※この作品はR-18です。

艦娘とどろどろになっていちゃつきたい   作:祖父地図

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 注意
 この時雨は男です


時雨と

 孤島――周囲を海に囲まれ、完全に外界との接続が断たれた一種の異空間である。そこでは一般的な常識よりも特有の倫理が優先される。

 島の広さはかなりのもので、一日を費やしても探索し尽くすことは不可能だとわかる。開拓の済んでいる、海を望む丘の上にその施設はある。

 この孤島と外との接続手段は海路を行くほかない。ゆえに船舶が泊めてあり、もう何隻かの船舶の停泊が可能な大きさの港がある。そこから丘の上、さらにその周辺までが人の手が入っており、しかしそのほかはすべてあったままで一切触れていない。

 唯一の施設はこの島において、この島を知っているものたちにおいて、鎮守府と呼ばれる。別にここにだけにある特別な施設というわけではないが、こんな僻地に鎮守府があるなどと知っているのは少数だろう。

 ここは戦線にほど近く、戦場からもっとも遠い場所と言える。つまるところ、島としての価値がないに等しく、戦略的にここを戦地とする理由がない。

 結局のところこの鎮守府は左遷場所と言ってよい。戦時下であるにもかかわらず戦場とほとんど関係がなく、しかしなにかを間違えれば真っ先に最前線となり、ゆえに補給もままならない利益の全くない場所だ。

 戦争、と言っても今は国と国が武力抗争をしているわけではない。

 突如として現れた未確認敵性生物、通称深海棲艦。それが人類の敵対種である。

 完全に怪物のような異形のほか、人類に、特にヒトの女性によく似た姿をして海上を自在に移動し、艦砲を装備し知性を有する。普段は深海に棲息し、通りかかる船などに襲撃をかけるため人類は海上の移動手段を失った。

 抵抗をしなかったのではない。しかし、人間程度の大きさ、もしくはそれよりもさらに小さく小回りのきく大きさでありながら船舶以上の速度を出し、ものの一撃でほとんどあらゆる船舶を轟沈させるだけの砲撃や雷撃。人類の抵抗はむなしくも減衰した。

 だが人類側に味方する、ヒト軍艦型特性生物、通称艦娘が現れた。

 彼女たちはそのほとんどがヒトの女性に酷似した姿をしており、かつて海戦で活躍した軍艦の性質を身に宿して生まれる。その艦娘の元となった軍艦の経験や、戦闘技術などをもって彼女たちは生まれる。

 彼女たち艦娘が所属し、提督と呼ばれるものの指揮を受ける場所、それこそが鎮守府である。

 さて、この孤島に左遷された提督は数人の艦娘とここにいた。

 提督の男は第一種軍装を着用し、分厚い軍服の上からでも筋肉質のからだを想起できる程度には大柄な体格で、よく訓練された軍人という風格がある。仏頂面でも無愛想でもなければ無口でもない、とっつきやすそうな面構えがその厳つさをいくらか緩和しているようにも見える。

 秘書艦として傍らに控えているのが、白露型駆逐艦二番艦時雨、その人型である。この時雨は特異型と呼ばれる、艦娘の中でも特に珍しい特徴をもつ。

 通常同型艦と言えば二番艦の時雨にとっては一番艦白露、三番艦村雨などであるが、この艦娘にとっての同型艦と言えばそれ以外に、自分とは異なる二番艦時雨のことも指す。

 艦娘において、自分とは異なるが同じ発祥をもつ艦娘という存在がある。同一人物ではないが、まったくの他人でもないという、艦娘や深海棲艦に特有の特徴である。

 それらは基本的な性格が一致する。たとえば、自分の提督に対して特別な好意をもっているという基本があれば、一方はとにかく肌の接触を増やして愛情を伝えるがもう一方は静かに言葉を紡いで愛情を伝えるといった具合に。

 ほとんど区別ができないくらいに同じ行動や言動を取る場合もあれば、大本は同じだとわかる程度に違う場合もある。その基本から大きく外れた艦娘を特異型と称する。

 特異型であることにこれといった利点はないし、欠点もない。ただ、この艦娘における一般的な性格はこれだ、という枠組みから外れただけであり、それを利点欠点と評価するのは提督の側である。

