閑静な住宅街を吉田歩美は重い足取りで歩いていた。さっきからその場歩きかと思うほどに進んでいない。
既に黄昏時は過ぎて街灯の光が道を照らしている。家々には明りが灯り、夕食のにおいが漂っている。
ワンピース姿にリュックサックを背負った姿は遠足帰りを思わせるが、それにしては顔には生気はなかった。
しばらく歩き、目的地に到着した歩美は立ち止まり、門の隣のインターホンを押した。
「いらっしゃい。開いておるから入って来なさい」
インターホンの横のスピーカーから響く博士の声を聞いた歩美は門を開くと、一層重い足取りで玄関を開けた。
「遅かったのぅ。もしかして逃げたのかと思ってしまったよ」
玄関で待ち受けるように立っていた博士は歩美の肩に手を置くと、有無を言わせないとばかりに背中を押してカウンターの所まで誘導していく。
「二時に来るようにと言ったのに、六時に来たことは責めないであげよう」
カウンターの裏に回った博士はコンロの火を止めて、鍋置きに小さな鍋を乗せた。
お湯が八分目辺りまである鍋の中には四本の缶が入っていた。200mlの缶はフタが開けられて、その中のお湯から湯気が立ち上っていることから熱いのが解る。
「これ、なに?」
おそるおそるといった様子で歩美が缶を指差す。その目はおびえ切っている。
「もちろん今日の夕食だよ。ワシはもう食べたからこれは歩美ちゃんの分じゃ」
やっぱりといった表情を歩美は浮かべる。
「博士もおんなじの食べたの?」
「信じてもらわなくても構わんが、一人だけ別のを食べる気分にならなかったからな」
博士は電動湯沸し器から中身をやかんに移すと鍋のお湯を流し台に捨てた。
「それじゃあ、哀くんの所に行こうか」
地下室を手に持った鍋で指した博士は歩美を促して自分もその後ろから続いた。
「あつっ」
地下室はエアコンが効いてカラリと乾いて暑い。それは歩美のドアを開く手が一瞬止まったことからも明らかだった。除湿器が三台部屋の隅に置かれている。
エアコンの音が鳴り響く室内に歩美は唇を舐めると覚悟を決めるような神妙さでドアから手を離した。
乱雑としていた研究室は今は整然というよりも閑散といった感じで物が極端に減っている。
机や椅子、それに機材を置いてある棚などは綺麗に整頓されている程度だが、そこら中にあった発明品は姿を消していた。
「温度差に弱い部品も少なくなかったからせっかくの機会に整理したんじゃよ」
歩美を追い越して机の上に鍋とやかんを置いた博士は、部屋の中央で数日前に蘭が座らせられていたのと同じ姿勢を取っている哀に手を乗せた。
「哀ちゃん」
ぐったりとしていた哀は博士の手が触れると息を吹き返したように体が跳ねた。
「来ちゃったのね」
開く口の中のよだれが線を引く。毛布が掛けられ、椅子に縛り付けられているを哀は顔を赤くして喘いでいる。
体から二本の管が伸び、、脇には透明なカバーが掛けられた心拍数などを表示したモニターが置いてあった。
一本は鼻から透明な、もう一本は陰部の前の方、尿道から生えていた。
「博士……」
呆気に取られていたのかその姿を見た瞬間から固まっていた歩美が口を開いた。
博士はその声の真意を汲むように哀にかけられていた毛布を剥ぐ。
一糸も纏わずにいた哀の肌カサカサに乾いている。。
胸を大きく上下させて吐き出される息は自身の残りの体力を示すように力なくゆっくりとしている。唇を濡らす涎は白く濁り、開かずに口内を舐めて涎の分泌を促していた。両の腕は伸縮サスペンダーで縛られている。足は左右に開かれ、閉じないようにフレームがむき出しの分娩台の腿置きに縛られている。
「哀ちゃ…っ!」
哀の顔を見て足を止めた。手を口に当てて鼻から伸びる細長い管をどうしたらいいかを判らないといった風に目が泳いでいる。。
透明度の高いせいで離れた距離からは見えなかったのか近づいてきて大きく目を見開いて驚いていたが、すぐに外そうと手を伸ばした手を博士が掴む。
灰原は歩美の手が管に触れた瞬間顔を歪めた。
「いきなり抜くと食道が傷付くよ。無理矢理にすれば怪我してしまう。それに、これは哀くんにとって必要な処置なんだよ」
「必要?」
