左腕を擦って落ち着かない様子をしている。
「連れて来たよ。それと彼女から一つお願いがあるそうじゃ」
「お願い、ですか?」
「まあこれから気持ちいいことをしてもらうんじゃから一つくらい頼みを聞いてあげてもいいじゃないか」
「わかりました」
博士は目で蘭を急かす。
蘭は小刻みに首を振って拒否している。
「あの、博士?」
「いやぁ、すまんな。どうやら念願が叶って言葉が出なくなっているみたいでな。代わりに言うと、声を聞かれるのは恥ずかしいからヘッドホンをして欲しいそうだよ」
「うーん、よくわかりませんがいいですよ」
博士はヘッドホンを光彦に渡すと光彦は素早く耳に装置した。
「聞こえるかな?」
声に反応せずに光彦は正面を見ている。
博士は再びベッドの頭元からヘッドホンを取り出した。今度のはマイクが着いている。
「おーい、聞こえるかい?」
「あ、はい」
ヘッドホンに手をあてて光彦が返答する。
「音楽で外の音は全く聞こえませんけど」
「そうかい」
博士は手でマイクをふさぐと、蘭を見据え、
「GO」
頭を振って促した。
しばらく考えるような仕草をしている蘭だったが、博士がポケットからピアッサーを取り出すと目が据わり、深く息を吐いてベッドに近づいた。
博士は蘭の手の拘束をほどく。
蘭が光彦の隣に腰を下ろした。
「あのっ、今日はよろしくお願いします」
たどたどしい話し方の光彦が蘭の方を見上げて頭を下げる。
蘭は頭を撫でて返答した。
「あのっ、僕はどうすれば」
「任せておけば良い」
マイクに博士が話し掛ける。
「君は何もしなくていい。隣の人が勝手に気持ちよくしてくれる。そうだな、じゃあ相手がやり易いように膝枕されてくれるかい」
光彦は戸惑いながらも手探りで蘭の膝を探り当てたが、迷うように手で擦るばかりで頭を乗せようとしない。
「あっ」
それを見ていた蘭は手を光彦の頭に添えると優しい動きで膝に誘う。
「どうかね?」
「とても気持ちいいですよ」
「そうかそうか」
満足げな声が響く。
「あの、博士?」
「なにかな?」
「その、席を外してもらえませんか?恥ずかしいので」
「支持役が居なくなったら何も出来なくなってしまうよ?」
「それですけど、この人の声って聞けないんですか?」
光彦は小さく蘭を指差した。
「彼女は恥ずかしがり屋だと言ったはずじゃ。声を聞かれるのは恥ずかしいらしい」
「そうですか」
残念そうな声が漏れる。
「しかし、君だけが喋ってばかりと言うのもつまらんな」
博士の目の前の二人の顔が赤く染まる。
浮かべる表情を正反対で、片方は口角が上がり興奮を抑えきれないといった様子で、膝に乗せた頭を浮かせている。
かたやもう片方は一瞬厳しい表情で博士を睨め付けた後、小さく深呼吸をした。
『光彦君』
「え、歩美ちゃん?」
光彦は跳ねるように身体を起こす。
「あのっ、これは違うんです。あ、いえ、違うというのはですね!あのっ、僕の意思ではないんですよ」
『何を狼狽えておる?』
「いえっ、あのっ、あれ?博士?」
ヘッドホンマイク越しに話す博士の声はいつもと変わらない。
博士はヘッドホンに付いているボタンを押した。
「驚いたかね?」
「今のは?」
「歩美ちゃんの声をサンプリングして、ワシの声と入れ替えたんじゃ」
「まるで本人でしたよ」
「まあ、直接聞き比べられなければ解らないだろうな」
さっきまでわかりやすく焦っていた光彦は、声の主が博士だと判ると当たり前のように蘭の膝に頭を戻した。
「直接話すのは恥ずかしいと聞いたから、別人の声で話すのならば抵抗も少なくなるかと思って作っておいたんじゃ」
「じゃ、じゃあ、早速‥‥」
「そんなに焦る事はない」
そう言って博士は蘭にヘッドホンを渡す。しかし、それはコールセンターで使われるような質素なデザインで、どう見ても変声機能があるとは思えない。
蘭が息を呑む。
「み、光彦くん」
「あ、は、はじめましてっ」
たどたどしい挨拶が交わされる。
「誰の声か判るかね?」
「もちろんです。蘭さんですよね。話し方がよく似ていらっしゃるから本人と言われても違和感ありませんよ」
博士の質問に光彦は嬉しそうに答えた。 言い当てられた本人は口を手でふさぎ、博士を弱々しく見ていた。まさか何の加工も無しで直接声が伝わるとは思っていなかったのだろう。
「哀くんも考えたが、やはりここは背格好の似ているという点から蘭くんを選んだんじゃ」
「へぇ」
感心したような声が上がる。
「せっかく話し出来るんだから何か質問してみたらどうかね」
「そうですね」
一拍。
「あの、今おいくつですか?」
「そこかい」
博士は脱力する。
「……20代だよ」
「若いですね」
「ありがと。だけど光彦くんに言われるのはちょっとフクザツ」
「す、すいません」
蘭はいつもよりもフランクな口調で話している。表情は固いのに口から出てくる言葉は軽い。
蘭は光彦の頭とへそを優しく撫でている。
必死に自分ではないと思わせている姿に博士に笑みが浮かぶ。
ピンと身体を伸ばしてていた光彦も蘭の愛撫にリラックスしてきたのか力が抜けている。お腹を擦る手に自分の手を乗せて、撫でる場所を誘導していた。
蘭は擦っていた手を光彦の下腹部に伸ばしていく。
光彦の幼逸物は屹立しているとはいえ芯は柔らかく、蘭に握られるとぐにゃぐりと変形する。
「あっ」
逸物をこそぎあげられた光彦が声を漏らした。
◎
思わず出てしまった声を聞いて顔全体が熱くなりました。
自分でもどこから出したのかと不思議になるような声です。
鳴き声と叫び声のどちらとも違うそれは言葉に表すのは不可能に思えます。
一番近いものとしては園子さんにしてもらった時でしょうか。あの時は暑かったですし、なによりおっぱいに意識を奪われていて気付いたら足に力が入らなくなっていました。
◎
「うっ」
剥かれた包茎から顔を出した鮮やかなピンクの陰茎を触られた光彦が苦しそうな声を上げた。
「っ、大丈夫?」
心配そうに蘭が尋ねる。慈愛に満ちたその声はいつも子供たちに掛けている優しい声色だった。
その手には白い液体が付いている。
粘りはほとんど無く、白いと言っても透明に近い。しかし、それは紛れもなく精子だった。
蘭はその手をシーツで拭った。