 ではこの時雨、どのような部分から特異型と呼ばれるのか。明確で、単純である。艦娘と呼ぶべきなのか、いささかためらう。つまり、この時雨は、男なのだ。

 男、と言っても誰がどう見ても男だと判断できるような外観をしているのではない。ほかの時雨と同じく後ろ髪を三つ編みにして肩から前に出し、愛らしい顔つきをした少女そのもので、体格も細く筋肉質とはほど遠い、声も少女特有のものだ。仕草も男らしい雑多な感じがない。言われなければ線が細く胸のない時雨としか思えないし、男だと知っていても少女としか思えない。

 くわえて少女特有の、もしくは女性らしい思考をしていながら己の体に疑問をもたない。差別なく接する提督に感謝以上の恋心を抱く、言ってしまえばこの時雨。

 通常の時雨にチンポがついただけの、メスホモである。

 

 鎮守府の経営において重要なのは書類処理であり、普段は大本営から送られてくる任務や通常業務などを処理する。

 しかしこの鎮守府において、電子的通信はほとんど意味をなしていない。つながらないということはないが、向こうから送られてくることはないしこちらから送って応答されることもまずない。ゆえに通信が入っているだけで面倒ごとが決定しているようなものだが、最近では電子的接続も断たれたのではないかと提督は考えている。

 大本営との接触がないということは、通常業務に意味がないということだ。これが普通の鎮守府であれば普段から哨戒や迎撃、強行偵察などが一般的な業務であり、鎮守府に所属する艦娘に指令を出して当たらせるのだが、ここでは業務を果たせば果たすほど消耗していくため、ここで出される指令は資材の発掘および確保である。

 この鎮守府には物資の補給がほとんどない。ごくまれに運び込まれることもあるが、割合で言えば雀の涙である。そのため自給自足が基本となるこの鎮守府で、無意味に出撃することはない。

 さて通常業務がないということは、この鎮守府の司令室においてなされることがほとんどないということだ。処理すべき案件はなにも送られてこないのだから。

 提督が普段ここでなにをしているかと言えば、島の探索をどうするべきかの計画立案と畑で栽培するものの計画である。

 人間である提督は無論のこと、艦娘に関しても食事が必要である。鎮守府の運営において最低限度必要な人員が最初の時点でいくらか割かれており、それ以来増やしていないからこそどうにかなっている状況である。まったく足りていないとは言わないが、余裕はほとんどない。

 そういった計画を立てていないときは大概、秘書艦とともに畑で汗を流したり島の探索をしたり、現状において維持もしくは展開を望める行動をとる。艦娘は基本的に兵器の延長線上にあるため人間に後れを取ることなどなく、ゆえに陸上であろうと原生動物にかなわないということはない。

 この鎮守府において働かなければどんどん苦しくなっていくのは目に見えているが、働き過ぎても取り返しのつかなくなる可能性がある。体を壊した時に医療機関はないため民間療法か、艦娘による応急手当以外になされることはない。また艦娘も行動すればするほど余計に燃料や資材を消費する。出撃による消費資材とどうにか補給される資材の割合の内前者が勝れば、首に巻かれた真綿がほんの少し締められる。繰り返せばどこかで破綻する。

 そのためこの鎮守府ではゆるく働き、適度に休まなければならない。その塩梅は各人にゆだねられるが、今のところ破綻につながるようなことは起きていないため、これはこれで安定しているらしい。

 提督と秘書艦時雨は今日、司令室で乳繰り合っていた。こなすべき仕事はこれ以上なく、外に出てこなすべきことはないと判断し、休息に日を割こうと二人で決めた。

 提督に若衆道の趣味はない。しかし悪食であり面食いであることを自覚しており、女子のように可愛らしければそれはそれでありと考えるたちである。

 使い込まれた、大男がすっぽりと収まってしまう程度に大きく座り心地のよさそうな椅子に提督は深く腰掛ける。太腿の上に時雨は横向きになって座り、膝裏を手すりに乗せて投げ出し背中は提督の腕に支えられている。提督は空いている方の手を時雨の腹を撫でるように置き、時雨は両手でその手を包むようにしてさすったり揉んだりしている。

 二人の性別は同じはずだが、提督の手はごつごつと厳つく大きい。時雨の手はたおやかでなにかれば折れてしまいそうに儚い。両手をつかって提督の手を包もうとしても余ってしまい、触れている感覚を味わいたいのかせわしなく、小さく、時に大きく、手のひらや指先が動いている。

 二人はじっくりと見つめ合う。提督は見下ろし、時雨は見上げ。提督は我が子に慈愛をもって接するかのごとく穏やかな笑みを浮かべて、時雨は恋い焦がれるあこがれや抑えきれない羞恥に頬を染めた恍惚の笑みを浮かべて。