「ああ。この部屋に長居させるには流石に脱水症を気にしなくてはいかんからね」
博士は灰原の鼻から延びるチューブを辿って、彼女の頭の隣にある点滴竿に掛けられている円筒形の容器にやかんの中身、湯冷ましを注いだ。
湯冷ましがチューブを伝い灰原の鼻を通って数秒すると胸の上下が穏やかになり、口の動きも緩やかに変わる。
「だからこうして水分補給をしてるんだよ」
余りにショッキングだったのか、歩美は呆然として灰原を見ている。口を覆っていた両手は下がり、相手を慮ってか目には涙を浮かべていた。
「とはいえこんなにも長くさせるつもりはなかったんじゃよ。歩美ちゃんが来るまでという約束でこれを始めたからね」
目に涙を浮かべたままで歩美は博士と灰原を交互に見やる。
「結局君が遅刻したおかげで哀くんはこうして暑さに喘いでおるわけだが。」
博士の手が歩美の肩に置かれる。
「君が遅刻したペナルティーとしてこうして縛られておるんじゃよ。本当は歩美ちゃん自身にするつもりだったんじゃが哀くんが代わりにやると言ってな。美しい友情じゃないか。それで君はどうする?」
「?」
いきなりの質問に歩美は首を傾げた。
「君のせいでこうして哀くんはこんな目に遭っておる。ワシとしては歩美ちゃんのこれからの態度次第で出方も変わってくるよ」
博士の言葉の意味を理解したのか歩美がワンピースを脱ぐ。下に来ていた長袖のシャツも脱いで白のノースリーブシャツとパンツ姿になっって指示を待つように博士の顔を見ている。
「まずはこれをしてもらうよ」
満足そうにしていた博士は手に持った半透明の青いチューブを歩美の鼻先に差し出した。
歩美が頷くのを待って鼻の中にチューブを挿入していく。えづいたり、咳き込んだりする歩美の調子を見ながらチューブを奥に差し込んでいった。
「くしゅっ」
何度かの後退と前進の繰り返したが、くしゃみの拍子に一気に七割ほどが入った段階で博士の手が止まる。
机の引き出しから注射筒を持ってくると、チューブに繋いで空気を送り込む。
「胃に風が当たってる感じはあるかね?」
「……よくわかんないけど、お水を一気に飲んでるみたい」
「それならいい」
チューブを手放した博士は、自分のキャスター付きの椅子を持ってくると背凭れを叩いて歩美を呼んだ。
何かを確かめるように鼻のチューブを摘まんで上下させる歩美は椅子に膝を抱えて座る。
博士は椅子に乗っている足に肘置き跨がせると、深く座っていた歩美の腰を椅子の縁まで引いた。
顎を引いた歩美が不機嫌そうに見上げてきたが、博士は灰原に使っている点滴竿を引き寄せると、机の上から灰原が使わされているのと同じ円筒形の容器にチューブを繋いだ。
円筒形の容器に鍋に入れてあった缶を傾ける。
甘酒のような白濁の液体が缶から移されると、博士はチューブの途中にあった歯車を手に持った。
歯車によって流量が調節された白濁液がその上のたまり場を通ってチューブを脈々と流れ、鼻を通り歩美の胃の中に注がれる。
椅子に腰掛けている歩美は白濁液が鼻に入る瞬間に水を吸った時のようなツンと来る痛みが来ると思ったのか目を閉じたが、すぐさまホッとした表情を作った。
「胃の中に直接行くから水を鼻から飲んだ時みたいな痛みは無いよ」
ぽつりとつぶやく博士を歩美は責めるように見つめた。
椅子からはみ出した足を博士が持ち上げる。ゴムが伸びて綿のパンツから恥丘の片割れが見えた。
「ほう」
博士はパンツの股の部分を横に引いて恥丘を露にする。
黒く変色するにはまだまだ使い込みが足りないと思っていた幼肉はへそ辺りの肌に比べてほんの少し褐色に変わっている。夏休みまでは足を開いても左右に小さく分かれていた大陰唇はその奥の小陰唇ともども綺麗に左右に観音開きに開き、何もする前から湿っている肉壺が濃いピンクの口を開けていた。
指で表面を撫でると当たり前のように口の形がゆがんで吸い付いてくる。指を離すと愛液で指が濡れていた。
「……博士、……トイレ」
この程度は羞恥の内に入らないのか、歩美は頬を掻くと身体を起こそうとする。
「そうかい」
掴み上げている足を一層高く掲げて歩美の姿勢を崩した博士は、ポケットから包装されたチューブを取り出した。鼻にしている物よりも二割程口径が大きく、片方は二股に別れ、更にその片方はキャップが付いている。