 二人の間にあるのが愛情なのか、どちらもわからない。しかし少なくとも提督は時雨を必要としており、時雨は提督を求めている。彼らにとってはそれだけわかっていれば充分であった。

 時雨の腹は、女性らしい豊かさがない。しかししなやかで、鍛えられているとは言いがたくも締まっている筋肉によって覆われた少年らしい腹のさわり心地はよい。

 しばらく見つめ合いながら僅かな接触を楽しんでいるとやがて時雨は太腿をこすり合わせ始める。膝同士をずらして、股間がしっかり閉じるように緩慢な動作で時雨の下半身が動く。スカートがだんだんとずれていくも、気にする様子はない。

 直接触れていて、この距離で提督が気づかないわけがないが、気にすることなく時雨を見つめている。

 時雨は呼吸がやや荒くなっている。深く、しっかりと息を吸い込み、さっとはき出す。提督の周囲にある空気を吸い込もうとしているかのようでもある。

 時雨が太腿をこすりあわせる動作は緩慢だが、次第に大げさになっていく。今は膝より下をもちあげたりおろしたり、ぱたぱたと動く。時折踵が椅子の側面を叩いてしまう程度にはその動作を制御できていない。

「提督」

 同じ性別だとはとうてい思えない、甘えるような声を聞いた提督は股間になにかぞわりとした感覚が走るのも自覚した。

「おちんちん、苦しいの」

 提督は時雨の声が気に入っている。ただ話しかけるいつもの声も、耳元でこそこそと喋る声も、今のように脳髄を直撃するような甘える声も、すべてが好みに合致している。それこそ性的興奮を呼び起こすのが不思議でないくらいに。

「ね、取って、提督」

 足をぱたぱたさせたせいでついにめくれ上がったスカートに視線を移す。

 ビキニタイプのシンプルな下着が見えている。勃起している竿がパンツの前面を押し上げることもなく、前面は普通の状態である。代わりに股間の下、会陰の辺りが不自然に突っ張っている。

 提督は左手を時雨の膝の辺りに伸ばして、そこから内股をさすりながらだんだんと股間に近づけていく。ゆっくりと時雨の内股、縫工筋の筋を軽くなぞると声混じりに息を吐き出す。太腿の付け根、パンツの境目をなぞるともどかしそうに身をよじる。焦らして時雨の声や表情を楽しむのもよいが、いつまでもそうしているとやがてへそを曲げるのを知っている。

 時雨の瞳に非難めいた色が浮かぶのを印にして、女であれば陰唇の辺り、時雨の不自然に盛り上がった部分に触れる。その一部分がしっとりとしめっており、こりこりとした固すぎない程度の感触がある。提督はこのしめった部分に指をあてて、パンツそのもので中身をこするように力を込める。

「はあっ――!」

 時雨が股を強く挟み、背筋をそらして全身をこわばらせる。提督は不自由になった左手を気にするでもなく、綺麗な顔を歪めながらなにかに耐えるような表情を見つめ、漏れ出す声を聞きながらゆっくりと指でそこをこね続ける。

 提督が指先でこすっているのは時雨の小さな亀頭である。

時雨はカウパーでぬめり滑りのよくなった布をこすりつけられると、びりびりとした快感が全身を駆け巡る。

 パンツの前でなく下に亀頭があるのは、時雨が己の陰茎を押し下げているからである。

 このパンツの下にもう一枚、やや特別な下着を時雨は着用している。それは、肌触りのよいつるつるした伸縮性のある布を筒状にして、前後に紐のついた下着である。

 時雨はその筒状の部分にペニスを入れて根元に近い紐を腰で縛って固定し、先端に近い紐を股下に通して尻の方へ回し、ペニスを後ろの方へと向ける。これにより前面が盛り上がらないという一種の女装下着である。時雨はこれを、提督の近くにいる際にはほぼ必ず装着している。

 しばらく下を向いた亀頭を指先でいじり倒した提督は、息を荒げながら涙を溜めて懇願するように見つめてくる時雨の表情を見て満足そうに指を離す。あふれにあふれたカウパーがしみ出してパンツの布越しですら糸を引いている。

 提督は指先についた時雨のカウパーを、指先同士をこすり合わせたり開いたりしてその様子を時雨に見せつける。時雨はすでに紅潮して真っ赤になっているが、さらに恥ずかしそうに頬を染めたように見える。