別れていない方は行き止まりになっており、先端の僅かに手前に細く穴が開けられていた。
「それは都合がいい。導尿しても膀胱が空では愉しくないからな、せっかくのチャンスを逃さなくて良かったわい」
「どう……にょう?」
初めて聞く言葉だったのか歩美はおうむ返しに言葉を口にするだけだった。
「これじゃよ、これ」
床に落ちていた袋を博士は掲げた。透明な袋には濃い黄色の液体が溜まっている。 歩美は冷や水を被ったように目を見開いた。その視線の先は博士の持つ袋ではなく、そこから伸びるチューブの先、灰原の尿道口に向けられていた。
しかし、諦めているのか、大きく開いた瞼を半目に落とすと、身体から力が抜ける。
「そう、そう。従順な態度のご褒美にローションで保護してあげよう」
博士はローションの入った容器を拾い上げるとパンツの上に垂らした。白い綿が水分に触れて色が濃くなる。
「あっ」
自然に任せてローションが椅子を濡らすまでじっとしていた博士は、ハサミを手に取るとパンツの両端を切った。博士は椅子の縁にぴったりと足を揃えさると、そのまま床に下ろさせた。。
張力から解放されたパンツは新しかったのか勢い良くゴムが縮む。さっきまで腰を隠していた白い布は今となって出張っている腰骨がひょっこりと顔を出している。
パンツだった物を捲ると、褐色の丘が露になった。相変わらず柔らかそうな肉付きをしたそれは、数ヶ月前より肉厚になっているように思える。
盛り上がっていた肉の丘は谷の割れ目が深くなっている。
紐でハムのように一直線に歩美の上身体を縛る。
博士はカテーテルを袋から出して何にもも触れないように注意しながら、空いているもう一方手で割れ目を押し開くと、カテーテルを尿道に挿入していく。
「痛っ、いたいっ」
紐が軋むのも構わずに歩美が身体をよじる。意識を反らそうとしているのか指が激しく動いていた。
「普段こんな刺激を受けることは無いから当たり前じゃよ」
歩美の腿に浮かんだ鳥肌を撫でた博士はカテーテルを更に尿道に挿入していく。九割が入った所で手前の二股に別れている管のキャップが付いている方に小さな注射筒を接続する。
今まで博士が使ってきたのと比べてはるかに小さく、予防接種に使う注射筒よりも小さな容器には整理食塩水が満載されていた。
博士がピストンを押すと歩美は不快そうに眉をひそめた。注射筒の中身を注ぎ切ったカテーテルを引くと、管は中で膨らんだバルーンによって膀胱から抜けなくなっていた。
下腹部を押すとカテーテルを黄色い液体が通る。カテーテルに繋がったチューブの先にあるガラス瓶に流れていった。
博士は壁際にあった姿見を歩美の前方に移動させる。
「感想は?」
「……こんなことして楽しいの?」
「とても」
歩美の注射筒に目を向けると白濁液がたまり場に落ちていない。弾いても揺すっても数滴が滴るだけでまた落ちなくなってしまうのを確認した博士は歩美に猿ぐつわを噛ませた。
「ふむ。やはり濃かったか。管を通りやすいように細めのを使ってみたが、それがいかんかったな」
博士はさっき灰原の尿の入っていると伝えたパックを歩美の注射筒に近づけると、おもむろに排尿用の管にあるストッパーを外した。
「ン゛ッ―!?」
放心していた歩美が一気に暴れ出し、浅く座っている椅子から落ちそうになるのを博士は抱き寄せてその場に座ると、歩美を膝の上に乗せる。鼻伸びるチューブの長さにまだ余裕があり首を振った位で点滴竿が倒れる心配は無さそうだった。
止まっていた白濁の水滴がゆっくりと流れ落ちる。
老眼で水滴の様子は見えない博士だったが腕の中で絶望的な表情の歩美の顔を見れば察しは着いた。
腕から逃げるように暴れる歩美を博士は首を弱く極めながら抱きすくめて動きを止める。
博士の腕で顎を上げなければならない歩美の視線が円筒形の容器に向けられる。
二割程量が減っているのを見た歩美は自分の鼻を見下ろすと、訴えるように首に回っている博士の腕を顎で押した。
「どうした?」
博士が極めている腕で歩美の顔を引き寄せて、猿ぐつわを外した。