「時雨、舌を出せ」

 言われた通りに時雨は赤い舌を突き出す。舌を出すために開いた口は震えながら少し閉じたり開き直したりを繰り返し、媚びるように提督を待つ。舌も限界まで突き出し、少し戻したり戻ったのを自覚してか突き出し直したりとしながら、舌先は誘うように揺れる。

 提督は指先についたカウパーを時雨の舌先にこすりつける。以前にくわえてなめ取るよう指示した時、今度は唾液でべたべたにされて以来このように舌を突き出させるようになった。

 半開きの口から熱い吐息を感じながらカウパーをこすりつけて、それから身をかがめて時雨の舌先に軽く口づけをする。時雨の呼吸がさらに荒くなるが気にすることなく、二度三度と軽くついばむだけにして体を戻す。時雨はまだ名残惜しそうに舌を伸ばしたまま、固まっている。

「ほら、舌をかむぞ。戻しなさい」

 額にかかる髪を退け、輪郭に沿って撫でながら言う。張りのある、ひげの生える様子もないなめらかな顔だ。時雨はその音が聞こえるほど大きく鼻で呼吸をしながら、口を閉じて中でもごもごさせる。

 提督はその姿を愛らしく思うも意識を下に戻す。ほどよく脱力した下半身を抱えてパンツを脱がすというのも芸がなく、提督はパンツの前面に指を差し込んで手前から回すように臀部へと動かしてパンツをずらし、太腿の半分ほどまで下ろす。

 ペニスを牽引する下着の紐をほどいて外せば、ぴょこんと時雨の竿が立ち上がる。亀頭の頭がわずかに露出するだけの可愛らしいもので、グロテスクに血管が浮き出るでもなく、海綿体がいくつもの筋をつくるでもなく、すらりと伸びて白い皮が包み、陰毛も生えていない綺麗な一本竿であった。それでも硬さがあり、必死に立ち上がっているのだから不思議なものである。

 さんざんいじったからか僅かに露出する亀頭と周辺はぬらぬらとカウパーがまとわりつき、なおもカウパーを漏らし続けているのか竿の先端で玉になったカウパーが竿を伝って陰嚢へと垂れる。

 ペニスを牽引する下着のにおいを嗅ぐと、時雨のにおいに混じって淫臭が漂う。時雨は声こそ出さないものの、提督の服をつかんで抗議する。提督はそれを執務机に置く。

 時雨の竿はぴくぴくと動いている。時折大きく動くのは意識的にそうしており、カウパーがそのたびに流れ落ちていく。自力で竿を動かすのはそれによって快感を得ようとしているかのようである。

 提督は時雨の竿をつまんで余っている皮を下ろし、亀頭を露出させる。亀頭は小さく膨らんでいるが、勃起を維持しない限りすぐに皮が戻るだろう。

「時雨、立とうか」

「提督、立たせて」

 提督は時雨に自分のスカートをたくし上げたままの状態で維持するようもたせて、膝裏に腕を差し込み横抱きにして立ち上がる。小柄な時雨を抱き上げることになんら苦はない。

 太腿にずり下ろされているパンツのせいで自由に脚を動かせる状態ではない時雨が転ばないよう慎重に足から下ろす。

 しっかりと立った時雨はやや内股で、太腿半ばまで下ろされたパンツ、たくし上げられたスカート、勃起した竿の鈴口から重力に引かれて垂れるカウパーと、期待や羞恥の入り交じった表情が提督の情欲を誘う。提督の股間はやや膨らみを強くした。

 提督は時雨の前にかがみ、パンツを上げて竿をパンツの中にしまう。女性もののビキニタイプのパンツの前面は引き延ばされるようにして時雨の亀頭を包み、時雨はやや腰を引いてしまう。すぐにパンツの前面、亀頭が突き上げている部分がしめってくる。

 提督は時雨にパンツを穿かせると立ち上がり、スカートを固く握りしめている手をほぐす。しわを造りながら重力に引かれたスカートは突き出た股間部に引っかかり、勃起しているということを主張する。

 提督に背中を押されるようにして直立した時雨はまったく隠せない股間が恥ずかしいのか、口を強く結んで羞恥に耐える。

 提督は時雨の様子を見てまた少し股間を膨らませる。二人とも直立してしまうと背丈の関係上、時雨は提督の胸元に顔が来る。そのため提督は少し身をかがめて、時雨の頬を両手で包みやや上向きに顔を固定し唇を合わせる。