見れば歩美の顔は真っ赤に紅潮している。額に汗が滲んでいた。おそらく首周りも汗を吹いているだろう。
自身も少なくない汗を掻いている博士は歩美を腕から解放すると、さっきまで彼女が座っていた椅子に座り、ズボンから逸物を出して歩美の後頭部を掴んで顔を近づけた。
「一発出してくれるなら口のを外してあげよう」
提案に勢いよく首を上下した歩美の猿ぐつわを外すと、注射筒を見上げて、
「博士止めて」
声を上げた。
博士は逸物で歩美の頬をぶつ。
歩美が頭を動かして逸物を口にすると博士は注射筒から伸びるチューブに付いている歯車を回して流れを止めた。
「チ○コを口にしてる内は止めていてあげるが、離したら……言わなくても解るか」
ゆるゆるとピストンしている歩美の頭を見ながら博士は椅子に凭れた。
歩美の口からグボッ、グボッという音が響く。
「良い感じじゃ。そうやって出来るだけ下品にやる姿がたまらんわい。それも園子君から教わったのかい?」
歩美が頭を横に振る。
「じゃあ誰に?」
「ひらないひと」
逸物に歯が当たらないようにして舌足らずになった歩美の頭を撫でた博士はそのまま彼女の髪を掴んで、立ち上がるように促す。
名残惜しそうに逸物から口を離したら歩美はすぐさまチューブに掛けている博士の手に視線を向ける。
「せっかくの妊娠しない身体なんじゃからやっぱり最後は中に出さないとな」
目の前に立っている歩美の膝裏に手を回して抱き抱え、自分の腰の上を跨がせた博士はそのまま歩美の腰を落として逸物を挿入する。
ローションが付いている肉壺はスムーズに逸物を受け入れる。緩くなっているとはいえ肉体的に狭い膣内は襞が巻き込まれるように動き、逸物で突き上げる度に漏れる声は悲鳴とも嬌声とも取れるあいまいなものだった。
博士がはさみの片刃を使って歩美のシャツの肩の部分を裁ち切ると、はらりとめくり落ちる。更に胸の中心からみぞおちまではさみを入れると色の薄い乳輪と乳首が露になった。
ぽつりと小さな突起は前見た時よりもハッキリと浮き立ち、指先で擦ればそれに付いてきて乳頭は曲がって捏ねられる。初めて手にした感触からは大きく変わり、指を愉しませるには十分な機能があった。博士は立ち上がると駅弁スタイルで歩美を責めた。
しかし、大人と子供の身長差は歩美を抱える博士の手の位置を低いものにしている。そのせいで引き揚げた拍子に逸物が抜けてしまう。
「いやはや、身長差はどうしようもないか」
博士は椅子に座り直すと、逸物を再度挿入して腰を浮かせる程度に突いていく。
「んっ、んっ、あんっ」
「そうそう、そうやって色っぽい声を出してくれ。盛り上がるから」
限界が近くなった博士は逸物を引き抜いて歩美の口の前に持っていくと、ごく自然な動きで逸物が咥えられた。
博士が身震いすると歩美の頬が僅かに膨らむ。
何かを考えている風にゆっくりと十秒近く射精して小さくなった逸物を咥えていた歩美は博士と目を合わせること無く喉を鳴らして精子を飲み込んだ。
「うおっ」
精を吐き出した途端に視界が暗くなった。辛うじて踏みとどまった意識には靄はかかり、体は風邪を引いた時のように重い。すぐに脱水症だと判断した博士は歩美に注入した導尿パックに残る余りを口にした。
生温いを通り越して若干熱い水分が喉を潤す。鼻に抜ける匂いは甘く、バラ科果物特有の爽やかさが温度のせいで鼻にへばりついた。
灰原の尿と説明したが実際はりんごジュースだった。わざわざ濃い物を探した甲斐あって排尿管から吸い飲む姿を見る歩美は信じられないという顔をしていた。
博士は歩美を縛っていた紐を緩める。赤く跡が残る腕を今度は椅子の肘置きに締め付けて両足を大きく開かせると、尿道から伸びるカテーテルを軽く引いた。
歩美の顔が引き攣る。カテーテルが動かされる度に険しい表情に涙が足されていく。
「心配せんでも中のバルーンを膨らませたまま引き抜いてしまおうなんて考えとらんから安心していいよ。とは言っても動かされるだけでも相当な不快感だろうからそういう顔になるのも無理無いか」
カテーテルの中を薄黄色の尿が流れていく。
「しっかりと水分は取れているみたいじゃないか。綺麗な色をしとるなあ」
博士は尿をためる袋を歩美に見えるように掲げた。