 ただ唇を合わせるだけのキスを繰り返し、時雨が舌を絡ませようと提督の唇に舌を這わせると顔を離す。そのことに時雨は切なそうな表情を浮かべて懇願する。

「なんで、提督、ちゅーしようよ。べろちゅーしたいよ」

「こっちだ、時雨」

 提督は時雨の尻と背中に腕を回してむりやり抱える。力尽くで持ち上げられるだけの筋力は充分にある。ただ、姿勢と重心の関係上抱えていられる時間は少ない。

 時雨を持ち上げてほんの少し移動し、執務机の上に座らせてそのまま後ろに倒す。時雨は足を投げ出して執務机に仰向けに寝そべる姿勢でいて、膝を曲げて足裏を執務机の前面に当てている。

 提督はスカートをめくり上げてパンツが盛り上がるのをさらす。その行動にそれほどの意味はないが、時雨の羞恥心をあおりたかったというのもいくらかある。

 時雨の手をとり指を絡ませながら顔の横に押しつけ、そのまま上半身を時雨の上にかぶせる。至近距離で見つめ合う時雨の顔はすっかり上気して、荒い吐息が顔にかかる。

 鼻をこすり合わせるように顔を近づけ、唇を合わせる。どちらが先に相手の唇を割って舌をねじ込んだか、すぐに舌を絡ませ合う深いものへと移行する。

 主導権は提督にある。時雨は体を動かすことも難しい上、頭は執務机に邪魔され引くことすらできない。しかし提督から与えられる舌同士の愛撫に強い快感を覚え、普段であれば反射的に顔を避けてしまうような刺激すら徹底して与えられるため、より愛情を感ぜられるこの体勢が時雨にはもっとも好ましかった。

 自分から避けることがかなわず、ひたすら提督から与え続けられ、提督の意志に支配された淫靡で下品な口の交わり合いは、時雨の被虐心を大いに刺激し、満たしていく。

 時雨は舌使いが器用で、柔らかく丸っこい舌端でなめ取るように提督の口内を責め立てる。

 時雨は口内に差し込まれただけの提督の舌の裏側をなぞり、側面、舌端、表面をまんべんなく味わっていく。舌先を押しつけるでもなく、優しく触れるようにしてじっとりと滑らせていく感触は、ぞわぞわとした感覚を背筋に走らせる。

 もともと舌や口内に性感帯をもっているとは思わなかった提督だが、時雨の舌使いはなにかを目覚めさせるだけの技量があり、時雨の口にやたらと魅力を感ずるようになった。

 いつまでも時雨のやりたいように任せているのは癪で、舌の動きを邪魔するように絡ませる。同時に口内を吸い出しながら、唇を押しつける。

 時雨はとにかく口づけをしながら舌を触れ合わせるという行為が性感を刺激するらしく、鼻息を荒くして夢中になっている。

 執務机に押しつけられている両手も、絡ませた指を何度も開いたり閉じたりを繰り返して絡ませなおし、指先を動かして手の甲をこすり、揉むように力を込め、提督を求め続ける。

 しばらく唾液を交換し続け、やがてゆっくりと提督が体を起こす。お互いに半開きの口から見える舌が、光を反射する透明な糸でつながっている。

 提督は自然に糸が切れるのを待ちながら時雨の顔を見つめる。物欲しそうに目を潤ませ、のぼせたように顔を真っ赤にして、色気を漂わせる。口をつけていたためか、唇やその中は唾液でまみれてあでやかな色を見せている。

 時雨の体を起こして抱きしめた上で唇をむさぼりたいほど、愛らしさを感ずる。意識してかどうかはわからないが、庇護欲と性欲とを同時に刺激される。

 二人を繋ぐものがなくなると、提督は体を起こして絡めていた指を離す。これも手が離れるのを惜しんでいるようで、時雨から辛みを緩くすることはなかった。

 時雨のパンツは勃起した竿で前面が押し上げられ、頂点が円形にシミをつくっている。

 提督がそこを指で触れるとぬるぬるしていて、指を離せば弱く粘って細く糸をつくった。

 ぐりぐりと、親指と中指で竿をつまみながら人差し指でこねると時雨は吐息に声を混ぜた。爪をあててかりかりとひっかいて小刻みに刺激を与えると、暴れない程度に、しかし逃げるように身じろぎした。

「だめ、提督、だめだよ。出ちゃう、出ちゃうから、だめ!」

 時雨の懇願は聞き届けられず、むしろ、カウパーでよく滑るパンツごと亀頭をこすられさらに強烈な刺激を与えられる。

 亀頭に電撃的な快感が走り、射精感を強烈にあおられる。

「ああっ! あ、あっ! 出る、出る、出ちゃ、あああっ!」

 身をよじっていた時雨は腰を突き出すように大きく跳ねて、精を吐き出した。

「や、あ゙あっ!? あ゙っ、あ゙おっ、やめ、やめて! 無理!」

 絶頂し、精液を吐き出したにもかかわらず亀頭をそのままこすられ続け、きつい快感が竿を焼く。

 艦娘である時雨は抵抗しようと思えばいくらでもできるが、そうせずにただ与えられる苦痛まがいの快感を享受する。それが、提督への愛情だと知っているからだ。

 射精を終えるまで亀頭をせめられ、息の上がった時雨は恨みがましく提督に鋭い視線を向ける。なお向けていると思っているのは時雨だけで、実際、愛玩動物がなにかをねだるような可愛らしいものでしかない。

「ひどいよ提督。出したくないって言ったのに」

「可愛い声で鳴くおまえが悪い」

「騙されないからね。ちゃんと、して」

 むくれる時雨に苦笑をこぼしながら、提督は精液まみれになったパンツを脱がす。

 時雨の竿は力を失っており、竿とその付け根のあたりを白く汚していることを除けば、子供のそれであるような皮被りであった。

「時雨、尻を上げなさい」

 時雨は軽やかに両足を上げて膝裏を抱え、言われた通り菊門を提督に見せつける。白くきめ細やかな肌と、僅かに色のついた穴とその周辺の皺とが、色っぽく見える。

 誘うようにひくひくと動く尻穴に、先ほど時雨が吐き出した精液をパンツから掬ってこすりつける。それからパンツは先ほどの、ペニス牽引下着の上に置いた。

「んうう……」

 ほぐすように入り口に近い内壁をまんべんなく、肘を回して上下左右全体的に精液をすり込んでいく。小さく、閉じた菊門は、竿を入れるのに難しく、しっかりと準備をする。

 尻の穴を指でいじる間、提督は反対側の手でベルトのバックルを器用に外してズボンを落としてトランクスを下げる。すでに提督の逸物はそそり立っており、穿いていたトランクスにシミをつくっていた。

 時雨とは比べるまでもなく、男らしさを大きく表すような強靱な剛直である。血管が浮き出た筋っぽい竿、大きく膨らんだ亀頭とくびれた雁首、上を向いて伸びる形状。凶悪な逸物である。

 尻の入り口を執拗にこねていた指はいつの間にか指の入る限り奥まで進入しており、じっとりとした快感を与えている。

「提督……早くぅ」

 時雨のチンポはすでに活力を取り戻していた。大きさやかたちは変わらず子供程度のものだったが、しっかりと立ち上がっている。

 提督は時雨の腰をつかんで引き寄せ、己のものを尻の穴にあてがい鈴口からあふれるカウパーをすりつけるようにしてゆっくり腰を突き出していき、亀頭を穴の中に埋めていく。

「うぐ……ふうー、ふううー」

 痛みを感じているというのでもないが、やはり尻に異物が入り込んだ瞬間は苦しいのか、時雨はたいがい大きくわざとらしい呼吸をしながら提督の逸物を受け入れる。

 ゆっくり、亀頭の半分ほどを埋めて滑りが悪いと感ずれば少し戻し、もう一度やおら入れ直し、亀頭をすべて埋めてまた半分ほど戻してと挿入するための慣らしを繰り返す。

 何度も穏やかなピストンを繰り返していると、菊門の緊張もほぐれて腰を振りやすくなる。この頃になると、時雨も嬌声が呼吸に混ざり、呼吸の調子がピストンに狂わされる。

「あっ! あっ! ん、んん!」

 腰を打ち付けるようにしながら腸を刺激すると、前立腺が圧迫されるのもあって時雨は快感の波にのまれていく。

 執務机で仰向けに、自分に対して大きく股を広げて男性を受け入れ、顔を赤らめて表情を歪める時雨は、一言で言うならエロい。これが女でないというのだから、艦娘とはよくわからないものだ。

「綺麗だ。ああ、時雨。くそ、チンコが燃えそうだ。気持ちいいぞ、ああ! 時雨!」

 時雨の体を求めて強く腰を振る。入れている穴が尻であることも、時雨が男であることも関係ない。時雨が時雨であること、提督が時雨を求める理由はそれだけだ。

「提督、もっと! 気持ちよくなって、ぼくで満足して! 好きだよ提督! 大好き!」

 提督から体を求められる、というはこの時雨にとって最上の喜びである。

 元来女性として生まれるはずだった時雨は、好みを男性に向ける。いくら顔立ちが時雨と同じく女のようであるとは言っても普通に男の体で、いわゆる男らしい体つきとは呼べなくとも男と同じ体のつくりをしている。これは強い劣等感としてあるし、実際、女として見られるのは最初の内だけで男だと白状すれば誰もがそういう目を向けてきた。

 だがこの提督は男であっても好意を向けられている限り好意で返し、これが性的なものであるとわかってからも、こうして抱いてくれるし、求めてくる。

 時雨にとってこの提督は他に代えがたいもので、喜ばしいもので、正しく愛すべきものだと認識している。

「あ、あ、イグ、いぐ。いっちゃう、いっちゃうよ提督!」

 演技ではないが、無理をしてでも自分の状況を口に出して雰囲気を盛り上げる。そうすれば自分もより気持ちよくなれるし、提督も悦ぶということを知っている。

「ああ、ぐ……よし、よくしてやる。派手にいけよ」

 提督は竿を時雨の中に半刺し程度にして、親指の付け根を時雨のへその下、チンポの上、規定のところにおいて圧をかける。すでに時雨の体をよく知る提督の、慣れた行動である。

 そこで腰をゆっくりと円を描くように動かせば、時雨の前立腺が圧迫され、鈍い快感が大きく時雨の全身へ広がる。

「あ、あ、あ、ああああ、あっ――あっぐあ、ああああああああああ!」

 時雨は絶頂を覚え、伴って腸は無意識に力が入りぎゅうぎゅう提督の竿を締め付ける。それにより前立腺はさらに刺激され、提督も下腹部への圧迫を強める。

「ああああ! ああああ! ああああああああああああ!」

 射精を伴わない絶頂は、時雨を絶頂に押しとどめる。射精の快楽とは違う、持続性の快楽は思考能力を簡単に奪う。

 もはや言葉などでない。ただ騒ぐしかできない。全身に電撃が打ち込まれたようなきつい快感が爆発し、時雨は快楽以外のことが意識から消え去っている。

 時雨の脳髄には、攻撃的な快楽に蹂躙されることだけがフラッシュした。

「ぐう、いくぞ、時雨!」

 提督も締め付けられる快感に耐えられず、腰を強く打ち込んだ。

「お゚っ」

 喉をひねり潰されたかのように声が裏返り、意識の大部分が消し飛ぶ。抱えていた膝を支えられなくなり、脱力して投げ出してしまう。投げ出された脚は、提督の腕に引っかかる。

 時雨は前立腺の快楽から少し解放され、腸を削り取るような快楽を与えられ、強く打ち込まれた腰が陰嚢を叩き、まさしく苦痛と快楽の入り交じった感覚から、耐える暇もなく強烈な射精がされた。

 びゅるりと飛んだ精液は時雨自身を汚し、顔まで精液が付着している。それだけに止まらず、生成された精液のすべてを絞ってひり出しているかのようで、執務机や周囲を汚していく。これまでの快楽が射精とともに抜けて行くかのようで、それはとても心地よく、また激しく射精される感覚が、いわゆる射精での快感を強く引き立てる。

 ほとんど同時に、提督も時雨の中に果てる。時雨が射精するのに興奮を覚えたのか、長く、大量に時雨の中に吐き出した。膝が笑い、立っているのが難しくなり、そのまま時雨のほうに倒れる。

 提督の腕にかかっていた脚は、滑り落ちてそのまま投げ出された。

 提督は、まだびくびくと、出せるものがなくなっても小さく射精運動を続ける時雨のチンポを下腹部に感じながら、意識を感じさせない時雨の目を見た。陶酔しているようで、深く、長い呼吸に声が混ざる。

「あー……あー……」

 白痴のようにうなっているだけである。これが快感からもたらされた結果であり、その快感を与えたのが己であるとすれば、この状況に提督は充足感を覚えた。

 時雨の頭を撫でるように手を置き、口づけをすれば、時雨も応えるように舌を動かした。意識が飛んでいるような状態でも、性の快感には貪欲であるらしい。

 が、これからもう一戦というのはお互いに難しいものがあり、提督は早々に唇を離して頬をすりあわせるような位置に顔を移す。執務机の慣れた木のにおいと、時雨の甘いにおいが混ざった。

 しばらくそうしていると、時雨の意識も戻ってきたようで、だんだん呼吸が整ってきた。

 ただ、動くつもりはないのだろう。緩慢な動きで提督に抱きつき、脚を絡めて、提督に頬ずりを繰り返す。

 いつまでもそうしていたかった二人だが、しかしそれは許されない。

 ばん、と大きな音を立てて執務室の扉が開かれた。

「ちょっと司令官、いつまでそうしているつもり!?」

 ふわふわとした柔らかさを感ずる肩に掛かる程度の茶髪を跳ねさせながら、時雨よりも小柄で、どちらかというのなら幼いと言うべき少女がやってきた。

 どうやらこの状況をすでに把握しているようだが、提督も時雨も驚いた様子はない。

「雷か」

「早く服を洗濯しないと、精子がこびりついて洗いにくいんだから、さっさとお風呂に行って! ここも掃除しないとにおいがこもるしいろいろ飛び散っているんだから、ほらとっとと動く!」

 この雷と呼ばれた少女は暁型駆逐艦三番艦雷、その人型である。

 雷もまた特異型であり、しかし時雨のように男というのではない。世話焼きなのは間違いないし、その方向に少しぶっ飛んでいるだけだ。

「ほら司令官! 時雨も! はーやーくー!」

 準備がいい、と言うよりはそうするためにやってきたのだろう、掃除道具を用意してある。二人が執務机の上で絡まっている状態でできるようなものでもないと、提督を引きはがして立たせる。

 提督が下半身を丸出しにして竿を精液まみれにしていても、時雨の穴から多量の精液が流れ出していても、特に気にした様子はない。雷にしてみれば、割と見慣れた光景だ。

 力が抜けきってしまった全身に活を入れながら、けだるげに時雨が起き上がる。

「雷かい。まったく、無粋じゃないか。もう少し余韻に浸らせてくれても」

「そう言ってほっといたらずーっとつながりっぱなしでひっどいことになっていたじゃない。部屋の掃除したのは誰? 服を洗ったのは誰? 全部一人で後始末をしたのは誰?」

 時雨の、抗議と言うよりはすねたような言葉に重ねるように雷がさっさと言いつける。

「……雷です」

「自分で後始末するつもりがないんならこんなに飛び散らさなければいいじゃない。こういうふうにするからわたしが面倒見てあげているのよ。それとも自分でする?」

 時雨も男である以上、出すものを出さなければすっきり終えることができない。一気に放出するほうが気持ちいいし、提督の技量によってより多くの量をばかのように吐き出してしまうのだから仕方がない。

「いや、ごめんよ。ありがとう……うん」

 いちいち世話を焼いてくれることに文句はない。処理というか、後始末が面倒なのは誰もが知っていることだ。進んでやってくれる雷をないがしろにする理由は存在しない。

「ほら提督、おちんちん、どうするの? わたしがなめてあげようか?」

 間抜けにもズボンを上げていない提督に、気を利かせたのか雷が竿の後処理を申し出る。なんとも言えない表情で、どうするべきかと迷う。

「いや、ぼくがちゃんとお掃除するよ。提督、お風呂行こうか」

「今ズボンを上げたら精液まみれになっちゃうし、脱いで行っちゃえば? それと、脱いだものはこの籠に入れてね、すぐ洗っちゃうから」

 提督が言われるままにズボンを脱ぎ、雷は時雨に脱衣籠を渡す。

「この際裸で行けばいいか」

 時雨の発案で、この場で衣服を籠に入れて裸で浴場へと向かうことになる。

 少女のように見える少年が、筋骨隆々の父親のようにも見える男の腕に寄り添いながら腕と指を絡めながら全裸で歩き回り、しかも下半身を主に精液などでまみれさせているという光景はなかなかに犯罪的であるが、この鎮守府においてはそれほど奇妙な景色ではない。

 二人の出て行った執務室で、雷も特に仕事が変わるわけではないと、部屋の掃除に取りかかろうと腕まくりをして、ふと気づき、扉を開けて二人の背中に叫ぶ。

「時雨! ちゃんとお尻締めて、垂れ流さないようにね!」

 




 時雨はついててもついてなくても可愛い。
 いわゆる男の娘は好物なのですが、やっぱり女の子みたいな顔しててメスでおちんちんがちっちゃいほうがいいのです。ショタとは違うのです。

 設定は安定のねつ造。
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